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30秒・無料:イタリアンの内装費用シミュレーター
「自分のイタリアン、内装にいくらかかる?」を最初につかみましょう。業態・ピザ窯(薪/ガス/電気/なし)・坪数・ワインセラー・物件を選ぶと、厨房・ピザ窯を主役にした開業総額の目安が、47都道府県の地域係数つきで出ます。イタリアンは汎用厨房と違い、ピザを出すか(ピザ窯)と業態で費用が決まるのが特徴です。
金額はあくまで概算ですが、ピザ窯の方式や業態で総額が大きく開くことが分かります。とくにイタリアンは厨房・ピザ窯が主役で、薪窯にすると本体だけでなく排煙ダクトも必要になり費用が跳ねます。まずは自分の構想に近い条件で動かし、設備比率やピザ窯による排煙の違いを確かめてください。
イタリアンの内装費用シミュレーター
30秒・無料業態・ピザ窯・坪数から、厨房・ピザ窯が主役の開業総額の目安がわかります。
この条件での開業総額の目安
―〜―万円
厨房・ピザ窯・排気・内装・ワイン・物件・運転資金の合計概算
坪数別の早見表(現在の条件・―)
この試算の前提と注意事項
※金額は概算です。実額はピザ窯の方式、物件の状態(同じイタリアンの居抜きか)、ワインセラーの容量で変わるため、最終的には複数社の見積もりで確定してください。開業全体の流れはイタリアンの開業ガイド、費用の全体像は店舗内装の費用相場ガイドもどうぞ。
費用を決める「2つの軸」(業態×ピザ窯)
イタリアンの内装は「デザインをどうするか」から考え始めがちですが、費用を本当に動かしているのはその前段です。「業態」と「ピザ窯」の2軸で、費用と設計の大枠はほぼ決まります。シミュレーターも、この2軸を入力させて金額の段差を見せる仕組みです。
軸1:業態(厨房・客単価・内装)
気軽なトラットリアか、高級リストランテか、石窯のピッツェリアか、パスタ専門かで、必要な厨房・客単価・内装グレードが変わります。トラットリアは客単価2,500〜5,000円で大衆的、リストランテはコース中心で8,000〜20,000円・食材やワインへの投資が大きく内装も高級感が必要です。同じ20坪でも、大衆的なトラットリアと高級リストランテでは厨房も内装も別物になります。
軸2:ピザ窯(薪/ガス/電気/なし)
ピザを石窯で焼くかどうか、薪窯かガス窯かで、厨房費と排煙が大きく変わります。ピザがメニューの主役なら窯への投資は集客の核になり、脇役なら省スペースな方式で十分です。薪窯は本体100〜400万円に加えて立派な排煙ダクトが必須、ガス窯は本体・工事込み100〜200万円、電気式小型は数十万円で排気不要、ピザを出さないなら窯は不要。これがイタリアン最大の費用分岐です。ピザ窯は途中で薪からガスへ替えるのも大掛かりなので、開業前に方式を決めておくのが安全です。
イタリアンは「厨房・ピザ窯が主役」
一般の飲食店も厨房に費用がかかりますが、イタリアンはピザ窯と業態で厨房費が決まるのが特徴。だから費用は「業態 × ピザ窯 × 坪数 × ワインセラー × 物件」で決まります。坪単価だけ見ても、ピザ窯の方式が抜け落ちると見積もりが大きくずれます。とくに薪窯は本体と排煙ダクトをセットで考えないと、想定外の追加費用になりがちです。逆に、ピザを出さない構成なら厨房をぐっと軽くでき、その分を内装や立地に回せます。
まずは業態とピザ窯を入れて、複数社の見積もりで費用配分を見比べてみましょう。
費用相場・坪単価(業態で変わる)
イタリアンの費用は「厨房・ピザ窯・排気・内装・ワイン・物件・運転資金」の合計です。中でも厨房・ピザ窯が主役なのがイタリアンの特徴。まずは費目の全体像と坪単価をつかみましょう。
厨房・ピザ窯は主役の費目でピザ窯と業態で決まり、排気・ダクトは薪窯だと立派な排煙ダクトが必須、内装・客席は床壁天井と客席・世界観、ワインセラーは高級イタリアンの象徴、物件取得は保証金・礼金、運転資金は開業後しばらくの家賃・人件費の余力です。坪単価だけで資金計画を立てると不足しがちなので、合計で見るのが基本です。ピザ窯と排煙は坪数に比例しにくく、方式の選択で大きく動くため、坪単価だけでは読めません。
業態別・物件別の坪単価の目安
イタリアンの内装費用は坪単価30〜50万円程度が目安で、物件の種類によって大きく変わります。スケルトンは箇所別で給排水25万円〜・天井壁床120万円〜・電気35万円〜、居抜きは坪15〜30万円が目安です。同じ坪数でも、高級リストランテと大衆トラットリアでは内装のグレードが違うため、坪単価の幅も広くなります。
リストランテ
- 特徴高級感・ワイン投資大
トラットリア
- 特徴大衆的・回転重視
居抜き全般
- 特徴同業態なら設備流用で安く
※居抜きで前テナントと同業態なら、冷蔵庫・キッチン・水道まわりなど多くの設備を準備せずに済み、さらに安くできます。費用の全体像は店舗内装の費用相場ガイドもどうぞ。
坪単価より「厨房・ピザ窯」が主役
🍕 ピザ窯と業態で厨房費が決まる
イタリアンの内装費は、汎用厨房と違ってピザ窯と業態で厨房費が決まります。ピザを石窯で焼くなら薪窯(本体100〜400万円+排煙ダクト必須)かガス窯(本体・工事込み100〜200万円)、パスタ専門なら専用の茹で釜…と、メニュー構成で厨房が大きく変わります。上のシミュレーターは、この厨房・ピザ窯を主役に、設備比率(工事費の何%か)も表示します。
イタリアンの費用はここが特徴
- 厨房・ピザ窯が工事費の主役。ピザを出すか・薪かガスかで激変
- 薪窯は煙を外へ出す立派な排煙ダクトが必須で、排気も重くなる
- 業態で客単価が大きく違う(トラットリア2,500〜5,000円 vs リストランテ8,000〜20,000円)
- 前テナントが同じイタリアンの居抜きなら、ピザ窯・厨房を流用でき大きく節約
まずは複数社の見積もりを取って、相場と費用配分を見比べてみましょう。
業態別の違い(リストランテ・トラットリアほか)
イタリアンは業態で厨房・客単価・内装グレードがまったく違います。シミュレーターと同じ2グループで、業態ごとの要点を見ていきましょう。
気軽・回転(大衆的・回転型)
気軽にイタリアンを楽しめる業態。客単価は抑えめで、回転率とリピート率が収益の鍵です。
トラットリア
気軽にイタリアン料理を楽しめる大衆的な業態。パスタ・ピザが中心で客単価2,500〜5,000円。温かみのある親しみやすい内装が向き、回転率とリピート率が重要です。木やレンガ、アンティーク調の小物などで、入りやすく長居しやすい空気をつくります。
パスタ専門
パスタに特化した専門店。ランチの回転率が高く客単価900〜1,500円。専用の茹で釜で効率を上げ、夜はワインとアンティパストで客単価アップを狙います。厨房はコンパクトにまとめやすい業態です。ランチで数をこなし、夜は一品料理とワインで滞在を延ばすなど、時間帯で使い分ける設計も有効です。
カジュアル(バル)
立ち寄りやすいカジュアルイタリアン・イタリアンバル。ワインと小皿で気軽に楽しむスタイルで、内装は明るくお洒落にまとめます。回転とワインの単価で収益を作ります。オープンキッチンやカウンターを取り入れると、一人客も入りやすく賑わいも演出できます。
専門・高級(こだわり型)
専門性や高級感で選ばれる業態。厨房や内装、ワインへの投資が大きくなります。
リストランテ
コース料理中心の高級イタリアン。客単価8,000〜20,000円で、食材・ワインへの投資が大きく内装も高級感が必要です。ゆったりした客席、見せるワインセラー、上質な素材が世界観をつくります。席間隔をゆったり取り、落ち着いた照明にすることで、高い客単価に見合う体験を提供します。
ピッツェリア
ナポリピザを石窯で焼く専門店。薪窯またはガス窯の設置が特徴的で、テイクアウトとの相性も良い業態。窯を見せる設計が集客にもつながりますが、薪窯なら排煙ダクトが必須です。炎が見えるオープンな厨房はそれ自体が店の看板になり、待ち時間も楽しい空間になります。
どの業態でも共通するのは、業態とピザ窯を最初に固めること、メニュー構成に合った厨房を組むこと、そして世界観を業態に合わせて一貫させることです。業態を途中で変えると厨房も内装もやり直しになるため、初期設計の精度がそのまま費用に直結します。迷ったら、開きたいイタリアンの業態を絞り、同じ業態の内装事例を10件以上見比べて方向を固めるのが確実です。
業態に合った厨房・世界観は、イタリアンの実績がある会社に相談するのが近道です。
ピザ窯(薪・ガス・電気・なし)と排煙
イタリアン最大の費用分岐が、ピザ窯です。ピザを石窯で焼くか、薪かガスか電気か、出さないか——この選択で厨房費と排煙が大きく変わります。
方式ごとの費用と排煙
薪を使ったピザ窯は火が大きく大掛かりになりがちで導入費用も高額、平均相場は100万円からで、こだわると400万円程度まで。本場イタリアから導入するとさらに高くなります。ガスを使った業務用ピザ窯は本体・工事費込みで100〜200万円ほど。電気式は電源さえあれば設置場所の制限が少なく排気設備も不要で、小規模店舗や都市部のレストランで人気です。焼ける枚数や火力は方式で変わるため、想定する提供数とコンセプトから窯を選びます。薪窯は風味とライブ感で集客力があり、ガス窯や電気式は省スペースと安定運用が魅力です。ピザを主力にするか脇役にするかで、最適な方式は変わります。
ピザ窯の方式と費用の目安
- 薪窯:本体は100万円から、こだわると400万円程度まで。煙を外へ出す立派な排煙ダクトが必須で、3ヶ月置きの清掃も要る
- ガス窯:本体・工事費込みで100〜200万円ほど。温度調整が容易でメンテも楽
- 電気式小型:数十万円〜で、排気設備が不要なことが多い。都市部・小規模向け
- ピザを出さないなら窯は不要。パスタ・グリル中心の厨房に
🔥 薪窯は「排煙ダクト」とセットで考える
本場ナポリの薪窯は500度近い高温で1分ほどで焼き上げられ風味も格別ですが、薪を燃やす煙を店の外へ排気する立派な排気ダクトの取り付けが必須です。少なくとも3ヶ月置きにダクト内の清掃も必要で、薪のストックも要ります。だから薪窯は「本体+排煙ダクト」をセットで見積もるのが鉄則。費用を抑えたいならガス窯や電気式が現実的で、上のシミュレーターでも薪/ガス/電気を切り替えると排気の金額が連動して変わります。
ピザ窯と排煙の設計は、イタリアンの実績がある会社に図面を引いてもらうと安心です。
厨房設備(強火コンロ・オーブン・茹で釜)と設備比率
ピザ窯と並ぶ厨房の中身が、強火コンロ・オーブン・パスタ茹で釜・パスタマシンです。メニュー構成によって必要な機器が変わります。
メニュー構成で変わる厨房設備
イタリアンの厨房設備はメニュー構成によって大きく変わります。厨房の広さは客席の取れる面積に直結するため、必要な機器を絞ることが席数の確保にもつながります。パスタ中心ならガスコンロと大型鍋、ピザも提供するなら石窯。パスタ専門なら専用の茹で釜が効率的で、自家製パスタを提供するならパスタマシン、手打ちなら作業台と乾燥ラックも必要です。火力の強いコンロ・オーブンが要ります。厨房は一度作ると変えにくいので、将来のメニュー拡張も見込んでレイアウトします。厨房機器は新品にこだわらず、状態の良い中古を組み合わせると初期費用を抑えられます。
イタリアンの厨房設備で押さえる点
- パスタ中心ならガスコンロと大型鍋、ピザも出すなら石窯
- パスタ専門なら専用の茹で釜が効率的(回転が上がる)
- 自家製パスタならパスタマシン、手打ちなら作業台と乾燥ラックも
- 火力の強いコンロ・オーブンが要る。中古厨房機器で初期費用を抑える手も
🍝 「設備比率」で厨房への偏りを見る
イタリアンは厨房・ピザ窯が工事費の主役になりやすく、ピッツェリアやトラットリアでは設備比率(厨房・ピザ窯が工事費に占める割合)が高くなります。逆にリストランテのように内装の高級感に投資する業態では、相対的に内装の比率が上がります。上のシミュレーターでこの設備比率が出るので、自分の構想が「厨房寄り」か「内装寄り」かを確かめて、予算配分の判断に使ってください。
厨房設備の構成は、複数社に提案・見積もりを出してもらうと最適化できます。
ワインセラーとワインの見せ方
高級イタリアンの象徴が、ワインセラーです。客席から見える位置に置くとディスプレイ効果が大きく、ワインの利益が原価率のバランスを取ります。ワインを強みにするなら、見せ方と品揃えの両方に投資する価値があります。
ワインセラーの容量と見せ方
ワインセラーは50〜200本収容で、店の規模とコンセプトで容量を決めます。ワインリストの幅は店の個性に直結するので、提供したいワインの種類数から逆算して容量を選ぶと無駄がありません。客席から見える位置に設置するとディスプレイ効果が大きく、温度管理が品質の要です。本数と温度管理性能で価格が変わり、高級イタリアンほどワインへの投資が大きくなります。
ワインセラーとワインの見せ方
- 収容は50〜200本。店の規模とコンセプトで容量を決める
- 客席から見える位置に置くとディスプレイ効果が大きい
- 温度管理が品質の要。本数と性能で価格が変わる
- ワインの利益で原価率のバランスを取る(後述の採算へ)
🍷 ワインは「単価アップ」と「原価バランス」の両輪
イタリアンの食材原価率は30〜40%が目安で、パスタは原価率が低く利益率が高い一方、メインの肉・魚料理は原価が高くなります。ここでワインの利益がバランスを取る役割を果たします。客席から見えるワインセラーは、単価アップの装置であると同時に店の世界観の象徴。高級リストランテほどワインへの投資が大きく、内装も高級感が求められます。
ワインセラーの位置・容量も、内装と一体で設計できる会社に相談しましょう。
排気・ダクト・換気・におい対策
イタリアンはオイルや香りの強い料理を扱い、ピザ窯があれば排煙も加わります。排気・ダクトの計画は、費用にも近隣トラブルの予防にも直結します。排気が弱いと店内に油やにおいがこもり、客の居心地にも影響します。
ダクト工事の費用と設置方法
飲食店のダクト工事費用の相場は20万〜300万円と幅が広く、厨房ダクトは調理方法で機材の種類やパワーが変わります。壁面に通す方法は費用が比較的安く済みますが、周辺がオフィスや住宅だと業態によっては設置が難しく、事前に内装業者への確認が必要です。ビルの上までダクトを設置する場合、足場とダクトの費用だけで120〜150万円程度かかります。ダクトの経路と排出口は物件で制約が大きいので、契約前に設置できるかを確認します。脱臭装置を入れる方法もあり、においの出やすいメニューや住宅地の立地では検討します。
排気・ダクトで押さえる点
- 飲食店のダクト工事は20〜300万円と幅広く、調理方法で機材のパワーが変わる
- 壁面に通す方法は安いが、周辺がオフィス・住宅だと設置が難しい場合があり要確認
- ビルの上まで引き上げる場合、足場とダクトの費用だけで120〜150万円程度
- 薪窯・強火・油は排気が重い。換気が弱いと煙やニオイのトラブルに
💨 排出口の「高さ・向き」で近隣トラブルを防ぐ
イタリアンはオイルや香りの強い料理を扱うため、ダクトや換気設備の性能が不十分だと煙やニオイのトラブルに発展することがあります。下層階の店舗では、屋上まで排気ダクトを引き上げる、隣接するビルのない方向へ排出口を向けるといった工夫で、周辺の店舗や住民への臭気クレームを防ぎます。居抜きで使えるダクトが残っていればダクト工事が不要になり、経費を抑えられます。
排煙・換気まで提案できる会社かは、過去のイタリアン事例で見比べましょう。
内装の世界観とグレード
イタリアンは世界観で選ばれます。業態に合わせて内装のグレードと雰囲気を一貫させることが、客単価とリピートにつながります。
業態で変わる世界観
トラットリアは温かみのある親しみやすさ、リストランテは上質な素材と照明・ゆとりある客席で高級感、ピッツェリアは石窯を見せる活気——というように、業態ごとに目指す世界観が異なります。コンセプトを先に決め、それに沿って素材・色・照明・客席を一貫させましょう。色・素材・食器・BGMまで含めてトーンをそろえると、料理の印象も引き立ちます。迷ったら、目指す客単価から逆算して内装のグレードを決めると、過不足のない投資になります。内装はやり直しが効きにくいので、最初の方向決めに時間をかける価値があります。
イタリアンの内装で押さえる点
- トラットリア:温かみのある素材・色で親しみやすく、回転も意識
- リストランテ:上質な素材・照明・ゆとりある客席で高級感を出す
- ピッツェリア:石窯を見せる設計が活気と集客につながる
- 世界観は流行より、業態と客単価に合わせて一貫させる
立ち上げ時は、全面を作り込むより、ピザ窯まわり・客席・照明など「効く場所」に投資を集中させるのが費用対効果の高いやり方です。世界観と、清掃のしやすさ・耐久性という機能を両立できる設計が、長く愛されるイタリアンをつくります。石窯やワインセラーなど見せる要素は、写真映えして集客やSNS発信にもつながります。内装の写真は集客の入り口にもなるため、撮影した時に映える見せ場を一つ作っておくと効果的です。
世界観を形にできる会社かは、過去のイタリアン事例を見比べるのが一番です。
物件・居抜きの見極めと立地
イタリアンの初期費用は物件で大きく変わります。とくに「同じイタリアンの居抜き」かどうかが、ピザ窯・ダクトを流用できるかを左右します。
居抜きは”同じイタリアン”が理想
特殊な調理に対応した機器がある居抜き物件(前事業者も同じイタリアン)を見つけられると、ピザ窯や厨房・ダクトが揃っていて大きく費用を抑えられ、テーブルやイスもそのまま残っている場合があります。一方、火力の強いコンロやオーブン・ピザ窯は前テナントのレイアウトでは使いづらいことがあり、料理が違うと窯・ダクトが合わず入替で割高に。前テナントの設備を使う場合も、老朽化や性能低下がないかを確認し、清掃や交換費用を見込んでおきます。居抜きでも、自分のメニューに必要な火力や設備が足りているかを、契約前に必ず確認します。サイズや配置が自分の動線に合うかも確かめると、開業後の使い勝手が変わります。
物件・契約前に確認すること
- 前テナントが同じイタリアンか(ピザ窯・厨房・ダクトを流用できると大幅節約)
- 火力の強いコンロ・ピザ窯が、物件のガス容量・レイアウトに合うか
- 排気経路(壁面か屋上か)が確保できるか、近隣への配慮は可能か
- 立地のターゲット・客単価と業態の相性
立地と商圏
駅近やビジネス街など人通りの多いエリアは集客につながりますが、その分家賃も上がります。ターゲット(ランチ需要・ディナー需要・客単価)と業態の相性を読み、家賃と客単価のバランスから物件を決めましょう。ランチ需要の強い立地なら回転型、夜の単価が見込める立地なら高単価型と、立地から業態を逆算するのも有効です。競合の多いエリアでは、業態やコンセプトで明確に差別化できるかを見極めます。人通りだけでなく、近隣にイタリアンが多いか、ターゲット層が住む・働くエリアかも判断材料にします。
物件が厨房・ピザ窯に合うかの見極めは、イタリアンに強い会社の現地チェックが確実です。
客席レイアウトと採算(客単価・原価率)
イタリアンは業態で客単価も原価率の作り方も違います。レイアウトと採算を理解すると、内装の判断がぶれません。数字を先に置いてから内装を考えると、見た目と採算のバランスが取りやすくなります。
客単価と原価率
客単価はトラットリア2,500〜5,000円、リストランテ8,000〜20,000円、パスタ専門900〜1,500円。食材原価率は30〜40%が目安で、パスタは原価率が低く利益率が高い一方、メインの肉・魚料理は原価が高くなります。ここでワインの利益がバランスを取り、客単価も引き上げます。ランチとディナーで客単価が大きく違う業態では、両方の時間帯の採算を分けて見ておくと安心です。
イタリアンの採算の考え方
- 客単価:トラットリア2,500〜5,000円、リストランテ8,000〜20,000円、パスタ専門900〜1,500円
- 原価率:食材原価率は30〜40%が目安。パスタは低く、肉・魚は高い
- ワインの利益で原価のバランスを取り、客単価も引き上げる
- 回転型(パスタ・トラットリア)か単価型(リストランテ)かで席数・レイアウトを設計
回転型なら席数と通路、単価型ならゆとりと個室感など、業態に合わせてレイアウトを設計します。内装投資は、想定する客単価と席数から無理なく回収できる範囲に収めるのが基本です。シミュレーターで出た総額を、見込める月商と照らして判断しましょう。とくにピザ窯など初期投資が大きい場合は、回収期間を現実的に見積もり、開業直後の運転資金も用意しておきます。客席の回転と客単価のどちらで売上をつくるかを決めると、席数・通路・個室の設計が定まります。原価率は食材だけでなく、人件費や家賃まで含めた全体で利益が残るかを見て、無理のないメニュー設計にします。
客単価から無理のない投資額を、複数社の見積もりで見極めましょう。
内装業者の選び方
イタリアンの内装は、イタリアンの実績があり、ピザ窯と排煙、強火厨房、ワインセラーまで見通せる会社を選ぶのが近道です。一般の店舗中心の会社だと、薪窯の排煙や強火厨房の取り合いで提案が弱いことがあります。イタリアンの事例が豊富な会社ほど、業態に応じた厨房と世界観の引き出しを持っています。
会社のタイプで選ぶ
設計事務所
- 強みデザイン・世界観
- 向き高級・差別化
施工会社
- 強み費用・工期・現場力
- 向きコスト重視
ワンストップ
- 強み設計〜施工〜厨房
- 向き手間を減らす
いずれの場合も、イタリアン・厨房の実績があるかが第一条件です。とくにピザ窯の据付や排煙の取り回しは、経験のある会社ほど仕上がりと安全性に差が出ます。見積もりを比べるときは、厨房・ピザ窯・内装のどこまでを含むかも必ず確認します。複数社の提案を比べると、自分のイタリアンに本当に必要な構成が見えてきます。
見るべき3つのチェック
業者選びの3チェック
- イタリアン(できれば同じ業態)の施工実績があるか
- ピザ窯・排煙、強火厨房、ワインセラーの取り合いに対応できるか
- 見積もりの内訳が明朗で、厨房・ピザ窯・内装の区分が明確か
ピザ窯や排煙、強火厨房は経験差が出やすい領域です。1社で決めず、複数社から相見積もりを取り、実績・対応・金額を比べて選ぶと失敗が減ります。居抜きのピザ窯・ダクトを活かせるかの判断も、実績のある会社ほど的確です。イタリアンは開業後も厨房の保守で長く付き合うため、アフター対応の体制も見ておくと安心です。
イタリアン・ピザ窯に強い会社を複数社、無料で比べてみましょう。
開業までの流れと工期・よくある失敗
物件決定から開業までは、設計・許可・工事(ピザ窯・厨房)・設備・検査の順で進みます。ピザ窯の設置と排煙工事がある分、スケジュールに余裕が必要です。とくに薪窯は工事の難易度が高く、対応できる会社が限られる点も見込んでおきます。
物件を契約したら家賃が発生し始めます。内装がゼロの状態からは水道やガスの配管工事、壁や床の防水工事などに時間がかかり、薪窯の場合は排煙ダクトの工事で工期がさらに延びます。設計・見積もりに時間をかけ、工事に入ってからの変更を避けるのが、工期と費用を守るコツです。ピザ窯は機種によって納期がかかることがあり、搬入のタイミングを工事工程と合わせて調整します。
よくある失敗
このパターンに注意
- 坪単価だけで予算を組み、ピザ窯と排煙ダクトの費用が抜ける
- 薪窯にしたが排煙ダクトを軽視し、煙・ニオイで近隣トラブルになる
- 居抜きの厨房が今のメニューに合わず、結局入れ替えで割高になる
- ガス容量を確認せず、強火コンロやピザ窯が使えない
- 業態を途中で変え、厨房も内装もやり直しになる
- オイル・香りの換気が弱く、煙やニオイがこもる
いずれも、業態とピザ窯を設計初期に固めること、坪単価ではなく厨房・ピザ窯・排煙を含めた総額で予算を組むこと、相見積もりによる費用の見える化で防げます。古い建物や居抜きでは想定外が出ることもあるため、総予算の1割程度を予備費に見ておくと安心です。開業日から逆算して、許認可・設計・工事・検査の各期間を押さえ、余裕のあるスケジュールを組みます。厨房・ピザ窯を含めた総額で資金計画を立て、想定外に備えた予備費を持っておくことが、安心して開業するための土台になります。数字で根拠を持って判断すれば、過剰投資も資金不足も避けられ、開業後の経営も見通しやすくなります。
工程とスケジュールも、複数社に出してもらうと現実的な計画が立ちます。
よくある質問とまとめ
イタリアンの内装費用はいくらかかりますか?
イタリアンの内装費用は坪単価30〜50万円程度が目安で、物件の種類によって大きく変わります。スケルトンは箇所別で給排水25万円〜・天井壁床120万円〜・電気35万円〜、居抜きは坪15〜30万円。さらにピザ窯(薪は本体100〜400万円+排煙ダクト、ガスは100〜200万円)が加わります。上のシミュレーターで業態・ピザ窯を入れると総額と設備比率が出ます。
ピザ窯はいくらかかりますか?
薪窯は本体が100万円から、こだわると400万円程度まで。さらに煙を外へ出す立派な排煙ダクトが必須です。ガス窯は本体・工事費込みで100〜200万円ほどで、温度管理が容易でメンテも楽。電気式小型は数十万円〜で排気設備が不要なことが多く、都市部や小規模店に向きます。ピザ釜単体でも30〜40万円前後の購入費用がかかります。
ピザを出さないと安くなりますか?
はい。ピザを出さずパスタ・グリル中心にするなら、ピザ窯も排煙ダクトも不要で、厨房はガスコンロ・オーブン・茹で釜中心になり費用を最も抑えられます。パスタ専門店は専用の茹で釜で効率を上げ、コンパクトな厨房にまとめやすい業態です。
居抜きとスケルトン、どちらが得ですか?
前テナントが同じイタリアンの居抜きなら、ピザ窯・厨房・ダクトが揃っていて大きく抑えられ、テーブルや椅子が残ることもあります。ただし料理が違うと窯・ダクトが合わず入替で割高に。スケルトンは一から造作するため自由度は高い反面、給排水25万円〜・天井壁床120万円〜などの費用がかかります。
薪窯に排煙ダクトは必須ですか?
必須です。薪を燃やす煙を店の外へ排気する立派な排気ダクトの取り付けが必要で、少なくとも3ヶ月置きにダクト内の清掃も要ります。薪のストックも必要です。費用を抑えたい場合は、本体・工事込み100〜200万円のガス窯や、排気不要の電気式小型が現実的な選択肢になります。
ワインセラーはどのくらい必要ですか?
ワインセラーは50〜200本収容が目安で、店の規模とコンセプトで容量を決めます。客席から見える位置に設置するとディスプレイ効果が大きく、温度管理が品質の要です。高級リストランテほどワインへの投資が大きく、ワインの利益が原価率(食材30〜40%)のバランスを取る役割も果たします。
見積もりや相談は無料ですか?
店舗内装ドットコムでは、相談・見積もりは無料です。47都道府県・イタリアンやピザ窯に対応する会社が見つかり、しつこい営業もありません。
30秒で結論
- イタリアンの費用は厨房・ピザ窯が主役。汎用厨房と違い、ピザを出すか(薪/ガス/電気/なし)と業態で厨房費が決まります。上のシミュレーターで47都道府県×業態の総額と設備比率がすぐ出ます
- ★ピザ窯が最大の分岐:薪窯は本体100〜400万円+排煙ダクト必須、ガス窯は本体・工事込み100〜200万円、電気式小型は数十万円で排気不要。薪/ガス/電気で排気も連動して変わります
- 内装坪単価はリストランテ坪28〜50万円・トラットリア坪18〜30万円、居抜き坪15〜30万円。前テナントが同じイタリアンの居抜きならピザ窯・厨房・ダクトを流用でき大きく節約できます
- 費用も仕上がりも会社で大きく変わります。店舗内装ドットコムなら、イタリアン・ピザ窯に強い会社から無料で複数社の見積もりを取れます(しつこい営業なし)
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