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「自分の中華料理店、内装にいくらかかる?」を最初につかみましょう。業態・火力(中華レンジ)・坪数・円卓個室・物件を選ぶと、厨房・中華レンジを主役にした開業総額の目安が、47都道府県の地域係数つきで出ます。中華は汎用厨房と違い、火力(中華レンジ)と業態で費用が決まるのが特徴です。
金額はあくまで概算ですが、火力や業態で総額が大きく開くことが分かります。とくに中華は火力が命で、強火力の中華レンジにすると本体だけでなくガス配管・大型ダクト・グリストラップも大きくなり費用が跳ねます。まずは自分の構想に近い条件で動かし、設備比率や火力による排気の違いを確かめてください。
中華料理店の内装費用シミュレーター
30秒・無料業態・火力・坪数から、中華レンジが主役の開業総額の目安がわかります。
この条件での開業総額の目安
―〜―万円
厨房・中華レンジ・排気・内装・物件・運転資金の合計概算
坪数別の早見表(現在の条件・―)
この試算の前提と注意事項
※金額は概算です。実額は火力(中華レンジ)、物件のガス容量や状態(同じ中華の居抜きか)、円卓・個室の有無で変わるため、最終的には複数社の見積もりで確定してください。開業全体の流れは中華料理店の開業ガイド、費用の全体像は店舗内装の費用相場ガイドもどうぞ。
費用を決める「2つの軸」(業態×火力)
中華の内装は「どんなデザインにするか」から考え始めがちですが、費用を本当に動かしているのはその前段です。「業態」と「火力」の2軸で、費用と設計の大枠はほぼ決まります。シミュレーターも、この2軸を入力させて金額の段差を見せる仕組みです。数字で大枠をつかんでから、細部のデザインに進むのが効率的です。
軸1:業態(内装・円卓・客単価)
気軽な町中華か、本格中華か、高級中華かで、内装グレード・円卓や個室の有無・客単価が変わります。町中華は庶民的な内装でコストを抑え、高級中華は回転テーブル(円卓)や金・赤を基調とした内装・個室で宴会需要をつかみます。同じ中華でも内装の方向性は大きく異なります。同じ坪数でも、町中華と高級中華では内装も客席もまるで違う店になります。
軸2:火力(中華レンジ)
中華は火力が命で、火力をどこまで出すかでガス配管・大型ダクト・グリストラップが連動して変わります。標準なら町中華の炒め物に対応、高火力は8,000kcal級で家庭用の約2倍・配管を太くし大型ダクトが必要、ハイパワー複数台はガス引き込み最大で費用最大。これが中華最大の費用分岐です。火力は後から大きく上げにくいので、開業前に必要な火力を見極めておくのが安全です。ガス容量に余裕のある物件なら、将来の火力アップにも対応しやすくなります。
中華は「火力(中華レンジ)が主役」
一般の飲食店も厨房に費用がかかりますが、中華は火力と業態で厨房費が決まり、火力がガス・排気を規定するのが特徴。だから費用は「業態 × 火力 × 坪数 × 円卓個室 × 物件」で決まります。坪単価だけ見ても、火力による排気やグリストラップが抜け落ちると見積もりが大きくずれます。まず業態と火力を決めることが、ぶれない予算づくりの出発点になります。業態と火力がぶれると、厨房も排気も内装もやり直しになりかねません。
まずは業態と火力を入れて、複数社の見積もりで費用配分を見比べてみましょう。
費用相場・坪単価(厨房が主役)
中華の費用は「厨房・中華レンジ・排気・内装・物件・運転資金」の合計です。中でも厨房・中華レンジが主役なのが中華の特徴。まずは費目の全体像と坪単価をつかみましょう。
厨房・中華レンジは主役の費目で火力と業態で決まり、排気・ダクト・グリストラップは大型ダクトと油用グリストラップが必須、内装・客席は町中華は庶民的・高級は円卓や金赤、物件取得は保証金・礼金、運転資金は開業後しばらくの家賃・人件費・光熱費の余力です。坪単価だけで資金計画を立てると不足しがちなので、合計で見るのが基本です。とくに大型ダクトとグリストラップは火力で大きく動くため、坪単価だけでは読めません。
業態別・物件別の坪単価の目安
中華の坪単価は35万円以上が目安で、他飲食店と同等水準。シンプル・既存什器活用なら坪30万円程度、オーダーメイド什器や高級素材なら坪50万円以上です。業態別では次のように開きます。立地や規模、こだわりでこの幅の中で動くと考えてください。
町中華
- 特徴庶民的・回転重視
本格中華
- 特徴専門性・宴会対応
高級中華
- 特徴円卓・個室・金赤
※15坪で内装工事費525万円ほどが一例。内装工事費の多くを厨房設備費(合計100〜300万円程度)が占めます。費用の全体像は店舗内装の費用相場ガイドもどうぞ。
坪単価より「火力(中華レンジ)」が主役
🔥 火力と業態で厨房費が決まる
中華の内装費は、汎用厨房と違って火力(中華レンジ)と業態で厨房費が決まります。中華は火力が命で、強火力の中華レンジは8,000kcal級と家庭用の約2倍。火力を上げるほどガス配管を太くし、大型ダクトと給排気が必要になります。油の量が圧倒的に多いためグリストラップも必須。上のシミュレーターは、この厨房・中華レンジを主役に、設備比率(工事費の何%か)も表示します。
中華の費用はここが特徴
- 厨房・中華レンジが工事費の主役。火力と業態で激変
- 火力が強いほどガス配管を太くし、大型ダクトが必要
- 油の使用量が圧倒的に多く、グリストラップが必須
- 前テナントが同じ中華の居抜きなら、中華レンジ・ダクトを流用でき大きく節約
まずは複数社の見積もりを取って、相場と費用配分を見比べてみましょう。
業態別の違い(町中華・本格中華・高級中華)
中華は業態で内装・客単価・円卓の有無がまったく違います。シミュレーターと同じ2グループで、業態ごとの要点を見ていきましょう。
気軽・回転(庶民的)
気軽に通える中華。客単価を抑え、回転とリピートで売上をつくります。
町中華
定食・餃子・ラーメン・炒め物を気軽に楽しめる大衆的な業態。庶民的で親しみやすい内装にし、回転率とリピート率が重要です。内装費は抑えめにまとめますが、削りすぎるとチープな印象になるため、清潔感のある仕上げは押さえます。火力は標準〜高火力で十分なことが多い業態です。回転を上げるための席数と動線、テイクアウト対応も検討すると間口が広がります。
専門・宴会(本格・高級)
専門性や宴会需要で選ばれる業態。火力・内装・円卓への投資が大きくなります。
本格中華
北京・広東・四川・上海など本格的な料理を提供する業態。高火力の中華レンジと、点心の蒸籠・スープの寸胴など機器が充実します。落ち着いた内装で、コースや宴会にも対応できる客席づくりが向きます。宴会と一般客の両方を取り込めるレイアウトにすると、平日と週末の波を埋めやすくなります。
高級中華
コース料理や宴会・接待が中心の高級業態。回転テーブル(円卓)や金・赤を基調とした内装が人気で、個室を備えて大人数の宴会・接待・家族の集まりをつかみます。坪単価35〜55万円と高く、ハイパワーの中華レンジで本格的な調理に対応します。一品ずつの質と空間の格式が客単価を支えるため、内装と食器・サービスの一貫性が大切です。個室や円卓を備えると、記念日や接待の利用も取り込めます。
どの業態でも共通するのは、業態と火力を最初に固めること、火力に合ったガス容量・排気を確保すること、そして内装グレードを業態に合わせることです。業態を途中で変えると厨房も内装もやり直しになるため、初期設計の精度がそのまま費用に直結します。迷ったら、開きたい中華の業態を絞り、同じ業態の内装事例を10件以上見比べて方向を固めるのが確実です。業態が定まれば、火力も内装も円卓の要否も自然と決まり、見積もりの精度が上がります。
業態に合った火力・内装は、中華の実績がある会社に相談するのが近道です。
中華レンジ(強火力・ガス/IH)とガス配管
中華最大の費用分岐が、火力(中華レンジ)です。中華は火力が命で、どこまで火力を出すかで中華レンジ本体・ガス配管・排気が大きく変わります。火力は中華の味そのものを左右するため、削るべきでない投資と削れる投資を分けて考えます。
火力の段階とガス・排気
強火力の中華レンジは大型2重バーナーで8,000kcal級と、家庭用の大バーナー(約3,610kcal/h)の約2倍。一般業務用コンロより強く購入価格も割高です。中華レンジはガス(導入費が安いが手入れが大変)かIH(高額だが手入れが簡単で安全・鍋底から全体加熱)の2種類があり、予算や好みで選びます。強火力を求めるほど本体も付帯工事も大きくなるため、出したい料理から火力を逆算します。ガスは炎で一気に加熱でき扱い慣れる人も多く、IHは温度管理がしやすいのが利点です。どちらを選んでも、火力に見合う給排気とガス容量が前提になります。
火力(中華レンジ)の目安
- 標準:町中華の定食・炒め物に対応。ガス・排気も標準的で費用を抑えやすい
- 高火力:8,000kcal級・家庭用の約2倍。ガス配管を太くし大型ダクトが必要
- ハイパワー複数台:ガス引き込み最大・屋上までダクト・大型グリストラップで費用最大
- 中華レンジはガス(導入費安・手入れ大変)かIH(高額・手入れ簡単・安全)の2種
⚡ 火力は「ガス配管」とセットで考える
中華料理の味を家で再現できないのは火力の違いが大きいと言われ、味だけでなく調理スピードのためにも強火が要ります。強火力の中華レンジを入れると、配管類を通常より太くする追加工事が必要になることがあり、ガスの配管径が一般的な飲食店とは大きく異なります。だから物件のガス容量・配管径が足りないと高火力に対応できないこともあり、火力をどこまで出すかが物件選びの出発点。上のシミュレーターでも火力を切り替えると、中華レンジ本体・大型ダクト・グリストラップが連動して動きます。
火力とガス・排気の設計は、中華の実績がある会社に図面を引いてもらうと安心です。
排気・大型ダクト・グリストラップ(油煙対策)
強火力と並ぶ中華の核が、排気・ダクト・グリストラップです。中華は油の使用量が圧倒的に多く、煙とにおいが多いため、給排気が他業種よりずっと重要になります。排気が弱いと店内に油やにおいがこもり、客の居心地にも近隣関係にも影響します。
大型ダクトとグリストラップ
高火力・多量の油で煙の発生が多く、強力な給排気が必須です。レンジフード本体は10〜20万円が相場ですが、中華は業務用の大型フードと屋上までの大型ダクトでさらに大きくなります。臭いが周囲に拡散しないよう屋上までダクトを伸ばし、油が下水道に流れないようグリストラップを設置します。近隣がオフィスや住宅だと、排気の経路や排出口の配慮がより重要になります。脱臭装置を入れる方法もあり、においの出やすい立地では検討します。ダクトの清掃口を設けておくと、定期メンテナンスがしやすくなります。
排気・ダクト・グリストラップで押さえる点
- 業務用の大型フードが必須(消防法でコンロ幅以上)
- 臭いが周囲に拡散しないよう、屋上までダクトを伸ばす
- 油の使用量が圧倒的に多く、グリストラップが必須(条例で定める地域も)
- ニンニク等のにおい対策の換気、火事防止の定期清掃も要る
💨 中華は「油煙」対策が他業種より重い
中華は高火力・多量の油を前提とするため、煙の発生が他の飲食店より多くなります。そのため換気をよくする必要があり、客席のほうに煙が流れないよう空気の流れに考慮した店舗設計が求められます。レンジフード本体は10〜20万円が相場ですが、中華は業務用の大型フードと屋上までの大型ダクトでさらに大きくなります。油が下水道に流れないようグリストラップは必須で、配管が詰まらないよう設置します。これらは火事防止のため定期清掃も欠かせません。
大型ダクト・グリストラップまで提案できる会社かは、過去の中華事例で見比べましょう。
厨房設備(蒸籠・寸胴・揚げ場)と設備比率
中華レンジに加え、蒸籠・寸胴・揚げ場など機器が多いのも中華の特徴です。メニュー構成によって必要な設備が変わります。厨房を広く取るほど客席は減るため、メニューから必要な機器を絞ることが席数の確保にもつながります。
中華の厨房設備
中華レンジ(強火力)を主役に、点心や蒸し物の蒸籠、スープや出汁を大量に取る寸胴、揚げ物のフライヤー、餃子グリラー、中華麺のゆで麺器など、機器が多くなります。これらが内装工事費の多くを占め、合計100〜300万円程度。導入する設備によって費用は変わります。中古の厨房機器を活用すれば、初期費用を抑えることもできます。ただし強火力に耐える中華レンジは、状態と火力をよく確認して選びます。蒸籠や寸胴は提供メニューに合わせてそろえ、過不足のない構成にします。
中華の厨房設備で押さえる点
- 中華レンジ(強火力)が費用の主役。火力で価格が大きく変わる
- 蒸籠(点心・蒸し物)、寸胴(スープ・出汁を大量に)
- 揚げ場のフライヤー、餃子グリラー、ゆで麺器(中華麺)
- 厨房設備は合計100〜300万円程度で、内装工事費の多くを占める
🍳 「設備比率」で厨房への偏りを見る
中華は厨房・中華レンジが工事費の主役になりやすく、内装工事費の多くを厨房設備費(合計100〜300万円程度)が占めます。火力を上げるほど設備比率(厨房・中華レンジが工事費に占める割合)が高くなり、逆に高級中華で円卓・個室・金赤の内装に投資すると相対的に内装の比率が上がります。上のシミュレーターでこの設備比率が出るので、自分の構想が「厨房寄り」か「内装寄り」かを確かめて、予算配分の判断に使ってください。
厨房設備の構成は、複数社に提案・見積もりを出してもらうと最適化できます。
円卓・個室と宴会需要
高級中華の内装を象徴するのが、回転テーブル(円卓)と個室です。大人数の宴会・接待・家族の集まりをつかむ、中華ならではの客席づくりです。宴会需要をどれだけ見込むかで、円卓と個室にどこまで投資するかが決まります。
円卓・個室で宴会をつかむ
高級中華では回転テーブル(円卓)や金・赤を基調とした内装が人気で、個室を備えて宴会・接待・家族の大人数需要をつかみます。円卓を囲む食事は中華ならではの体験価値になり、宴会の満足度を高めます。町中華は庶民的でコストを抑えますが、削りすぎるとチープな印象になるため、清潔感のある仕上げは押さえます。業態に合わせて円卓・個室を入れるかを決めます。宴会・法事・歓送迎会など、大人数の予約をどれだけ見込めるかが判断の軸になります。個室は壁や扉で仕切る分の工事費がかかるため、需要と費用のバランスで決めます。宴会の予約が読める立地なら、円卓・個室は強力な差別化になります。
円卓・個室で押さえる点
- 回転テーブル(円卓)は大人数で囲む宴会・コースに向く
- 個室は接待・家族の集まり・記念日の需要をつかむ
- 金・赤を基調とした内装が高級中華に人気
- 町中華は庶民的でコストを抑える(削りすぎはチープに)
🍽️ 円卓は「席効率」と「宴会」のバランス
回転テーブル(円卓)は大人数で料理を囲めて宴会・コースに向きますが、テーブル自体が大きく通路も広く要るため、坪あたりの席効率は下がります。個室も同様に客席効率は落ちる一方で、接待・家族・記念日の高単価需要をつかめます。高級中華は円卓・個室で宴会・接待をつかむ設計、町中華は席数と回転を優先する設計、と業態で客席の作り方が変わります。宴会需要が見込める立地かどうかも、円卓・個室を入れる判断材料になります。
円卓・個室と席効率のバランスは、中華の実績がある会社に相談しましょう。
物件・居抜きの見極め(ガス容量)と立地
火力が命の中華は、物件のガス容量・配管径が決定的に重要です。とくに「同じ中華の居抜き」かどうかが、中華レンジ・大型ダクトを流用できるかを左右します。
ガス容量と居抜き
物件のガス容量や配管径が足りないと、出したい火力の中華レンジが活かせません。だから契約前にガス容量を必ず確認します。中華レンジは資産価値が高く、閉店時に居抜きを高額売却できることが少なくないほど。前テナントが同じ中華の居抜きなら、中華レンジ・大型ダクト・グリストラップが揃っていて大きく抑えられます。料理が違うと設備が合わず入替で割高になります。前テナントの設備を使う場合も、老朽化や火力の不足がないかを確認し、清掃や交換費用を見込みます。中華レンジが入っていても、自分の出したい火力に足りるかは別途確認します。容量が不足していれば、増設の可否と費用も合わせて検討します。
物件・契約前に確認すること
- ガス容量・配管径が、出したい火力(中華レンジ)に足りるか
- 大型ダクト・屋上への排気経路が確保できるか、近隣への配慮は可能か
- 同じ中華の居抜きなら中華レンジ・ダクト・グリストラップを流用できるか
- 立地のターゲット(回転・宴会)と業態・客単価の相性
立地と商圏
町中華は駅近や住宅街など回転の見込める立地、高級中華は宴会・接待需要のあるエリアが向きます。ターゲット(日常使い・宴会・ファミリー)と客単価のバランスを読み、家賃と売上見込みから物件を決めましょう。ガスの増設には費用と時間がかかるため、最初から十分な容量のある物件を選ぶのが理想です。ガス・電気・給排水の容量は、内見の段階で図面や管理会社に確認しておくと安心です。電気容量も中華レンジ(IHの場合)や冷蔵設備で大きく要るため、あわせて確認します。排気を屋上まで通せるか、近隣への配慮ができるかも、契約前の重要な確認事項です。
物件のガス容量が火力に足りるかの見極めは、中華に強い会社の現地チェックが確実です。
客席レイアウトと採算(回転・宴会)
中華は業態で採算の作り方が違います。町中華は回転、高級中華は宴会と客単価。レイアウトと採算を理解すると、内装の判断がぶれません。数字を先に置いてからレイアウトを考えると、席効率と客単価のバランスが取りやすくなります。
回転型と宴会型
町中華は客単価を抑え、回転とリピートで売上をつくります。高級中華は円卓・個室の宴会需要と高めの客単価で売上をつくります。中華は油・ガス・光熱費が高めなのも特徴で、原価と経費を見込んだ採算設計が必要です。業態で席数・客単価・回転の設計が変わります。
中華の採算の考え方
- 町中華:客単価を抑え、回転とリピートで売上をつくる
- 高級中華:円卓・個室の宴会需要と高めの客単価で売上をつくる
- 油・ガス・光熱費が高めなのも中華の特徴。原価・経費を見込む
- 業態で席数・客単価・回転の設計が変わる(円卓は席効率が下がる)
回転型なら席数と通路、宴会型なら円卓・個室のゆとり、と業態に合わせてレイアウトを設計します。内装投資は、想定する客単価と席数から無理なく回収できる範囲に収めるのが基本です。シミュレーターで出た総額を、見込める月商と照らして判断しましょう。中華は光熱費が高めなので、売上だけでなく経費も含めて利益が残るかを見ます。席を増やせば売上が増えるとは限らず、回転と客単価のどちらで稼ぐかを業態で定めます。町中華は席数と回転、高級中華は単価と宴会、と稼ぎ方が分かれます。どちらの型でも、固定費に対して無理のない席数・客単価を設定することが大切です。シミュレーターの総額を、想定する売上と照らして無理のない投資かを確かめましょう。
業態に合った採算設計は、複数社の見積もりで見極めるのが確実です。
内装の世界観(金赤・庶民的・本格)
中華は業態に合った世界観が集客を左右します。高級中華の金赤、町中華の庶民的、本格中華の落ち着き——コンセプトに沿って一貫させます。内装の世界観は、客単価と客層に合わせて決めると過不足のない投資になります。
業態で変わる世界観
高級中華は金・赤を基調に円卓・個室で豪華・格式を演出、町中華は庶民的で親しみやすく清潔感のある仕上げ、本格中華は落ち着いた本格感でコースや宴会にも合う空間——というように、業態ごとに目指す世界観が異なります。コンセプトを先に決め、それに沿って素材・色・照明を一貫させましょう。
業態別の内装の世界観
- 高級中華:金・赤を基調に円卓・個室で豪華・格式を演出
- 町中華:庶民的で親しみやすく、清潔感のある仕上げ
- 本格中華:落ち着いた本格感で、コースや宴会にも合う空間
- 油汚れがつきやすいので、清掃しやすく耐久性のある素材を選ぶ
立ち上げ時は、全面を作り込むより、入口・客席・照明など「効く場所」に投資を集中させるのが費用対効果の高いやり方です。中華は油汚れがつきやすいため、世界観と、清掃のしやすさ・耐久性という機能を両立できる素材選びが、長く使える店をつくります。油や煙で汚れやすい壁・天井は、拭き取りやすい素材にすると清掃の手間が減ります。厨房から客席への動線も、油やにおいが流れにくいように設計します。照明や装飾で世界観を出しつつ、メンテナンスのしやすさも両立させます。派手さよりも、業態に合った清潔感と居心地が長く支持される店をつくります。迷ったら、目指す客単価と客層から内装のグレードを決めると過不足がありません。
世界観を形にできる会社かは、過去の中華事例を見比べるのが一番です。
内装業者の選び方
中華の内装は、中華の実績があり、強火力の中華レンジ・大型ダクト・グリストラップ・円卓まで見通せる会社を選ぶのが近道です。一般の飲食店中心の会社だと、火力やガス・排気で提案が弱いことがあります。中華の事例が豊富な会社ほど、火力と排気の勘所を押さえた提案ができます。
会社のタイプで選ぶ
設計事務所
- 強みデザイン・世界観
- 向き高級・差別化
施工会社
- 強み費用・工期・現場力
- 向きコスト重視
ワンストップ
- 強み設計〜施工〜厨房
- 向き手間を減らす
いずれの場合も、中華・厨房の実績があるかが第一条件です。とくに強火力のガス配管や大型ダクトの取り回しは、経験のある会社ほど仕上がりと安全性に差が出ます。見積もりを比べるときは、厨房・中華レンジ・排気・内装のどこまでを含むかも必ず確認します。複数社の提案を比べると、自分の中華に本当に必要な構成が見えてきます。中華は長く使う店なので、施工後の保守やメンテナンスに応じてくれるかも確認します。
見るべき3つのチェック
業者選びの3チェック
- 中華(できれば同じ業態)の施工実績があるか
- 強火力の中華レンジ・ガス配管・大型ダクト・グリストラップに対応できるか
- 見積もりの内訳が明朗で、厨房・中華レンジ・排気・内装の区分が明確か
火力・ガス・大型ダクトは経験差が出やすい領域です。1社で決めず、複数社から相見積もりを取り、実績・対応・金額を比べて選ぶと失敗が減ります。居抜きの中華レンジ・ダクトを活かせるかの判断も、実績のある会社ほど的確です。中華は開業後も厨房やダクトの保守で長く付き合うため、アフター対応の体制も見ておくと安心です。
中華・厨房に強い会社を複数社、無料で比べてみましょう。
開業までの流れと工期・よくある失敗
物件決定から開業までは、ガス容量の確認・設計・工事・厨房設備・検査の順で進みます。火力・ガス・大型ダクトがある分、物件選びと設計が中華のコツです。とくに火力に見合うガス容量の確保が、中華で最初に押さえるべき点です。ここを外すと、開業後に火力を出せず作り直しになりかねません。
物件を契約したら家賃が発生し始めます。中華はまず物件のガス容量・配管径を確認し、出したい火力に足りるかを見極めるのが最初の関門。大型ダクトやグリストラップの工事も含めて設計し、工事に入ってからの変更を避けるのが、工期と費用を守るコツです。スケルトンは工期が長く、居抜きでも設備の入れ替えが入ると延びます。
よくある失敗
このパターンに注意
- ガス容量を確認せず契約し、出したい火力の中華レンジが入らない
- 坪単価だけで予算を組み、大型ダクト・グリストラップが抜ける
- 換気が弱く、油煙やにおいが客席・近隣に流れてトラブルになる
- グリストラップを軽視し、配管が詰まる
- 業態を途中で変え、厨房も内装もやり直しになる
- 居抜きの設備が今の火力・メニューに合わず、結局入れ替えで割高に
いずれも、物件のガス容量を最初に確認すること、坪単価ではなく厨房・中華レンジ・大型ダクト・グリストラップを含めた総額で予算を組むこと、相見積もりによる費用の見える化で防げます。古い建物や居抜きでは想定外が出ることもあるため、総予算の1割程度を予備費に見ておくと安心です。開業日から逆算して、ガス確認・設計・工事・厨房設備・検査の各期間を押さえ、余裕のあるスケジュールを組みます。厨房・中華レンジを含めた総額で資金計画を立て、予備費を持っておくことが安心につながります。数字で根拠を持って判断すれば、過剰投資も資金不足も避けられ、開業後の経営も見通しやすくなります。
工程とスケジュールも、複数社に出してもらうと現実的な計画が立ちます。
よくある質問とまとめ
中華料理店の内装費用はいくらかかりますか?
中華の坪単価は35万円以上が目安で、他飲食店と同等水準です。シンプル・既存什器活用なら坪30万円程度、オーダーメイド什器や高級素材なら坪50万円以上。業態別では町中華坪18〜30万円、本格中華坪26〜42万円、高級中華坪35〜55万円。15坪で内装工事費525万円ほどが一例で、内装工事費の多くを厨房設備費(合計100〜300万円程度)が占めます。上のシミュレーターで業態・火力を入れると総額と設備比率が出ます。
中華レンジはガスとIHどちらがいいですか?
ガスレンジは導入費用が安いメリットがありますが、手入れが大変で強力な給排気が必要です。IHレンジは高額ですが、手入れが簡単で安全性が高く、輻射熱がないため厨房が暑くなりづらく、鍋底から全体加熱できます。最近はガスレンジと変わらない火力を出せるIHもあります。予算や好みに合わせて選びましょう。
火力を上げるとなぜ費用が上がるのですか?
中華は火力が命で、強火力の中華レンジは8,000kcal級と家庭用の約2倍。火力を上げると本体が割高になるだけでなく、ガスの配管を通常より太くする追加工事が必要になり、大型ダクトと強力な給排気、大型のグリストラップも要ります。上のシミュレーターでは、火力を切り替えると中華レンジ本体・大型ダクト・グリストラップが連動して動きます。
グリストラップは必須ですか?
中華は他の飲食店と比べても油の使用量が圧倒的に多いため、グリストラップの設置が必須です。油や生ゴミが下水道に流れないようにする設備で、配管が詰まらないよう必ず設置します。法律上の義務ではない場合もありますが、条例で定められている地域もあります。
居抜きとスケルトン、どちらが得ですか?
前テナントが同じ中華の居抜きなら、中華レンジ・大型ダクト・グリストラップが揃っていて大きく抑えられます。中華レンジは資産価値が高く、閉店時に居抜きを高額売却できることが少なくないほど。ただし料理が違うと設備が合わず入替で割高に。スケルトンは一から造作するため自由度は高い反面、ガス容量・配管・排気経路を契約前に確認する必要があります。
円卓・個室は入れたほうがいいですか?
業態と立地によります。高級中華は回転テーブル(円卓)や個室で宴会・接待・家族の大人数需要をつかめますが、円卓は大きく通路も要るため坪あたりの席効率は下がります。宴会需要が見込める立地なら円卓・個室が効き、町中華のように回転重視なら席数を優先する設計が向きます。
見積もりや相談は無料ですか?
店舗内装ドットコムでは、相談・見積もりは無料です。47都道府県・中華や強火力の厨房に対応する会社が見つかり、しつこい営業もありません。
30秒で結論
- 中華の費用は火力(中華レンジ)が主役。火力と業態で厨房費が決まり、火力がガス配管・大型ダクト・グリストラップを規定。上のシミュレーターで47都道府県×業態の総額と設備比率がすぐ出ます
- 坪単価は町中華坪18〜30万円・本格中華坪26〜42万円・高級中華坪35〜55万円(中華全体は坪35万円〜)。厨房設備は合計100〜300万円程度。費用は「業態 × 火力 × 坪数 × 円卓個室 × 物件」で決まります
- ★火力が物件を決める:高火力は8,000kcal級で家庭用の2倍、ガス配管を太く・大型ダクトが必要で、ガス容量が足りない物件は使えません。同じ中華の居抜きなら設備を流用でき大きく節約できます
- 費用も仕上がりも会社で大きく変わります。店舗内装ドットコムなら、中華・厨房に強い会社から無料で複数社の見積もりを取れます(しつこい営業なし)
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