本屋・ブックストアの店舗内装の費用相場|坪単価・内訳・見積の注意点

本屋・ブックストアの内装費用は、居抜きで坪15〜35万円スケルトンで坪30〜60万円が全国的な目安です。カフェ併設型やギャラリー型のセレクト書店では坪50〜80万円以上になることも。本屋は「本棚の設計」が内装費のすべてを決めると言っても過言ではない業態。棚の高さ・奥行き・素材・配置が空間の世界観と回遊性を左右し、そのまま売上に直結します。加えて本は重量があるため床の荷重対策が不可欠。本記事では坪単価の考え方からモデル予算、見積内訳、業態別(新刊書店・古書店・セレクト書店・カフェ併設等)の費用差、コストダウンの優先順位、届出、失敗事例、業者選びまで──本屋開業の内装費用をこの1本で解消します。

基本本屋・ブックストア 内装費用の全体像──何で決まるのか

本屋の内装費用は、主に以下の 5つの要素 が複合的に影響します。飲食店のような厨房設備は不要ですが、「大量の本を安全に陳列する棚」と「本の重量に耐えうる床」への対応が本屋固有のコスト要因です。

🏠

物件の状態
居抜き(前テナントの設備を活用)か、スケルトン(ゼロから施工)かで工事費が根本的に変わります。書店や物販店からの居抜きなら棚を流用できる可能性も。

📚

本棚の設計と数量
本屋のコストの核は「本棚」。壁面棚、中央の両面棚、面陳列棚──既製品かオーダー造作か、高さ・素材・棚数で費用が大きく変動します。

⚖️

床の荷重対策
本は1冊300〜500g。棚1本に100〜200冊並べれば30〜100kg。壁面いっぱいの本棚となると床にかかる荷重は数トンに。ビル上階では床荷重の確認が必須です。

💡

照明の設計
本の背表紙が読める明るさと、長時間いても疲れない光のバランス。棚の上部に照明を仕込む棚上照明は本屋ならではの演出です。

併設機能(カフェ・イベント・ギャラリー等)
近年の独立系書店は「本+α」が主流。カフェ併設なら給排水・厨房設備が追加。イベントスペースやギャラリー機能を持たせるかで設計が変わります。

結論として、「居抜きの小さな古書店」と「スケルトンからつくるカフェ併設のセレクト書店」では費用が 3〜5倍 開くことも珍しくありません。まずは業態と物件条件を整理しましょう。


表①坪単価の目安(居抜き/スケルトン/こだわり仕様)

施工タイプ 坪単価の目安 特徴・想定業態
居抜き物件 15〜35万円/坪 前テナントの棚を活用。古書店、小規模な街の本屋
標準スケルトン 30〜60万円/坪 本棚・照明・内装を新設。一般的な新刊書店・セレクト書店
こだわり仕様/カフェ併設型 50〜80万円以上/坪 造作本棚、カフェスペース、イベントスペース。独立系セレクト書店
本屋の坪単価は「本棚を既製品にするか造作にするか」と「カフェ併設の有無」で大きく変わります。既製品のスチール棚なら安価に済みますが、木製の造作本棚にこだわると棚だけで数百万円。カフェ併設は給排水+厨房設備で150〜400万円が追加されます。

表②坪数別モデル予算(10坪〜30坪)

本屋は棚の配置と通路幅で有効面積が決まります。10坪あれば小さなセレクト書店が実現可能です。

坪数 費用目安 想定される店舗規模
10坪 約200〜500万円 小さなセレクト書店、古書店。厳選した品揃えで個性を出す
15坪 約350〜750万円 街の独立系書店の標準サイズ。壁面棚+中央棚+レジカウンター
20坪 約500〜1,100万円 カフェスペースやイベントコーナーを設けるゆとりも
30坪 約700〜1,700万円 大型セレクト書店。カフェ併設+ギャラリー+イベントスペース

15坪モデルの費用内訳例(関東圏・スケルトン・セレクト書店)

費目 金額目安 補足
本棚・什器 60〜250万円 壁面棚、中央両面棚、面陳列棚、レジカウンター。既製品 or 造作で大差
内装仕上げ工事 50〜150万円 床材(フローリング・タイル)、壁材、天井
照明工事 20〜60万円 全体照明+棚上照明+スポットライト。本の背表紙が読める明るさ
ファサード・サイン工事 15〜50万円 扉、ショーウィンドウ、看板。「入りたくなる」外観づくり
空調工事 15〜40万円 エアコン。本の保管にも適切な温湿度管理
電気工事 15〜40万円 コンセント、レジ電源、照明配線
設計費 15〜40万円 棚の配置・回遊動線設計、照明計画、現場監理
合計 約190〜630万円 坪単価換算で約13〜42万円
上記はセレクト書店の参考値です。カフェ併設は給排水+厨房設備で150〜400万円が追加。古書店は棚の流用や中古棚の活用でさらに安価に開業可能です。

実際にどんな予算帯でどんな仕上がりになるか知りたい方は、本屋の内装デザイン事例を写真で比較するのが近道です。


深掘りなぜ費用が変動するのか──業態・本棚・床荷重・照明の影響

① 業態タイプ別の費用差

業態タイプ 坪単価の傾向 費用の特徴
新刊書店(独立系) 坪30〜60万円 取次との契約。棚の収容力と回遊動線が重要
古書店・古本屋 坪15〜40万円 中古棚の活用でコスパ◎。「味」のある空間が世界観に
セレクト書店(テーマ型) 坪30〜65万円 世界観の作り込みが命。造作本棚+面陳列で「見せる」設計
カフェ併設型ブックカフェ 坪40〜75万円 書店+カフェの複合。飲食営業許可+給排水+厨房設備が追加
雑貨+本の複合ショップ 坪30〜60万円 本と雑貨のゾーニング。什器の種類が多い
シェア型書店(棚貸し) 坪20〜45万円 棚を個人に貸し出す新モデル。棚の統一規格と番号管理が設計ポイント

② 本棚──本屋の「心臓部」

棚タイプ 費用目安(15坪の場合) 特徴
既製品のスチール書架 20〜60万円 図書館向けの業務用書架。コスパ最強。統一感のあるシンプルな売場
既製品の木製棚 40〜100万円 家具メーカーの木製棚。温もりのある空間に。サイズの制約あり
セミオーダー本棚 80〜180万円 サイズ・素材・色を指定。空間にフィットした棚が作れる
フルオーダー造作本棚 150〜350万円以上 完全オリジナル。壁一面の本棚、アーチ型、梯子付き等。世界観を徹底的に表現
中古棚・アンティーク家具の活用 10〜50万円 古書店との相性◎。「味」がある。状態と寸法にばらつきあり
本棚の「高さ」で売場の印象が決まる。天井まで届く高さ210cmの壁面棚は圧倒的な蔵書感を演出しますが、上段の本は手が届きにくく脚立が必要。中央棚は高さ150cm以下にして見通しを確保すると回遊性と安全性が上がります。

③ 床の荷重対策──本屋の「見えないコスト」

本の重量の目安 重さ
文庫本1冊 約150〜200g
単行本1冊 約300〜500g
壁面棚1本(6段×30冊) 約50〜100kg
15坪の書店全体の本の総重量 約2〜5トン
ビル上階での開業は床荷重の確認が必須。一般的なオフィスビルの床荷重は300kg/㎡程度ですが、壁面いっぱいに本棚を並べると局所的にこれを超えるケースも。物件契約前にビルの構造計算書で床荷重を確認し、必要なら棚の配置を分散させるか、1階の物件を選びましょう。

④ 照明──「背表紙を読む」ための投資

照明グレード 費用目安(15坪の場合) 内容
シンプル 10〜30万円 ダウンライト中心。均一に明るい空間
スタンダード 30〜60万円 全体照明+棚上照明。背表紙が読みやすく、長時間いても疲れない
こだわり仕様 60〜120万円 間接照明+棚上照明+スポット。ギャラリー的な演出。セレクト書店向き
棚の奥まで光が届く設計を。本棚の上段は照明が届きにくく暗くなりがち。棚の上部にLEDバーを仕込む「棚上照明」は本屋ならではの照明テクニックで、背表紙の視認性が格段に上がります。色温度は3500〜4000K(温白色〜白色)が本の色味を自然に見せる定番です。

⑤ 地域差・物件タイプ

条件 費用への影響
路面1階(商店街・住宅街) 本屋の理想立地。ショーウィンドウで本を「魅せる」。床荷重の心配も少ない
商業施設テナント 集客力は高いが内装制限あり。棚の高さ制限も確認
ビル上階 家賃は抑えやすいが床荷重の確認が必須。看板と導線も課題
住宅街の路面店 「わざわざ行きたい」コンセプトが必要。地域密着型に向く

実務見積の内訳──何が含まれるかを確認する

カテゴリ 含まれる主な項目
① 仮設・解体費 養生、既存内装の撤去、廃材処分
② 本棚・什器費 壁面棚、中央両面棚、面陳列棚、レジカウンター
③ 内装仕上げ工事費 床材、壁材、天井の仕上げ
④ 照明工事費 全体照明、棚上照明、スポットライト
⑤ ファサード・サイン工事費 扉、ショーウィンドウ、看板
⑥ 空調工事費 エアコン。本の保管に適した温湿度管理
⑦ 電気工事費 コンセント、レジ電源、照明配線
⑧ 設計費 棚配置、回遊動線、照明計画、現場監理
本屋特有の注意点:「本棚」が見積もりに含まれるか別途かは要確認。造作本棚を施工会社に依頼する場合と、既製品を自分で購入する場合で見積もりが大きく変わります。また床荷重の補強が必要な場合は追加費用が発生します。

内装・デザイン会社へまとめて相談すると、同じ要件で複数社から見積もりが届くため比較がしやすくなります。


注意追加費用が出る典型パターンと回避策

パターン なぜ起こるか 回避策
床荷重オーバーで棚の配置変更 ビル上階で床荷重を確認せず棚を設置し、ビル管理会社から是正指示 物件契約前に床荷重を確認。1階の物件を選ぶか棚の配置を分散
造作本棚の予算超過 「世界観のある本棚を」とフルオーダーに走り、棚だけで予算の半分以上 壁面は造作、中央は既製品のミックスが費用バランス◎
照明が暗くて背表紙が読めない 間接照明だけでは本棚の奥まで光が届かず、「暗い」「本が探しにくい」 棚上照明を設計段階で組み込む。均一な明るさで背表紙の視認性を確保
カフェ併設の追加費用 「ちょっとしたドリンクくらい」のつもりが給排水・換気・保健所の許可で想定外 カフェ併設は150〜400万円の追加を最初から予算に組み込む
予備費のすすめ:本屋は造作本棚の費用膨張と床荷重の補強で上振れしやすいため、総予算の 10〜15% を予備費として確保しましょう。

節約予算を抑えるコツ──優先順位の付け方

◎ 削りやすい箇所
  • 書店・物販店からの居抜き:棚・照明・レジカウンターを流用できれば最大の削減効果
  • 本棚は既製品+中古棚のミックス:業務用スチール書架は安価で頑丈。古書店なら中古の木棚も「味」に
  • 壁はそのまま or 塗装仕上げ:本棚で壁が隠れるため、壁の仕上げは最小限で済む
  • 天井はスケルトン仕上げ:ダクトや配管を見せるインダストリアルスタイル
  • 看板はシンプルに:手書きの看板、木製プレートで十分
✕ 削ると後悔する箇所
  • 照明の明るさ:暗い書店は「本が探しにくい」「居心地が悪い」の直接原因
  • 床材の耐久性:本を載せたブックトラックの往来に耐える床を
  • 通路幅:棚と棚の間は最低80cm、車椅子対応なら90cm以上を確保
  • ファサードの魅力:ショーウィンドウに「今月のおすすめ」を飾れる設計は集客に直結
  • 空調の温湿度管理:高温多湿は本の劣化(紙の変色・カビ)の原因

コストダウン策の優先順位まとめ

優先度 施策 削減効果の目安
★★★ 書店・物販店の居抜きを選ぶ スケルトン比で30〜50%削減も
★★★ 本棚は既製品+中古棚ミックス 造作棚比で50〜70%削減
★★☆ 壁は本棚で隠れるため最小限 壁仕上げ費を50%以上削減
★★☆ 天井はスケルトン仕上げ 天井仕上げ費をゼロに
★☆☆ 看板はDIY or シンプルプレート 看板費を50〜70%削減

資金融資・助成金・補助金の基礎知識

方法 概要 ポイント
日本政策金融公庫の融資 小売業の新規開業者向け融資制度 事業計画書が必須。取次との契約やターゲット層の明確さが重要
自治体の制度融資 各自治体の金融機関連携融資 創業融資の枠組みが利用可能
小規模事業者持続化補助金 販路開拓等の経費の一部を補助 内装費が対象になるかは年度・類型による
商店街の空き店舗活用補助金 商店街の空き店舗に出店する場合の補助 書店は商店街の活性化策として歓迎されやすい
クラウドファンディング 開業資金をCFで調達。「こんな本屋を作りたい」で共感を集める 本屋はCFとの相性が良く、開業前からのファンづくりにも効果的
本屋は内装費に加えて「初回仕入れ(書籍の在庫)」の資金が必要です。新刊書店の場合は取次(日販・トーハン等)との契約が必要で、初回配本の仕入れ原資が別途かかります。古書店は仕入れ価格が安い分、選書のセンスが勝負です。

契約原状回復・退去時コストの注意点

  • 原状回復の範囲は賃貸借契約書で決まる:「スケルトン返し」か「現状返し」かで費用が大きく異なる
  • 費用の目安:本屋の原状回復は坪あたり3〜8万円程度が目安。造作本棚の撤去が主な費用
  • 本棚の売却・転用:既製品のスチール書架は中古で売却可能。造作棚は売却しにくい
  • 「居抜き退去」の可能性:本棚・照明をそのまま引き渡せれば原状回復費を大幅削減

届出届出・許認可──本屋の開業手続き

本屋は営業許可が原則不要で、開業のハードルが低い業態です。ただし取扱商品や併設機能によっては届出が必要になるケースがあります。

開業に関連する届出・手続き

届出・手続き 届出先 備考
個人事業の開業届出 税務署 開業後1か月以内に提出。法人の場合は法人設立届
防火対象物使用開始届 消防署 内装工事着工の7日前までに提出

取扱商品・業態によって追加で必要な届出

取扱商品・業態 必要な許可・届出 届出先
古書・中古本の買取販売 古物商許可 警察署(公安委員会)
カフェ併設(飲食の提供) 飲食店営業許可+食品衛生責任者 保健所
食品の販売(菓子等) 食品衛生法に基づく届出 保健所
酒類の販売 一般酒類小売業免許 税務署
新刊書店は営業許可不要ですが、古書店(中古本の買取販売)には古物商許可が必要です。申請費用19,000円、審査期間は約40日。開業前に申請しておきましょう。カフェ併設は飲食店営業許可が別途必要です。

DIYDIY──本屋は「手づくりの空間」が似合う業態

本屋は手づくりの温もりや個性がそのまま世界観になる業態であり、DIYの効果が高いです。

◎ DIYしやすい作業
  • 壁の塗装:白、グレー、濃紺──本の背表紙を引き立てる背景色をDIYで
  • 簡易な棚の組み立て:既製品の書架やDIY棚の組み立て・設置
  • ディスプレイ・POP:手書きのPOP、おすすめ本のディスプレイは本屋の腕の見せどころ
  • 看板の制作:木製の手書き看板、黒板メニュー
  • ショーウィンドウの装飾:季節や新刊に合わせたディスプレイ
✕ プロに任せるべき作業
  • 造作本棚の設置:大型の壁面棚は荷重計算と固定方法が重要。転倒防止も
  • 電気工事・照明配線:棚上照明の配線は電気工事士に
  • 空調工事:エアコンの設置は専門業者に
  • ファサードの構造工事:扉の交換、ガラス工事は専門業者に
  • 床荷重の補強:構造に関わる補強工事はプロに
本屋のDIYで最も効果的なのは壁の塗装+既製品棚の組み立て+ディスプレイの3点セット。この3つをDIYするだけで40〜120万円程度の削減が見込めます。古書店やセレクト書店なら、DIYの手作り感がそのまま「この本屋だけの世界観」になります。

工期工期の目安と進め方

フェーズ 目安期間 やること
相談・要件整理 1〜2週間 コンセプト・品揃え・棚の方針を整理。施工会社の選定・相見積もり
設計・プランニング 1〜3週間 棚配置、回遊動線、照明計画、見積もり確定
棚の発注・制作 並行して2〜4週間 造作棚の制作、既製品の発注。納期の確認
施工 2〜4週間 解体→設備工事→内装仕上げ→照明→棚搬入・設置→クリーニング
書籍搬入・陳列 数日〜1週間 本の搬入、棚への陳列、POP作成、ディスプレイ
トータル 約1.5〜3か月 居抜き+既製品棚なら最短2〜3週間で開業も
書籍の搬入・陳列に意外と時間がかかる。15坪の書店でも数千冊の本を棚に並べる作業は2〜5日はかかります。ジャンル分け、面陳列の選定、POPの作成──開業前の最も楽しい時間でもあります。

失敗例失敗・トラブル事例3選──先人の後悔から学ぶ

事例①
造作本棚にこだわりすぎて予算の6割が棚に消えた

「壁一面のオーダーメイド本棚」にこだわり、造作本棚だけで全予算の6割を投入。照明は最低限のダウンライトのみ、ファサードは手つかず。結果、棚の奥が暗くて本が見にくい、外観が地味で通行人に気づかれない。照明の追加とファサード改修で約50万円。

→ 教訓:本棚は「壁面は造作、中央は既製品」のミックスが費用バランス◎。棚に予算を集中しすぎると照明とファサードが手薄になり、肝心の「本が見やすい・入りやすい」が損なわれる。

事例②
ビル2階で床荷重を無視──管理会社から棚の撤去を要求される

ビル2階のテナントで壁面全面に高さ210cmの本棚を設置。床荷重が建物の設計基準を超過していることがビル管理会社の点検で発覚し、棚の半分を撤去する事態に。棚の撤去と再配置で約30万円、蔵書量も半減。

→ 教訓:ビル上階での開業は必ず床荷重を確認。構造計算書でkg/㎡を確認し、棚の配置を分散させる。心配なら1階の路面店を選ぶのが最も安全。

事例③
通路幅が狭すぎて「すれ違えない」──ベビーカーも車椅子も入れない

蔵書量を最大化するため中央棚を詰め込み、通路幅が60cm以下になった箇所が複数。「すれ違えない」「ベビーカーで入れない」と苦情。棚の一部を撤去して通路を確保し、蔵書量を2割削減。

→ 教訓:通路幅は最低80cm、車椅子やベビーカー対応なら90cm以上。棚を詰め込みすぎると圧迫感で「居心地が悪い」印象に。蔵書量と快適さのバランスを設計段階で検討する。

選び方内装業者の選び方・相見積のコツ

📚

物販店・書店の施工実績
棚の設計、回遊動線、荷重計算──本棚を大量に設置する店舗の施工経験があるか。

💡

照明設計の提案力
棚上照明を含む本屋ならではの照明設計を提案できるか。

📋

見積もりの透明性
本棚の造作費、照明、ファサードの費用が明確に分離されているか。

🪵

本棚の製作力
造作本棚の木工技術、既製品と造作のミックス提案──棚の提案力が本屋の内装で最も重要。

📌 5つ目:相見積もりは最低2〜3社

同じ条件で複数社から見積もりを取り、金額だけでなく本棚の提案力・照明設計・ファサードのデザイン力も比較しましょう。

店舗内装ドットコムでは 7,000件超の内装事例を写真で比較 できるため、書店の施工実績がある会社を見つけやすくなっています。気になる会社があれば、本屋の内装デザイン事例・会社一覧からチェックしてみてください。


準備要件整理チェックリスト(そのまま相談に使える)

内装会社への相談前に以下を整理しておくと、見積もりの精度が格段に上がります。このリストはそのまま印刷・スクショして初回打ち合わせに持参できます。

📝 本屋開業 内装相談チェックリスト
  • 物件の状態:居抜き(前テナントの業態も記載)or スケルトン
  • 坪数・間取り:図面があればベスト。天井高と床荷重も確認
  • 業態タイプ:新刊書店 / 古書店 / セレクト書店 / カフェ併設 / シェア型書店
  • 蔵書の目安冊数:壁面棚と中央棚で何冊収容するか
  • 本棚の方針:既製品 / セミオーダー / フルオーダー造作 / 中古棚活用
  • 棚の高さ:壁面棚の最大高さ。中央棚の高さ(見通し確保の目安)
  • 面陳列棚の要否:表紙を見せて陳列する棚の量
  • レジカウンターの仕様:造作 or 既製品。包装スペースの要否
  • 照明の方向性:棚上照明の有無。全体の明るさと雰囲気
  • カフェ併設の有無:併設する場合は飲食営業許可・給排水・厨房設備が追加
  • イベントスペースの要否:トークイベント、ワークショップ対応の可動スペース
  • 古物商許可の申請状況:古書店の場合。済 / 申請中 / 未申請
  • 床荷重の確認:ビル上階の場合は構造計算書で確認済みか
  • 予算の上限:内装工事+棚+設計の合計(予備費10〜15%は別枠)
  • 開業希望時期:造作棚の制作期間も含めて逆算
  • デザインのイメージ:参考写真を5〜10枚用意(好きな書店の写真も有効)
  • 賃貸借契約の原状回復条件:スケルトン返し or 現状返し

事例事例でイメージを固める

費用相場やコストダウン策を理解したら、次は「どんな本屋にしたいか」を具体的にビジュアルで固めるステップです。

店舗内装ドットコムの本屋の内装デザイン事例・会社一覧では、業態別・規模別・予算帯別にさまざまな施工事例を写真で比較できます。

  • 壁一面の造作本棚が圧巻のセレクト書店の事例
  • カフェ併設で本に囲まれるブックカフェの事例
  • 古い建物の味を活かしたアンティーク調の古書店の事例
  • シェア型(棚貸し)で個性が集まる新しい本屋の事例
  • 居抜き+DIYでコストを抑えた小さな本屋の事例

FAQよくある質問

Q1. 本屋の内装費用の相場はどのくらいですか?
居抜きで坪15〜35万円、スケルトンで坪30〜60万円が目安です。15坪のセレクト書店なら190〜630万円前後。本棚を造作にするかどうかで大きく変動します。

Q2. 本棚は造作と既製品どちらがいいですか?
コスパ重視なら既製品のスチール書架、世界観重視なら造作。多くの場合「壁面は造作、中央は既製品」のミックスが最もバランスが良いです。古書店なら中古棚やアンティーク家具の活用も。

Q3. 床荷重はどのくらい確認すべきですか?
15坪の書店で本の総重量は約2〜5トン。一般的なオフィスビルの床荷重は300kg/㎡程度なので、壁面いっぱいに棚を設置すると超過するケースも。物件契約前にビルの構造計算書で確認を。1階の路面店なら心配は少ないです。

Q4. 営業許可は必要ですか?
新刊書店は営業許可不要。古書店(中古本の買取販売)は古物商許可(19,000円、審査約40日)が必要。カフェ併設は飲食店営業許可が別途必要です。

Q5. 工期はどのくらいかかりますか?
スケルトンで1.5〜3か月、居抜き+既製品棚なら最短2〜3週間。造作棚を依頼する場合は制作期間(2〜4週間)を見込みましょう。書籍の搬入・陳列にも2〜5日かかります。

Q6. カフェを併設する場合の追加費用は?
給排水+簡易厨房+飲食営業許可で150〜400万円の追加が目安です。ドリンクのみなら比較的安価。フードメニューを充実させると厨房設備のコストが上がります。

Q7. 照明で気をつけるポイントは?
棚の奥まで光が届く「棚上照明」が本屋ならではの重要テクニック。色温度は3500〜4000K(温白色〜白色)が背表紙を自然に見せる定番。長時間いても疲れない明るさを意識して。

Q8. DIYでどのくらいコストダウンできますか?
壁の塗装+既製品棚の組み立て+ディスプレイをDIYすれば40〜120万円程度の削減が見込めます。古書店やセレクト書店なら、DIYの手作り感がそのまま世界観になります。

Q9. シェア型書店(棚貸し)の内装のポイントは?
棚を統一規格で揃え、番号を付けて管理する設計がポイント。各棚オーナーが自由にディスプレイできるよう、棚の高さと奥行きを標準化します。共用のレジ・会計スペースも必要です。

Q10. 予算オーバーを防ぐ最も効果的な方法は?
造作本棚に予算を集中しすぎないこと。壁面は造作、中央は既製品のミックスが費用バランス◎。書店・物販店の居抜き物件で棚を流用できれば最大の削減効果。予備費は10〜15%確保を。


次の一歩まずは事例を見て、相場感をつかみましょう

本屋の内装費用は、本棚のグレード・床荷重対策・カフェ併設の有無で大きく変わります。後悔しないためには──

理想の本屋を実現する3ステップ

1相場感をつかむ → 2事例でイメージを固める → 3複数社の見積もりを比較

本屋内装の事例・会社一覧を見る

要件を入力して内装会社に一括提案依頼する(無料)

店舗内装ドットコムなら7,000件超の施工事例を写真で見比べて、
気になる会社にそのまま一括提案依頼が可能です。


×
お問い合わせ
×
お問い合わせ