店舗の動線設計完全ガイド|業種別パターン・通路幅・レジ位置・避難経路

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この記事の要約・目次

  1. 1店舗の通路幅は消防法で決まる?↓

    消防法ではなく地域の火災予防条例で決まり、東京都は客席か売場が150㎡(約45坪)以上なら120cm以上とされる。150㎡未満は決まりが無いとされる一方、車いすの目安は物販120cm・飲食90cm。

    1. 1-1通路幅の早見
    2. 1-2車いすの目安
  2. 2スーパー・商業施設の通路幅は?↓

    東京都では、売場150㎡以上で120cm、300㎡以上で160cm、600㎡以上で180cm以上とされる。地階と、1階など地上に出られる階は、1,500㎡以上で200cm、3,000㎡以上で250cm以上。

    1. 2-1売場の幅
    2. 2-2商業施設
  3. 3飲食店の客席の通路幅は?↓

    客席150㎡以上の飲食店は、東京都では120cm(300㎡以上は160cm)以上の避難通路が要るとされる。150㎡未満は車いすの目安90cm。

    1. 3-1客席の幅
    2. 3-2席数の決め方
  4. 4店の動線は、どう決める?↓

    客・スタッフ・物の動線を、満席や会計待ちの場面で、図面か手描きの配置図の上でなぞり、交わる所を直す。

    1. 4-1業種ごとの動線
    2. 4-2レジの直し方
    3. 4-3スタッフと物
  5. 5「消防動線」と避難経路は?↓

    「消防動線」は法令の言葉ではなく、避難口・避難通路などのこととされる。店は避難口と通路に物を置かない。

    1. 5-1避難口と通路
    2. 5-2廊下と階段
    3. 5-3届出
  6. 6店の動線の設計は、誰に何を頼む?↓

    設計事務所や内装会社に、平面図・レイアウト案・通路幅と避難の確認・見積もりを頼める。

    1. 6-1相談メモ
    2. 6-2図面で聞く4つ
  7. 7店舗の動線設計のよくある質問(9問)↓

    最初に、動線は何から考えるかに答えます。ほかに、客の道の長さ・10坪の席数の決め方・レジの位置・居抜きの設備・営業中の直し方・相談など9問。

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更新日:2026年10月22日

1店舗の通路幅は消防法で決まる?

答え:店の通路の幅は消防法ではなく火災予防条例で決まり、東京都では客席か売場が150㎡(約45坪)以上なら120cm以上の避難通路が要るとされます。150㎡未満は条例の幅の決まりが無いとされる一方、車いすの目安は国交省の手引き(決まりではない)で物販120cm・飲食90cm以上です。

  • 自分の幅300㎡以上は160cm以上など、広さで変わる。業種と床面積を選ぶと、すぐ下の早見で出る1-1
  • 面積の数え方客席や売場の面積に、避難通路・厨房などのバックヤード・トイレは入れない(東京消防庁)1-1
  • ほかの市町村それぞれの火災予防条例で決まるとされるので、所在地の消防署に確かめる1-1

1-1業種と面積で引く通路幅の早見

答え:店の種類と、客席か売場の床面積を選ぶと、東京都の条例の避難通路の幅と、車いすで通れる目安が出ます。

店の通路幅の早見(東京都の条例と車いすの目安)

店の種類

避難通路・厨房や倉庫などのバックヤード・トイレの広さは除いて選びます。

店のある階

1,500㎡以上の売場だけ、地階・地上に直接出られる階・消防総監が指定した階で幅が広がるとされます。

東京都の火災予防条例の避難通路の幅

―

飲食店・客席150㎡以上300㎡未満・それ以外の階

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東京都の火災予防条例の避難通路の幅

店
客席・売場の床面積
避難通路の幅
飲食店
150㎡以上300㎡未満
120cm以上
飲食店
300㎡以上
160cm以上
物販・スーパー
150㎡以上300㎡未満
120cm以上
物販・スーパー
300㎡以上600㎡未満
160cm以上
物販・スーパー
600㎡以上
180cm以上と補助避難通路120cm以上。地階などは1,500㎡以上で200cm・3,000㎡以上で250cm以上
どちらも
150㎡未満
幅の決まりは無いとされる
キャバレーなど
キャバレー・ナイトクラブなど(条例の「キャバレー等」)は、客席150㎡以上で160cm以上とされる
特例
飲食店やキャバレーなどの客席の避難通路と、物販600㎡以上の補助避難通路は、避難に支障が無いと消防署長が認めた時、この決まりによらないことができるとされる。物販の売場の主要避難通路の幅は、この特例に挙げられていない

1-2車いすで通れる幅の目安

答え:国交省の小規模店舗の設計標準では、通路は物販で120cm以上、片側が商品棚なら90cm以上、飲食で90cm以上、出入口は80cm以上が目安です。バリアフリー法では2,000㎡以上の店の新築などは廊下120cm以上の経路が義務で、2,000㎡未満や今ある建物は努力義務とされます。

小規模店舗の設計標準の例(国交省・令和3年3月)

場所
物販店
飲食店
店の中の通路
120cm以上(片側が商品棚なら90cm以上)
90cm以上
出入口
80cm以上
80cm以上
通路の端・レジの前
車いすが向きを変えられる140cm四方以上の場所
車いすが向きを変えられる140cm四方以上の場所
レジが2台以上
レジの間に90cm以上
―
車いすで使う席
―
天板の裏の高さ65〜70cm・天板の高さ70〜75cm・ひざが入る奥行き45cm以上
サービスの店
店の中の通路の目安は90cm以上とされる(国交省の設計標準)
法の対象
2,000㎡以上の新築などで義務、2,000㎡未満と今ある建物はできるだけ合わせる努力義務とされ、条例で対象を広げる自治体もある(所在地の役所に確かめる)

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2スーパー・商業施設の通路幅は?

答え:東京都の条例では、売場が150㎡以上で120cm、300㎡以上で160cm、600㎡以上で180cm以上の主要避難通路(避難口へ通じる主な通路)を設けるとされます。地階や地上に直接出られる階などは、売場1,500㎡以上で200cm、3,000㎡以上で250cm以上とされます。

  • 150㎡未満東京都の条例では主要避難通路の決まりは無いとされ、車いすの目安は通路120cm(片側が商品棚なら90cm)以上2-1
  • 面積の数え方売場の面積に、主要避難通路・倉庫などのバックヤード・トイレは入れない(東京消防庁)2-1
  • 商業施設テナントは、施設全体の避難の計画とルールも確かめる2-2

2-1売場の面積ごとの通路の幅(主要避難通路)

答え:幅は売場か展示部分の床面積で決まり、150㎡以上で120cm、300㎡以上で160cm、600㎡以上で180cm以上とされます。条例の「百貨店等」は、スーパーなどの物品販売の店と展示場とされます。

物販の売場の主要避難通路(東京都の火災予防条例)

売場の床面積
それ以外の階
地階・地上に出る階・指定の階
150㎡未満
決まりは無いとされる
決まりは無いとされる
150㎡以上300㎡未満
120cm以上
120cm以上
300㎡以上600㎡未満
160cm以上
160cm以上
600㎡以上1,500㎡未満
180cm以上
180cm以上
1,500㎡以上3,000㎡未満
180cm以上
200cm以上
3,000㎡以上
180cm以上
250cm以上
補助避難通路
売場600㎡以上は、主要避難通路のほかに幅120cm以上の補助避難通路も設けるとされる
幅を足す階
地階、地上に直接出られる階(避難階)、東京消防庁のトップの消防総監が指定した階では、売場1,500㎡以上で幅を足すとされる
分ける
主要避難通路は避難口に通じさせ、色などでほかの所と分けておくとされる
面積の数え方
売場の面積に、主要避難通路・倉庫などのバックヤード・トイレは入れない(東京消防庁)
600㎡以上
東京消防庁の案内では、売場600㎡以上の避難通路の取り方は、消防署と別に協議するとされる
150㎡未満
条例の決まりは無いとされ、国交省の設計標準では、車いすの目安は通路120cm(片側が商品棚なら90cm)以上

2-2商業施設のテナントで確かめること

答え:陳列やレジの列、看板が共用の通路や避難口をふさがないかを、施設のルールと一緒に確かめます。商業施設は建物全体に避難の計画があり、テナントの区画もその一部です。

施設のルール
共用の通路に出せる物・はみ出してよい幅・工事の申請の決まりを、施設の管理者に確かめる
図面
店の中の通路と、施設の避難口・避難通路のつながりを図面で見る
面積
同じ階に売場が並ぶ時の面積の数え方は、所在地の消防署に確かめる

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3飲食店の客席の通路幅は?

答え:東京都の火災予防条例では、客席が150㎡以上の飲食店に、避難口へ通じる避難通路を120cm(300㎡以上は160cm)以上設けるとされます。どの席からも、いす席やテーブル席などを7つ以上通らずに、その通路へ行けるようにするとされます。

  • 150㎡未満東京都の条例では避難通路の幅の決まりは無いとされ、車いすで通れる目安は90cm以上(国交省の設計標準)3-1
  • 面積の数え方客席の面積に、避難通路・厨房・従業員の控室・トイレは入れない(東京消防庁)3-1
  • 席と通路いすを引いた状態・配膳・すれ違いを、図面で確かめてから席数を決める3-2
  • 車いすの席天板の裏の高さ65〜70cm・天板の高さ70〜75cm・ひざが入る奥行き45cm以上が目安3-1

3-1客席の面積と避難通路の幅

答え:客席の面積は店ごとに数え、避難通路や厨房、従業員の控室、トイレは入れないとされます。幅は150㎡以上なら120cm、300㎡以上なら160cm以上で、150㎡未満は東京都の条例では決まりが無いとされます。

飲食店の客席の避難通路(東京都の火災予防条例)

客席の床面積
避難通路の幅
配置
150㎡未満
決まりは無いとされる
避難口と通路に物を置かない
150㎡以上300㎡未満
120cm以上
7つ以上の席を通らずに避難通路に行ける
300㎡以上
160cm以上
7つ以上の席を通らずに避難通路に行ける
幅の測り方
条例では、避難通路の幅を「有効幅員」(実際に通れる幅)で決めているとされる
車いす
通路の目安は90cm以上。車いすで使う席は、天板の裏の高さ65〜70cm・天板の高さ70〜75cm・ひざが入る奥行き45cm以上(国交省の設計標準)
キャバレーなど
キャバレー・ナイトクラブなどは、客席150㎡以上で160cm以上とされる

3-2席数と通路の決め方

答え:テーブルどうしの間隔と、人が通れる幅は違います。いすを引いた状態、座った人の背中、ワゴンや車いすを図面に書き、席数の違う案を比べます。

  1. STEP 1動かせない物柱・出入口・水回り・避難の経路を図面に書く動かせない条件から先に置く
  2. STEP 2実寸で置くテーブルだけでなくいすと機器を置くいすを引いた状態と、機器の扉を開けた状態で描く
  3. STEP 3通る場面1人で通る所と、すれ違う所を分ける配膳・ワゴン・ベビーカー・車いすの通る所を色で分ける
  4. STEP 4決まり条例と車いすの目安を当てる客席150㎡以上なら避難通路、車いすの席なら90cm以上の通路
  5. STEP 5案を比べる席の多い案と、通りやすい案を並べる満席の時の配膳と会計の動きを、両方の案でなぞる

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4店の動線は、どう決める?

答え:動線(客・スタッフ・物が店の中を動く道)は、満席・会計待ち・片付けが重なる場面で、人と物の動きを図面の上でなぞって決めます。交わる所や、待つ人が通路をふさぐ所を見つけて、レジや待つ場所、物の置き場を動かします。

  • 業種ごと飲食の後会計・カフェの先会計・美容室・物販・クリニック・ジムで、見る所が違う4-1
  • レジの位置入口の近くは、店に出入りする客を見やすいが、列が出入口や配膳の道をふさがないかを図で見る4-2
  • スタッフと物よく使う物を作業の近くに置き、荷物の運び込み(搬入)とごみの道を客の道と分ける4-3

4-1業種ごとの動線の見る所

答え:後会計の飲食店は案内・配膳・会計が同じ所に集まらないか、先会計のカフェは注文の列・受け取り・返却口を分けているかを見ます。美容室・物販店・クリニック・ジムも、客が待つ所とスタッフが動く所を下の表の行で見ます。

業種ごとの動線で見る所

業種
配置で見る所
内装会社に伝えること
飲食店(後会計)
案内・配膳・会計・下げ膳(食器を下げること)が同じ所に集まらないか。トイレに向かう客とも重ねて見る
ピークの人数・料理の出し方・席の使い分け・持ち帰りの有無
カフェ(先会計)
注文の列・受け取り・返却口を分け、座った客と帰る客の道を残す
注文と受け取りの手順・セルフサービスの範囲・店内と持ち帰りの割合
美容室・サロン
受付から待合、施術、シャンプー、会計までの順。ワゴンと使ったタオルの置き場も取る
同時に施術する人数・施術の流れ・機器・人目を避けたい所
物販店
目的の商品を探す道と、回って見る道の両方。補充と会計の列で売場をふさがない
商品の大きさ・陳列の量・接客の仕方・在庫と試着の有無
クリニック
受付・待合・診察・処置・会計を分かりやすく結ぶ。清潔な物と使った物の道を分ける
診療の内容・予約の仕方・来る人の特性・要る設備と区画
ジム
受付から着替え、運動、着替え、退館までの順。機器を使う時の動く範囲と、通る道を分ける
利用する人数・機器の大きさ・見守り・清掃と補充の仕方
美容室
セット面(客が座る鏡の席)の間隔や後ろの通路は美容室の内装設計と図面で
厨房
機器の並べ方は厨房のレイアウトの設計で

4-2レジの会計待ちが配膳と重なる店の直し方

答え:会計待ちの列が何人まで伸び、どちらへ向かうかを図面に書きます。下の図のように、レジと待つ場所を片側に寄せて、厨房から客席への道を空ける案を比べます。

見直し前|真ん中で動線が交わる厨房客席客席レジ会計待ちと配膳が交わる入口・出口
配膳の道に会計待ちの列が重なる例。青線=配膳、丸=待つ人。
見直し案|待つ場所を片側へ厨房客席客席レジ通路を空ける入口・出口
レジと待つ列を左へ寄せ、真ん中の配膳の道を空ける案。緑の丸=待つ人。列が伸びた時の出入りも確かめます。
入口
扉を開けた先に人や荷物がたまらないか。入る客と出る客が同時に動けるか
待つ所
注文待ち・席待ち・会計待ち・受け取りを同じ列にしてよいか
会計
財布や荷物を扱う間も、次の客・配膳・退店と重ならないか
図の見方
図は考え方の模式図で、寸法や避難の経路、工事の可否を示す設計図ではない

4-3スタッフと物の動線の直し方

答え:よく使う物を作業の近くにまとめ、搬入・ごみ・補充の道を客の道と分けます。営業中の店は、家具や置き場の見直しから始め、固定の棚や設備を動かす工事は後に回します。

困りごとと、先に見ること・工事になること

困りごと
先に見ること
工事になること
レジ待ちが入口をふさぐ
待つ位置・列の向き・会計の仕方
レジカウンターと配線・入口の固定の棚
配膳と片付けですれ違えない
椅子を引いた時の幅・ワゴンと備品の置き場
固定の席・間仕切り(店の中を区切る壁)・厨房の出入口
補充のたびに客席を横切る
使う量・収納の位置・納品と補充の時間
作業の近くの収納・バックヤードの区画
厨房の同じ所に人が集まる
作業の分け方・機器の扉・仕込みと洗い物の重なり
機器の配置と水道・排水・電源(現地で可否と費用を確かめる)

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5「消防動線」と避難経路は?

答え:「消防動線」「消防導線」「避難動線」は法令の言葉ではなく、法令では避難口・避難通路・階段などと呼ぶとされます。店では、避難口や避難通路に物を置かず、待つ列もかからないようにし、間仕切りやレイアウトを変える前に消防署に届出の相談をします。

  • 物を置かない避難口・避難通路・階段に、棚や看板などの物を置かないとされる(東京都の条例)。待つ列も、そこにかからないようにする5-1
  • 届出東京都では、間仕切りなどの内装の工事を始める7日前までに消防署に届出をし、避難通路のある店は避難通路図を付けるとされる5-3
  • 戸避難口の戸は外開きが基本で、支障が無いと認められれば引き戸なども使えるとされる。開店中や作業中は、決められた方法以外で鍵をかけないとされる5-1

5-1避難口と通路で店がすること

答え:消防法では、飲食店や百貨店などを管理する権限のある人(店や建物を管理する立場の人)は、廊下・階段・避難口に、避難のじゃまになる物が置かれないように管理するとされます。東京都の火災予防条例は、戸の開き方と鍵のかけ方も決めているとされます。

  1. STEP 1図に書く避難口・避難通路・誘導灯の位置を図に書く誘導灯は避難口や避難の向きを示す緑色の明かりとされ、棚や看板で隠さない
  2. STEP 2置かない棚や看板を避難の経路に置かず、待つ列もかからないようにする営業中の家具・列・荷物も含めて確かめる
  3. STEP 3戸避難口の戸は外開きが基本で、すぐ開けられるようにする引き戸などにする時は消防署に確かめる。開店中や作業中は、決められた方法以外で鍵をかけない
  4. STEP 4床つまずき・すべりを起こさない床に保つ段差やコードの出しっぱなしを避ける
  5. STEP 5変える前間仕切りやレイアウトを変える前に、消防署に相談する避難口や設備の位置が変わる時は、図面の段階で相談する

5-2建物の廊下と階段の決まり

答え:建物の決まりでは、廊下の幅は両側に居室(仕事や集まりなどに続けて使う部屋)なら160cm以上・ほかは120cm以上、1,500㎡を超える物販店の売場の階などは階段を2つ以上とされます。間仕切りで廊下のような通路を作る時や上の階の店は、当てはまるかを設計者に確かめます。

建物の決まり(建築基準法施行令)

決まり
当てはまる所
内容
廊下の幅(第119条)
飲食店・物販店(10㎡以内を除く)がある建物や、階数3以上か延べ面積(全部の階の合計)1,000㎡超の建物で、その階の居室(仕事や集まりなどに続けて使う部屋)の床面積の合計が200㎡(地階は100㎡)を超える階
両側に居室なら160cm以上・ほかは120cm以上とされる(3室以下の専用の廊下は除く)
階段を2つ(第121条)
店全体の床面積の合計が1,500㎡を超える物販店で、売場がある階(2章の条例は売場の広さで数える)
避難階(地上に直接出られる階)か地上へ続く直通階段を2つ以上とされる
階段を2つ(第121条)
6階以上で居室のある階(居室100㎡以下で、避難に使えるバルコニーなどと決まりに合う階段がある階は除くことがある)と、5階以下で、その階の居室の床面積の合計が避難階のすぐ上の階は200㎡、ほかの階は100㎡を超える階
同じく2つ以上とされる。準耐火(火に強い造り)などの建物は200㎡を400㎡、100㎡を200㎡に読み替える

5-3内装の工事の前の届出

答え:東京都では、テナントの内装の工事は始める日の7日前まで、店を使い始める時も使う日の7日前までに、消防署へ届出をするとされます。避難通路を設ける店は、平面図に避難通路を書いた避難通路図を付けるとされます。

出す物
届出書・建物の概要・入る階の平面図・店の中の詳しい平面図、変える時は内装の仕上げや建具(戸や窓)の表。店の用途や建物の規模で要る図書と、飲食店で厨房を置く時は火を使う機器の図書も要るとされる
相談の先
避難通路・誘導灯・消防の設備と届出は所在地の消防署、厨房などは保健所
ビル
防災の設備を動かす工事は、建物の側が指定する会社の工事になることがある

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6店の動線の設計は、誰に何を頼む?

答え:店の動線の設計は、設計事務所や内装会社に、平面図とレイアウト案、通路幅と避難の決まりの確認、届出の図面まで頼めます。どこまで含むかと費用は会社ごとに違うので、業種と営業の仕方・席数や売場・ピークの人数・物件の図面を伝えて、案を比べます。

  • 頼む利点避難や車いすの決まりと設備の位置を図面で先に確かめられ、工事の後の直しを減らしやすい6-1
  • 相談の窓口避難と届出は消防署、厨房などは保健所、搬入と工事の分け方は建物の管理会社6-1
  • 比べ方提案を受けたら、満席の時の動き・椅子を引いた時の通路・動かせない設備を図面で聞く6-2

6-1相談メモ(頼む時に伝えること)

答え:伝えることは、相談したいこと・業種と営業の仕方・席数や売場・ピーク・物件・困っていることの6つです。決まっていない所は、希望や候補で書けば足ります。

相談メモ(頼む時に伝えること)

項目
書くこと
例
相談したいこと
新しく出す店・物件を検討中・営業中の店の改装のどれか
物件を検討中
業種と営業の仕方
業種・会計の仕方・持ち帰り
カフェ・先会計・持ち帰りあり
席数や売場
席数・売場の広さ・置きたい物
客席30席・ベビーカーも入れたい
ピーク
混む時間と人数・スタッフの人数
昼に満席・スタッフ3人
物件
所在地・広さ・募集の図面と写真
駅前のビルの2階・募集の図面あり
困っていること
詰まる場面と、直したい状態
会計待ちが入口をふさぐ
貼り方
埋めたメモは、相談フォームの「依頼内容・希望詳細」欄に貼れる
頼む利点
避難や車いすの決まりと設備の位置を図面で先に確かめられ、工事の後の直しを減らしやすい。図面の範囲と設計の費用は会社で違う
相談の窓口
避難と届出は消防署、厨房などは保健所、搬入と工事の分け方は建物の管理会社

6-2提案を受けたら図面で聞く4つ

答え:提案を受けたら、満席の時の動き・いすや機器を使った時の幅・動かせない設備・案ごとの費用と工期の4つを図面の上で聞きます。同じ業種の事例は、見た目だけでなく、どんな営業の仕方を考えた配置かを確かめます。

満席の時
満席・注文待ち・会計待ちが重なった時、客とスタッフはどこを通るか
使う時の幅
いすや機器を使った状態で、要る通路と作業の場所が残るか
設備
動かせない設備と、動かせば良くなる設備はどれか
費用と工期
案ごとの費用・工期・休業への影響と、見積もりに入らないことは何か

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  2. STEP 2事務局が候補の会社へ1社ずつ確認対応できるかを確かめる
  3. STEP 3対応できる会社をご紹介会社からメールか電話で連絡が来る
  4. STEP 4紹介先と直接相談・見積もり現地を見てもらい、見積もりを受け取る
  5. STEP 5提案を比べて自由に選ぶ相談無料・会員登録不要
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ご紹介先の会社から、メールまたはお電話でご連絡があります。紹介後に契約する義務はありません。

7店舗の動線設計のよくある質問(9問)

店舗の動線は何から考えればよいですか?

店舗の動線は何から考えればよいですか?

まず営業中の一場面を決め、客・スタッフ・物の動きを別々に図面へ書き込みます。入口・待つ所・接客・会計・搬入の位置を確かめ、混む場所と動かせない設備を書き出してから席や棚・台を配置します。

客動線は長い方がよいですか?

客動線は長い方がよいですか?

店の種類と、客が来る目的によります。物販では、店の中を回って商品を見てもらう道も大切ですが、目的の商品にたどり着けない配置は不便です。飲食店やサロンでは受付・席・トイレ・会計を分かりやすく結び、無理に遠回りさせない配置にします。

10坪・20坪の店の席数は、どう決めますか?

10坪・20坪の店の席数は、どう決めますか?

面積だけでは決まりません。厨房、トイレ、バックヤード、必要な通路を取ったうえで、客層・テーブル寸法・営業する人数から決めます。席数を優先した案と、通行や作業の余裕を優先した案を同じ条件で比べてください。

レジは入口近くに置くべきですか?

レジは入口近くに置くべきですか?

入口の出入りを見渡しやすい良さはありますが、列で出入口をふさぐ配置は避けます。先会計・後会計、持ち帰り客の受け取り、受付を兼ねるかなどによって適した位置が変わります。会計中に客が出入りする場面で確かめてください。

居抜き物件(前の店の設備が残る物件)の厨房や水回りは、移動できますか?

居抜き物件(前の店の設備が残る物件)の厨房や水回りは、移動できますか?

今ある設備、床の造り、配管の道、建物の決まりなどで変わります。動かせる前提で図面を決めず、現地調査と建物の管理者への確認を先にします。動かす案と今の場所を活かす案の、費用と営業での使いやすさを比べます。

営業しながら動線を改善できますか?

営業しながら動線を改善できますか?

家具や備品の配置で改善できる場合もありますが、固定の棚や台・設備・間仕切りの変更では休業や、工事の場所を分けて進めることが要る場合があります。工事の音・ほこり・安全な通路・設備を止める影響まで確かめ、営業を続けられると決めつけないようにします。

図面や物件が決まっていなくても相談できますか?

図面や物件が決まっていなくても相談できますか?

相談できます。業種、希望エリア、予算帯、開業予定と「何席ほしい」「少人数で運営したい」などの希望を伝えてください。候補の物件があれば、募集の図面や写真も用意してください。工事ができるかと費用を決めるには、現地での確認などが要ります。

動線設計を変えると売上は上がりますか?

動線設計を変えると売上は上がりますか?

上がるとは限りません。待ち時間や提供の遅れ、通りにくさで売り逃しが出ている時は改善を狙えますが、立地・商品・集客・接客も影響します。困っている場面と改善したい状態を決め、改装費用や休業の影響も含めて判断します。

相談やレイアウト案の作成は無料ですか?

相談やレイアウト案の作成は無料ですか?

店舗内装ドットコムへの相談・会社紹介は無料です。現地調査・図面づくり・設計の直しをどこまでするかと費用は、会社ごとに確かめてください。紹介できる会社や提案の内容は、地域や工事の内容で変わります。図面を無料で作るかどうかも、会社ごとに違います。

もっと良い提案・安い見積もりを比べたいなら、店舗内装ドットコム。事務局が対応できる会社を1社ずつ確かめてご紹介します(相談無料・会員登録不要)。

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編集:店舗内装ドットコム(運営:株式会社BPBコンサルティング)。更新日:2026年10月22日。

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避難通路の幅と避難の管理:東京都例規集「火災予防条例」第23条・第50条・第51条・第51条の2・第53条の2・第54条(2026年10月22日に確かめた)。150㎡未満の店に避難通路の幅の決まりが無いとしたのは、第50条(客席150㎡以上の飲食店)と第51条(売場150㎡以上の物販の店)の条文によるもので、東京都の例です。
面積の数え方と届出:東京消防庁 牛込消防署「よくある質問」Q1・Q4。
建物と消防の決まり:e-Gov 法令検索「建築基準法」第2条第4号(居室)、「建築基準法施行令」第115条の3・第117条・第119条・第121条、「消防法」第8条の2の4、「消防法施行令」第26条(2026年10月22日に確かめた)。
車いすの目安:国土交通省「小規模店舗に係る建築設計標準 概要版」(令和3年3月)、「バリアフリー法(建築物分野)の概要」、「建築物移動等円滑化基準チェックリスト」(道等から利用居室までの経路)、「建築物におけるバリアフリーについて」、「建築物のバリアフリー化のための地方公共団体の条例・取組事例集」(2023年3月)。
図は考え方を示す模式図です。

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