店舗内装デザイン業者に
無料で一括見積もり相談
業種・エリア問わず対応。
全国の内装業者から最適な1社を比較できます。
※ご利用無料・ご相談だけでもOK・契約義務なし
📋 この記事でわかること
- コインランドリー開業の総投資額レンジ(20坪で4,000〜5,000万円)と坪単価相場
- 機器費用(2,000〜2,500万円)と内装・設備工事費の内訳
- 物件契約前に必須の給排水・給湯負荷設計チェックシート
- 電気容量の計算式と主幹ブレーカーの選び方
- 10〜15年の建物寿命を左右する防水・防湿設計のポイント
- クリーニング業法・建築基準法・消防法などの関連法令と届出
- 日本政策金融公庫の融資制度・事業再構築補助金などの資金調達方法
コインランドリーの内装費用の具体的な金額はコインランドリーの内装デザイン事例・会社一覧で地域別・会社別にご確認いただけます。
目次
1. コインランドリー開業の全体像と市場動向
コインランドリーは、共働き世帯・単身高齢者の増加、布団や大物洗いニーズの定着を背景に、近年出店が拡大している業態です。業態の特性として、無人運営が可能・日商が比較的安定しやすい一方で、初期投資が大きく、立地に大きく依存します。参考:総務省 家計調査で公表される家事関連支出の傾向も、出店エリア選定の基礎資料になります。
コインランドリー開業は、クリーニング業法上の「コインオペレーションクリーニング営業」として保健所への届出が必要です。法令はクリーニング業法(e-Gov法令検索)、所管は各自治体の保健所です。運営上の衛生管理についても同法の定めに従う必要があり、衛生管理責任者の選任が求められます(資格要件なし、常駐または直ちに管理可能な距離に在住など)。個別案件の適用は所管保健所へご相談ください。
2. 内装費用の相場|坪単価と総額レンジ
コインランドリーの初期投資は、機器費用が総額の過半を占める特徴があります。坪単価だけでは全体像を把握できないため、機器費用と建築/内装費用を分けて考えることが重要です。
物件タイプ別:内装工事の坪単価レンジ(機器除く)
居抜き(同業態)
30〜50万円/坪
スケルトン(標準)
50〜80万円/坪
スケルトン(高仕様)
70〜100万円/坪
更地新築(鉄骨平屋)
70〜90万円/坪
規模・物件形態別:総投資額レンジ(土地・運転資金除く)
詳細な内装費用の事例は店舗内装費用の相場ガイドもあわせてご確認ください。
3. 工事項目別の費用内訳
コインランドリーは「機器費用が総投資の50%以上を占める」「水回り・電気容量が重い」の2点で、他業態と決定的に異なります。以下は20坪物件の一般的な目安です。
各工事項目の内容
- 機器費用(2,000〜2,500万円):15〜27kg洗濯乾燥機・乾燥機・集中精算機・両替機。20坪で10〜15台が目安。
- 給排水・衛生設備工事(300〜600万円):給水・排水・給湯器・トラップ・通気管・床排水グレーチング。水圧と流量確保が肝。
- 電気設備工事(200〜500万円):主幹契約増設・分電盤・三相200V回路・LED照明・監視カメラ・Wi-Fi。
- ガス設備工事(100〜300万円):ガス引込・配管・ガス栓。都市ガス/LPで大きく異なる。電気式のみなら不要。
- 換気・排気ダクト(150〜300万円):乾燥機排気ダクト・換気扇・給気口。ダクト径と長さ、結露対策が重要。
- 内装仕上げ(300〜600万円):防水床材(ビニル床シート)・不燃耐水壁・天井。長尺防滑シート推奨。
費用を圧縮する4つの観点
- 同業態からの居抜き:給排水・電気幹線を活用できると500万〜1,000万円圧縮
- 機器リース活用:初期投資を月額化(ただし総額は購入より高くなる傾向)
- 機器メーカー・FCの提案プラン比較(加盟料・縛り条件に注意)
- 更地新築より店舗賃貸のほうが初期投資は抑えられるケースが多い
4. 開業までの全体ステップ
物件契約から開業まで4〜8ヶ月が一般的です。更地新築の場合は建築確認申請が入るため、さらに2〜3ヶ月を加算してください。
- STEP01 事業計画・市場調査・立地選定:商圏人口・競合店舗・交通量・視認性を調査。3〜6週間。
- STEP02 物件契約・用途確認:用途地域・水道引込容量・電気容量・排水経路を確認。2〜4週間。
- STEP03 設計・施工会社/機器メーカー選定:3社相見積り。FC加盟の場合は加盟条件確認。3〜6週間。
- STEP04 内装工事・設備導入:給排水・電気・ガス・機器搬入設置。6〜10週間。
- STEP05 保健所届出・開業:コインオペレーションクリーニング営業届を保健所へ提出。開業日原則。
5. 【独自論点①】給排水・給湯負荷設計チェックシート
コインランドリーの設計で最も見落とされがちなのが、給水・給湯・排水の負荷計算です。水圧不足や排水溢れは、開業直後のクレームと機器故障を招きます。法令上の前提は水道法(e-Gov法令検索)と下水道法、厚労省生活衛生関連情報をご参照のうえ、個別の適用は所管水道局・保健所・専門家へご相談ください。
給水・給湯・排水の負荷計算式(目安)
・給水量 = 1サイクル使用水量 × 同時稼働台数 × 稼働時間
・給湯温度:温水コース用の給湯器容量は 32〜40号以上 が目安
・排水口径:床排水は φ75〜100mm/本管接続口径を事前確認
・水圧:動水圧 0.15〜0.30MPa を機器入口で確保(要水道局協議)
・通気管:排水詰まり防止のため通気管を各機器系統に配置
例)20坪・洗濯乾燥機8台+乾燥機6台
- 洗濯乾燥機 平均 120L/サイクル × 8台 同時 = 960L/時 程度の給水ピーク
- 給湯器:40号給湯器を1〜2台想定(メーカー推奨機種は機器ごとに確認必須)
- 床排水:中央グレーチング+機器下個別排水でオーバーフロー分散
- → 水道メーター口径・本管能力を水道局で事前確認
給排水・給湯のチェックシート(8項目)
- 物件の水道メーター口径(13〜25mm等)を契約確認書で把握したか
- 設置予定機器の給水量・給湯温度・排水量をメーカー公称値で集計したか
- 同時稼働台数(ピーク時)で給水量が主管容量を超えないか
- 床排水のφ(口径)と本管接続の勾配・詰まり対策を計画したか
- 通気管の配置で排水詰まりリスクが分散されているか
- 給湯器の号数(24/32/40号)・ガス種別を機器に合わせて選定したか
- 所管の水道局・下水道局へ事前協議を行ったか
- メーター口径増設が必要な場合、負担金と工期を見込んだか
6. 【独自論点②】電気容量の設計計算(主幹アンペアとブレーカー構成)
コインランドリーは電気容量の重い業態です。電気式乾燥機は特に消費電力が大きく、主幹契約容量が不足すると機器同時稼働時に主幹ブレーカーが落ち、営業停止に直結します。電気関連の法令前提は電気事業法(e-Gov法令検索)、詳細は電力会社・電気工事士と協議が必要です。
電気容量の計算式(目安)
・総消費電力 = Σ(機器消費電力 × 同時稼働係数)+ 照明 + 空調 + その他
・主幹A = 総消費電力(kW) × 1000 ÷(電圧 × 力率 × √3)
・三相/単相:大型乾燥機は三相200V/小型機器・照明は単相100/200V
・ブレーカー:機器ごとに専用回路(分電盤での系統分離)
・安全率:計算値に 1.2〜1.5倍 の余裕をもって契約容量を決定
例)電気式乾燥機 4.5kW × 6台 + 洗濯乾燥機 3kW × 8台 + 照明・空調合計5kW
- 総消費電力 ≒ (4.5×6×0.7) + (3×8×0.7) + 5 = 約 41.7kW
- 三相200V・力率0.9での電流 ≒ 41,700 ÷ (200×0.9×1.732) ≒ 約134A
- → 主幹契約 150〜200A(三相)を電力会社と協議
7. 【独自論点③】防水・防湿の材料選定と防水層設計
コインランドリーは業界随一の高湿度環境で、乾燥機の排気熱+洗濯機まわりの水濡れ+床排水からの跳ね返りで、建物本体が傷みやすい業態です。床・壁・天井・排気ダクト周りの防水防湿設計が、10〜15年の建物寿命を左右します。
部位別の材料選定と施工法
床材(最重要)
長尺ビニル床シート
壁材(腰高)
耐水ボード+塗装
天井・排気ダクト
結露対策必須
防水層設計のチェックシート(8項目)
- 床は防滑性能の高い長尺ビニル床シート(厚み2mm以上)を採用したか
- 床の立ち上がり(巾木部)を100mm以上確保し壁接続したか
- 床目地は熱溶接でシールし、防水層を連続させたか
- 中央に床排水(グレーチング)を配置し勾配をとったか
- 腰高(1,200mm)まで耐水ボード+耐水塗装を使用したか
- 乾燥機の排気ダクト周りに断熱被覆を施したか
- 常時換気(機械換気)で湿気を外部に逃がす計画としたか
- 機器搬出入・メンテナンス時の床保護計画を持っているか
8. 物件選定のチェックポイント
コインランドリー物件はインフラキャパシティ > 立地 > 家賃の優先順位で選定するのが鉄則です。以下の点を必ず事前確認してください。
- 水道メーター口径:20mm以上推奨(13mmは増設前提)
- 電気引込容量:主幹150〜200A以上、または受電設備増設の余地
- ガス引込:ガス乾燥機採用時は都市ガス/LPの種別・配管可否確認
- 排水本管:近接位置と口径、勾配確保の可否
- 用途地域:住居専用地域では出店制限の可能性
- 視認性・動線:通行量、駐車場、幹線道路からの視認距離
- 建物構造:機器重量(1台数百kg)に耐える床スラブ強度
- 排気経路:乾燥機排気を外部に排出できる屋外壁/屋根
- 居抜き物件:前業種の設備が流用できるか現地確認
9. 法規制と関連法令
コインランドリー開業で押さえるべき主要法令は以下のとおりです。個別案件の適用判定は所管行政・専門家へご相談ください。
クリーニング業法
クリーニング業法(e-Gov法令検索)および各自治体条例により、コインランドリー(コインオペレーションクリーニング営業)は保健所への届出が必要です。衛生管理責任者の選任・施設の衛生保持・洗濯機の定期点検等が義務付けられています。詳細は厚生労働省「生活衛生関係」および所管保健所へご相談ください。
建築基準法(用途変更)
既存建物をコインランドリーに用途変更する場合、床面積200㎡超の用途変更は確認申請が必要になることがあります。国土交通省「用途変更に関する情報」、法文は建築基準法をご確認のうえ、所管特定行政庁(建築指導課)へ事前相談してください。
消防法
不特定多数が利用する施設として、消防法に基づく防火対象物区分の判定を受け、床面積・階数・収容人員に応じて自動火災報知設備・誘導灯・消火器等の設置が必要です。ガス乾燥機を使用する場合は特に慎重な協議が必要で、所管消防署へご相談ください。
水道法・下水道法
給水計画は水道法、排水計画は下水道法の定めに従います。メーター口径増設や排水本管への接続には事前協議・負担金が発生することが多いため、水道局・下水道局へ早期の確認が不可欠です。
10. 資金調達と補助金
総投資4,000万円超の業態のため、自己資金+融資+機器リースの組み合わせが一般的です。自己資金3割が目安、融資は日本政策金融公庫 新規開業・スタートアップ支援資金・地銀融資・信用保証協会付き融資が中心です。補助金は運用コストが高いため、補助金ありきの計画は避けるのが鉄則です。
- 日本政策金融公庫 新規開業・スタートアップ支援資金:融資限度額7,200万円(うち運転資金4,800万円)、条件あり
- 事業再構築補助金:業態転換・新分野展開向け。申請要件多く要専門家支援
- 機器リース/メーカー提携ファイナンス:初期投資を月額化(総額は高め)
- 自治体独自の開業補助金:自治体により金額・要件が大きく異なる
制度の最新情報はJ-Net21(中小機構「起業マニュアル」)をご確認ください。内装工事・機器購入費は原則減価償却資産として処理します(建物付属設備・機械装置)。耐用年数・償却方法の詳細は国税庁タックスアンサー(減価償却のあらまし)および税理士にご確認ください。
よくある質問(FAQ)
3〜5坪の物置型(コンテナ式)でも可能ですが、機器台数が限られます。一般的な中規模運営は15〜25坪で、10〜15台の機器を設置します。
特別な国家資格はありませんが、衛生管理責任者の選任が必要です(資格不要、常駐または近隣在住)。法令の詳細は所管保健所へご相談ください。
コインオペレーションクリーニング営業届を開業日までに所管保健所へ提出します。施設平面図・機器仕様・衛生管理責任者の情報を添付します。自治体で様式が異なるため、事前に保健所へご確認ください。
初期投資は電気式が低い傾向、ランニングコスト(都市ガス地域)ではガス式が有利な傾向です。物件の電気容量・ガス引込の可否、機器メーカーの推奨構成を勘案して選定してください。
物件契約から開業まで4〜8ヶ月が一般的です。更地新築の場合は建築確認申請で +2〜3ヶ月、電気容量増設が必要な場合は +1〜3ヶ月を見込んでください。
自治体と現場状況により大きく変動しますが、負担金・工事費合計で数十万〜数百万円が目安です。事前に所管水道局で見積を取ってください。
商業地域・近隣商業地域・準工業地域等が一般的です。住居専用地域では制限があるため、事前に所管特定行政庁(建築指導課)で確認してください。
①同業態居抜き物件の活用、②機器リース活用、③10坪程度の小規模店舗、④FC加盟ではなく独立開業(加盟料なし)、⑤複数社相見積り——が代表的です。ただし、品質・耐久性とのトレードオフを必ず検討してください。
まとめ|設備負荷と防水で開業後10年の収支が決まる
コインランドリー開業は、機器費用が総投資の過半を占める特殊な業態です。勝敗を決めるのは①給排水・給湯の設備負荷計算/②電気容量の設計/③防水防湿の材料選定の3点で、これらを契約前に徹底確認できるかが、開業後10〜15年の収支と建物寿命を左右します。
- 物件候補を絞る前に、水道メーター口径・電気引込容量・排水本管を確認したか
- 20坪スケルトンで総投資 4,000〜5,000万円の予算計画を作成したか
- 機器費用 2,000〜2,500万円を購入/リースのどちらで調達するか決めたか
- 給排水・給湯・電気の負荷計算を設備設計者と実施したか
- 床は長尺ビニル床シート+立ち上がり100mm以上の防水設計にしたか
- クリーニング業法・建築基準法・消防法・水道法の関連確認を済ませたか
- 日本政策金融公庫・地銀・機器リースなど資金調達の組み合わせを検討したか
- 複数社の相見積もりで費用感と施工品質を比較検討したか
費用目安は20坪スケルトンで総額 4,000〜5,000万円、小型居抜きで 2,000〜3,000万円、物置型で 2,000〜2,500万円 が一般的なレンジです。数値は一般的な目安であり、最終判断は所管行政・施工会社・建築士・税理士等の専門家へご相談のうえ行ってください。
物件候補が決まった段階で、水道局・電力会社・保健所への事前協議と、複数社相見積りを強く推奨します。店舗内装ドットコムでは、コインランドリー開業に対応できる内装業者に一括で相談できます。
条件にぴったりの内装業者を
無料で選定します
店舗内装の見積もり相談に特化。
店舗・予算・エリアに合った業者を提案します。
※ご利用無料・ご相談だけでもOK・契約義務なし
