フレンチの店舗内装の費用相場|坪単価・内訳・見積の注意点

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📅 最終更新: 2026年4月10日
フレンチレストランの内装費用は、居抜きで坪30〜60万円スケルトンで坪55〜100万円が全国的な目安です。グランメゾン(高級店)クラスでは坪100〜180万円以上になることも。フレンチは「食事体験そのもの」に空間のグレードが求められる業態であり、ファサード・照明・天井高・テーブルセッティングの質が客単価に直結します。本記事では坪単価の考え方からモデル予算、見積内訳、業態別(グランメゾン・ビストロ・ブラッスリー・カジュアルフレンチ等)の費用差、コストダウンの優先順位、使える補助金、保健所の届出、失敗事例、業者選びまで──BtoC(一般消費者向けのカジュアルフレンチ・ビストロ)からBtoB(法人接待利用のグランメゾン・ホテル内レストラン)まで、フレンチ開業の内装費用をこの1本で解消します。

基本フレンチレストラン内装費用の全体像──何で決まるのか

フレンチレストランの内装費用は、主に以下の 5つの要素 が複合的に影響します。フレンチは飲食店の中でも「空間のグレード感」が客単価と直結する度合いが最も強い業態です。

🏠
物件の状態
居抜き(前テナントの設備を活用)か、スケルトン(ゼロから施工)かで工事費が根本的に変わります。同じフレンチや洋食店からの居抜きなら厨房設備や排気ダクトを流用できる可能性も。
業態グレード(客単価レンジ)
グランメゾン(客単価2万円〜)、レストラン(1〜2万円)、ビストロ(3,000〜8,000円)、ブラッスリー(2,000〜5,000円)──客単価に見合う空間のグレードが求められます。
💡
照明・天井高・素材
フレンチの空間演出はシャンデリア・間接照明・天井高・壁の仕上げ材で決まります。グレードを上げるほど仕上げ材と照明のコストが指数的に上がるのが特徴。
🍳
厨房設備の規模
フレンチの厨房はコース提供を前提にした多品目同時調理の設備が必要。ガスレンジ、オーブン、サラマンダー、冷蔵庫の台数と排気設備で費用が変動。
🚪
ファサード・エントランスの格
フレンチはエントランスが「期待値」を決めます。扉、庇(ひさし)、外壁、サイン──ファサードの格が集客と客単価に直結する業態です。

結論として、「居抜きのカジュアルビストロ」と「スケルトンからつくるグランメゾン」では費用が 5〜10倍以上 開くことも珍しくありません。まずは業態グレードと物件条件を整理しましょう。(詳しくは業種別の費用相場一覧で解説しています。)


表①坪単価の目安(居抜き/スケルトン/高級仕様)

施工タイプ 坪単価の目安 特徴・想定業態
居抜き物件 30〜60万円/坪 前テナントの厨房・排気を活用。ビストロ、ブラッスリー、カジュアルフレンチ向き
標準スケルトン 55〜100万円/坪 厨房+客席を新設。中価格帯のフレンチレストラン全般
高級仕様/グランメゾン 100〜180万円以上/坪 特注造作、天然素材、シャンデリア、個室。グランメゾン、ミシュラン級
フレンチの坪単価は「客席の仕上げ材グレード」で大きく変わります。壁の塗装→左官→天然石、床のCFシート→タイル→無垢材──同じ坪数でもグレードの積み上げで坪単価が倍以上変わることも。見積もり比較時は仕上げ材のグレードを揃えてください。

坪単価はあくまで目安であり、業態・メニュー構成・物件条件で大きく変動します。坪単価ガイドで業種横断的な相場感も確認し、3社以上の相見積もりで適正価格を把握してください。見積もり比較ガイドで比較のコツも押さえておきましょう。フレンチは業態の幅が広く、カジュアルビストロ(坪30〜50万円)とグランメゾン(坪100〜180万円)では坪単価に3倍以上の差が生まれます。客単価に合わせた空間グレードを明確にしたうえで内装会社に依頼してください。


表②坪数別モデル予算(12坪〜30坪)

坪数 費用目安 想定される店舗規模
12坪 約500〜1,000万円 カウンター+数席の小規模フレンチ、隠れ家ビストロ(10〜16席)
18坪 約750〜1,600万円 ビストロ・カジュアルフレンチの標準(20〜28席)
25坪 約1,100〜2,500万円 中規模フレンチレストラン。個室あり(25〜35席)
30坪 約1,500〜3,500万円 グランメゾン、高級フレンチ。ウェイティングバー・個室(30〜40席)

18坪モデルの費用内訳例(関東圏・スケルトン・ビストロ)

費目 金額目安 補足
厨房設備工事 150〜350万円 ガスレンジ、オーブン、サラマンダー、冷蔵庫、給排水、排気ダクト、グリストラップ
客席の内装仕上げ工事 150〜400万円 床材、壁材(塗装・左官・クロス)、天井、照明、エントランス造作
照明工事 40〜120万円 フレンチの雰囲気を決める最重要項目。シャンデリア・間接照明・テーブル灯
家具・什器(テーブル・チェア等) 60〜200万円 テーブル、チェア、ソファ、食器棚。客単価に見合うグレードが必要
空調・換気工事 50〜100万円 エアコン、厨房排気。客席に調理臭が漏れない設計が重要
ファサード・サイン工事 30〜100万円 扉、庇、外壁仕上げ、看板。フレンチはファサードが「格」を伝える
設計費 50〜100万円 空間デザイン、照明計画、厨房レイアウト、現場監理
合計 約530〜1,370万円 坪単価換算で約29〜76万円
上記はビストロクラスの参考値です。グランメゾン(高級フレンチ)では仕上げ材・照明・家具のグレードが上がるため坪100万円を超えるケースも。

実際にどんな予算帯でどんな仕上がりになるか知りたい方は、フレンチの内装デザイン事例を写真で比較するのが近道です。


深掘りなぜ費用が変動するのか──グレード・照明・厨房・地域の影響

① 業態グレード別の費用差──最大の変動要因

業態グレード 客単価の目安 坪単価の傾向 費用の特徴
グランメゾン 2万円〜 坪100〜180万円+ 天然石・無垢材・特注照明・個室。空間そのものが「ブランド」
レストラン(正統派フレンチ) 1〜2万円 坪60〜100万円 上質な仕上げ材+照明演出。ワインセラーやオープンキッチンも
ビストロ 3,000〜8,000円 坪40〜70万円 カジュアルだが「フランスの食堂」の雰囲気。素材感のある仕上げ
ブラッスリー 2,000〜5,000円 坪30〜55万円 気軽なカフェ+食事のスタイル。回転率重視
カジュアルフレンチ 2,000〜5,000円 坪30〜55万円 フレンチの技法でカジュアルに。ワンプレートやコースをリーズナブルに

② 照明──フレンチの空間を決定づける要素

フレンチは照明が空間の印象の70〜80%を決めると言われるほど、照明設計の重要度が高い業態です。

照明要素 費用目安 効果
シャンデリア・ペンダントライト 10〜100万円以上/台 空間の「格」を決める主照明。アンティークや特注品は高額に
間接照明(壁面・天井) 20〜80万円 奥行きと陰影を生む。フレンチの上質感に不可欠
テーブル灯(キャンドル・卓上ランプ) 5〜30万円 食事のシーンを演出。低照度でも料理が映えるRa90以上の光源を
料理を照らすスポットライト 10〜40万円 テーブルの料理にだけ光を落とす。色温度2700〜3000Kの電球色が基本
調光システム 10〜40万円 ランチとディナーで照度を切り替え。時間帯で雰囲気を変えられる
フレンチの照明設計は「暗さ」のコントロール。明るすぎると居酒屋っぽくなり、暗すぎると料理が見えない。テーブル面だけに光を集め、壁を間接照明で浮かび上がらせる──この「光の引き算」がフレンチ空間の鍵です。

③ 仕上げ材のグレード比較

部位 ビストロクラス レストランクラス グランメゾンクラス
タイル・モルタル(坪2〜5万円) 石材・ヘリンボーン(坪5〜12万円) 大理石・特注タイル(坪10〜25万円)
塗装・クロス(坪1〜3万円) 左官・漆喰(坪3〜8万円) 天然石・布張り・モールディング(坪8〜20万円)
天井 塗装(坪1〜3万円) 折り上げ天井・間接照明(坪3〜8万円) 装飾天井・モールディング(坪8〜15万円)
家具(1席あたり) 1〜3万円 3〜8万円 8〜20万円以上

④ 厨房設備──コース提供を支える多品目同時調理

設備 費用目安 備考
ガスレンジ(4〜6口) 30〜80万円 フレンチの厨房の中心。火力と口数が同時調理力を決める
コンベクションオーブン 30〜100万円 ロースト、グラタン、デザートまで幅広く使用
サラマンダー(上火焼き器) 10〜30万円 グラタンの焼き色、仕上げの炙りに必須
冷蔵庫・冷凍庫(業務用) 20〜60万円 多品目の食材管理。コース料理は食材の種類が多い
ワインセラー 10〜80万円 客席から見える位置に置くとインテリア効果も。収納本数で価格変動
製氷機 10〜30万円 ドリンク提供に必須
食洗機(業務用) 20〜60万円 コース料理は食器の枚数が多い。食洗機の導入でオペレーション効率向上

⑤ 地域差・物件タイプ

条件 費用への影響
都心の路面1階 フレンチの理想立地。ファサードが通りに面し集客力が高い。テナント料は高額
ビル上階・地下 「隠れ家フレンチ」として人気だがダクト延長費用に注意。天井高が低い物件は避ける
住宅街の路面店 近隣住民がリピーターに。近隣対策(排気・騒音)を丁寧に
地方都市 人件費・資材費は抑えやすい。グランメゾンより地元密着のビストロが主流

実務見積の内訳──何が含まれるかを確認する

カテゴリ 含まれる主な項目
① 仮設・解体費 養生、既存内装の撤去、廃材処分
② 厨房設備工事費 ガスレンジ、オーブン、サラマンダー、冷蔵庫、給排水、排気ダクト、グリストラップ
③ 客席内装仕上げ工事費 床材、壁材、天井、モールディング、個室・半個室の造作
④ 照明工事費 シャンデリア、間接照明、スポットライト、調光システム
⑤ ファサード・エントランス工事費 扉、庇、外壁仕上げ、サインボード、エントランスの照明
⑥ 家具・什器費 テーブル、チェア、ソファ、食器棚、ワインセラー(客席用)
⑦ 空調・換気工事費 エアコン、厨房排気。客席に調理臭が漏れない設計
⑧ 設計費 空間デザイン、照明計画、厨房レイアウト、現場監理
⑨ 諸経費 現場管理費、産廃処分費、各種申請手数料
フレンチ特有の注意点:「照明器具の費用」と「家具(テーブル・チェア)の費用」が見積もりに含まれるか要確認。シャンデリア1台で10〜100万円以上、椅子1脚で1〜20万円と幅が広く、これらの含み方で見積もりが大きく変わります。

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見積書を受け取った際は、各カテゴリの金額が総額に対してどの程度の比率を占めているかを確認することが重要です。一般的にフレンチレストランの場合、厨房設備工事費が全体の30〜40%を占め、この比率が極端に低い場合は仕様の見落としや追加工事リスクがあります。客席内装仕上げ工事費は20〜30%、照明工事費は5〜10%が目安です。

仮設・解体費は居抜き物件とスケルトン物件で大きく異なります。居抜き物件では撤去範囲が見積精度を左右するため、現地調査で残置物の状態を明確にしておく必要があります。スケルトン物件では解体費が抑えられる一方、給排水やガス配管のインフラ整備費が加算されるため、トータルコストでの比較が不可欠です。BtoB案件では見積書の各項目を施主に提出できる明瞭さが求められます。

注意追加費用が出る典型パターンと回避策

パターン なぜ起こるか 回避策
天井高が足りない シャンデリアを吊るしたら天井が低く圧迫感。ペンダントライトに変更し追加照明が必要に 物件の天井高を事前に確認。シャンデリアを使うなら最低2.7m以上が目安
排気ダクトの延長費用 ビル上階・地下で排気ルートが長くなり、ダクト延長で数十万〜100万円超の追加 物件契約前にダクト経路をビル管理会社に確認
厨房と客席の遮音不足 調理音やオーダーの声が客席に聞こえるクレーム。フレンチは静かな空間が求められる 厨房と客席の間に遮音壁+スイングドアを設計段階で計画
ファサード工事の制限 ビルの管理規約やテナント契約で外装の変更が制限され、計画変更が発生 契約前にファサードの変更可能範囲を確認。看板・庇の出幅制限にも注意
予備費のすすめ:フレンチは照明器具・家具・仕上げ材のグレードで費用が上振れしやすいため、総予算の 15〜20% を予備費として確保しておくと安心です。

追加費用の多くは「設計段階での確認不足」が原因です。内装会社と追加費用が発生しやすいポイントを事前にリストアップし、見積もりに織り込んでおくことで着工後の想定外を最小限に抑えられます。


節約予算を抑えるコツ──優先順位の付け方

◎ 削りやすい箇所
  • フレンチ・洋食店からの居抜き:厨房設備・排気ダクト・空調を流用し最大の削減効果
  • 厨房設備の中古活用:ガスレンジ、オーブン、冷蔵庫は中古市場が豊富。新品比30〜50%削減
  • 家具はアンティーク市場を活用:フレンチはアンティーク家具が映える業態。新品高級家具より安く「本物の味」が出る
  • 壁は塗装仕上げ:左官や天然石は高額。上質な塗装でもビストロクラスなら十分な雰囲気
  • 照明は配光設計で勝負:高価な器具ではなく光の「当て方」でグレード感を出す。調光は必ず導入
✕ 削ると後悔する箇所
  • 照明の質:フレンチの空間は照明で7〜8割決まる。ここを削ると「ファミレスっぽい」空間に
  • 椅子の座り心地:コース料理は滞在時間が長い。安い椅子は腰が痛くなりリピートを阻害
  • 厨房と客席の遮音:調理音が客席に漏れるとフレンチの「特別感」が台無し
  • ファサードの格:エントランスの第一印象が「この店は高いのか安いのか」を決める
  • 空調の排気設計:調理臭が客席に漏れるのはフレンチでは致命的

コストダウン策の優先順位まとめ

優先度 施策 削減効果の目安
★★★ フレンチ・洋食店の居抜き物件を選ぶ スケルトン比で30〜50%削減も
★★★ 相見積もりで適正価格を把握 仕上げ材・照明の提案差が大きい業態
★★☆ 厨房設備の中古活用+家具のアンティーク 設備・家具費を30〜50%削減
★★☆ 照明は器具より配光設計で勝負 照明費を30〜50%削減しつつ雰囲気を維持
★☆☆ 壁は塗装仕上げでシンプルに 仕上げ費を20〜40%削減

資金融資・助成金・補助金の基礎知識

方法 概要 ポイント
日本政策金融公庫の融資 飲食店の新規開業者向け融資制度。無担保・無保証人の制度もある 事業計画書が必須。フレンチでの修業経験や調理師免許があると有利
自治体の制度融資 各自治体が金融機関と連携する低金利の融資制度 創業融資の枠組みが利用可能
小規模事業者持続化補助金 販路開拓等の経費の一部を補助 内装費が対象になるかは年度・類型による
自治体の創業支援補助金 商店街の空き店舗活用型などの支援制度 地域の活性化を目的とした制度
設備リース 高額な厨房設備をリースで導入し初期費用を平準化 業務用オーブンやガスレンジのリース対応あり
補助金・助成金は 公募時期、対象経費、申請条件が年度ごとに変わる ため、具体的な金額や締切は断定できません。最新情報は各制度の公式サイトまたは自治体窓口で確認してください。

資金計画のポイント

  • 自己資金は総費用の3分の1程度が目安。フレンチは内装費が高くなりやすいため十分な自己資金の準備を
  • 運転資金(家賃+食材費+人件費の3〜6か月分)を確保。フレンチは食材原価率が高め(30〜35%)
  • ワインの初期仕入:フレンチはワインリストの充実が売上を左右。開業時のワイン仕入費用も別途確保

契約原状回復・退去時コストの注意点

  • 原状回復の範囲は賃貸借契約書で決まる:「スケルトン返し」か「現状返し」かで費用が大きく異なる
  • 費用の目安:フレンチの原状回復は坪あたり5〜15万円程度が目安。造作が凝っているほど撤去費用が上がる
  • 家具・照明器具の売却:アンティーク家具やシャンデリアは状態が良ければ売却可能。退去コストの一部を相殺
  • 「居抜き退去」で大幅削減:同じフレンチや洋食業態への居抜きは需要がある。厨房設備・空調はそのまま引き渡しで大幅コストカット
造作の凝ったグランメゾンほど原状回復費が高くなります。内装計画の段階で退去時の復旧コストも視野に入れ、投資回収年数と照らし合わせましょう。フレンチの原状回復で特にコストがかかるのは造作壁面(左官仕上げ・漆喰・特殊タイル)の撤去と、厨房のダクト・グリストラップの復旧です。

B工事(ビル側指定業者による工事)の範囲と費用負担も契約前に確認してください。造作譲渡の可否を賃貸借契約書に明記しておくと退去時のトラブルを防げます。居抜きのメリット・デメリットも参考にしてください。アンティーク家具やシャンデリアは中古市場での需要が高く、状態が良ければ退去コストの一部を相殺できます。


届出届出・許認可──フレンチ開業に必要な手続き

フレンチレストランの開業に必要な届出は一般の飲食店と同様ですが、深夜営業やワインの持ち帰り販売がある場合は追加の届出が必要です。

必須の届出・許可

届出・許可 届出先 備考
飲食店営業許可 保健所 フレンチを含むすべての飲食店で必須。厨房の構造基準を満たす必要あり
食品衛生責任者の配置 保健所 調理師免許があれば自動的に資格を満たす
防火対象物使用開始届 消防署 内装工事着工の7日前までに提出
火を使用する設備等の届出 消防署 ガスレンジ等の火気設備がある場合

業態によっては必要な届出

  • 深夜酒類提供飲食店営業届:深夜0時以降もアルコールを提供する場合は警察署へ届出
  • 酒類販売業免許:ワインのボトル販売(テイクアウト)を行う場合は税務署に申請

保健所の施設基準(主なポイント)

  • 厨房と客席の区分:調理場と客席が区画されていること
  • 手洗い設備:厨房内に流水式の手洗い。手指消毒設備も
  • 床・壁の仕様:厨房の床は耐水性があり清掃しやすい素材
  • 換気設備:十分な換気能力
  • HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理:衛生管理計画の策定が義務
フレンチはワインの提供が欠かせない業態です。深夜0時以降も営業する場合は「深夜酒類提供飲食店営業届」が必要。またワインのテイクアウト販売を行う場合は「酒類販売業免許」が別途必要です。事前に管轄の警察署・税務署に確認を。

DIYDIY──フレンチで自分でやれる範囲

フレンチは仕上げの品質が空間の格を左右するため、DIYの余地は比較的限定的です。ただしビストロやカジュアルフレンチなら「手づくりの味」が魅力になるケースもあります。

◎ DIYしやすい作業
  • 壁の塗装(客席エリア):ビストロなら手塗りの「ラフさ」がむしろ雰囲気に
  • 装飾・ディスプレイ:絵画、花、キャンドル、ワインボトルのディスプレイ
  • 黒板メニュー:ビストロの定番。手書きメニューはフレンチの温かみを演出
  • 家具の搬入・配置:テーブル、チェアの配置と微調整
  • テーブルセッティング:クロス・ナプキン・カトラリーの選定とセッティング
✕ プロに任せるべき作業
  • 照明の配線・設置:シャンデリアの吊り下げ、間接照明の造作は精度が命
  • 厨房の設備工事すべて:給排水、ガス、排気は有資格者の施工が必須
  • 壁の左官仕上げ:漆喰・モルタルの左官は技術差が仕上がりに直結
  • 電気工事:照明の配線、コンセント増設
  • 空調工事:厨房の排気と客席の空調は専門業者に
フレンチで最もDIY効果が高いのは装飾とテーブルセッティングです。絵画やアンティーク小物の選定、花のアレンジ、テーブルクロスやナプキンのコーディネートは自分の美意識を存分に発揮しましょう。

工期工期の目安と進め方

フェーズ 目安期間 やること
相談・要件整理 1〜2週間 コンセプト・業態グレード・席数を整理。施工会社の選定・相見積もり依頼
設計・デザイン 3〜6週間 空間デザイン、照明計画、厨房レイアウト、保健所事前相談、見積もり確定
特注品・家具の発注 並行して4〜10週間 シャンデリア・アンティーク家具・特注造作の調達。海外調達品は納期が長い
施工 4〜8週間 解体→設備工事→内装仕上げ→照明設置→家具搬入→クリーニング
検査・引渡し 数日〜1週間 保健所検査、施主検査、引渡し
トータル 約2.5〜4.5か月 グランメゾンは特注品の納期で5〜6か月以上になることも
照明器具と家具の調達がボトルネックになりやすい:アンティークのシャンデリアや海外メーカーのチェアは在庫確認から納品まで2〜3か月以上かかることも。設計段階で調達リストを確定し、施工と並行して発注するのが鉄則です。工期中も賃料は発生するため、スケジュール遅延は直接的なコスト増につながります。保健所の検査予約にも1〜2週間かかるため、ギリギリのスケジュールは危険です。居抜き物件なら工期を半分以下に短縮できるケースもあり、賃料の空払い期間を大幅に圧縮できます。

失敗例失敗・トラブル事例3選──先人の後悔から学ぶ

事例①
照明をコスト優先で選んだ結果「ファミレスみたい」と言われた

予算削減のため照明を蛍光灯+安価なダウンライトにしたところ、「料理は美味しいのに空間がファミレスっぽい」「デートには使えない」という口コミが相次いだ。照明の全面交換+調光システムの追加で約80万円の追加費用。(詳しくは照明設計ガイドで解説しています。)

→ 教訓:フレンチの空間は照明で7〜8割決まる。全体を明るくするのではなく、テーブル面にだけ光を落とし壁を間接照明で浮かび上がらせる「引き算の照明設計」が基本。調光は必須。
事例②
厨房の排気が客席に漏れ「料理の香りがきつい」クレーム

厨房と客席の間の遮断が不十分で、ソテーやフランベの香り・煙が客席に流れ込む事態に。特にコートやカバンに匂いがつくという女性客からのクレームが多発。厨房の排気改修+遮音壁の追加で約120万円。

→ 教訓:フレンチは客席に調理臭が漏れるのは致命的。厨房を負圧に設計し(排気量>給気量)、客席との間にスイングドア+遮蔽壁を設ける。オープンキッチンでも排気計画は入念に。
事例③
椅子を安くした結果「2時間座ると腰が痛い」 → リピート率が低迷

内装仕上げにお金をかけたぶん、椅子を1脚5,000円の安価なものに。見た目は問題なかったが、コース料理(2〜3時間)を食べ終わる頃に「腰が痛い」「もう一度来たいけど椅子が…」という声が。全20脚の入れ替えで約60万円の追加。

→ 教訓:フレンチは滞在時間が長い業態。椅子の座り心地はリピート率に直結する。最低でも1脚1〜2万円以上で、実際に30分以上座って試してから選ぶ。

選び方内装業者の選び方・相見積のコツ

🍷
フレンチ・高級飲食店の施工実績
照明設計、仕上げ材の選定、ファサードの格づくり──フレンチの空間づくりに必要な「グレード感」を出せる実績があるか。
💡
照明設計の提案力
フレンチの照明は「暗さの設計」。間接照明、調光、テーブルへの光の落とし方まで踏み込んだ提案ができるか。
📋
見積もりの透明性
照明器具、家具、仕上げ材のグレードが明確か。フレンチはこれらの含み方で見積もりが数百万円変わる。
🛡️
アフター対応・保証
仕上げ材の経年変化、照明器具の交換、厨房設備のトラブル時の対応力。
📌 5つ目:相見積もりは最低2〜3社

同じ条件で複数社から見積もりを取り、金額だけでなく照明設計の提案力・仕上げ材の知見・フレンチの施工経験も比較しましょう。(詳しくは見積もり比較ガイドで解説しています。)

店舗内装ドットコムでは 7,000件超の内装事例を写真で比較 できるため、フレンチの施工実績がある会社を見つけやすくなっています。気になる会社があれば、フレンチの内装デザイン事例・会社一覧からチェックしてみてください。

業者の選び方ガイドで内装会社選びの全体像も確認しましょう。フレンチは空間デザインの完成度が客単価に直結するため、飲食店の施工実績に加えて照明設計と素材選定の提案力がある業者を選ぶことが前提条件です。


準備要件整理チェックリスト(そのまま相談に使える)

内装会社への相談前に以下を整理しておくと、見積もりの精度が格段に上がります。このリストはそのまま印刷・スクショして初回打ち合わせに持参できます。

📝 フレンチレストラン開業 内装相談チェックリスト
  • 物件の状態:居抜き(前テナントの業態も記載)or スケルトン
  • 坪数・間取り:図面があればベスト。天井高も記載
  • 業態グレード:グランメゾン/レストラン/ビストロ/ブラッスリー/カジュアルフレンチ
  • 客単価の想定:ランチ・ディナーそれぞれ
  • 客席構成:テーブル○席+カウンター○席+個室○室
  • 照明の方向性:シャンデリア/間接照明中心/カジュアル(参考写真があれば)
  • 仕上げ材のグレード:ビストロクラス(塗装+タイル)/レストランクラス(左官+石材)以上
  • 厨房設備の一覧:ガスレンジ、オーブン、サラマンダー、冷蔵庫、食洗機の台数
  • ワインセラーの有無:客席用 or 厨房用 or 不要
  • ファサードの方針:外装変更の可否(テナント契約で確認)
  • 予算の上限:内装工事+設備+家具+照明+設計の合計(予備費15〜20%は別枠)
  • 開業希望時期:特注品の納期(2〜3か月)も考慮して逆算
  • デザインのイメージ:参考写真を5〜10枚用意
  • 保健所への事前相談:済 or 未済
  • 賃貸借契約の原状回復条件:スケルトン返し or 現状返し

事例事例でイメージを固める

費用相場やコストダウン策を理解したら、次は「どんなフレンチにしたいか」を具体的にビジュアルで固めるステップです。

店舗内装ドットコムのフレンチの内装デザイン事例・会社一覧では、グレード別・規模別・予算帯別にさまざまな施工事例を写真で比較できます。

  • シャンデリアが映えるクラシックなグランメゾンの事例
  • モダンフレンチのミニマルでスタイリッシュな事例
  • パリの食堂を再現したカジュアルビストロの事例
  • 隠れ家フレンチのカウンター中心の小規模事例
  • 居抜きを活用しコストを抑えたカジュアルフレンチの事例

施工事例を見る際のチェックポイントは「照明の使い方(間接照明・シャンデリア・キャンドル風LED)」「壁の素材感(左官仕上げ・漆喰・タイル)」「テーブルセッティングとチェアのデザイン」「ファサードの格」の4点です。気に入った事例を3〜5枚保存し、内装会社との打ち合わせで共有してください。業種別費用相場一覧で他業態と比較するのもおすすめです。照明設計ガイド床材ガイドファサード設計ガイドも確認しましょう。事例ごとの坪数・客席数・おおよその予算帯を確認しておくと自店の計画に落とし込みやすくなります。


FAQよくある質問

Q1. フレンチレストランの内装費用の相場はどのくらいですか?
居抜きで坪30〜60万円、スケルトンで坪55〜100万円が目安です。グランメゾンでは坪100〜180万円以上。18坪のビストロなら設計・家具込みで530〜1,370万円前後が参考値です。
Q2. ビストロとグランメゾンで費用はどのくらい違いますか?
坪単価でビストロは40〜70万円、グランメゾンは100〜180万円以上。同じ18坪でも仕上げ材・照明・家具のグレード差で2〜3倍以上の差が出ます。
Q3. 照明にはどのくらいコストをかけるべきですか?
フレンチの空間は照明で7〜8割決まると言われます。ビストロで40〜80万円、レストランで80〜200万円が目安。調光システムは必須です。
Q4. ワインセラーの費用はどのくらいですか?
収納本数によりますが10〜80万円が目安です。客席から見える位置に置くとインテリア効果もあります。ウォークイン型のセラー(造作)は100万円以上かかることも。
Q5. 工期はどのくらいかかりますか?
トータルで2.5〜4.5か月が目安です。グランメゾンは特注照明や海外調達家具の納期で5〜6か月以上かかることも。
Q6. 見積もりは何社取るべきですか?
最低2〜3社の相見積もりをおすすめします。フレンチは照明・仕上げ材・家具の提案差が大きい業態です。店舗内装ドットコムなら要件入力で複数社へ一括提案依頼ができます。
Q7. 天井高はどのくらい必要ですか?
ビストロでも最低2.4m以上、シャンデリアを吊るすなら2.7m以上が理想です。天井が高いほど空間に「格」が出やすくなりますが、物件の制約もあるため、低い天井を逆手に取った照明設計も有効です。
Q8. 補助金や助成金は使えますか?
小規模事業者持続化補助金や自治体の創業支援補助金が使える可能性があります。最新情報は各制度の公式サイトまたは自治体窓口で確認してください。
Q9. オープンキッチンにすると費用は変わりますか?
厨房がお客様に見えるため仕上げ材のグレードアップが必要で、通常の厨房より20〜40%コストが上がる傾向です。一方で「ライブ感」が演出でき客単価の向上効果も期待できます。排気設計は特に入念に。
Q10. 予算オーバーを防ぐ最も効果的な方法は?
照明器具・家具・仕上げ材のグレードを設計段階で明確に決め、見積もりに含まれるかを書面で確認すること。「こだわりの積み上げ」で予算が膨らみやすい業態のため、優先順位を決めてメリハリをつけましょう。予備費は15〜20%を確保。

次の一歩まずは事例を見て、相場感をつかみましょう

フレンチの内装費用は、業態グレード・照明のこだわり・仕上げ材・家具のグレードで大きく変わります。後悔しないためには──

理想のフレンチを実現する3ステップ

1相場感をつかむ → 2事例でイメージを固める → 3複数社の見積もりを比較

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よくある質問(FAQ)

Q. フレンチレストランの内装費用を最も安く抑える方法は?
最も効果的なのは居抜き物件を活用する方法です。特に前テナントが同業種のフレンチやイタリアンレストランであれば、厨房設備や空調設備をそのまま流用でき、内装費用を大幅に削減できます。ただし、フレンチは内装の質がブランドイメージに直結するため、客席エリアの仕上げには十分な予算を確保することが重要です。複数の内装業者から相見積もりを取ることで、10〜20%程度のコスト削減も期待できます。素材のグレードに関しては、客席エリアと厨房・バックヤードでメリハリをつけることで、全体の費用を抑えながらも顧客に見える部分の品質は維持するという戦略が有効です。
Q. フレンチレストランの厨房設備にかかる費用の目安は?
フレンチの厨房設備費用は、規模や提供するコースの内容によって大きく異なりますが、20坪程度の店舗で300万〜800万円程度が目安です。コンベクションオーブン、フライヤー、真空調理器(スーヴィド)、ブラストチラーなどの専門機器が必要になるため、一般的な和食店やカフェと比較して高額になる傾向があります。中古機器やリースの活用で初期費用を抑えることも可能です。厨房設計は専門性が高いため、フレンチレストランの施工実績がある内装業者に依頼することが成功の鍵です。また、将来的なメニュー拡大に備えて、電気やガスの容量に余裕を持たせた設計にしておくことが長期的にはコスト効率の良い投資となります。
Q. フレンチレストランの照明で最も重要なポイントは?
料理を最も美味しく見せる色温度の選定が最重要です。フレンチでは2700K前後の暖色系LED(CRI90以上の高演色タイプ)を推奨します。テーブル面の照度は200〜300ルクス程度に設定し、全体照度は100〜150ルクスに抑えてコントラストをつけることで、料理が際立つ高級感のある空間を演出できます。調光機能を導入し、ランチとディナーで雰囲気を変える運用も効果的です。ランチタイムは自然光を活かした明るい空間、ディナータイムはキャンドルや間接照明で非日常的な雰囲気を演出するという使い分けが、フレンチレストランの照明設計の基本です。
Q. 防音対策はどの程度必要?
フレンチレストランでは静かな空間での食事体験が重要なため、防音対策は他の飲食業態よりも優先度が高いです。隣接テナントからの騒音遮断には壁の二重構造(石膏ボード二重張り+グラスウール充填)が基本で、遮音等級D-40以上を目指しましょう。店内のBGMは控えめな音量で流すのがフレンチの定石で、天井埋込型のスピーカーを均等に配置することで、特定の席だけ音が大きくなる不均一を防げます。費用は坪あたり2万〜5万円程度の追加です。さらに高級フレンチでは、隣のテーブルの会話が聞こえないよう、テーブル間に吸音パネルを設置したり、天井に吸音材を使用する工夫も効果的です。個室がある場合は、個室の壁を二重構造にしてプライバシーを確保することが推奨されます。
Q. 開業後どのくらいでリニューアルが必要?
フレンチレストランの内装は、一般的に7〜10年で大規模リニューアルを検討する時期を迎えます。ただし、テーブルクロスやカーテンなどのファブリック類は3〜5年、壁紙や床材は5〜7年程度で劣化が目立ち始めるため、部分的なリフレッシュを計画的に行うことが推奨されます。高級感を維持するためには、年間売上の2〜3%程度をメンテナンス費用として積み立てておくことが望ましいです。定期的なメンテナンスを実施することで大規模リニューアルの必要性を先延ばしにでき、トータルコストの削減にもつながります。特に椅子の張り替えやテーブルの再塗装は、比較的低コストで印象を大きく変えることができる費用対効果の高い施策です。
Q. ワインセラーの設置にかかる費用は?
フレンチレストランにとってワインセラーは重要な投資項目です。ビルトイン型のワインセラー(100〜200本収容)で50万〜150万円程度、ウォークイン型のワインセラールーム(500本以上)になると200万〜500万円程度が目安となります。設置場所の断熱処理や電気工事も必要で、ランニングコスト(電気代)も考慮に入れる必要があります。ガラス扉のショーケース型は、店内のインテリアとしてもアピール力が高く、顧客の購買意欲を刺激する効果があります。温度管理が重要なため、設置場所の空調環境にも注意が必要で、直射日光や厨房の熱源から離れた場所を選びましょう。
Q. 内装の高級感を出すために最も費用対効果の高い要素は?
最も費用対効果が高いのは照明設計です。照明だけで空間の印象は劇的に変わり、適切な間接照明やダウンライトの配置で高級感を演出できます。次に効果的なのはテーブルと椅子の質感です。直接触れる家具の品質は顧客の満足度に直結します。壁面のアクセントウォール(石材や特殊塗装)も比較的低コストで高級感を演出できる手法です。逆に、床材や天井など広い面積の素材にコストをかけすぎると、予算を圧迫しがちなので、メリハリのある予算配分が成功の秘訣です。まずは照明と家具に予算を集中させ、壁や天井は標準グレードで仕上げるのがおすすめです。
Q. フレンチの厨房レイアウトで注意すべき点は?
フレンチの厨房は、コース料理の提供を前提とした効率的な動線設計が求められます。仕込みエリア、加熱調理エリア、盛り付けエリア、洗い場を明確に区分し、料理の流れに沿った配置にすることが基本です。特に盛り付けスペースは十分な広さを確保し、パス(料理を客席に出す場所)との距離を最小限にすることで、温かい料理を最適な状態で提供できます。換気設備は厨房面積の15〜20倍の換気量を確保し、客席への匂いの漏れを防ぐことが重要です。厨房と客席の間にはスイングドアと前室(パントリー)を設け、空気の直接流通を防ぐ設計が理想的です。予算に余裕がある場合は、シェフの動きを可視化するオープンキッチンの導入も、エンターテインメント性の高いフレンチとして差別化につながります。
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