ホテルの内装を無料で一括見積もり
ホテルに対応できる会社へ、一度の入力でまとめて依頼できます。
ホテルの内装は、店舗内装のなかでも特殊な領域です。金額の桁が違い、多くの場合は「営業を止めずに」改装し、旅館業法という固有の許認可が設計に絡む——飲食店の感覚で依頼先を選ぶと、見積の前提から食い違います。本記事では、東京・首都圏でホテル・宿泊施設の内装に対応する会社を公式情報の直接確認のうえで整理し、グレード別の費用即答、稼働中改装の実務、客室ユニット化の考え方、旅館業法と設計の関係まで、ホテル改装・開業の判断材料を1本にまとめました。
費用の即答(ホテル内装の目安)
- 坪単価の目安はビジネスで坪50〜150万円、シティ・旅館で150〜250万円、ハイグレードで250〜350万円。客室の内装リフォームは1室50〜100万円から積み上がります(詳細はホテル・旅館の内装費用ガイド:1室単価×室数のシミュレーター付き)。
- 依頼先は4タイプ(宿泊特化設計/大型内装施工/設計施工一括/店舗系デザインの宿泊展開)から、規模と稼働条件で選びます。
- 改装でも旅館業法の再許可が必要になる場合があります(法規の章参照)。
目次
ホテル内装の依頼先は4タイプ——規模と稼働条件で選ぶ
①宿泊特化・設計型——ホテル・旅館の設計を主業とし、客室の商品設計(単価×稼働)から共用部の演出まで宿泊業の文法で提案できる層。リブランドや新規開業の第一候補です。②大型内装施工型——自社施工体制を持ち、フロア単位・棟単位のまとまった改装を工程管理力で回す層。営業しながらの大規模リニューアルで真価が出ます。③設計施工一括型——窓口一本化でスピードとコスト調整を効かせる層。中小規模ホテルや簡易宿所の改装で使いやすい選択肢です。④店舗系デザインの宿泊展開型——飲食・商業空間で鍛えたデザイン力を客室やロビーに持ち込む層。デザインで差別化したいコンセプト型ホテルに向きます。ホテルは1案件の金額が大きいぶん、タイプの異なる2〜3社から同条件(対象範囲・稼働条件・希望工期を明記)で見積を取り、提案と工程計画を並べて比べるのが失敗しない進め方です。
東京のホテル内装・改装会社おすすめ3選
掲載各社は、①東京・首都圏でのホテル・宿泊施設の内装対応が公式情報で確認できること、②公式サイトで事業内容と実績を直接確認できること、の2条件で選定しています。掲載順は推奨順位ではありません(各社情報は公式サイトの記載を確認時点で要約したものです)。
1. 株式会社Kazali(東京都世田谷区)
ホテル内装の専門カテゴリ実績|売店・キッズ空間まで
世田谷区に拠点を置く内装会社。公式サイトに「ホテル内装」の実績カテゴリを持ち、ホテル売店の改装・棚割り計画やホテル内キッズスペースのデザイン・改装、コンセプトルームなど、宿泊施設内の多様な空間の実績を公開しています。客室以外も含めた「ホテルの中の空間」を部分単位で改善したい計画で相談しやすい一社です。公式サイトを見る
2. ノバレンズ株式会社(東京都港区)
設計施工一括型|ビジネスホテルから旅館まで
港区浜松町に拠点を置く、店舗内装のデザイン・設計・施工会社。ビジネスホテルの内装や日光の旅館ホテルなど宿泊施設の事例を持ち、当サイト掲載のホテル施工事例からも同社の仕事を確認できます。飲食・物販を含む幅広い店舗実績があり、宿泊と商業を横断するデザインビルド型として比較候補に入る一社です。公式サイトを見る
3. 株式会社秀建(首都圏・東京対応)
大型内装施工型|宿泊・温浴の専門カテゴリと自社体制
首都圏を拠点に建築・内装施工を手がける会社。公式サイトに「宿泊・ホテル」「温浴・サウナ」の実績カテゴリを持ち、ビジネスホテルや高級旅館の内装づくりを解説する専門コラムも継続発信しています。設計から施工までの一貫対応を掲げており、温浴・サウナを含む宿泊施設のまとまった改装で体制力を評価したいタイプです。公式サイトを見る
※ホテル・宿泊施設の施工会社は当サイトのホテルの内装事例一覧(50件)からも事例ベースで探せます。1案件の金額が大きい領域だからこそ、タイプの異なる複数社の同条件比較が効きます。
費用の実態——グレード×「1室いくら×何室」で読む
ホテル内装の費用は坪単価だけでは読めません。目安としてビジネスで坪50〜150万円、シティ・旅館で150〜250万円、ハイグレードで250〜350万円のグレード差があり、さらに実務では「1室いくら×何室」の客室部分と、ロビー・大浴場など共用部の二層で積み上がります。客室の内装リフォームは1室50〜100万円からが目安で、水回りや家具造作まで含めると1室単価は大きく動きます。東京特有の変動要因は、稼働を止めない工程の割増(夜間・分割工事)と、都心ビルの搬入・養生条件。詳しい積算構造とシミュレーターはホテル・旅館の内装費用ガイドで解説しています。
稼働中ホテルの改装実務——「営業を止めない」が最大の設計条件
ホテル改装が店舗内装と決定的に違うのは、多くの場合宿泊営業と並行して工事することです。実務の core は3点。①ローテーション計画——フロア単位・区画単位で客室を閉鎖し、順番に改装して稼働率の低下を最小化します。何室を同時に止められるかは資金計画と直結するため、工程表は「販売可能室数の推移」まで含めて確認してください。②宿泊者体験の防衛——騒音の出る工事の時間帯制限、資材搬入の動線分離、粉じん・臭気の養生。ここが甘い会社だとレビューが下がり、改装の投資効果を食いつぶします。③繁忙期の回避——閑散期に工事を寄せる年間カレンダー設計が、同じ工事でも機会損失を大きく変えます。見積依頼の段階で「営業しながらか、休館か」「同時閉鎖できる室数」「工事可能時間帯」を明記すると、各社の工程提案が横並びで比較できます。
客室改装は「ユニット化」で考える——1室モックアップから水平展開へ
客室が数十室並ぶホテルでは、まず1室をモックアップ(原寸試作)として改装し、仕様・コスト・工期を確定させてから残室へ水平展開するのが定石です。利点は3つ——①1室単価が実測で確定し、総予算が「単価×室数」で読めるようになる。②清掃性・耐久性・使い勝手を実際の運用で検証してから量産できる。③展開フェーズは同じ作業の繰り返しになるため、工期と品質が安定する。デザインの意匠だけでなく、リネン運用・清掃動線・設備更新(空調・給湯)まで1室で検証しておくと、展開後の手戻りがなくなります。ユニット化の進め方に慣れた会社かどうかは、依頼先選びの実務的な見極めポイントです。
旅館業法と設計の関係——改装でも「許可」が動く場合がある
宿泊施設の営業には旅館業法に基づく許可(旅館・ホテル営業、簡易宿所営業など)が必要で、東京都では東京都保健医療局のホテル・旅館に関する案内で制度の概要が公開されています。実務のポイントは2つ。①改装でも許可が動く場合がある——大規模な改築や営業種別の変更などでは新規許可申請が必要になることがあり、構造設備の基準は図面レベルで確認対象になります。②窓口は所在地で変わる——東京の場合、特別区・八王子市・町田市は各区市の保健所、その他は都の保健所が窓口で、適用条例も異なります。さらに消防法・建築基準法など関係法令の事前相談が推奨されており、計画段階で図面を持って管轄窓口へ相談するのが手戻りのない進め方です。旅館業の許認可実務に通じた設計者かどうかは、ホテル案件の依頼先を見極める核心のチェックポイントになります。
改装の進め方——調査診断から引き渡しまで
一般的な流れは、①現況調査・診断(設備の残存年数・法規の確認)→②改装コンセプトと投資回収の基本計画→③1室モックアップ(客室改装の場合)→④実施設計・見積確定→⑤工事(稼働計画と並行)→⑥検査・必要に応じた行政手続き→⑦引き渡し、の順です。相見積もりは②〜④の段階で、対象範囲・稼働条件・工事可能時間帯・希望工期を明記して同条件で依頼すると、各社の見積と工程が初めて横並びで比較できます。
よくある質問
Q. 複数社に同時に見積もりを依頼するのは失礼ですか?
失礼にはあたりません。ホテル内装は金額も条件も大きいため、複数社比較は発注側の標準的な進め方として各社も想定しています。同条件で依頼することだけ守れば、比較はむしろ歓迎されます。
Q. 営業しながら改装できますか?
フロア単位・区画単位のローテーション改装で、営業と並行する進め方が一般的です。同時に閉鎖できる室数・騒音工事の時間帯・搬入動線を条件として先に固めると、各社の工程提案が比較できます。
Q. 客室の改装は1室いくらくらいですか?
内装リフォームで1室50〜100万円からが目安ですが、水回り更新や家具造作まで含めると大きく動きます。1室モックアップで実測単価を確定させ、「単価×室数」で総予算を読むのが確実です。
Q. 工期はどのくらいかかりますか?
規模・稼働条件・工事範囲で変わります。稼働と並行するローテーション改装は工期が延びるかわりに売上を守れるため、休館一括との比較を含めて、開業・リニューアル希望日から逆算した計画を候補会社と共有してください。
Q. 改装でも旅館業の許可は関係しますか?
関係する場合があります。大規模な改築や営業種別の変更では新規許可申請が必要になることがあり、構造設備基準は図面レベルの確認対象です。計画段階で管轄保健所へ相談してください。
Q. インバウンド対応の改装で考えることは?
案内サインの多言語化、洋室化やベッド運用への転換、宿泊者名簿など運用面の整備が代表的な論点です。ターゲットとする客層を先に定め、投資対効果の高い範囲から段階的に進めるのが実務的です。
Q. デザインだけ別の会社に頼めますか?
設計と施工を分離する方式も、一括で頼む方式もあります。分離は設計の独立性、一括は窓口一本化と工程調整力が利点で、稼働中改装では施工側の工程管理力が特に重要になるため、方式ごとの見積を総額と体制で比較してください。
Q. 簡易宿所や民泊の内装でも相談できますか?
可能です。ただし旅館・ホテル営業とは許可種別と基準が異なるため、計画している営業形態を最初に伝え、該当する基準を前提にした設計・見積を依頼してください。
関連ガイド
費用の積算構造はホテル・旅館の内装費用ガイド(シミュレーター付き)で、完成イメージづくりにはホテルの内装事例一覧(50件)をどうぞ。ホテルの内装は「稼働を守る工程×ユニット化×許認可の先回り」で成否が決まります。まずはタイプの異なる複数社から、稼働条件を明記した同条件の見積を取るところから始めてください。
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