インドアゴルフ・シミュレーションゴルフの内装|打席数別の費用相場・天井高と防音・業者の選び方【費用シミュレーター付き】

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インドアゴルフ(シミュレーションゴルフ)の内装には、他業種にない順番があります——坪数より先に「天井高」を見ることです。ドライバーを振り切るには2.6〜3mの高さが必要で、ここが足りない物件は、立地が良くても候補から外れます。そしてもう1つ、知っておくと規模設計が変わる法則が「打席単価の逆転」。本ガイドは、打席数別の内装費用相場、天井高と区画の公式、音と光の設計、業態4型(無人24h・スクール・ゴルフバー)、物件と居抜き、業者選びまでを1ページに集約しました。

📋 30秒でわかる結論

  • 内装費の法則:1打席だけの店は250〜300万円/打席、5打席以上なら100〜150万円/打席——受付・トイレ・防音という「共有部」は打席数で割れるため、規模が単価を下げる
  • 物件の第一関門:天井高2.6〜3m。高さが足りない物件は何坪あっても候補外
  • 1打席の区画:幅2.5〜3m×奥行5〜6m(スクリーン距離+スイング+後方通路)
  • 機器は別建て:シミュレーター本体250〜300万円/台、高級機は600〜800万円
  • 業態で内装が変わる:無人24h(防犯・スマートロック)/スクール(待合)/ゴルフバー(飲食許可と厨房)

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「打席数いくつで、いくらかかる?」を最初につかみましょう。打席数・業態(無人/スクール/ゴルフバー併設)・防音グレード・物件状態を選ぶと、内装費と機器費を分けた開業目安が出ます。

打席数

業態

防音グレード

物件の状態

内装工事費:
シミュレーター機器:
開業時の目安合計:

※標準仕様の概算です。天井高・既存防音・電気容量など物件条件で変わるため、最終判断は現地調査つきの見積もりで。

費用の法則|「打席単価の逆転」

インドアゴルフの内装費でまず知るべきは、打席あたりの工事費が規模で逆転することです。1打席だけの小型店は250〜300万円/打席かかるのに、5打席以上の店は100〜150万円/打席で済む——倍以上の差が生まれます。

理由は単純で、内装費の主役は打席ではなく「共有部」だからです。受付、トイレ、空調、防音の基礎工事、電気の引き込み——これらは打席が1つでも6つでもほぼ同じ額がかかります。打席数が増えるほど共有部のコストが按分され、1打席あたりが薄まる。つまり「まず1打席で小さく始める」は、坪効率では最も割高なスタートだということ。資金が許すなら、商圏が支えられる範囲で打席数を厚くするほうが、投資効率は上がります

内装費用の相場・打席数別の目安

規模・業態 内装費の目安 機器費(別途) 向く形
1〜2打席(無人・小型) 400〜700万円 250〜600万円 24h無人・サブスク型
3〜4打席(スクール型) 700〜1,200万円 750〜1,200万円 レッスン+会員制
5打席以上(大型) 1,000〜1,800万円 1,250万円〜 都市型複合・法人利用
ゴルフバー併設 上記+400〜800万円 夜需要・交流型

機器はシミュレーター本体が標準クラスで250〜300万円/台、自動ティーアップ・床傾斜つきの高級クラスで600〜800万円/台。見積もり比較では「内装」と「機器」が混ざっていないかを必ず揃えてください。プロジェクター・PC・ソフトライセンスが機器側に含まれるかも会社で違います。

業態4型(無人24h/スクール/ゴルフバー/複合)

無人24h型——スマートロック・予約課金システム・防犯カメラが内装とセットの設計対象。受付を持たないぶん共有部が軽く、1〜2打席の省人モデルとして開業数が伸びています。スクール型——レッスンが商品なので、待合・更衣・カウンセリングスペースの「人の居場所」が必要。打席はインストラクターが後方に立てる奥行きを確保します。

ゴルフバー型——打席にカウンターと酒が付く夜業態。飲食店営業許可が必要になり、厨房・シンク・区画の要件が内装に乗ります。許可まわりの設計条件は飲食店の内装ガイドの保健所の章がそのまま使えます。複合型——昼スクール×夜バー、ジム併設など。換気・照明・音響を時間帯で切り替えられる設計が鍵です。

天井高と区画の公式

物件選びの順番は「天井高→間口→坪数」です。ドライバーを振り切るには梁下で2.6m、余裕を見るなら3m——天井埋込のセンサーやプロジェクターの設置高も考えると、高いほど設計が楽になります。ここが足りない物件は、家賃が安くても候補外。「高さが足りない物件は、何坪あってもゼロ円の価値」がこの業態の合言葉です。

1打席の区画は幅2.5〜3m×奥行5〜6m。内訳は、スクリーンからティーまで約3m(弾道計測の精度に直結)+スイングスペース+後方の通路・待機です。レフティ対応(左右打ち)にするなら幅をさらに確保するか、機器側のオプションで対応します。2打席を仕切る壁は、ボールの飛び込み防止と音の縁切りを兼ねるため、ネットではなく吸音材入りの間仕切り壁が基本です。

「この物件の天井高・梁・電気容量で何打席置けるか」は、図面と現地で判断が変わります。スタジオ・スポーツ施設の施工実績がある会社に内見段階から同行してもらいましょう。無料マッチングでご紹介します(発注者は無料・しつこい営業なし)。
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音と光の設計|インパクト音と遮光

インドアゴルフの内装は「音と光の格闘技」です。音の正体は2つ——インパクトの打球音(空気音)と、ボールがスクリーンを叩く衝撃(固体音)。壁・天井の吸音材で響きを抑え、スクリーン裏の緩衝層と床の防振で建物に伝わる振動を絶ちます。上下や隣にテナント・住居がある物件では、ここが営業継続の生命線です。

光は「外光ゼロ」が正解。プロジェクター映像が商品なので、窓は潰すか完全遮光し、照明はスクリーンに被らない後方・側方の間接光で組みます。明るすぎる打席は映像が washed out(白飛び)し、暗すぎると手元が危ない——「スクリーンは鮮明、ティー周りは見える」の両立が照明設計の腕どころです。

床・電源・ネットワーク

は3層で考えます。打席は人工芝+ティーマット(消耗品として交換前提の納まりに)、歩行部は土足対応の床材、そして全体の下に防振層。電源は、シミュレーター・プロジェクター・PC・空調で打席ごとに専用回路が欲しく、古い物件では容量増設が発生しがちです。ネットワークは、無人運営の予約・課金・カメラ、シミュレーターのソフト更新まで全部が乗るため、有線LANの敷設を内装工事に含めてください——開業後に這わせる配線は、見た目も信頼性も損です。

物件選びと居抜き(倉庫転用は「高さで勝つ」)

最有力は元ゴルフスタジオの居抜き——防音・遮光・電源・床がそのまま使え、機器の入れ替えだけで開業できることもあります。次点は倉庫・工場・事務所の転用。一見遠回りですが、この業態だけは「天井高で勝つ」選択肢が成立します。倉庫は3m超の天井がざらで、防音・空調・内装をゼロから作ってもなお、高さ制約のあるテナントビルより良いゴルフ空間になることがあるのです。

注意点は、テナントビルなら梁の位置(天井高は梁下で測る)、倉庫転用なら用途変更の手続きと断熱・空調(夏冬の空調費が経営を圧迫しない断熱改修)、共通で搬入経路(スクリーンフレーム・大型マットの搬入)です。

法規と無人運営の備え

インドアゴルフ自体に営業許可は不要ですが、①ゴルフバー併設なら飲食店営業許可(深夜の酒類提供は警察への届出も)②建物の規模により防火管理者の選任 ③用途地域(倉庫転用時の用途変更含む)④無人運営は防犯カメラ・非常時対応・施錠の設計を保険・警備とセットで——の4点を押さえます。月会費の前受け規模によっては特定商取引法まわりの確認も。設計者・施工会社に物件ごとの確認を任せつつ、発注者は「無人時間帯に事故が起きたら」のシナリオだけ自分の言葉で持っておいてください。

内装業者の選び方

見る実績は2つ。①スタジオ・スポーツ施設系の施工実績——防音・防振・遮光・大電源という要素はこの系統の会社の得意分野です。②機器メーカーとの調整経験——シミュレーターの設置・キャリブレーションはメーカー側の工事で、内装側との取り合い(天井補強・配線・スクリーン開口)を仕切れる会社だと工程が一本化します。

相見積もりは同条件で2〜3社、比較軸は「防音・遮光にいくら割いているか」と「機器との取り合いが工程表に入っているか」。打球音のクレームで深夜営業を止められた店は、内装をやり直しても信頼が戻りません——最初から音に厚い見積もりが、結局いちばん安くつきます。

実例で見るインドアゴルフ

当サイト登録企業による施工事例です(クリックで詳細へ)。

東京都のゴルフスタジオの内装デザイン事例(サンリット建設)大阪府のインドアゴルフスクールの内装デザイン事例(株式会社 スポーツ施設の内装デザイン事例

スポーツ施設の事例一覧 → 事例を写真で探す

よくある質問

Q1. インドアゴルフの内装費はいくらですか?
1〜2打席の小型で400〜700万円、3〜4打席で700〜1,200万円、5打席以上で1,000〜1,800万円が目安です。シミュレーター本体(250〜300万円/台、高級機600〜800万円)は別途見てください。

Q2. なぜ打席が多いほど1打席あたりが安いのですか?
受付・トイレ・防音基礎・電気引込などの共有部は打席数に関係なくかかるためです。打席数で按分されるほど、1打席あたりの内装費は下がります。

Q3. 天井高はどれくらい必要ですか?
梁下で2.6m、余裕を見るなら3mです。天井高が足りない物件は他の条件が良くても候補外にしてください。倉庫・工場物件は高さの面で有力候補になります。

Q4. 1打席に必要な広さは?
幅2.5〜3m×奥行5〜6mが目安です。スクリーン〜ティー間の約3mは弾道計測の精度に関わるため、詰めすぎないでください。

Q5. 防音はどこまで必要ですか?
打球音(空気音)の吸音と、スクリーン衝撃(固体音)の防振の2方向が必要です。上下・隣にテナントや住居がある物件では、ここが営業継続の生命線になります。

Q6. ゴルフバーを併設したい場合は?
飲食店営業許可が必要になり、厨房・シンク・区画の要件が内装に加わります。深夜の酒類提供は警察への届出も必要です。

Q7. 居抜きは使えますか?
元ゴルフスタジオの居抜きが最有力で、防音・遮光・電源を流用できます。倉庫・事務所からの転用は用途変更と断熱がポイントですが、「天井高で勝つ」選択肢として有効です。

Q8. 工期はどれくらいですか?
居抜きで3〜5週間、スケルトンや転用で2〜3ヶ月が目安です。シミュレーター機器の納期と設置・調整の工程をメーカーと内装会社の間で揃えてください。

まとめ

インドアゴルフの内装は、①物件は「天井高2.6〜3m」が先、坪数は後 ②打席単価は規模で逆転する(共有部の按分)③音と光に投資する ④元スタジオ居抜きか「高さで勝つ」倉庫転用——この4点で、開業の設計図が一気に現実になります。開業全体(機器選定・無人システム・収支)はインドアゴルフ開業ガイドへ。

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