居抜きの
営業形態・エリア・物件の状況を伺い、改修に対応できる会社を、事務局が1社ずつ確認してご紹介します。動物の数や広さは、あとの画面の依頼内容に書けます。
結論|動物カフェの居抜きは、残る設備より「動物の部屋・厨房との区画(仕切り)・換気を置けるか」で選ぶ
- 費用:開業資金は概ね1,000万〜2,000万円程度が必要なケースが多いとされます(中小機構〔国の中小企業支援機関〕の開業ガイド J-Net21)。工事は700万円〜:居抜きで抑えた猫カフェの例で工事・設備700万円(総計1,650万円・運転資金は別)、20坪のドッグカフェの例では内装工事費だけで1,500万円。区画や排気を作り直すほど上振れします
- 手続き:店の動物を見せる・触れ合わせるなら第一種動物取扱業(営利で動物を扱う営業)の登録が要るとされ、申請に動物の部屋の平面図を付けます。飲み物を出すなら飲食店営業の許可も保健所で確かめます
- 判断の軸:①厨房と動物の場所を壁・ガラス戸で区切れるか ②客から見えない休息部屋と、夜(20時〜翌8時)も開けるなら犬猫の部屋に客を入れない扉を置けるか ③空調・換気扇の能力と排気の出口 ④退去時に元に戻す範囲(原状回復)
- 自分の金額:計算機に見積もりの額を入れると、合計とまだ分からない費用が出ます
動物カフェ・ドッグカフェの物件を検討中の方へ。居抜きの価値は、自分の店で使える設備が残ることです。ただ、前の店が猫カフェやペットサロンでも、そのまま使えるとは限りません。このページでは、犬同伴型と店舗の動物を展示する業態の違いから、物件の内見・工事の見積もりまでを、契約の前に確かめる順に整理します。営業できる物件か、どの設備を再利用できるか、必要な改修を含めても予算に収まるかを確かめましょう。候補物件が決まっていない段階でも、希望条件から相談を始められます。
目次
ほかの4章を見る(動物の生活場所と客席/換気・臭い・音、床と入口/見落としと会社選び/よくある質問)
居抜き物件を選ぶ前に、3つの条件をそろえる
要点:先に決めるのは、営業内容(店の動物を見せるか、客の犬の同伴だけか、預かり・譲渡もするか)、必要な場所(動物の部屋・休息部屋・厨房との区画)、改修の条件(貸主が認める工事・退去の時の原状回復)の3つです。これが決まると、残る設備に価値があるかと、要る工事が見えてきます。
- 営業内容:店で動物を飼育・展示するのか、来店客が犬を同伴するのか。飲食メニュー、預かり・販売・譲渡などの予定も整理する。
- 必要な場所:客席・厨房だけでなく、動物の生活場所、休息場所、清掃用品の収納、手洗い、スタッフの作業場所を図面に置く。
- 改修の条件:貸主が認める使い方・工事範囲を確認し、内装会社と行政窓口に同じ計画を見せる。退去の時に元に戻す範囲(壁紙・床の張り替え、付けた設備の撤去)も、契約の前に確かめる。
「動物可」という募集条件だけでは、営業内容や排気・防音工事まで認められているか分かりません。動物種・頭数・営業時間・飲食提供・工事内容を具体的に伝えて確認します。中小機構の開業ガイド(J-Net21)も、開業の準備は、まず動物の入居が許可されている物件を探すことからとしています。
第一種動物取扱業の登録の基準には、事業所と動物の部屋(飼養施設)の建物について「事業の実施に必要な権原」(借りる権利など、使ってよい根拠)を持っていることが含まれます(動物愛護管理法の施行規則3条)。借りる物件なら、動物を飼う営業に使えることを、賃貸借契約の書面で確かめておきます。
猫カフェ・犬同伴型など、営業形態で必要な改修が変わる
要点:店の動物を見せる・触れ合わせる店(猫カフェ・犬カフェなど)は、動物の部屋・休息場所・厨房との区画が工事の中心です。客の犬を受け入れるだけのドッグカフェは、入口・通路・床と、厨房に犬を入れない仕切りが中心になります。
動物カフェ(アニマルカフェ)は、動物と過ごせるカフェの呼び名です。店の動物と触れ合う猫カフェ・犬カフェ・小動物や鳥のカフェのほか、客が自分の犬を連れて来るドッグカフェ、保護動物の譲渡を兼ねるカフェがあり、形によって居抜きで確かめる場所が変わります。
開く店:猫・犬と触れ合うカフェ
開く店:犬同伴のドッグカフェ
開く店:小動物・鳥類などのカフェ
開く店:保護動物・譲渡活動を伴うカフェ
開く店:ドッグラン併設
犬同伴の飲食店を、店舗の動物を見せる「展示」と同じ扱いに決めつけないことが大切です。一方、同伴型でも預かりなどを行う場合は、別の確認が必要です。犬を多く飼う店や豚のカフェは、動物取扱業とは別の許可が要る地域もあります。営業内容に応じた登録・許可の確認へ進んでください。
居抜きの
営業形態・エリア・物件の状況を伺い、改修に対応できる会社を、事務局が1社ずつ確認してご紹介します。動物の数や広さは、あとの画面の依頼内容に書けます。
動物カフェの居抜きで価値がある設備と、再利用の条件
要点:価値があるのは、登録の平面図に描く設備(給排水・洗い場・空調など)と、厨房との区画・休息部屋・逃げ出さない入口(扉を2枚重ねた前室など)を、大きな解体なしで置ける物件です。前の店の業種だけでは決まらないので、残る設備を5つ(残す・補修して使う・交換する・撤去する・調査待ち)に分け、見積もりにも同じ区分を付けてもらいます。
見た目のきれいさに加え、所有者・使用状態・自店の計画への適合・修理費を確認します。造作(前の店が作り付けた内装や設備)が残っていても、撤去・清掃・補修・能力不足への対応に費用がかかる場合があります。
前テナント別に「使えそうなもの」と「未確認のもの」を分ける
前の店:同じ動物種のカフェ
前の店:ペットサロン・ホテル
前の店:動物病院
前の店:通常のカフェ・飲食店
前の店:物販店・事務所
飲食店の居抜きでも、厨房を残す計画とは限りません。中華料理店だった店舗を猫カフェにした施工会社の公開事例では、残っていた厨房機器・備品の撤去、天井と間仕切り壁の解体、元の厨房部分への間仕切り壁の新設、グリーストラップ(排水の油を分ける設備)の撤去と左官での補修、入口の玄関スペースの間仕切りを行っています(日榮住宅建設株式会社「猫カフェ 改装工事(同社の施工ブログ)」2024年3月。工事費・広さの記載なし。当サイトの紹介先を示すものではありません)。
前テナントの業種だけで「設備の何割を使える」とは判断できません。内見では残す・補修して使う・交換する・撤去する・調査待ちの5つに分類し、見積もりにも同じ区分を付けてもらうと比較しやすくなります。
登録の平面図に描く設備を、居抜きの間取りに置けるか
第一種動物取扱業の登録の申請には、次の設備の配置を示した動物の部屋(飼養施設)の平面図を付けます(施行規則2条。12項目)。営利でない保護・譲渡で出す第二種動物取扱業の届出にも、平面図が要るとされています。内見では、残る設備をこの一覧に当てはめて、置く場所があるかを見ます。
平面図に描く設備と、居抜きの内見で見ること
出典:動物の愛護及び管理に関する法律施行規則 第2条(e-Gov 法令検索)。条文の一覧から、訓練業だけの項目(訓練場)を除いた12項目です。照明設備は営業が日中だけなど要らない施設を、遮光・風雨を遮る設備はケージ等がすべて屋内にあるなど要らない場合を除きます。
造作譲渡では、譲渡対象とリース・貸主所有の設備を区別します。詳しくは造作譲渡契約の確認ガイド、一般的な改装の進め方は居抜き改装ガイドも参考になります。
居抜きが向くのは、希望する運営と残る設備が合う場合
同じ動物種・同程度の規模でも、動物の頭数や飲食メニュー、スタッフの作業方法が違えば改修内容は変わります。既存の厨房や入口を大きく変えずに使え、必要な休息場所も取れる物件なら、再利用の価値を検討しやすくなります。
反対に、排気の増設を認めてもらえない、必要な区画を作ると客席がほとんど残らない、といった条件は内装の工夫だけで解決できない場合があります。譲渡料が安くても、別の候補物件と改修費を含めて比較してください。
候補物件の「使える設備」と「必要な工事」を相談する
前テナント・残る設備・希望する営業形態を、入力の画面(2つ目)の「依頼内容・希望詳細」に書いてください。図面や物件資料は、紹介された会社との相談のときに見せられます。物件探しの段階なら、エリア・動物種・予算の希望から相談できます。
押すと入力の画面(3つの画面)が開きます。業種は「動物カフェ(猫・豚・犬など)」、2つ目の画面の依頼事項は「居抜き物件」で入っています(変えられます)。送った後は、事務局が候補の内装会社に1社ずつ対応できるかを確かめ、対応できる会社をご紹介します。紹介先と直接相談・見積もりをして、提案を比べて自由に選べます(相談無料・会員登録不要)。
動物カフェの内装費用は、坪単価より改修範囲で確認する
要点:公的な例は、居抜きで工事費を抑えた前提の猫カフェで工事・設備700万円・総計1,650万円(J-Net21・2021年)、20坪のドッグカフェで内装工事費1,500万円(同・2014年確認。居抜きかどうかの記載なし)です。区画・休息部屋・換気を作り直すほど上振れするので、坪単価ではなく改修範囲の見積もりで確かめます。
居抜きは再利用できる設備が多ければ工事を減らせますが、動物用の区画や排気経路を作り直す場合は、削減できるとは限りません。広さだけで内装費を決めず、既存設備の調査後に必要な工事を積み上げるのが基本です。公開されている金額の例は次の3つで、どれも相場の調べではありません。
中小機構 J-Net21「猫カフェ」(2021年)|居抜き前提の開業資金の例
総計 1,650万円
J-Net21「ドッグカフェ」(2014年2月確認)|20坪・20席の例
合計 2,974万円
日本政策金融公庫「2025年度新規開業実態調査」|全業種
中央値 600万円・平均 975万円
全業種の中央値(600万円)と比べると、猫カフェの例(1,650万円)は高い側です。J-Net21 は、猫がストレスなく過ごせる環境が要るため工事・設備設置費はやや高くなるとし、換気の設備費とメンテナンス費も見込むよう書いています。例には猫の購入費200万円も入っています(保護猫を引き取る場合はかからないとされます)。資金計画では、居抜きの例の700万円を出発点に、作り直す範囲に応じて上振れを見込みます(20坪のドッグカフェの例では、内装工事費だけで1,500万円)。
居抜きでも金額が上がりやすい工事
- 厨房と動物の場所の区画:壁・ガラス戸で隙間なく区切る工事。床の色分けやラインは区画にならない例があります(厨房との区画)
- 休息部屋と夜の区分:客の視線・照明・音を避けられる仕切りと、夜も開けるなら犬猫の部屋を区切る扉(休息と夜の区分)
- 空調・換気:残る換気扇の能力が足りない・機能していないときの交換や増設、排気の経路(換気・臭い・音)
- 入口:逃げ出さない構造(扉を2枚重ねた前室など)と、避難の扉との両立(入口と動線)
- 動物の部屋の床・壁・天井:清掃しやすい仕上げへの張り替え。犬猫の部屋の床に金網は使えないとされます(生活場所)
- 前の店の残り:残置物の撤去と、厨房の解体・間仕切り(前テナント別の確かめ方)
見積もりを分けてほしい項目
- 解体・撤去・清掃:不要な造作、残置物、床や壁の補修前作業。
- 間仕切り・建具:厨房と動物エリアの区画、休息場所、入口の脱走防止。
- 動物用の造作:ケージ、棚、キャットウォーク、囲い等の寸法・材質・固定方法。
- 床・壁・天井:清掃方法に合う仕上げ、必要な防水・防滑、傷んだ下地の補修。
- 給排水・厨房・手洗い:機器本体、配管、接続、設置をどこまで含むか。
- 空調・換気・臭い・音への対策:既存設備の点検、追加機器、配管・ダクト・建具等。
- 設計・申請対応・諸経費:図面、行政相談への対応範囲、現場管理、搬入など。
同じ設備を「内装一式」と「設備工事」の両方に数えないよう、含む範囲をそろえます。税別・税込、現地調査前の概算か正式見積もりか、未確定の項目も確認しましょう。見積もりの比較方法もご覧ください。動物カフェの内装費用は「動物カフェの内装費用」のページでも扱っています。
開業費用の整理計算|分かっている金額を合計する
見積書や物件資料の金額を万円単位・税込にそろえて入れると、入れた額の合計と、まだ分からない費用(未確認)が分かります。合計は入れた額の足し算で、相場・見積もり・売上や利益の予測ではありません。
計算機能を利用できない場合は、内装・設備工事/設計・調査など工事外の費用/造作譲渡料/物件の契約にかかる費用(保証金・礼金・仲介料・前家賃など)/別途購入する家具・機器・備品/動物の受入れ・開業前のケア準備/届出・広告などその他の開業準備/開業後に確保する運転資金/予備費の9項目を、紙などに書き出して合計してください。
金額の例の出典(J-Net21・日本公庫)と、元の表に単位が書かれていない点
計算機に最初から入っている4項目は、中小機構の業種別開業ガイド「猫カフェ」(J-Net21・2021年11月)の開業資金例の表の値です。工事・設備設置費700万円は「内装・設備工事」、事務所等賃貸料300万円(保証金か家賃かの内訳は書かれていません)は「物件の契約にかかる費用」、猫の購入費200万円は「動物の受入れ」、広告宣伝費200万円・ホームページ作成費200万円・その他50万円の計450万円は「その他の開業準備」に入れています(総計1,650万円)。例は居抜き物件を使い内装工事費などを安く抑えた前提で、広さと運転資金の行はありません。
この表(画像)には単位の記載がありません。列の名前「初期投資額」が本文の目安(初期投資額は概ね1,000〜2,000万円程度)と同じ言葉で、同じ節の損益の表は「金額(万円)」なので、万円として読んでいます(千円なら総計165万円となり、本文の目安と合いません)。
比べる目安の全業種の数字は、日本政策金融公庫総合研究所「2025年度新規開業実態調査」の開業費用です(公庫が2024年4〜9月に融資した、融資の時点で開業後1年以内の企業に送り、2,165社から回収)。ドッグカフェの例は J-Net21「ドッグカフェ」の必要資金例(最終内容確認日2014年2月)で、千円単位の表を万円に直しています。確認日:2026年10月9日。
登録・許可は、物件契約と工事の前に確認する
要点:店の動物を見せる・触れ合わせるなら第一種動物取扱業の登録が要るとされ、申請に動物の部屋の平面図を付けます。客の犬の同伴だけ・預かり・保護譲渡では区分が変わるので、営業内容を図面と一緒に動物愛護の担当窓口と保健所に伝え、契約と工事の前に確かめます。
営利目的で動物を見せたり触れ合いを提供したりする営業は、第一種動物取扱業の「展示」の登録の対象とされています。犬同伴のみの飲食店、預かりを併設する店、保護・譲渡活動を行う店は、名称ではなく実際の営業内容を管轄の動物愛護担当窓口に伝えて、必要な登録・届出を確認します。営業の形ごとの区分と相談先は、次のとおりです。
① 店の動物を見せる・触れ合わせる(猫カフェ・犬カフェ・小動物のカフェ)
② 客の犬の同伴だけ(ドッグカフェ)
③ 客の動物を預かる(ペットホテル・一時預かりを併設)
④ 保護動物の譲渡を兼ねる(保護猫カフェ・保護犬の譲渡)
上乗せ:犬を多く飼う店・豚のカフェ
この節の出典(法令・環境省・柏市・広島市)
出典:動物の愛護及び管理に関する法律(10条・46条)、同法施行規則(2条・3条・9条・10条の5・10条の6)、環境省「第一種動物取扱業者の規制」、化製場等に関する法律(9条)、柏市「動物飼養・収容施設」、広島市の案内。区域・頭数・基準は地域で違います。確認日:2026年10月9日。
第一種動物取扱業では、事業所ごとに要件を満たす動物取扱責任者の選任も必要とされています(常勤・専属で1名以上)。要件は次のどれかに当たる人です(施行規則9条)。
- 獣医師
- 愛玩動物看護師
- 次の A と B の両方がある人
A:半年以上の実務経験(常勤)か、1年以上の飼養経験
B:1年以上教育する学校などの卒業か、団体が行う客観的な試験の合格
資格だけで足りると考えず、候補者の資格・学校・実務経験等を窓口に確認してください。環境省の制度案内と動物の愛護及び管理に関する法律施行規則(e-Gov 法令検索)が参考になります。
厨房と動物エリアの区画は、メニューと図面を持って保健所へ
飲食提供の手続きは、調理内容・提供方法などで確認します。厨房への動物の進入や食品への汚染を防ぐ区画、手洗い・洗浄設備、食品と動物用器具の保管場所を図面に示しましょう。「飲み物だけなら手続き不要」「客席も全国一律の区画でよい」と自己判断しないことが大切です。
国の基準は、食品を取り扱う・保存する区域で動物を飼育しないこととしています(食品衛生法施行規則)。許可の区分は「飲食店営業」で、古い資料に出てくる「喫茶店営業」は、今の食品衛生法施行令の営業の一覧にはありません。
例えば横浜市の指針では、客席は食品を扱う区域に原則として含めず、ペットカフェ等の場所は、原則として壁・ガラス戸などで食品の営業の場所と隙間なく区画するとしています。ここでの区画は、床の色分けやライン、時間を分ける運用ではなく、固定されて壊れにくい構造物による物理的な区画です。これは地域の確認例であり、出店先の保健所に計画を確認してください。参照:横浜市・食品営業許可審査基準及び食品営業許可行政指導指針(PDF)。店の外の飲食イベントでも、許可を受けた厨房に利用者やペットを立ち入らせないよう指導された例があります(東京都港区の公表)。
居抜きでも、前店の許可証や登録があるだけで自分の営業を始められるわけではありません。事業譲渡を伴うか、設備や営業内容を変更するかによって必要な手続きが異なるため、管轄窓口に確認します。建物の用途・消防・避難経路についても、貸主・設計者・関係窓口と確認してください。
開業全体の順番(登録・許可・物件・内装)と、手続きの費用・開業資金の内訳・運転資金の見込み方は、猫カフェ・動物カフェの開業ガイドで詳しく確かめられます。
動物の生活場所を先に確保し、客席数を決める
要点:猫を部屋で放し飼いにすると、その部屋全体が「ケージ等」として基準の対象になるとされています。家具などで常に運動に使えない所は運動スペースの面積から除かれるので、動物の部屋・休息部屋・バックヤードを先に図面に置き、残りで客席数を決めます。
犬猫の飼養設備の基準は、個体の体長・体高、頭数、飼養方法等によって変わります。「猫1頭なら一律○㎡」という決め方や、店舗全体の坪数だけでの判定は避けましょう。必要な寸法と配置は、環境省の施設・設備基準の解説(PDF)を使い、担当窓口と照合します。
この解説は、猫カフェ等で展示される犬猫を長く飼う扱いとし、運動スペースが要るとしています(上の要点の2つも、この解説によります)。部屋全体を自由に動ける飼い方なら、キャットタワーなどの棚を置く形も基準を満たすとされています。
動物の部屋の床・内壁・天井は、清掃しやすい構造と材質にします。犬猫の部屋の床に金網は使えないとされています(肉球を傷めない管理をしている場合を除く)。どちらも、動物取扱業者が守る基準を定めた環境省令(基準省令)の決まりです。居抜きの床や壁の仕上げが残っていても、この条件と清掃の方法に合わなければ張り替えになります。
内装会社には、予定する動物の種類・頭数・体格と飼養方法を伝えます。猫用の棚や犬の運動スペースなども、見栄えだけでなく、清掃・点検・動物の移動がしやすい寸法と配置に落とし込みます。他の動物も、その種に合う環境を確認してから設備を選びましょう。
ケージ等の大きさの決まり(体長・体高の倍率)を見る
基準省令は、犬猫のケージ等の大きさを体長(胸の前の端からおしりの骨の後ろの端までの長さ)と体高(地面から肩の上の端〔キ甲部〕までの高さ)の倍率で決めています。運動スペースと分けて飼う場合、1頭あたり縦は体長の2倍以上・横は1.5倍以上、高さは犬が体高の2倍以上、猫が3倍以上で、猫は棚を1つ以上設けて2段以上にします。分けて飼うなら、1日3時間以上は運動スペースで自由に動ける状態にします。運動スペースと一体で飼う場合は、床面積が犬は分けて飼う場合の6倍以上(高さは体高の2倍以上)、猫は2倍以上(高さは体高の4倍以上・棚2つ以上で3段以上)です。複数頭を同じケージ等で飼う場合の特例など細部は、基準省令と環境省の解説で確かめます。
休息・日常ケアの場所を、余った面積で考えない
お客様から離れて休める場所、体調が悪い動物の管理方法、餌・器具の保管、通院時の搬出経路を運営担当者と整理します。動物の健康管理は獣医師等に相談し、必要な設備条件を設計者に伝えてください。
休息部屋(休息できる設備)は、客との接触や視線、照明・音を避けられる場所です。環境省の解説は、猫カフェの自由に出入りできる休息部屋を例に挙げ、カーテンなどで簡単に覆っただけで隙間から覗ける状態は「展示を行わない時間」とはみなせないとしています。バックヤードで休ませる場合もケージ等の基準がかかり、段ボールなどの簡易な設備では飼えないとされています。
犬猫の展示は原則8時〜20時です。生後1年以上で、休息できる設備へ自由に移動できる状態の特定成猫は22時まで展示できますが、1日の展示時間は12時間以内です。休息部屋へ自由に移れない形で長く展示するなら、6時間を超えるごとに展示しない時間を設けます。飲食部分の営業時間と混同せず、展示を終えた後も静かに休める配置を考えます。
夜(20時〜翌8時)も飲食の営業を続けるなら、犬猫の部屋を他の場所と区切るなどして、客を立ち入らせない措置が登録の基準とされています(22時まで展示できる特定成猫は、20時〜翌8時のうち展示していない時間が対象)。扱いは窓口で確かめ、居抜きの間取りで、犬猫の部屋に扉を付けて区切れるか、その扉の外で客席と動線が成り立つかを内見で確かめます。参照:環境省・特定成猫の展示時間に関する改正案内、展示・休息方法の基準解説(PDF)、基準省令(e-Gov 法令検索)。
換気・臭い・音の対策は、機器を買う前に建物条件を確認
要点:登録の申請では空調設備の配置が確かめられ、エアコン・換気扇などの空調設備が要るとされます。居抜きの換気扇が残っていても、施設に見合う能力が無い・ほこりで動いていない場合は、適切な空調設備が要るとされるので、能力・年式・排気の出口を内見で確かめます。
- 換気・空調:給気と排気の位置、ダクトの経路、清掃・点検のしやすさ、営業時間外も必要な運転を確認する。
- 臭い:発生場所と清掃・保管方法を整理し、排気先の窓や通路、隣接テナントへの影響を確認する。
- 音:動物の鳴き声や動く音が、扉・窓・壁・床等のどこから伝わるかを現地で確認する。
- 建物側の承諾:外壁の穴あけ、屋上・外部への機器設置、共用部の使用、作業時間を貸主に確認する。
上の要点は、環境省の解説によります(屋外の施設を除いて設置が要るとされ、登録の申請・届出の時に配置が確かめられます)。同じ解説は、室温は通年20〜23℃前後、湿度は50%前後を目安としつつ、基準は一律の数値ではなく、温度計・湿度計を置いて個体に合わせて管理するとしています。
鳴き声・臭い・毛の飛散で周辺の生活環境が損なわれると、都道府県知事が指導・勧告・命令をすることがあります(動物愛護管理法25条)。基準省令は、窓や扉などの開口部を適切に管理し、おそれがあれば空気清浄機・脱臭装置・汚物用の密閉容器などを備えることを求めています。悪臭防止法の規制地域では、その規制基準も守ります。
換気回数や防音性能を、全店共通の数値で指定するだけでは十分ではありません。内装会社に、動物・客・スタッフの利用状況と建物条件を踏まえた方法、その根拠と維持費を説明してもらいましょう。脱臭機なども、動物がいる環境での使用条件をメーカー等へ確認します。換気の基本は店舗の換気・給排気のガイドにもあります。
床・排水は「どう掃除するか」から選ぶ
水を流して洗う場所と拭き掃除で管理する場所を分け、必要な防水・排水を検討します。耐水性のある床材を貼ることと、床全体を防水することは別です。下地、壁際、排水口、既存の漏水跡も確認してください。
滑りにくさ、爪による傷、使用する洗浄剤への適合、部分補修のしやすさも比較します。消毒剤や清掃方法は動物種・製品ごとの条件を獣医師やメーカーに確認し、内装側にはその運用に合う材質を求めます。犬を多く飼う店で化製場等に関する法律の許可が要る地域では、床の材料・勾配・排水溝などの施設の基準もかかります(登録・許可の節)。
入口・客席・作業場所の動線を確認する
出入口の開閉時に動物が外へ出ないか、犬同士が狭い通路で向き合わないか、配膳と清掃の動線が交差しないかを図面で確認します。脱走防止用の扉・柵などを設ける場合も、避難やスタッフの出入りを妨げない計画にします。
登録の基準が求めているのは、動物の種類・数などに応じて「逸走を防止することができる構造及び強度」(逸走=逃げ出すこと)で、二重扉という言葉は条文にありません(施行規則3条)。扉を2枚重ねた前室(いわゆる二重扉)はその方法の一つで、入口の広さや避難の扉の位置で取れる形が変わります。どの形で足りるかは、図面で窓口と内装会社に確かめます。
契約前の内見に持っていくチェックリスト
要点:内見では、貸主の承諾の範囲、平面図に描く設備を置く場所、厨房との区画、夜の区分、空調の能力、退去の時の原状回復の範囲を確かめます。図面・メジャー・カメラと、予定する動物の種類・頭数・体長と体高のメモを持っていきます。
物件と設備で確かめること
- 動物の生活・休息・運動、厨房、客席、収納の場所が取れるか
- 平面図に描く設備(ケージ等・給排水・洗い場・汚物の置き場・空調など)を置く場所があるか
- 厨房と動物の場所を、壁・ガラス戸で隙間なく区切れるか(区画の決まりは保健所で確かめる)
- 夜も営業するなら、犬猫の部屋を扉で区切れるか
- 既存設備の所有者・譲渡対象・修理履歴・使用状態を確かめたか
- 換気・排気の経路と、外部への工事ができるかを確かめたか
- 空調・換気扇の能力と年式を、銘板(型番などを書いた札)の写真で確かめたか
- 床・給排水・建具の傷みと、音・臭いの状況を確かめたか
契約・手続き・お金で確かめること
- 営業内容と動物種・頭数を貸主へ伝え、承諾の範囲を確かめたか
- 管理規約や貸主の承諾で、扉の追加・外部への機器の設置・壁の穴あけができるかを確かめたか
- 登録・許可の相談先と、工事の前に窓口へ持っていく図面・資料を整理したか
- 犬を多く飼う・豚を飼うなら、化製場法の許可が要る区域かを保健所で確かめたか
- 改修費、造作譲渡料、物件取得費、運転資金を分けて整理したか
- 調査待ち・見積もり未確定の項目と、確かめる担当者を決めたか
- 工事・検査・動物の受入れ準備を含めて、開業時期を調整したか
- 退去時に残せるもの・撤去するものと、負担範囲を確かめたか(原状回復の範囲は契約書に書いてもらう)
内見の持ち物
物件タイプは、立地の名前だけで判断しない
路面店、ビルの上階、商業施設、住宅に近い店舗のいずれも、個別の利用規約・搬入・排気・音・避難経路を確認します。「モールだから不可」「RC造なら防音は十分」と一律には判断できません。屋外ドッグランやテラスは、使用できる範囲・時間・管理方法まで確認してください。
追加工事を招きやすい見落としと、内装会社の選び方
要点:追加工事の典型は、客席を先に最大化する、内装ができてから行政に相談する、夜も営業するのに犬猫の部屋を区切れない、休息部屋をカーテンで済ませる、の4つです。会社選びでは、扱った動物と、登録の平面図や保健所の相談まで図面で対応できるかを聞きます。
契約を急ぐ前に解消したい4つの見落とし
- 客席を先に最大化:動物の必要な場所と日常作業の場所を先に確保する(生活場所の節)。
- 内装ができてから行政に相談:図面の段階(工事の前)で、その図面を持って動物愛護の担当窓口と保健所に相談し、指摘を見積もり・工事内容に反映する(登録・許可の節)。
- 夜も営業するのに、犬猫の部屋を区切れない:扉の位置まで図面で決める(夜の決まりは休息と夜の区分)。
- 休息部屋をカーテンで済ませる:カーテンなどで簡単に覆っただけで覗ける状態は「展示を行わない時間」とみなされないとされるため、覗けない仕切り(壁・扉など)にする。必要な程度は窓口で確かめる(休息と夜の区分)。
「前の店と同じなら大丈夫」「譲渡料が安ければ得」と考えない理由は、前テナント別の確かめ方と居抜きが向く物件にまとめています。
会社選びでは「動物カフェの経験があります」という一言だけでなく、扱った動物、居抜き改修で残した設備、区画や脱走防止の工夫、行政との確認を誰が担当したかを聞きます。担当範囲と費用を明確に説明できるかも比較してください。登録の申請に付ける平面図(設備の配置)を描けるか、動物愛護の担当窓口と保健所の両方に同じ図面で事前相談するとき、どこまで対応してもらえるかも確かめます。選び方の手順は動物カフェの内装業者の選び方にもあります。
動物カフェの施工事例を写真で見ると、希望する雰囲気や設備を伝えやすくなります。掲載写真だけで許認可への適合や、同じ費用での施工を判断せず、今回の物件について確認しましょう。
初回相談で伝える内容の例
相談の入力の2つ目の画面にある「依頼内容・希望詳細」の欄に、次のように書きます(○は自分の条件に)。
「○○市で猫カフェを検討中です。候補は約○坪のカフェ居抜きで、厨房と空調が残っています。予定する猫は○頭、飲食は○○を提供する想定です。物件は未契約で、工事予算は○万円程度。登録・許可の事前相談に使う図面と、再利用できる設備、必要な改修を相談したいです」
決まっていない項目も、希望や候補を書くほど、対応できる会社が見つかりやすくなります。図面・設備の写真・募集資料は、紹介された会社との相談のときに見せると、話を進めやすくなります。
動物カフェ・ドッグカフェの内装会社を探す
居抜きの設備を生かしたい方も、候補物件を比較中の方もご相談ください。営業形態・エリア・希望する工事を、入力の画面で伝えてください。
押すと入力の画面(3つの画面)が開きます。業種「動物カフェ(猫・豚・犬など)」と、2つ目の画面の依頼事項「居抜き物件」は入った状態です。送った後は、事務局が候補の内装会社に1社ずつ確かめてご紹介し、紹介先と直接相談・見積もりをして自由に選べます(相談無料・会員登録不要)。
紹介の可否・時期は地域や工事内容等によります。調査・作図・設計・工事などの費用は、紹介先へ依頼の前にご確認ください。
動物カフェの居抜き開業でよくある質問
Q. 動物カフェを居抜きで開くと、費用はどのくらいかかりますか?
中小機構の開業ガイド(J-Net21・2021年)の猫カフェの例は、居抜き物件で工事費を抑えた前提でも、工事・設備設置費700万円、開業資金の総計1,650万円です(運転資金は別)。動物の区画や排気を作り直す物件では上振れを見込みます。例の内訳と比べ方は内装費用の節、自分の金額は計算機で確かめられます。
Q. 普通のカフェの居抜きから、猫カフェに変えられますか?
候補にはなりますが、厨房があるだけでは判断できません。動物の部屋・休息部屋・厨房との区画・入口・排気を置けるかを、貸主・窓口・内装会社に図面で見てもらいます(飲食店の居抜きで残った厨房を解体した公開事例は前テナント別の確かめ方)。
Q. ペットサロン跡なら工事費を抑えられますか?
給排水・洗い場・床などを再利用できる可能性はありますが、カフェの厨房・客席や、動物を見せる・運動させる場所を足す工事が出ることがあります。使える割合ではなく、残す設備と必要な工事の内訳で確かめます(前テナント別の確かめ方)。
Q. 犬同伴のドッグカフェも、動物取扱業の登録が必要ですか?
同伴だけか、店の犬を見せる・客の犬を預かるかで変わります。店の犬を見せるなら第一種の「展示」、預かるなら「保管」に当たるとされ、同伴だけなら手続きの中心は飲食店営業の許可と考えられるので、営業内容を動物愛護の担当窓口に伝えて確かめます(登録・許可の4つの区分)。
Q. 猫カフェは夜も営業できますか?
決まっているのは猫を見せる(展示する)時間で、飲食の営業時間ではありません。猫の展示は8時〜20時、条件を満たす特定成猫は22時まで(1日12時間以内)です。夜も店を開けるなら、猫の部屋を区切るなどして客を入れない措置が登録の基準とされているので、居抜きの間取りで扉を付けて区切れるかを確かめます(休息と夜の区分)。
Q. 二重扉は法律で決まっていますか?
条文が求めているのは「逸走を防止することができる構造及び強度」で、二重扉という言葉は出てきません(施行規則3条)。扉を2枚重ねた前室(二重扉)は、その方法の一つです。入口の広さや避難の扉の位置で取れる形が変わるので、図面で窓口と内装会社に確かめます(入口と動線)。
Q. 内装工事費だけで開業予算を考えてよいですか?
考えないほうが安全です。J-Net21 の猫カフェの例でも工事・設備設置費700万円は総計1,650万円の半分以下で、造作譲渡料・運転資金・予備費なども別に要ることがあります(計算機で9項目を、二重に数えずに整理できます)。
Q. 猫や犬を何頭飼えるか、坪数だけで分かりますか?
坪数だけでは決まりません。ケージ等の大きさは体長・体高の倍率で決まり、部屋で放し飼いにするなら部屋全体が基準の対象で、家具を置いて常に運動に使えない所は運動スペースの面積から除かれます(生活場所の節)。
Q. 退去するときの原状回復は、どこまで求められますか?
契約の内容で大きく変わります。民法は、借りた後にできた傷を元に戻す義務を定めつつ、通常の使用による損耗・経年変化と、借りた人に責任の無い傷は除いています(621条)。付けた設備は、取り外す義務があります(分離できない物などを除く。622条で準用する599条)。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」は賃貸住宅のためのもので、店舗にそのまま当てはまるとは限りません。同じ資料には、オフィスの賃貸借で、契約の条項に基づいて通常の損耗まで元に戻して返す義務があるとされた判決(東京高裁 平成12年12月27日)も載っています。動物を飼った後の床・壁の張り替えや、ケージ・換気設備の撤去をどこまで負担するかを、契約の前に書面で確かめます(民法、原状回復のガイド)。
Q. 内見には何を持っていけばいいですか?
物件の図面(募集資料)・メジャー・カメラと、予定する動物の種類・頭数・体長と体高のメモ、営業時間とメニューの案です。エアコン・換気扇の銘板を撮っておくと、能力の確かめに使えます(内見のチェックリストと持ち物)。
Q. 保護猫カフェは、第一種と第二種のどちらですか?
営利で猫を見せるなら第一種(展示)の登録が要るとされます。営利でない保護・譲渡でも、犬・猫などを合わせて10頭以上飼うなら第二種の届出が要るとされ、届出にも動物の部屋の平面図を付けます。どちらに当たるかは窓口で確かめます(登録・許可の4つの区分)。
Q. 物件を契約していなくても相談できますか?
はい。候補物件や希望エリア、予定する動物・飲食内容、予算の希望から相談できます(伝え方は初回相談で伝える内容の例)。現地調査や図面の作成を頼む場合は、紹介先に実施条件と費用を確かめてください。
法令・手続きに関する参照先は各節に記載しています。個別物件の営業可否・必要手続きは、出店先の行政窓口で確認してください。
まとめ|動物カフェの居抜きで先に決めること
- 営業内容(展示・同伴・預かり・譲渡)を決め、平面図に描く設備と、厨房との区画・休息部屋・夜の区分を置けるかで物件を選ぶ
- 残る設備は「残す・補修して使う・交換する・撤去する・調査待ち」に分け、見積もりも同じ区分で比べる。費用は、居抜きでも工事・設備700万円という例を出発点に、作り直す範囲で上振れを見込む
- 契約の前に、貸主の承諾・管理規約と、退去の時の原状回復の範囲を書面で確かめる
この記事について(運営者情報)
店舗内装ドットコム編集部(運営:株式会社BPBコンサルティング)が作成・更新しています。法令は e-Gov 法令検索、環境省・横浜市・港区・柏市・広島市・国土交通省の公開資料、金額は中小機構 J-Net21 の業種別開業ガイドと日本政策金融公庫の調査、工事の例は施工会社の公式サイトの公開事例で確かめています(確認日:2026年10月9日)。
金額の例は前提つきの一例で、相場や見積もりではありません。掲載した会社は出典で、当サイトの紹介先を示すものではありません。基準や窓口は自治体と建物で違うため、図面の段階(工事の前)で窓口に確かめてください。
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