和食の
和食に対応できる会社を、事務局が1社ずつ確認してご紹介します。
和食・割烹の内装費用は、坪単価だけでなく、設計・造作・厨房機器・搬入接続をどこまで含むかで比べます。施工会社などが公開している和食店・和モダン店舗の目安で見ると、内装工事費はスケルトン坪50万〜80万円(各社の目安の中〜上)・居抜き坪30万〜55万円(真ん中あたり)です(厨房機器・設計・予備費は別)。出典の幅と2つの公表例を確かめてから、見積を読みましょう。
このページでは、見積対象と数量を揃え、重複や未定項目を見つけ、仕様を変えたときの増減額を確かめる手順を解説します。内装の方向性を写真から考えたい方は、和食の写真・カウンター・個室の仕様ガイドへ。
和食の内装費用は、材料から取付までの範囲で変わる
一枚板の値段と、カウンターが使える状態になるまでの費用は異なります。材料を選ぶ前に、下地・収納・加工・塗装・搬入・取付を誰が見積もるか整理します。既製品や既存材を活用する場合も、現地への納まりと必要な補修・接続を含めて比べましょう。
カウンター・和の造作
長さ・奥行き・材・仕上げ、格子や建具の寸法と数を揃えます。材料単体、工場製作、現場取付のどこまでが表示額かを確認します。
個室・小上がり
壁と建具だけの見積か、床・畳・天井・照明・空調まで含むかを分けます。室数が同じでも、使える状態までの工事は同じとは限りません。
厨房・機器
調理機器の取得と、搬入・据付・給排水・電源・給排気の工事を分けます。見せる調理のために追加する造作や照明も、該当する工事項目へ整理します。
照明・仕上げ
器具代、配線、取付、調光や点灯の調整、下地と仕上げを分けます。見本を確認し、取り替える器具の数や仕上げ面積を図面と照合します。
仕様を深める際は、店舗の照明設計ガイドと厨房設備ガイドも参照できます。
公表された坪単価と費用例を、対象を分けて読む
スケルトン(何もない区画から作る)
坪50万〜80万円。15坪なら750万〜1,200万円。施工会社などが公開している和食店・和モダン店舗の目安(多くは坪20万〜80万円)の中〜上です。
居抜き(前の店の内装・設備を生かす)
坪30万〜55万円。15坪なら450万〜825万円。前の店の設備をどこまで使えるかで上下します。
設計を別に頼む場合
工事費の10〜20%。15坪のスケルトンなら75万〜240万円ほど。設計施工の会社でも、見積に含まれるか別の費目かを確かめます。
坪単価は内装工事費の目安で、厨房機器と予備費(見積もり金額の10〜15%が目安)は別に見込みます。税込か税別かは、どの出典も書いていません。高い側の例として、和食店のスケルトンを坪78万〜104万円とする記事(Lovation・2023年)や、高級寿司店では坪80万円を超えるケースも珍しくないとする施工会社(RAWMAN)もあります。
出典の幅と、目安の決め方を見る
出典の幅と、目安の決め方:和食店・和モダン店舗と明記した施工会社などの目安は、株式会社エイケー 和食店 坪20万〜50万円程度/株式会社LARGO 和食屋の店舗改装 坪35万〜50万円/株式会社匠工房 和モダンな店舗 坪30万〜50万円前後/株式会社nero 和モダン店舗 坪40万〜80万円程度/株式会社TO 和モダンな飲食店 スケルトン坪40万〜80万円・居抜き坪20万〜60万円です。坪20万〜50万円の側は物件の状態を分けない数字や改装の数字で、エイケーも造作カウンターや装飾、特殊設備を取り入れるとさらにコストがかかることも少なくないとしています。設計事務所の TO は、10坪のスケルトンで設備を含む和風の飲食店を坪60万〜80万円とし、予算はスケルトンを想定して立てることを勧めています。「坪単価30万円」の見積もりに設計費・厨房設備・諸経費が含まれていないケースが多いとする施工会社もあります(GLORY)。そのため、スケルトンは各社の目安の中〜上、居抜きは飲食店の居抜き改装(坪15万〜60万円・GLORY)と和食店の居抜き(坪40万〜78万円・Lovation・2023年の記事)の真ん中あたりで示しています。設計費は工事費の10〜20%(内装マガジン・Lovation・株式会社TO)、予備費は見積もり金額の10〜15%(株式会社RAWMAN)とされます。
出典:株式会社エイケー「和食店の内装をデザインする際の8つのポイント!費用や事例なども紹介!」(2026年5月13日)、株式会社LARGO「飲食店の店舗改装にかかる費用」(2025年5月22日更新)、株式会社匠工房(テナント工房)「【和モダン】和食料理店にある内装の特徴とデザインする際のポイント」(2025年8月1日更新)、株式会社nero「和モダンの店舗内装デザインとは?失敗しやすいポイントも解説」(2026年6月4日)、株式会社TO「【和モダン】和風店舗デザインの費用相場を解説」(2024年9月30日更新)、Lovation「飲食店の内装工事|相場・費用内訳もおさえて開業プランを立てよう」(2023年7月22日)、株式会社RAWMAN「【開業資金】飲食店の内装の費用相場を業種や業態別に解説!」(2026年2月15日更新)、株式会社GLORY「飲食店開業の内装工事、完全ガイド。」(2026年5月20日)、内装マガジン「飲食店の内装工事費用を公開!スケルトンだと金額は?」。各ページは2026年10月8日〜9日に取得して確かめました。会社名は出典として記したもので、当サイトの評価や紹介先を示すものではありません。
120万円と2,498万円は、依頼した範囲が違う
東京都・40坪の居抜き改装
MYSDESIGNの公表例は設計料120万円・税込、施工費は別途。建物面積40坪(132㎡)です。工事を含む完成総額として比較する額ではありません。
東京都・36坪のスケルトン新装
有限会社ゼロファクトリーの公表例は設計施工費2,498万円・税込。建物面積36坪(119㎡)。厨房機器など個別費目の含有までは掲載情報で確定できません。
出典:店舗設計施工.comの和食店の公表費用例(2026年9月12日確認。他社が運営するサイトの掲載例で、当サイトとは関係ありません)。面積・物件状態・依頼範囲が違う2例です。居抜きの節約率や、物件取得・運転資金を含む開業総額へ読み替えず、見積の対象を確認する参考にします。
和食の
和食に対応できる会社を、事務局が1社ずつ確認してご紹介します。
業態ごとに、見積へ伝える料理と客席の条件を変える
業態名を選ぶだけでは工事費は決まりません。同じ割烹でも、カウンターの長さ、見せる作業、個室の使い方、既存設備の状態が違います。次の条件を図面やメニューに添えて渡しましょう。
大衆和食・定食
調理機器、食器の量、配膳・下膳の経路、カウンターとテーブルの数量。仕上げを残す場所と更新する場所。
居酒屋和食
提供メニュー、ドリンク機器、収納、席を組み替える使い方。加熱や洗浄の工程に合う設備。
カウンター割烹
カウンターの図面・寸法と素材候補、収納、客席から見せる調理、器具や配管を納める位置。
懐石・会席
客室ごとの利用人数、配膳口や建具、器の置き場。床・天井・空調・照明を含めた各室の完成範囲。
天ぷらカウンター
油煙が発生する機器の仕様、フード、排気経路と給気。機器業者と内装会社の担当境界。
小料理屋
客席と作業場、冷蔵・洗浄・収納の配置。小面積でも必要な接続や調査が残ることを見込んだ明細。
うなぎ・ひつまぶし
燃料と機器、煙・熱・臭気への対応、排気経路と清掃点検。建物側で認められる工事の範囲。
業態別のイメージは和食・割烹・日本料理の内装事例・会社一覧で確認し、気になる場所と必要な工事を分けて伝えると比較しやすくなります。
費用を動かす5項目を、数量と仕様で比較する
1.カウンター:板材の値段と設置費用を分ける
一枚板・集成材・突板などの候補ごとに、仕上がりの長さ・奥行き・厚み、材と塗装、端部や継ぎ目、下地、収納を揃えます。「白木」という呼び方だけでは構造や仕上げ条件が揃わないため、樹種・構成・手入れの方法を見積仕様に書いてもらいましょう。
- 板材・加工・塗装:材料の範囲と製作図、端部・継ぎ目の納まり。
- 搬入・取付:運べる寸法、階段や開口、分割・現場組立の要否、下地の工事。
- 付属する工事:収納、配線・照明、機器を組み込む開口などの含有。
- 流用・補修:点検、削りや塗り直しの可否、撤去・再取付を含む価格。
2.格子・障子・左官・床の間:一式の中身を数える
建具と格子
幅・高さ・枚数、固定か開閉か、枠と金物、ガラス等の有無を記載。暖簾は製作と取付部材を分けます。
左官と壁仕上げ
「店舗何坪」ではなく施工する壁の㎡、下地補修、仕上げ見本、養生、乾燥を含む工程を確認します。
床の間・飾り棚・欄間
寸法と数、下地・固定・照明の範囲、既存造作との取合いを記載します。
坪庭・植栽
設置場所、面積、排水・防水・照明等の工事分担、搬入と手入れの方法を確認します。
3.個室・小上がり:1室の価格に含まれる仕上げを揃える
室数だけでなく各室の広さ、壁・建具・天井・床・畳・照明・空調を照合します。個室工事に含む畳や左官を、床工事・和の造作の欄で再加算しないよう印を付けます。格子や暖簾の視線対策と、壁・建具による音への対応は同じ仕様として比較できません。
4.厨房:機器本体と設備工事の担当を明細にする
コンロ、冷蔵庫、ネタケースなどは型番・数量・調達方法を揃え、搬入・据付・給排水・電源・給排気・試運転の担当を確認します。見積の「厨房一式」に機器本体が含まれる場合、別途購入の欄へ同じ機器を重ねて計上しません。
天ぷら・炭火などは、機器の仕様と同時使用、フード、給気と排気経路を同じ計画で確認します。風量だけでなくダクトの抵抗、油煙、清掃点検、必要な防火措置と試運転を含め、設計者・施工者へ工事範囲の説明を求めましょう。
5.照明:器具数・配線・制御と仕上げを確認する
器具の品番と数、取付位置、電源や配線、調光・スイッチの区分、調整作業を揃えます。既存器具を残す場合は、今回の配線・制御との組合せや交換のしやすさを確認。色や明るさは実際の器・メニュー・作業場所を使って検討し、意匠の変更と電気工事の変更を分けて記録します。
費用を動かす5項目の条件から、和食・割烹の内装を無料で相談する →
見積の10費目を、含む・別途・未定で揃える
会社ごとに項目名が違っても、図面にある工事をどこか1か所へ対応させれば比較できます。金額欄の横に「含む」「別途」「未定」を記入し、対象図面・仕様の版、数量、単位、税区分と有効期限を確認します。
1.仮設・解体
養生、撤去、運搬処分、必要な調査、復旧。残すカウンターや設備の保護と撤去範囲を図面で特定。
2.カウンター製作・取付
材料、加工、塗装、下地、収納、搬入取付。家具業者の製作額と内装会社の取付額の境界。
3.和の造作・建具
格子・障子・床の間・欄間・暖簾等。左官や畳をここに含む場合は、別の仕上げ欄へ同額を再加算しない。
4.個室・小上がり
壁、建具、床、畳、天井等の含有。個室に付随する空調・照明をどの欄で計上するか確認。
5.内装仕上げ
床・壁・天井の施工面積、下地、材料、施工。造作・個室に含まれる仕上げ面積を区分。
6.厨房機器・接続
機器本体の型番と数量、購入・流用・リース、搬入・据付・給排水・電源等。機器本体を含むか明記。
7.換気・空調
機種・数量、ダクトや配管の経路、給気、必要な関連工事。厨房側と共通設備側の二重計上を確認。
8.照明・電気
器具、幹線や回路、配線、取付、制御と調整。厨房や個室に含まれる電気工事との接点を確認。
9.ファサード・サイン
扉、外壁、看板、暖簾の取付、照明。貸主・館側の指定工事や申請関係が含まれるか確認。
10.設計・監理
設計図・設備図・造作図、仕様検討、見積調整、所管相談、申請対応、工事中の確認等の依頼範囲。工事一式に含むか別契約か確認。
建築士事務所へ設計・工事監理を委託する場合は、国土交通省の業務報酬基準の案内も参照し、標準・追加業務と今回の依頼範囲を確認します。設計費が工事費の一定割合になる、行政協議や申請が全て含まれるという意味ではありません。
想定されるケース:一式の見積と「工事+別設計」の見積を、そのまま比べない
見積の読み方を示す想定されるケースです(金額は記号で示します)。同じ図面・仕様・数量の完成範囲を対象とし、税の条件もそろえて比べます。機器取得・物件費・運転資金などは別に確認します。
見積A:設計を含む一式でA円
設計と工事の対象を確認済みなら、比べる小計はA円。含まれている設計料を別に足しません。
見積B:工事B円+別設計C円
別途の設計まで同じ範囲へ揃えると、比べる額はB+C円。AとBだけを並べると、Bが設計の分だけ安く見えます。
「別途設計」の金額(C)が未定なら、Bを完成までの見積とは扱いません。AとB+Cが同じ額になっても、材料・業務範囲・数量・追加変更の条件まで同じかを確認して依頼先を決めます。
未定項目がある段階でも、図面と受け取った見積に確認したい箇所を添えて相談できます。
追加工事は、変更前の仕様と差額で確認する
変更依頼は「何を追加するか」に加え、「元の見積の何を取りやめるか」を書きます。図面・見本の版と、金額・納期への影響を対応させてから手配を進めましょう。
材料や納まりを変える
カウンター材、寸法、塗装、左官見本など、変更する仕様を特定。材料手配後の取消し・加工・運搬費の扱いも確認。
部屋や設備を増やす
個室追加に伴う壁・建具だけでなく、空調・照明・電気・仕上げまで変更対象を整理。元工事に含む項目を区別。
解体後に未確認条件が分かる
下地、配管、給排気等の調査結果を写真・図面で共有。必要な対応案、金額、判断期限を確認。
想定されるケース:追加の額から、取りやめる額を差し引く
契約額X円から仕様を変え、新しい仕様のY円を追加し、元の仕様のZ円を取りやめる場合を考えます(取消料などは生じず、ほかの範囲は変わらないとします)。差額はY−Z円、変更後はX+Y−Z円です。税は変更後の額に同じ条件で掛かります。
追加のY円だけを足したX+Y円にはしません。実際には取消料や追加の加工、工期の変更が生じる場合があるため、その額と取りやめ分の控除を変更見積に書いてもらいます。
予備資金は、未調査の設備や未決定仕様を一覧にして検討します。見積の「予備費」と、施主が別に確保する資金が重複していないかも確認してください。
予算調整は、残す性能と変える仕様を決めて進める
まず営業に必要な調理・配膳・収納、求める静けさ、清掃や点検の条件を残します。そのうえで材料・施工面積・製作方法・工期を変えた案を比較します。
流用と更新を比べる
既存カウンターや建具を残す案は、点検・補修・清掃・移設・接続を含めて見積もる。更新案は撤去処分と新設まで同じ範囲で比較。
材料と施工量を調整する
一枚板・集成材・突板、左官の面積等を具体的に変更する。仕上がりと手入れ方法を見本で確認し、増減額を取る。
個室の仕様を調整する
利用人数と音への要求を整理し、壁・建具・床・空調等の変更を比較。半個室への変更は遮音や使い方の違いも判断。
調達と担当を調整する
既製品・特注・施主支給を比べる。支給しても残る搬入・取付・接続、保管や不具合時の窓口を含める。
「安くなるはず」で契約額から一定率を引かず、変更案ごとに取りやめ・追加・残る工事を確認します。意匠を選ぶための写真と仕様例は和食・割烹の内装ガイドへ。
工事の支払と、開業に必要な資金を分ける
工事・設計・別手配機器
契約対象の全額と、そのうち手付・着工・中間・引渡し等で支払う時期を分ける。請求済み額を契約総額へ重ねて足さない。
物件・開業準備・運転
保証金・礼金・賃料、備品や準備支出、開業後の仕入れ・人件費等を工事費の外で整理。返還条件のある保証金と返還されない支出を区別。
予備資金と調達時期
未確定事項に備える資金を残し、自己資金・融資の使える時期と工事の支払日を照合。融資は承認前提で確定資金へ入れない。
購入とリース
取得時の支払と月額・期間中の支払を分ける。契約開始費用、保守、所有、終了時の返却等の条件を確認する。
借入は工事費を値引くものではありません。融資による入金、元金返済・利息、工事や機器の支払を資金表で分けます。利用する制度の対象費用・審査・入金時期は、申込先へ自店の計画と見積を示して確認します。
資金表は、工事契約額・支払予定日・機器や物件の別支払・開業後の収支を分けて作ります。見積の税条件が異なるときは、そのまま合算せず、支払う額が確認できた段階で揃えましょう。
退去費用は、造作の所有と原状回復の契約から確認する
残したカウンターや小上がりも、所有者、貸主の承認、退去時に求められる状態を確認します。固定か可動か、良い材料かだけで持出し・売却・造作譲渡の可否は決まりません。
- 契約書・引渡し図面:戻す範囲、残す設備、指定業者、工事可能時間を確認。
- 流用・譲渡・リース:誰の所有物か、撤去や返却を誰が負担するか確認。
- 撤去見積:解体、搬出、処分、設備の切離し、床壁等の復旧を項目ごとに確認。
- 売却や居抜き退去:希望額を先に予算から差し引かず、相手と貸主の承認、費用負担が確定してから資金表へ反映。
東京で物件を検討する際は、東京の和食店の内装・物件条件ガイドも用途別に参照できます。実際の貸主・館条件は対象物件の資料で確認してください。
許認可と建物の確認を、設計・見積の前提にする
提供する料理、調理工程、使用機器、営業時間、客席と厨房の図面をまとめ、必要な所管相談を設計段階で進めます。相談を担当する人、必要な図面や申請業務の範囲、見積への含有を決めておきましょう。
保健所:メニュー・調理工程・施設
厨房や客席の配置、使用機器、食品衛生責任者の選任・資格資料を確認。申請、施設検査、許可と営業開始までの手順を、所在地の窓口で確かめます。
消防署:工事前と使用開始前
工事等計画の届出と、使用開始の届出は別の手続です。機器の燃料・定格入力・配置、フード・給排気経路、既設消防設備を示し、必要図書と工程を確認します。
警察署:営業時間と営業方法
深夜の酒類提供は、時刻だけで届出対象を決めません。通常主食を提供する営業の除外等があるため、食事・酒類の提供方法、接待等の有無、照明や個室の区画を伝えて対象を確認します。主食メニューを用意するだけで対象外とは判断しません。
手続の参照例:新宿区の営業許可手続、東京消防庁の工事・使用開始の届出案内、警視庁の営業区分の案内。提出先・必要資料・期限は所在地の窓口で確認し、東京の案内を全地域の工程へそのまま転用しません。
確認後に設備や区画を変える必要が出た場合は、仕様・工事項目・金額・工程の変更を記録します。相談前の案を許可確定の図面として発注しないよう、担当者と判断の時期を共有してください。
施主が行う作業・支給品も、工事分担に書き込む
装飾や備品の配置、仕上げの一部を施主側で行う場合は、施工会社の工事と区画・作業時期を分けます。材料支給と取付工事は別の依頼なので、図面に担当を記載しましょう。
- 支給品の寸法・仕様・数量、現場への到着日、受取・保管・搬入を担当する人。
- 施主作業の前後に必要な下地、養生、清掃、取付や復旧。
- 設備・照明を取り付ける場合の接続条件と、対象工事に必要な資格・施工体制。
- 破損・寸法違い・取付不良があった場合の連絡先と、再製作・再施工の負担。
- 工事保証の対象、施主施工や支給品を含む場合の除外事項。
照明器具は接続方式、配線変更、取付下地を施工者に見てもらって作業範囲を決めます。機器の据付、配管・配線、接続、試運転は分け、工事内容に応じた資格・登録・指定施工者を見積先に確認してください。暖簾や装飾は、落下防止に加え通行・扉・誘導灯の見え方を妨げない位置と固定方法を確認します。
自分で作業する時間や、追加になる下地・養生・接続費も考慮して判断します。施主側で調達した額を、工事費から同額引けるとは限りません。
工期は、仕様決定・納期・確認の順序から組む
見積と一緒に、どの仕様をいつまでに決めるか確認します。長いカウンターの製作・搬入、建具、左官の見本、厨房機器の手配などは、担当の作業と現場の準備を揃える必要があります。
- 現況調査と工事条件:貸主の工事条件、設備の状態、搬入経路を調べる。
- 図面・仕様と見積:数量、素材見本、機器の型番、所管相談の結果を反映する。
- 発注と製作:図面承認、材料や機器の納期、変更時の扱いを確認する。
- 現場工事と取付:設備・下地、仕上げ、造作と機器の搬入取付を調整する。
- 確認・是正・引渡し:必要な検査・手続、試運転、是正、書類と操作説明の時間を確保する。
実際の順序と並行作業は物件・工事・手続によります。作業できる曜日や時間、賃料起算日、開業準備と予約開始の予定を分け、未調査部分がある段階では工期にも未確定事項を残して相談します。
予算が変わる3つの場面と、発注前の確認
次は確認漏れを防ぐための想定場面です。特定店舗の施工実績や口コミを示すものではありません。
カウンター材だけ先に決めた
材料代のほかに、下地・収納・搬入・取付・配線が必要になる場面。材だけの見積と設置完了の見積を分け、全体の予算配分を確認してから手配します。
照明器具を買ってから制御を変えた
器具と調光・配線の組合せや取付位置を変更する場面。実物や仕様資料を先に確認し、器具代だけでなく回路・配線・調整の工事を照合します。
厨房機器を変えて給排気の計画が変わった
加熱機器や提供工程が変更され、フード・排気経路・給気や周辺工事の見直しが必要になる場面。機器の型番と運転条件を共有し、工事分担と変更見積を取り直します。
内装会社は、似た工事と見積の説明で比較する
担当範囲と施工記録
カウンター、建具、左官、個室、厨房設備など希望に近い工事の記録を確認。会社が設計・製作・施工のどこを担当したか尋ねます。
数量・含有の説明
図面の数量と見積を対応させ、工事一式に含むもの、機器本体、別手配品、調査待ちを説明できるか確認します。
仕様変更と工程
材料や図面が変わったとき、増減額と納期を誰がまとめるか確認。設計・製作・機器業者の窓口を揃えます。
引渡し後の対応
保証の対象・期間・除外、点検や補修の窓口、支給品や流用品の扱いを確認します。
比較する各社へ同じ図面・仕様と未定事項を渡し、代替案を出してもらう場合は元案との違いを明記してもらいます。会社数だけで適否を決めず、和食・割烹・日本料理の内装事例・会社一覧も使って希望する工事に近い担当を探しましょう。
見積依頼に添える条件・数量のチェックリスト
- 図面と対象:所在地、階、物件の状態、契約面積と実施工面積、図面の日付・版。
- 料理と機器:提供工程、加熱方式、機器の型番・数量・購入/流用/リースの予定。
- カウンター:長さ・奥行き・材候補・塗装・下地・収納・搬入条件。
- 建具と仕上げ:格子・障子等の寸法と数、左官・床・天井の施工面積、残す範囲。
- 個室:各室の人数・使い方、視線と音の希望、壁・建具・床・空調等の含有。
- 設備の工事:給排水、電源、給排気・空調の現況資料、機器側と建物側の担当。
- 別手配品と未定:施主支給、設計別契約、機器取得、調査待ちを一覧にする。
- 金額:比較する税区分と費用範囲、支払予定額、物件・運転・予備資金の別枠。
- 工程:開業希望日、工事可能時間、仕様決定・図面承認・納品の予定。
記載例:「既存カウンターを残す案と更新する案を比較したい。長さと搬入経路は未確認。厨房機器は別購入予定で、接続工事を見積に含めてほしい。設計料の含有も確認したい」。未定を0や決定済みにせず、そのまま渡せます。
施工事例から、見積へ入れる仕様を選ぶ
和食・割烹・日本料理の内装事例・会社一覧で参考写真を選び、「カウンターの形」「個室の区切り」「建具の開閉」など取り入れたい場所を伝えます。
- カウンター:形、客席と料理人の位置、収納の見え方。
- 個室・座敷:利用人数、建具や視線、配膳の経路。
- 左官・建具・照明:見本で確認したい質感や色、器と料理の見え方。
- 厨房:見せる調理、客席との距離、機器を納める場所。
- 既存設備の活用:残したい物と、現地で状態を確認する物。
写真だけでは材の仕様、費用、工事の含有は分かりません。希望する見え方を伝え、今回の物件で同じ役割を満たす仕様と見積を相談しましょう。
和食・割烹の内装費用でよくある質問
和食・割烹の内装費用の相場は?
施工会社などが公開している和食店・和モダン店舗の目安で見ると、内装工事費はスケルトン坪50万〜80万円(各社の目安の中〜上)・居抜き坪30万〜55万円(真ん中あたり)です。15坪ならスケルトン750万〜1,200万円・居抜き450万〜825万円で、設計を別に頼む場合(工事費の10〜20%)と厨房機器・予備費は別に見込みます。実際の見積では施工範囲・数量・税の条件を揃えて比べます。
一枚板のカウンターはいくら?
樹種、長さ・奥行き・厚み、加工・塗装、下地・収納、搬入・取付まで条件を揃えて見積を取ります。板材の販売額を設置完了の額として扱わず、集成材・突板・既存カウンター補修の案も同じ完成範囲で比べます。
なぜ和食の内装で費用が増えることがある?
個別寸法の製作、複雑な納まり、設備移設などを含むと、材料に加えて加工・下地・取付・調整の工数が変わります。和食の内装が全て特注になるわけではなく、既製品や既存材を使う案も含めて、必要な工事を明細で確認します。
照明の見積で何を確認する?
器具の品番・数量、取付位置、配線と回路、調光・スイッチ、調整作業の範囲を確認します。器やメニュー、手元・段差・通路の見え方を比較し、器具代と関連する電気工事を分けて記載してもらいます。照明や見通しにくい小区画は営業区分にも関わるため、営業方法と図面を所管へ確認します。
費用を抑える方法は?
必要な調理・配膳・収納・静けさ・清掃条件を残したうえで、流用と更新、素材、施工面積、個室の仕様、既製品や支給品を比べます。一定の削減率を掛けず、変更案の追加・取りやめ・残る工事を確認します。
工期はどのように決める?
現況調査、図面・素材見本の承認、材料と機器の納期、工事可能時間、必要な確認・是正から工程を組みます。未確定の仕様や設備があれば判断期限を設け、工事と開業準備・手続の予定を分けて相談します。
個室は何室作るべき?
利用人数と組数、必要な静けさ、昼夜の組替え、配膳の経路をもとに決めます。室数だけで価格を比べず、壁・建具・床・天井・空調・照明の含有を揃えます。視線を区切る半個室と遮音を求める個室は仕様の違いを確認します。
土壁や左官仕上げは必要?
意匠と手入れの希望から使う場所を選びます。見積では壁の施工面積、下地、材料と見本、養生・施工・乾燥の範囲を確認し、左官を一部にする案と他の仕上げ案の増減額を比べます。
天ぷらカウンターの設備費で注意する点は?
機器の仕様・同時使用、フード、給気と排気経路を同じ計画で確認します。油煙の流れ、ダクト抵抗、清掃点検、必要な防火措置と試運転を設計者・施工者に確認し、消防署への相談内容を工事範囲へ反映します。機器本体の購入額と関連工事を分け、流用設備は現地確認後に見積へ反映します。
予算オーバーを防ぐ方法は?
同じ図面・仕様・数量で見積を取り、含む・別途・未定と税条件を記録します。変更時は追加額だけでなく元仕様の取りやめ分を確認し、金額・納期を更新します。物件費や運転資金、未確定事項に備える資金は工事小計と別に整理します。
見積比較・開業資金を詳しく確認する
見積もり比較ガイド
相見積もりの取り方・見積書の読み方。会社ごとの含有や未定項目を整理する際に。
開業費用の全体像
内装・設備・保証金・運転資金の整理。工事以外の支払と準備資金を分ける際に。
未定の条件を添えて、工事の範囲と予算を相談する
参考写真で希望を選び、図面や見積があれば一緒に用意します。まだ物件・素材・機器が決まっていない場合は、何を先に調べたいかを書いて相談できます。
相談・見積依頼は無料です。設計や現地調査など個別業務の範囲と費用は、依頼する会社へ事前に確認してください。
読み終えたら、
無料で相談する

