店舗の床材の費用相場は㎡2,500〜20,000円|8素材の選び方と業態別の正解【張替えシミュレーター付き】

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  • 店舗の床材は材工で㎡2,500〜20,000円。安い順に:クッションフロア2,500〜4,500円/長尺塩ビシート・タイルカーペット3,500〜6,000円/フロアタイル4,000〜7,000円/塗床(厨房用)6,000〜12,000円/複合フローリング・モルタル8,000〜15,000円/磁器タイル10,000〜20,000円
  • 張替えでは撤去・処分1,500〜3,000円/㎡+下地補修2,000〜4,000円/㎡が上乗せ。見積の差が出るのは床材より撤去と下地です
  • 選び方はデザインの前に「靴(土足か)・水(濡れるか)・重さ(什器と台車)」の3変数で絞るのが実務の順序
  • 20坪(66㎡)の客席をフロアタイルで張り替えるモデルで撤去・下地込み50〜92万円前後。下のシミュレーターで自分の㎡数を計算できます

床材は「靴・水・重さ」の3変数で決まる

店舗の床材選びで最初に決めるのはデザインではありません。①靴=土足で歩かれるか、②水=日常的に濡れるか、③重さ=重い什器や搬入台車が載るか。この3変数で候補は自動的に絞られ、残った選択肢の中でデザインを選ぶ──これが失敗しない順序です。

靴(土足)水(濡れ)重さ(什器)床材と工法が決まる

靴。店舗の床は住宅の何倍も速く摩耗します。靴底の砂利がヤスリのように働くためで、住宅用クッションフロアを店舗に転用するのは最速の失敗パターン。土足対応品は表面層(耐摩耗層)が厚く作られており、同じ「塩ビシート」でも住宅用と店舗用は別物です。

水。客席で時々こぼれる程度なら耐水性のある塩ビ系で足ります。しかし厨房やシャンプー台回りのように毎日水と油が流れる床は、床材選びではなく防水工事の話になります(詳細は厨房の章)。

重さ。冷蔵ケースや陳列什器の脚には点荷重がかかり、柔らかい塩ビ系は凹み跡が残ります。磁器タイルは点荷重に強い反面、重量物を落とすと割れる。什器の下だけ別素材にする「ゾーン分け」は見積を下げながら耐久を上げる定石です。

3変数を実際に当てはめてみます。たとえば「テイクアウト主体のコーヒースタンド」なら、靴=土足○・水=カウンター内のみ・重さ=エスプレッソマシン台のみ──客席側はフロアタイル、マシン台の下だけ耐荷重を確認、で決まり。「ラーメン店」なら厨房は熱湯と油で塗床+防水一択、客席は油はねゾーンだけ防滑タイプに切り替える。3つの質問に答えるだけで、8素材のうち検討すべきは2〜3素材まで絞れます

8素材の㎡単価・耐用年数マトリクス

材料費+施工費(材工)込みの目安です。同じ素材でも品番・下地・面積で単価は動くため、幅の中央を仮置きして予算を組み、見積で確定させてください。

クッションフロア

㎡2,500〜4,500円
  • 耐用目安5〜8年
  • 土足△ 土足対応品のみ
  • 得意な店軽飲食・物販の低予算

長尺塩ビシート

㎡3,500〜6,000円
  • 耐用目安8〜12年
  • 土足◎ 継目溶接で衛生的
  • 得意な店クリニック・美容室

タイルカーペット

㎡3,500〜6,000円
  • 耐用目安5〜8年
  • 土足○ 部分交換が容易
  • 得意な店オフィス・物販

フロアタイル

㎡4,000〜7,000円
  • 耐用目安8〜12年
  • 土足◎ 店舗の第一候補
  • 得意な店飲食客席・カフェ・物販

塗床(厨房用)

㎡6,000〜12,000円
  • 耐用目安5〜10年
  • 土足◎ 水性硬質ウレタン等
  • 得意な店厨房・シャンプー台回り

複合フローリング

㎡8,000〜15,000円
  • 耐用目安10〜15年
  • 土足△ 店舗用コート品を
  • 得意な店カフェ・美容室の見せ場

モルタル

㎡8,000〜15,000円
  • 耐用目安10〜20年
  • 土足◎ クラックは味と割切る
  • 得意な店アパレル・カフェ

磁器タイル

㎡10,000〜20,000円
  • 耐用目安15〜30年
  • 土足◎ 点荷重・水に最強
  • 得意な店エントランス・高級業態

単価表の裏にある選定の落とし穴を素材別に。フロアタイルと長尺シートの使い分けは「継目」で決まります。タイルは1枚交換できる代わりに目地から水が回るため水回りに不向き、長尺は継目を溶接処理できるので水と衛生に強い──クリニックや厨房前室で長尺が選ばれるのはこの理由です。

モルタルのクラック(ひび)は施工不良ではなく乾燥収縮による性質で、必ず入ります。ヘアクラックを味と割り切れない業態(清潔感が命のクリニック等)には不向きで、逆にアパレルやカフェでは経年が意匠になります。フローリングを店舗で使うなら店舗用の強化コート品か土足対応のラミネートタイプを──住宅用の無垢材をそのまま入れると、1年で靴傷だらけになります。

この表の読み方

金額はいずれも一般的な目安(モデルケース)で、小面積の工事は割高に、大面積は割安になる傾向があります。正確な金額は現地調査を経た見積もりでのみ確定します。

業態別の正解早見表

業態・部位 第一候補 実務の理由
飲食店・客席 フロアタイル/長尺シート 油はねゾーンは防滑タイプに切替。木目柄で意匠と実用を両立
飲食店・厨房 塗床(水性硬質ウレタン) 熱湯・油・洗剤に耐える。エポキシは安いが熱湯に弱い
カフェ フロアタイル/複合フローリング 滞在時間が長く質感が効く。カウンター内だけ塗床の合わせ技
美容室 長尺シート/フロアタイル カラー剤・薬剤の耐薬品性とシャンプー台回りの防滑
物販・アパレル フロアタイル/タイルカーペット/モルタル 什器の点荷重と搬入台車の轍に注意。什器下だけ別素材も有効
クリニック 長尺シート(継目溶接) 目地レスで清掃・消毒しやすく衛生管理と相性が良い
オフィス タイルカーペット OAフロア・キャスター椅子対応。汚れた1枚だけ交換できる

迷ったら「フロアタイルを基本に、水と熱のゾーンだけ専用素材へ切り替える」のが店舗の最適解になりやすい構成です。1枚単位で交換でき、木目・石目・モルタル調まで柄が揃うため、意匠の自由度と維持のしやすさを両立できます。

床材のグレードと張替え範囲は、同じ図面でも会社によって提案がまったく変わる領域です。仕様を落とさずに費用を下げる最短手段は、複数社の見積もりを並べて「撤去・下地・材工」の内訳を見比べること。

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もうひとつの実務は部位ごとのグレード分けです。客席は意匠優先、厨房は防水優先、トイレは清掃性、バックヤードは最小コスト──1つの店でも床は3〜4種類の混成になるのが普通で、全面を同じグレードで見積もると数十万円単位の無駄が出ます。見積書に部位別の㎡数と品番が書かれているかは、会社の設計力を測るリトマス紙でもあります。

張替え費用の構造──主役は撤去と下地

張替えの見積は「①既存床の撤去・処分+②下地補修+③新規材工+④巾木・見切り」の4層構造です。①は㎡1,500〜3,000円、②は㎡2,000〜4,000円が目安で、安い床材を選んでも①②は減りません。会社ごとの見積差が出るのも主にこの2層で、内訳のない「床工事一式」の見積は比較不能と考えてください。

20坪(66㎡)の客席をフロアタイルで張り替えるモデルで計算すると、撤去1,500〜3,000円+下地2,000〜4,000円+材工4,000〜7,000円=㎡7,500〜14,000円、総額約50〜92万円。ここに巾木の交換(m単価500〜1,200円・20坪で周長約33m=2〜4万円)と什器移動の手間が乗ります。床材だけを見て「㎡5,000円×66㎡=33万円」と見込むと、実際の見積が1.5〜2.5倍に見えて驚くことになる──この差の正体が撤去と下地です。

既存床の状態が良ければ、撤去せず上から張る重ね張り(上貼り)で①を丸ごと節約できます。ただし段差が数ミリ生まれるため、建具の開閉・バリアフリー・什器の水平に影響しないかの確認が条件です。

営業中の店舗は夜間・定休日施工になりますが、人件費はおおむね2〜3割増。休業して一気に張るか、割増を払って営業を続けるかは、1日の粗利と比べて決める計算問題です。

厨房の床は「内装」ではなく防水工事

飲食店の床でもっとも高くつく失敗は、厨房の防水不足です。厨房床の標準は塗床(水性硬質ウレタン系)+防水層+排水への勾配のセット。エポキシ系塗床は安価ですが熱湯に弱く、寸胴の湯を流す厨房では剥離の原因になります。

防水を省いた厨房で漏水が起きると、被害は自店で止まりません。階下のテナントへの漏水は、自店の復旧に加えて階下の内装補修・営業補償まで及び、退去時の原状回復が実質2フロア分になるリスクです。床の見積で防水層と勾配の記載があるかは、金額より先に確認すべき項目です。塗床の主な選択肢は3つあります。エポキシ樹脂(安価だが熱湯・急冷に弱い)、水性硬質ウレタン(耐熱・耐衝撃で厨房の標準)、MMA樹脂(速硬化で夜間施工向きだが臭気が強く、営業中の建物では調整が必要)。またドライキッチン運用を選ぶ場合でも防水層を省いてよいかは保健所の運用と建物側の規定で分かれるため、着工前に管轄へ確認してください。グリストラップ回りは油と水が常時たまるため、立ち上がり(腰壁側への防水の巻き上げ)まで指定しておくと確実です。

床材と法規──内装制限は床にかからない、防炎規制はかかる

先に結論を書きます。建築基準法の内装制限は「壁と天井」が対象で、床は含まれません。ところが消防法の防炎規制は「じゅうたん等」を対象にしており、こちらは床にかかります。壁材で不燃・準不燃の等級に悩んだ人ほど、床にも同じ縛りがあると思い込みがちですが、規制のかかり方は逆向きです。

建築基準法──床は内装制限の対象外

内装制限の根拠は建築基準法第35条の2で、技術基準は施行令第128条の5が定めています。条文が仕上げを制限しているのは「その壁及び天井(天井のない場合においては、屋根)の室内に面する部分」であり、床の仕上げ材は条文に登場しません。ついでに言えば、壁のうち床面から高さ1.2m以下の腰壁、回り縁、窓枠・窓台なども対象から外れます。

したがって、飲食店の厨房のように火気使用室として壁・天井に準不燃材料以上が求められる場合でも、床材そのものを防火材料の等級で選ぶ必要はありません。床は炎が上方へ立ち上がる性質上、壁・天井ほど延焼の主経路になりにくいという考え方が背景にあります。壁・天井側の等級と費用は店舗の壁材・クロス費用ガイドで扱っています。

消防法──防炎防火対象物では「じゅうたん等」が規制対象

一方、消防法第8条の3は、高さ31mを超える高層建築物・地下街、および施行令第4条の3で指定された防火対象物で使用する防炎対象物品に防炎性能を義務づけています。その防炎対象物品には、どん帳やカーテン、暗幕、展示用合板と並んで「じゅうたん等」が含まれます。

指定される防火対象物には、劇場・キャバレー・遊技場・料理店・飲食店・百貨店・物品販売店舗・旅館・ホテル・病院・老人ホーム・公衆浴場などが並びます。つまり、大半の店舗が防炎規制の対象だということです。複合用途のビルでは、該当する用途の部分だけが対象になります。

床の仕上げ 防炎規制の扱い 実務上の意味
タイルカーペット/タフテッド・ニードルパンチ等のカーペット、ござ 「じゅうたん等」に該当 防炎ラベル付きの製品を選ぶ
合成樹脂製床シート(Pタイル等)を置き敷き・はめ込みで施工 該当 防炎ラベル付きを選ぶ
合成樹脂製床シートを下地に固着する接着施工で張る 細目から除外 一般的な長尺シート・Pタイルの店舗施工はここ
塗床・磁器タイル・フローリング・モルタル 布・シート系ではないため非該当 防炎ラベルの管理は不要

施工方法で扱いが変わるのは「合成樹脂製床シート」だけ

消防庁が示す「じゅうたん等」の細目では、合成樹脂製床シートのうち床下地に固着する接着施工のものは除かれるとされています。長尺塩ビシートやPタイルを接着剤で下地に張り込む一般的な店舗施工は、この除外に当たります。

注意したいのは、この除外が合成樹脂製床シートに限られる点です。タイルカーペットを含むカーペット類やござには、細目上、施工方法による除外がありません。防炎防火対象物でカーペット系の床を選ぶなら、置き敷きか接着かにかかわらず防炎ラベル付き製品が前提です。前節で「退去時の原状回復を軽くするなら置き敷き・はめ込み」と書きましたが、カーペット系を選ぶ判断は防炎品の制約とセットになる、というのがこの節の要点です。カタログ上は同じタイルカーペットでも、防炎ラベルの有無で品番と単価が変わります。

確認先

防炎規制がかかるかどうかは、建物の高さ・用途・複合用途の区分によって変わります。判定は所轄の消防署に、内装制限の判定は特定行政庁または設計を担当する建築士にご確認ください。本記事は制度の概要にとどめ、個別の適否判断は行いません。用途変更に確認申請が要るかどうかは店舗内装の確認申請ガイドで整理しています。

居抜きの床は使えるか──流用判定と原状回復

居抜き物件の床は「見た目がきれいか」ではなく「下地が生きているか」で判定します。歩いてフワつく箇所は下地の腐れや浮き、前業態が飲食なら塩ビシートの下に油と臭いが染みていることが多く、表面がきれいでも張替え時に下地補修費が跳ねます。内見時に家具のない床を対角線に歩く──これだけで大きな地雷は踏み分けられます。前業態が重飲食だった物件では、床を剥がすと下地に油が染みて黒くなっていることがあり、洗浄・シーラー処理や部分的な下地打ち替えで㎡数千円の追加が広範囲に及ぶことも。換気を止めた状態で床近くの臭いを確かめると、染みの有無をある程度推定できます。物件の構造や工事範囲の考え方は居抜きvsスケルトンの判断ガイドで整理しています。

賃貸で退去時の原状回復を軽くしたいなら、接着剤を使わない置くだけ・はめ込みタイプが有効です。撤去が容易で下地を傷めず、部分交換もできます。どこまでが借主負担かは契約と工事区分によって変わるため、ABC工事区分の解説もあわせて確認してください。

耐用年数で見るTCO──安い床材は本当に安いか

初期費用を耐用年数で割ると、床材の景色は変わります。

床材 初期(㎡) 耐用目安 年額換算(㎡)
クッションフロア 3,500円 6年 約580円
フロアタイル 5,500円 10年 約550円
複合フローリング 11,000円 12年 約920円
磁器タイル 15,000円 25年 約600円

クッションフロアと磁器タイルの年額換算はほぼ同じ──初期4倍の差が、寿命4倍で帳消しになる構図です。さらに張替えのたびに撤去費と休業(または夜間割増)が発生するため、張替え回数が多い床ほど「見えないコスト」が積み上がります。張替えサイクルのたびに発生するのは工事費だけではありません。休業して張り替えるなら休業日数×日商×粗利率が、営業しながらなら夜間割増の2〜3割が毎回乗ります。寿命6年の床と12年の床では10年間で張替えが1回多いか少ないか──工事費数十万円+休業数日分の粗利という「見えない1回分」まで含めて比べるのがTCOの本体です。10年以上使う本店なら耐久側に、撤退や改装サイクルが読めない1号店なら初期の軽さに寄せる、が実務の使い分けです。

床の張替え費用シミュレーター

㎡数と床材、撤去・下地の有無を選ぶと概算レンジを表示します。

シミュレーターの結果を見積と突き合わせるときは、①撤去・下地が内訳に分かれているか、②品番(メーカー・型番)が特定されているか、③厨房や水回りに防水・防滑の記載があるか──の3点を確認してください。この3点が書かれていない「床工事一式」は、後から追加費用が出やすい見積の典型です。

よくある質問

Q.汚れた部分だけ張り替えられますか?

フロアタイルとタイルカーペットは1枚単位で交換できます。長尺シートやクッションフロアは部分補修すると継目が目立つため、ゾーン単位での張替えが現実的です。将来の部分交換を見込むなら、同じ品番を1〜2ケース予備で持っておくと廃番リスクを避けられます。

Q.営業を止めずに張り替えられますか?

面積とレイアウト次第で夜間・定休日の分割施工は可能です。ただし夜間施工は人件費割増でおおむね2〜3割高くなり、接着剤の乾燥時間(オープンタイム)の確保も必要です。置くだけ・はめ込みタイプなら乾燥待ちがなく、翌朝営業のハードルが下がります。

Q.床暖房の上にも張れますか?

床暖房対応品を選べば可能です。非対応品は熱で反り・剥離・変色が起こるため、既存店舗で床暖房の有無が不明な場合は着工前に必ず確認してください。

Q.床の張替え費用は経費になりますか?

修繕として一括経費になるか資産計上(減価償却)になるかは、金額・範囲・グレードアップの有無で判定が分かれます。税務判断は個別性が高いため、金額が大きい場合は顧問税理士に事前確認するのが安全です。

Q.DIYで張り替えてコストを下げられますか?

現実的なのは置くだけ・はめ込みタイプのみで、必ず土足対応品を選んでください。接着施工・下地補修・巾木の納まりは仕上がりと耐久に直結するため、営業する店舗では職人施工をおすすめします。

Q.滑りにくさはどう選べばいいですか?

濡れる床は防滑タイプ(表面エンボスや防滑加工品)を選びます。雨天時の入口回り・厨房・シャンプー台回りは転倒が労災・賠償に直結する場所です。メーカーの防滑グレード表記を確認し、迷ったら水濡れ前提の品番を指定してください。

Q.冬に足元が冷たいのが気になります。

塩ビ系・タイル系は熱伝導で冷たく感じやすい素材です。滞在時間が長い業態ではタイルカーペットや木質系のゾーン使い、断熱性のある下地、足元空調の併用などで緩和できます。体感の問題なので、サンプルは靴で踏んで確かめるのがおすすめです。

Q.店舗の床材に、不燃・準不燃といった防火材料の指定はありますか?

建築基準法の内装制限は壁と天井が対象で、床は対象外です。ただし消防法の防炎規制では「じゅうたん等」が防炎対象物品とされ、飲食店や物品販売店舗などの防炎防火対象物ではカーペット類に防炎性能が求められます。詳しくは床材と法規の節をご覧ください。

Q.タイルカーペットに防炎ラベルは必要ですか?

防炎防火対象物に該当する店舗では必要です。カーペット類は細目上、施工方法による除外がなく「じゅうたん等」に含まれます。除外されているのは、床下地に固着する接着施工の合成樹脂製床シート(長尺シート・Pタイル等)のほうで、タイルカーペットはこれに当たりません。適否の判断は所轄の消防署にご確認ください。

まとめ──床は「素材選び」より「内訳の見比べ」で差がつく

床材の単価表はこのページの通りですが、実際の見積では撤去・下地・防水の扱いで総額が大きく動きます。同じ図面で複数社の内訳を並べれば、どこが厚く・どこが省かれているかが一目でわかり、仕様を落とさず費用を下げる交渉材料になります。費用全体の組み立ては店舗内装費用の総合ガイド、坪単価ベースの概算は坪数シミュレーターもどうぞ。

床材のグレードと張替え範囲は、同じ図面でも会社によって提案がまったく変わる領域です。仕様を落とさずに費用を下げる最短手段は、複数社の見積もりを並べて「撤去・下地・材工」の内訳を見比べること。

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ご注意

本記事の金額は一般的な目安(モデルケース)です。防火・衛生・建築に関わる法規の判断は、管轄の消防署・保健所・特定行政庁に確認してください。

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