中華料理の
中華料理に対応できる会社を、事務局が1社ずつ確認してご紹介します。
公開:2026年6月2日/更新:2026年10月13日/編集:店舗内装ドットコム編集部(運営:株式会社BPBコンサルティング)。許認可・法規は所轄の保健所・消防署でご確認ください。掲載写真は施工会社の公開事例(各社公式サイトの公開事例・出典明記)。
中華料理店の内装費用シミュレーター
「自分の中華料理店、内装にいくらかかる?」を最初につかみましょう。物件の状態(スケルトン/居抜き)・広さ・設計の頼み方を選ぶと、内装工事・設計・予備費まで入れた合計の目安が出ます。坪単価は、当サイトの飲食店の内装費用と同じ帯です(業態別の表の中華料理の行と、物件の状態別の表の居抜き。スケルトン坪76万〜89万円・居抜き坪30万〜55万円)。中華レンジなどの厨房機器・家具は、この合計とは別にかかります。
中華レンジの口数と火力、業態の違いは、この計算機の金額には入れていません。口数と火力でガスの容量・配管と排気の工事が大きく変わり、物件ごとに違うためです。確かめることは、下の「中華レンジとガス配管」「排気・大型ダクト・グリストラップ」の章にまとめています。
中華料理店の内装費用シミュレーター
出典つき・無料物件の状態・広さ・設計の頼み方を選ぶと、内装会社が公表している坪単価(スケルトンは中華・レストランの2021年の公表を今の物価に直した値の真ん中から上、居抜きは飲食店の各社の幅の真ん中あたり)で、内装工事・設計・予備費(予想外の追加工事に備えるお金)まで入れた合計の目安がわかります。
内装工事・設計・予備費の合計の目安(消費税を足す前)
―〜―万円
内装工事・設計・予備費の合計(消費税を足す前)
坪数別の早見表(いまの条件・―)
押すと相談フォームが開きます。
予算が目安より少なくても、広さ・物件・厨房の仕様が未定でも相談できます。事務局が、対応できる内装会社を1社ずつ確かめてご紹介します(相談無料・会員登録不要)。
計算に使った金額と出典
坪単価は、当サイトの費用の記事「飲食店の内装費用」と同じ帯です(業態別の表の中華料理の行と、物件の状態別の表の居抜き)。
内装工事費=坪数×坪単価。スケルトン(何もない区画から)は坪76万〜89万円です。内装マガジンが「本格的な厨房設備が必要になる中華やイタリアンなどのレストラン」を坪50万〜70万円(2021年3月更新。厨房器具などの費用を含まない内装工事費)としている値を、国土交通省の建設工事費デフレーター(建築補修・四半期。2021年1〜3月→2026年4〜6月 約1.27倍)で今の物価に直した坪約63万〜89万円の真ん中から上です。1社の公表をもとにした帯で、町中華・本格中華などの業態で坪単価を分けた公表は見つかっていません。
居抜き(前の店の設備を一部使う)は坪30万〜55万円です。居抜きの工事費は前の店の設備をどれだけ使えるかで決まるため、「飲食店の内装費用」と同じく業態で分けず、4社の公表(匠工房(テナント工房) 坪20万〜60万円〔2025年8月更新〕、エスケイ 坪20万〜50万円〔2025年5月更新〕、KTXアーキラボ 坪15万〜40万円〔2026年8月更新〕、RAWMAN 坪15万〜30万円〔同業種の居抜き〕・坪20万〜50万円〔異業種からの転用〕)の真ん中あたりにしています。同業種の居抜き物件であれば、厨房設備や配管をそのまま使えるケースもあります(RAWMAN)。
設計は、別の会社に頼むとき内装工事の10%(下の端)〜15%(上の端)です(RAWMAN「設計費用は総工事費の10〜15%が相場」。当サイトの飲食店の計算機はこの率にそろえています。内装工事に掛ける簡易な計算)。MIRIX は設計・デザイン料を「工事費全体の8%~15%程度」(2026年8月更新)としています。設計と施工を同じ会社に頼むときは、工事の見積もりに入る前提で足していません。
予備費(予想外の追加工事に備えて見込むお金)は、内装工事と設計の和の10%(下の端)〜15%(上の端)で、合計に入れています(RAWMAN「見積もり金額の10〜15%の予備費を確保」)。坪単価・設計・予備費の出典は税込か税抜かを書いていないため、消費税を足す前の額として扱っています。相談フォームの2つ目の画面に入れておく予算の帯は、合計の上の端に消費税10%を足した額が入る帯です。
厨房機器と家具・什器・備品(RAWMAN の飲食店の規模別の内訳)、中華レンジなどの機器(マルゼンの外管式標準型中華レンジは標準価格191,000〜675,000円・税抜。「飲食店の内装費用」の機器の表と同じ値)、大風量のダクトと給気・ガス管を太くする工事(増径。物件で大きく変わるため、見積もりで確かめます)、B工事(館やビルが指定する業者の工事)、物件取得費、運転資金は合計に入れていません。各社の目安は地域で分けていないため、地域の差も入れていません。各社のページは2026年10月13日に確かめました(KTXアーキラボは10月11日)。
会社名は出典として記したもので、当サイトの評価や紹介先を示すものではありません。施工会社が公開している中華料理店の内装の写真は、中華料理の事例の一覧で見られます。
※金額は概算です。実額は火力(中華レンジ)、物件のガス容量や状態(同じ中華の居抜きか)、円卓・個室の有無で変わるため、最終的には同じ条件で取った見積もりで確かめてください。開業全体の流れは中華料理店の開業ガイド、費用の全体像は店舗内装の費用相場ガイドもどうぞ。
費用を決める「2つの軸」(業態×火力)
中華の内装は「どんなデザインにするか」から考え始めがちですが、費用を本当に動かしているのはその前段です。「業態」と「火力」の2軸で、厨房と設計の考え方が大きく変わります。どちらも工事の中身で金額が大きく変わるため、上の計算機の金額には入れず、ここで確かめることを並べます。数字で大枠をつかんでから、細部のデザインに進むのが効率的です。
軸1:業態(内装・円卓・客単価)
気軽な町中華か、本格中華か、高級中華かで、内装グレード・円卓や個室の有無・客単価が変わります。町中華は庶民的な内装でコストを抑え、高級中華は回転テーブル(円卓)や金・赤を基調とした内装・個室で宴会需要をつかみます。同じ中華でも内装の方向性は大きく異なります。同じ坪数でも、町中華と高級中華では内装も客席もまるで違う店になります。
軸2:火力(中華レンジ)
中華は火力が命で、火力をどこまで出すかでガス配管・大型ダクト・グリストラップが連動して変わります。中華レンジのガス消費量は口数で増え、メーカーの公表では1口の機種で23.3kW、4口の機種で75.6〜84.9kWです(マルゼンの外管式標準型中華レンジ・都市ガス)。口数を増やすほどガスの容量と排気の能力が要るため、中華の費用が大きく分かれる所です。火力は後から大きく上げにくいので、開業前に必要な火力を見極めておくのが安全です。ガス容量に余裕のある物件なら、将来の火力アップにも対応しやすくなります。
中華は「火力(中華レンジ)が主役」
一般の飲食店も厨房に費用がかかりますが、中華は火力と業態で厨房費が決まり、火力がガス・排気を規定するのが特徴。だから費用は「業態 × 火力 × 坪数 × 円卓個室 × 物件」で決まります。坪単価だけ見ても、火力による排気やグリストラップが抜け落ちると見積もりが大きくずれます。まず業態と火力を決めることが、ぶれない予算づくりの出発点になります。業態と火力がぶれると、厨房も排気も内装もやり直しになりかねません。
業態と火力(中華レンジの口数)が決まっていなくても、物件・広さ・メニューの考えを伝えて相談できます。
中華料理の
中華料理に対応できる会社を、事務局が1社ずつ確認してご紹介します。
費用相場・坪単価(厨房が主役)
中華の費用は「厨房・中華レンジ・排気・内装・物件・運転資金」の合計です。中でも厨房・中華レンジが主役なのが中華の特徴。まずは費目の全体像と坪単価をつかみましょう。
厨房・中華レンジは主役の費目で火力と業態で決まり、排気・ダクト・グリストラップは大型ダクトと油用のグリストラップを見込み、内装・客席は町中華は庶民的・高級は円卓や金赤、物件取得は保証金・礼金、運転資金は開業後しばらくの家賃・人件費・光熱費の余力です。坪単価だけで資金計画を立てると不足しがちなので、合計で見るのが基本です。とくに大型ダクトとグリストラップは火力で大きく動くため、坪単価だけでは読めません。
業態別・物件別の坪単価の目安
中華料理店の内装工事の坪単価は、スケルトン(何もない区画から)で坪76万〜89万円、居抜き(前の店の設備を一部使う)で坪30万〜55万円が目安です。当サイトの飲食店の内装費用と同じ帯です(業態別の表の中華料理の行と、物件の状態別の表の居抜き)。
スケルトンの帯は、内装マガジンが「本格的な厨房設備が必要になる中華やイタリアンなどのレストラン」を坪50万〜70万円(2021年3月更新)としている値を、国土交通省の建設工事費デフレーター(2021年1〜3月→2026年4〜6月 約1.27倍)で今の物価に直した坪約63万〜89万円の真ん中から上です(1社の公表)。居抜きは前の店の設備をどれだけ使えるかで決まるため、業態で分けず、4社の公表(坪15万〜60万円)の真ん中あたりにしています。
町中華・本格中華・高級中華で坪単価を分けた施工会社の公表は見つかっていないため、業態で金額は分けていません。帯は中華料理店の中心の目安で、円卓・個室の造作と厨房の重さで上下し、個室や円卓・金赤の造作を多く入れる高級中華や、狭い店(内装マガジンは坪単価を30坪が基準の目安とし、狭いほど上がるとしています)では、帯の上限を超えることもあります。
スケルトン
- 出し方公表を今の物価に直した値の真ん中から上
居抜き
- 出し方4社の公表の真ん中あたり
前も中華
- RAWMAN同業種の居抜き 坪15万〜30万円
※15坪なら、内装工事だけでスケルトン1,140万〜1,335万円・居抜き450万〜825万円です。中華レンジなどの厨房機器は別にかかり、新品の厨房設備費は10坪で100万〜150万円、20坪で200万〜400万円が目安です(RAWMAN の規模別の内訳。飲食店全体の例で、中華に限った値ではありません)。費用の全体像は店舗内装の費用相場ガイドもどうぞ。
坪単価より「火力(中華レンジ)」が主役
🔥 火力と業態で厨房費が決まる
中華の内装費は、汎用厨房と違って火力(中華レンジ)と業態で厨房費が決まります。中華は火力が命で、中華レンジは口数でガス消費量が増えます(1口の機種で23.3kW・4口で75.6〜84.9kW=マルゼン)。火力を上げるほどガス配管を太くし、大型ダクトと給排気が必要になります。油を多く使うため、グリストラップも設けるのが一般的です。中華レンジなどの厨房機器は、上の計算機の合計には入っていません。
中華の費用はここが特徴
- 厨房・中華レンジが工事費の主役。火力と業態で大きく変わる
- 火力が強いほどガス配管を太くし、大型ダクトが必要
- 油を多く使うため、グリストラップを設けるのが一般的(設置を条例で求める自治体もある)
- 前テナントが同じ中華の居抜きなら、中華レンジ・ダクトを流用でき大きく節約
計算機の目安と、厨房機器・中華レンジの見積もりを分けて比べると、費用の配分が分かります。
▶ さらに詳しく:中華料理店の内装費用相場(坪単価・業態別シミュレーター)
業態別の違い(町中華・本格中華・高級中華)
中華は業態で内装・客単価・円卓の有無がまったく違います。業態を大きく2つに分けて、要点を見ていきます。
気軽・回転(庶民的)
気軽に通える中華。客単価を抑え、回転とリピートで売上をつくります。
町中華
定食・餃子・ラーメン・炒め物を気軽に楽しめる大衆的な業態。庶民的で親しみやすい内装にし、回転率とリピート率が重要です。内装費は抑えめにまとめますが、削りすぎるとチープな印象になるため、清潔感のある仕上げは押さえます。火力は標準〜高火力で十分なことが多い業態です。回転を上げるための席数と動線、テイクアウト対応も検討すると間口が広がります。
専門・宴会(本格・高級)
専門性や宴会需要で選ばれる業態。火力・内装・円卓への投資が大きくなります。
本格中華
北京・広東・四川・上海など本格的な料理を提供する業態。高火力の中華レンジと、点心の蒸籠・スープの寸胴など機器が充実します。落ち着いた内装で、コースや宴会にも対応できる客席づくりが向きます。宴会と一般客の両方を取り込めるレイアウトにすると、平日と週末の波を埋めやすくなります。
高級中華
コース料理や宴会・接待が中心の高級業態。回転テーブル(円卓)や金・赤を基調とした内装が人気で、個室を備えて大人数の宴会・接待・家族の集まりをつかみます。個室・円卓・内装の造作が多いぶん、同じ広さでも坪単価は上がりやすく、帯の上限を超えることもあります。口数の多い中華レンジで本格的な調理に対応します。一品ずつの質と空間の格式が客単価を支えるため、内装と食器・サービスの一貫性が大切です。個室や円卓を備えると、記念日や接待の利用も取り込めます。
どの業態でも共通するのは、業態と火力を最初に固めること、火力に合ったガス容量・排気を確保すること、そして内装グレードを業態に合わせることです。業態を途中で変えると厨房も内装もやり直しになるため、初期設計の精度がそのまま費用に直結します。迷ったら、開きたい中華の業態を絞り、同じ業態の内装事例をいくつも見比べて方向を固めます。業態が定まれば、火力も内装も円卓の要否も自然と決まり、見積もりの精度が上がります。
業態に合った火力と内装は、中華の施工実績がある会社に相談すると具体的になります。
中華料理店の内装事例6選|施工会社の実写真(町中華・餃子専門・餃子酒場)
当サイト掲載事例の施工会社2社(タカハシアートプランニング株式会社・株式会社サライデザインルーム)が公開している中華料理店・餃子業態の事例を6件並べます。写真は各社が公式サイトで公開している事例、坪数・工期は公式記載がないため「非公開」としています。餃子専門店・餃子酒場は外観写真が中心ですが、中華の費用の主役である「厨房・排気」に対して外観・客席をどう軽く作るかの参考になります。
中華 CHAN
赤いスツールとステンレスの厨房が見える町中華のカウンター。壁は木目、テーブルは既製品で、雪国の路面店らしく入口を守る造りです。
中華は火力と排気で費用が上がるぶん、客席は既製品で軽く作る配分です。色を「赤×木」の2色に絞るだけで町中華の記号ができます。
造作の量:少ない/家具・什器:既製品中心/照明:基本のみ/物件:路面
餃子男 肴町店
餃子を主役にした路面の酒場。写真は施工会社提供の複数カットで、赤と木を基調にした賑わいの内装です。
単品特化の中華酒場は「商品名=看板」。内装は赤×木の2色で記号化し、造作を抑えて回転で稼ぐ構成です。
造作の量:少ない/家具・什器:既製品中心/照明:装飾灯あり/物件:路面
浜松居酒屋 餃子男 モール街店
同ブランドのモール街店。大判の看板で通行客を取り、中は赤と木の酒場(施工会社提供の複数カット)。
多店舗の単品業態は外観の看板を共通化し、内装は物件に合わせて造作量を変える。外観投資と内装投資を分けて考える例です。
造作の量:少ない/家具・什器:既製品中心/照明:装飾灯あり/物件:路面
E餃子 伏古店・新川店・江別店
赤と黄の外観サインで統一した餃子専門の多店舗(伏古・新川・江別)。写真は施工会社提供の外観です。
テイクアウト比率の高い餃子専門店は、外観の色とサインで遠くから識別させ、店内は厨房(焼き台・蒸し)と受け渡しの動線に投資を集中します。
造作の量:少ない/家具・什器:既製品中心/照明:基本のみ/物件:路面(多店舗)
餃子とからあげ 浜太郎
餃子とからあげの専門店。暖簾と大きな店名サインで通りに顔を出す路面店(施工会社提供の外観)。
揚げ物+焼き物の業態は排気(油煙)の処理が費用の中心。外観は暖簾と品書きで「何の店か」を即答させる構えです。
造作の量:少ない/家具・什器:既製品中心/照明:基本のみ/物件:路面
餃子酒場 笑う門
提灯と暖簾、大判の品書きで賑わいを作った餃子酒場の路面店(施工会社提供の外観)。
大衆系の中華酒場は「中が見える度合い」と提灯・品書きが集客装置。看板より安く効く外観投資の例です。
造作の量:少ない/家具・什器:既製品中心/照明:基本のみ/物件:路面
もっと見たい方は中華料理店の内装事例一覧へ。気になる事例のテイストは、相談の要望として伝えられます。事例のテイストをもとに、中華料理店の内装を無料で相談する
中華レンジ(強火力・ガス/IH)とガス配管
中華の費用が大きく分かれる所が、火力(中華レンジ)です。中華は火力が命で、どこまで火力を出すかで中華レンジ本体・ガス配管・排気が大きく変わります。火力は中華の味そのものを左右するため、削るべきでない投資と削れる投資を分けて考えます。
火力(口数)の段階とガス・排気
中華レンジは、一般の業務用コンロより強い火力のバーナーを積んだ機器で、口数(バーナーの数)が増えるほどガス消費量も増えます。業務用厨房機器のメーカーのマルゼンは、外管式標準型中華レンジのガス消費量(都市ガス)を次のようにしています(標準価格は191,000〜675,000円・税抜。マルゼンの公式ページ・2026年10月13日に確認)。
- 1口:23.3kW(20,000kcal/h)
- 2口:38.4〜46.5kW(33,000〜40,000kcal/h)
- 3口:61.6kW(53,000kcal/h)
- 4口:75.6〜84.9kW(65,000〜73,000kcal/h)
バーナー1口の火力は、イタメ用・ソバ用・ゆで麺用で23.3kW(20,000kcal/h)、ギョーザ用で14.0kW(12,000kcal/h)、スープ用で15.1kW(13,000kcal/h)です(同じページ)。中華レンジはガス(導入費が安いが手入れが大変)かIH(高額だが手入れが簡単で安全・鍋底から全体加熱)の2種類があり、予算や好みで選びます。強火力を求めるほど本体も付帯工事も大きくなるため、出したい料理から火力を逆算します。ガスは炎で一気に加熱でき扱い慣れる人も多く、IHは温度管理がしやすいのが利点です。どちらを選んでも、火力に見合う給排気とガス容量が前提になります。
口数と火力(中華レンジ)の目安(ガス消費量はマルゼンの例・都市ガス)
- 1〜2口:1口23.3kW・2口38.4〜46.5kW。定食・炒め物中心の店に。ガス・排気は比較的軽い
- 3口:61.6kW。炒め・スープ・麺を並べる店は、ガスの容量と排気の能力を確かめる
- 4口・複数台:4口で75.6〜84.9kW。ガスの引き込み・屋上までのダクト・大型のグリストラップまで見込む
- 中華レンジはガス(導入費安・手入れ大変)かIH(高額・手入れ簡単・安全)の2種
⚡ 火力は「ガス配管」とセットで考える
中華料理の味を家で再現できないのは火力の違いが大きいと言われ、味だけでなく調理スピードのためにも強火が要ります。強火力の中華レンジを入れると、配管類を通常より太くする追加工事が必要になることがあり、ガスの配管径が一般的な飲食店とは大きく異なります。だから物件のガス容量・配管径が足りないと高火力に対応できないこともあり、火力をどこまで出すかが物件選びの出発点。中華レンジの口数とガス・排気の工事は上の計算機では選べないため、物件ごとに見積もりで確かめます。
中華レンジの口数とガス・排気の通し方は、物件の図面を見ながら内装会社と決めます。
排気・大型ダクト・グリストラップ(油煙対策)
強火力と並ぶ中華の核が、排気・ダクト・グリストラップです。中華は油の使用量が多く、煙とにおいが多いため、給排気が他業種よりずっと重要になります。排気が弱いと店内に油やにおいがこもり、客の居心地にも近隣関係にも影響します。
大型ダクトとグリストラップ
高火力・多量の油で煙の発生が多く、強力な給排気が要ります。中華は業務用の大型フードと屋上までの大型ダクトで、排気の工事が大きくなりやすい業態です(ダクト工事の費用の目安は飲食店のダクト工事費用の相場にまとめています)。臭いが周囲に拡散しないよう屋上までダクトを伸ばし、油が下水道に流れないようグリストラップを設置します。近隣がオフィスや住宅だと、排気の経路や排出口の配慮がより重要になります。脱臭装置を入れる方法もあり、においの出やすい立地では検討します。ダクトの清掃口を設けておくと、定期メンテナンスがしやすくなります。
排気・ダクト・グリストラップで押さえる点
- 業務用の大型フードでコンロなどの調理機器を覆う(フードの基準は管轄の消防署で確認)
- 臭いが周囲に拡散しないよう、屋上までダクトを伸ばす
- 油を多く使うため、グリストラップを設けるのが一般的(設置を条例で求める自治体も)
- ニンニク等のにおい対策の換気、火事防止の定期清掃も要る
💨 中華は「油煙」対策が他業種より重い
中華は高火力・多量の油を前提とするため、煙の発生が他の飲食店より多くなります。そのため換気をよくする必要があり、客席のほうに煙が流れないよう空気の流れに考慮した店舗設計が求められます。中華は業務用の大型フードと屋上までの大型ダクトで、排気の工事が大きくなりやすくなります。油が下水道に流れないようグリストラップを設け、配管が詰まらないようにします。これらは火事防止のため定期清掃も欠かせません。
排気ダクト・グリストラップまで提案できる会社かは、過去の中華の事例で確かめられます。
厨房設備(蒸籠・寸胴・揚げ場)と設備比率
中華レンジに加え、蒸籠・寸胴・揚げ場など機器が多いのも中華の特徴です。メニュー構成によって必要な設備が変わります。厨房を広く取るほど客席は減るため、メニューから必要な機器を絞ることが席数の確保にもつながります。
中華の厨房設備
中華レンジ(強火力)を主役に、点心や蒸し物の蒸籠、スープや出汁を大量に取る寸胴、揚げ物のフライヤー、餃子グリラー、中華麺のゆで麺器など、機器が多くなります。新品の厨房設備費は、10坪で100万〜150万円、20坪で200万〜400万円が目安です(RAWMAN の規模別の内訳。スケルトンから新しくそろえる場合の値で、10坪はカフェ・小料理店・バー、20坪は居酒屋・イタリアン・ラーメン店を想定しています)。中華レンジ・ゆで麺機など機器の多い中華は、次のメーカーの標準価格(税抜)を足し上げ、見積もりで確かめます。
- 中華レンジ(マルゼンの外管式標準型):191,000〜675,000円(マルゼン)
- ガステーブル:118,000〜299,000円(マルゼン)
- ゆで麺機:470,000〜508,000円(マルゼンの2機種)
- フライヤー(ガス):174,000〜560,000円(マルゼン)
- 業務用冷蔵庫(たて型):1,098,000〜1,859,000円(ホシザキのBタイプ)
標準価格と実際に払う額は大きく違い、ホシザキの業務用冷蔵庫 HR-120B は標準価格1,441,000円(税抜・ホシザキ)に対し、販売店の表示は338,359円(税込)でした(2026年10月9日・当サイトの飲食店の内装費用で確かめた値)。予算は「定価×台数」でなく見積もりで組み、「機器」と「設置工事」を分けてもらいます。中古の厨房機器を活用すれば、初期費用を抑えることもできます。ただし強火力に耐える中華レンジは、状態と火力をよく確認して選びます。蒸籠や寸胴は提供メニューに合わせてそろえ、過不足のない構成にします。
中華の厨房設備で押さえる点
- 中華レンジ(強火力)が費用の主役。火力で価格が大きく変わる
- 蒸籠(点心・蒸し物)、寸胴(スープ・出汁を大量に)
- 揚げ場のフライヤー、餃子グリラー、ゆで麺器(中華麺)
- 新品の厨房設備は10坪で100万〜150万円・20坪で200万〜400万円が目安(RAWMAN の規模別の例で、中華に限った値ではない)。計算機の合計とは別
🍳 「設備比率」で厨房への偏りを見る
中華は厨房・中華レンジが工事費の主役になりやすい業態です。火力を上げるほど設備比率(厨房・中華レンジが工事費に占める割合)が高くなり、逆に高級中華で円卓・個室・金赤の内装に投資すると相対的に内装の比率が上がります。厨房機器は坪単価の外で見積もるもので、上の計算機の合計(内装工事・設計・予備費)には入っていないため、設備比率は見積もりの内訳で確かめます。見積もりでは、厨房機器・中華レンジ・排気・内装が「含む」か「別途」かをそろえてから比べると、自分の構想が「厨房寄り」か「内装寄り」かが分かり、予算配分の判断に使えます。
厨房機器の構成は、メニューと席数を伝えて提案を受けると比べやすくなります。
円卓・個室と宴会需要
高級中華の内装を象徴するのが、回転テーブル(円卓)と個室です。大人数の宴会・接待・家族の集まりをつかむ、中華ならではの客席づくりです。宴会需要をどれだけ見込むかで、円卓と個室にどこまで投資するかが決まります。
円卓・個室で宴会をつかむ
高級中華では回転テーブル(円卓)や金・赤を基調とした内装が人気で、個室を備えて宴会・接待・家族の大人数需要をつかみます。円卓を囲む食事は中華ならではの体験価値になり、宴会の満足度を高めます。町中華は庶民的でコストを抑えますが、削りすぎるとチープな印象になるため、清潔感のある仕上げは押さえます。業態に合わせて円卓・個室を入れるかを決めます。宴会・法事・歓送迎会など、大人数の予約をどれだけ見込めるかが判断の軸になります。個室は壁や扉で仕切る分の工事費がかかるため、需要と費用のバランスで決めます。宴会の予約が読める立地なら、円卓・個室は強力な差別化になります。
円卓・個室で押さえる点
- 回転テーブル(円卓)は大人数で囲む宴会・コースに向く
- 個室は接待・家族の集まり・記念日の需要をつかむ
- 金・赤を基調とした内装が高級中華に人気
- 町中華は庶民的でコストを抑える(削りすぎはチープに)
🍽️ 円卓は「席効率」と「宴会」のバランス
回転テーブル(円卓)は大人数で料理を囲めて宴会・コースに向きますが、テーブル自体が大きく通路も広く要るため、坪あたりの席効率は下がります。個室も同様に客席効率は落ちる一方で、接待・家族・記念日の高単価需要をつかめます。高級中華は円卓・個室で宴会・接待をつかむ設計、町中華は席数と回転を優先する設計、と業態で客席の作り方が変わります。宴会需要が見込める立地かどうかも、円卓・個室を入れる判断材料になります。
円卓・個室と席効率のバランスは、宴会の想定人数を伝えて相談すると決めやすくなります。
物件・居抜きの見極め(ガス容量)と立地
火力が命の中華は、物件のガス容量・配管径がとても重要です。とくに「同じ中華の居抜き」かどうかが、中華レンジ・大型ダクトを流用できるかを左右します。
ガス容量と居抜き
物件のガス容量や配管径が足りないと、出したい火力の中華レンジが活かせません。だから契約前にガス容量を確認します。前の店も同じ中華なら、厨房設備や配管をそのまま使えるケースもあり、同業種の居抜きを坪15万〜30万円とする施工会社もあります(RAWMAN)。前の店と業態が違うと配管の容量が足りない可能性があり、大幅な増設が要るとスケルトンと変わらない費用がかかることもあります(RAWMAN)。前テナントの設備を使う場合も、老朽化や火力の不足がないかを確認し、清掃や交換費用を見込みます。中華レンジが入っていても、自分の出したい火力に足りるかは別途確認します。容量が不足していれば、増設の可否と費用も合わせて検討します。
物件・契約前に確認すること
- ガス容量・配管径が、出したい火力(中華レンジ)に足りるか
- 大型ダクト・屋上への排気経路が確保できるか、近隣への配慮は可能か
- 同じ中華の居抜きなら中華レンジ・ダクト・グリストラップを流用できるか
- 立地のターゲット(回転・宴会)と業態・客単価の相性
立地と商圏
町中華は駅近や住宅街など回転の見込める立地、高級中華は宴会・接待需要のあるエリアが向きます。ターゲット(日常使い・宴会・ファミリー)と客単価のバランスを読み、家賃と売上見込みから物件を決めましょう。ガスの増設には費用と時間がかかるため、最初から十分な容量のある物件を選ぶのが理想です。ガス・電気・給排水の容量は、内見の段階で図面や管理会社に確認しておくと安心です。電気容量も中華レンジ(IHの場合)や冷蔵設備で大きく要るため、あわせて確認します。排気を屋上まで通せるか、近隣への配慮ができるかも、契約前の重要な確認事項です。
物件のガス容量が中華レンジに足りるかは、契約前に図面と現地を内装会社に見てもらうと確かめられます。
客席レイアウトと採算(回転・宴会)
中華は業態で採算の作り方が違います。町中華は回転、高級中華は宴会と客単価。レイアウトと採算を理解すると、内装の判断がぶれません。数字を先に置いてからレイアウトを考えると、席効率と客単価のバランスが取りやすくなります。
回転型と宴会型
町中華は客単価を抑え、回転とリピートで売上をつくります。高級中華は円卓・個室の宴会需要と高めの客単価で売上をつくります。中華は油・ガス・光熱費が高めなのも特徴で、原価と経費を見込んだ採算設計が必要です。業態で席数・客単価・回転の設計が変わります。
中華の採算の考え方
- 町中華:客単価を抑え、回転とリピートで売上をつくる
- 高級中華:円卓・個室の宴会需要と高めの客単価で売上をつくる
- 油・ガス・光熱費が高めなのも中華の特徴。原価・経費を見込む
- 業態で席数・客単価・回転の設計が変わる(円卓は席効率が下がる)
回転型なら席数と通路、宴会型なら円卓・個室のゆとり、と業態に合わせてレイアウトを設計します。内装投資は、想定する客単価と席数から無理なく回収できる範囲に収めるのが基本です。上の計算機の合計に、厨房機器・物件取得費・運転資金を足した額を、見込める売上と照らして判断しましょう。中華は光熱費が高めなので、売上だけでなく経費も含めて利益が残るかを見ます。席を増やせば売上が増えるとは限らず、回転と客単価のどちらで稼ぐかを業態で定めます。町中華は席数と回転、高級中華は単価と宴会、と稼ぎ方が分かれます。どちらの型でも、固定費に対して無理のない席数・客単価を設定することが大切です。計算機の合計に厨房機器を足した額が、想定する売上から無理なく回収できるかを確かめましょう。
想定する客単価と席数を伝えると、無理のない投資額の考え方を相談できます。
内装の世界観(金赤・庶民的・本格)
中華は業態に合った世界観が集客を左右します。高級中華の金赤、町中華の庶民的、本格中華の落ち着き——コンセプトに沿って一貫させます。内装の世界観は、客単価と客層に合わせて決めると過不足のない投資になります。
業態で変わる世界観
高級中華は金・赤を基調に円卓・個室で豪華・格式を演出、町中華は庶民的で親しみやすく清潔感のある仕上げ、本格中華は落ち着いた本格感でコースや宴会にも合う空間——というように、業態ごとに目指す世界観が異なります。コンセプトを先に決め、それに沿って素材・色・照明を一貫させましょう。
業態別の内装の世界観
- 高級中華:金・赤を基調に円卓・個室で豪華・格式を演出
- 町中華:庶民的で親しみやすく、清潔感のある仕上げ
- 本格中華:落ち着いた本格感で、コースや宴会にも合う空間
- 油汚れがつきやすいので、清掃しやすく耐久性のある素材を選ぶ
立ち上げ時は、全面を作り込むより、入口・客席・照明など「効く場所」に投資を集中させるのが費用対効果の高いやり方です。中華は油汚れがつきやすいため、世界観と、清掃のしやすさ・耐久性という機能を両立できる素材選びが、長く使える店をつくります。油や煙で汚れやすい壁・天井は、拭き取りやすい素材にすると清掃の手間が減ります。厨房から客席への動線も、油やにおいが流れにくいように設計します。照明や装飾で世界観を出しつつ、メンテナンスのしやすさも両立させます。派手さよりも、業態に合った清潔感と居心地が長く支持される店をつくります。迷ったら、目指す客単価と客層から内装のグレードを決めると過不足がありません。
目指す世界観は、参考にしたお店や写真のURLを「依頼内容」に書いて相談すると伝わりやすくなります。
▶ さらに詳しく:中華料理店の内装デザイン|8テイスト比較+中華レンジ・排気設計
内装業者の選び方
中華の内装は、中華の実績があり、強火力の中華レンジ・大型ダクト・グリストラップ・円卓まで見通せる会社を選ぶのが近道です。一般の飲食店中心の会社だと、火力やガス・排気で提案が弱いことがあります。中華の事例が豊富な会社ほど、火力と排気の勘所を押さえた提案ができます。
会社のタイプで選ぶ
設計事務所
- 強みデザイン・世界観
- 向き高級・差別化
施工会社
- 強み費用・工期・現場力
- 向きコスト重視
ワンストップ
- 強み設計〜施工〜厨房
- 向き手間を減らす
いずれの場合も、中華・厨房の実績があるかが第一条件です。とくに強火力のガス配管や大型ダクトの取り回しは、経験のある会社ほど仕上がりと安全性に差が出ます。見積もりを比べるときは、厨房・中華レンジ・排気・内装のどこまでを含むかも確認します。同じ図面・同じ条件で取った見積もりを比べると、自分の中華に必要な構成が見えてきます。中華は長く使う店なので、施工後の保守やメンテナンスに応じてくれるかも確認します。
見るべき3つのチェック
業者選びの3チェック
- 中華(できれば同じ業態)の施工実績があるか
- 強火力の中華レンジ・ガス配管・大型ダクト・グリストラップに対応できるか
- 見積もりの内訳が明朗で、厨房・中華レンジ・排気・内装の区分が明確か
火力・ガス・大型ダクトは経験差が出やすい領域です。見積もりは、各社に同じ図面・同じ条件を伝えて取り、厨房機器・中華レンジ・設計・家具が「含む」か「別途」かをそろえてから比べます。居抜きの中華レンジ・ダクトを活かせるかの判断も、実績のある会社ほど的確です。中華は開業後も厨房やダクトの保守で長く付き合うため、アフター対応の体制も見ておくと安心です。
店舗内装ドットコムでは、一度の入力で、事務局が候補の内装会社へ1社ずつ対応できるかを確認し、対応できる会社をご紹介します。紹介先と直接相談・見積もりをして、提案を比べて自由に選べます(相談無料・会員登録不要)。
▶ さらに詳しく:中華料理の内装業者の選び方|4タイプ・15項目チェック
開業までの流れと工期・よくある失敗
物件決定から開業までは、ガス容量の確認・設計・工事・厨房設備・検査の順で進みます。火力・ガス・大型ダクトがある分、物件選びと設計が中華のコツです。とくに火力に見合うガス容量の確保が、中華で最初に押さえるべき点です。ここを外すと、開業後に火力を出せず作り直しになりかねません。
物件を契約したら家賃が発生し始めます。中華はまず物件のガス容量・配管径を確認し、出したい火力に足りるかを見極めるのが最初の関門。大型ダクトやグリストラップの工事も含めて設計し、工事に入ってからの変更を避けるのが、工期と費用を守るコツです。スケルトンは工期が長く、居抜きでも設備の入れ替えが入ると延びます。
よくある失敗
このパターンに注意
- ガス容量を確認せず契約し、出したい火力の中華レンジが入らない
- 坪単価だけで予算を組み、大型ダクト・グリストラップが抜ける
- 換気が弱く、油煙やにおいが客席・近隣に流れてトラブルになる
- グリストラップを軽視し、配管が詰まる
- 業態を途中で変え、厨房も内装もやり直しになる
- 居抜きの設備が今の火力・メニューに合わず、結局入れ替えで割高に
厨房レイアウトの決め方(4型比較・坪数逆算シミュレーター・汚染/清潔区域・保健所図面)はこちら
いずれも、物件のガス容量を最初に確認すること、坪単価ではなく厨房・中華レンジ・大型ダクト・グリストラップを含めた総額で予算を組むこと、同じ条件で取った見積もりを比べて費用の中身を見えるようにすることで防げます。古い建物や居抜きでは想定外が出ることもあるため、見積もり金額の10〜15%の予備費を確保するよう勧める会社があります(RAWMAN)。開業日から逆算して、ガス確認・設計・工事・厨房設備・検査の各期間を押さえ、余裕のあるスケジュールを組みます。厨房・中華レンジを含めた総額で資金計画を立て、予備費を持っておくことが安心につながります。数字で根拠を持って判断すれば、過剰投資も資金不足も避けられ、開業後の経営も見通しやすくなります。
開業の時期と工事の範囲を伝えると、工程とスケジュールを相談できます。
よくある質問とまとめ
中華料理店の内装費用はいくらかかりますか?
中華料理店の内装工事の坪単価は、スケルトン(何もない区画から)で坪76万〜89万円、居抜きで坪30万〜55万円が目安です(当サイトの飲食店の内装費用と同じ帯〔業態別の表の中華料理の行と、物件の状態別の表の居抜き〕。スケルトンは内装マガジンの公表〔2021年3月更新・坪50万〜70万円〕を国土交通省の建設工事費デフレーターで今の物価に直した値の真ん中から上・1社)。15坪のスケルトンなら内装工事は1,140万〜1,335万円、設計を別の会社に頼むときの設計・予備費まで入れた合計は約1,379万〜1,765万円です(設計は内装工事の10〜15%、予備費は工事と設計の合計の10〜15%=RAWMAN。各社の公表は税込か税抜かを書いていないため、消費税を足す前の額です。消費税10%を足すと上限は約1,942万円)。中華レンジなどの厨房機器・家具は別にかかり、新品の厨房設備は飲食店の規模別の目安で10坪100万〜150万円・20坪200万〜400万円です(RAWMAN。中華に限った値ではありません)。上の計算機で、広さと物件の状態を変えて計算できます。
中華レンジはガスとIHどちらがいいですか?
ガスレンジは導入費用が安いメリットがありますが、手入れが大変で強力な給排気が必要です。IHレンジは高額ですが、手入れが簡単で安全性が高く、輻射熱がないため厨房が暑くなりづらく、鍋底から全体加熱できます。IHの火力は機種で違うため、メーカーの仕様で確かめます。予算や好みに合わせて選びましょう。
火力を上げるとなぜ費用が上がるのですか?
中華は火力が命で、中華レンジは口数と火力を上げるほどガス消費量が増え、メーカーの公表では1口の機種で23.3kW(20,000kcal/h)、4口の機種で75.6〜84.9kWです(マルゼンの外管式標準型中華レンジ・都市ガス)。火力を上げると本体が割高になるだけでなく、ガスの配管を通常より太くする追加工事が必要になり、大型ダクトと強力な給排気、大型のグリストラップも要ります。中華レンジの口数とガス・排気の工事は上の計算機では選べないため、物件ごとに見積もりで確かめます。
グリストラップは必須ですか?
中華は油を多く使うため、油や生ゴミが下水道へ流れ込むのを防ぐグリストラップを設けるのが一般的です。設置を条例で求める自治体もあるため、物件と管轄の下水道の担当で確認しましょう。容量が足りないと配管の詰まりにつながるため、油の使用量に見合った容量を選びます。
居抜きとスケルトン、どちらが得ですか?
前の店も同じ中華なら、厨房設備や配管をそのまま使えるケースもあり、同業種の居抜きを坪15万〜30万円とする施工会社もあります(RAWMAN)。前の店と業態が違うと配管の容量が足りない可能性があり、大幅な増設が要るとスケルトンと変わらない費用がかかることもあります(RAWMAN)。スケルトンは一から造作するため自由度は高い反面、ガス容量・配管・排気経路を契約前に確認する必要があります。
円卓・個室は入れたほうがいいですか?
業態と立地によります。高級中華は回転テーブル(円卓)や個室で宴会・接待・家族の大人数需要をつかめますが、円卓は大きく通路も要るため坪あたりの席効率は下がります。宴会需要が見込める立地なら円卓・個室が効き、町中華のように回転重視なら席数を優先する設計が向きます。
見積もりや相談は無料ですか?
店舗内装ドットコムでは、一度の入力で、事務局が候補の内装会社へ1社ずつ対応できるかを確認し、対応できる会社をご紹介します。紹介先と直接相談・見積もりをして、提案を比べて自由に選べます(相談無料・会員登録不要)。
中華料理店内装の目的別ガイド
本ページは中華料理店の内装の総合ガイドです。テーマ別の詳細は以下から。
30秒で結論
- 中華の費用は火力(中華レンジ)が主役。火力と業態で厨房費が決まり、火力がガス配管・大型ダクト・グリストラップを規定。上の計算機で、内装工事・設計・予備費まで入れた合計の目安が出ます(厨房機器は別)
- 内装工事の坪単価はスケルトン坪76万〜89万円・居抜き坪30万〜55万円(当サイトの飲食店の内装費用と同じ帯)。新品の厨房設備は、飲食店の規模別の目安で10坪100万〜150万円・20坪200万〜400万円です(RAWMAN。中華に限った値ではありません)。費用は「業態 × 火力 × 坪数 × 円卓個室 × 物件」で決まります
- ★火力が物件を決める:中華レンジのガス消費量は口数で増え(マルゼンの例で1口23.3kW・4口75.6〜84.9kW)、口数が多いほどガス配管を太く・大型ダクトが必要で、ガス容量が足りない物件は使えません。同じ中華の居抜きなら設備を流用でき大きく節約できます
- 費用も仕上がりも会社で大きく変わります。店舗内装ドットコムなら、一度の入力で、事務局が候補の内装会社へ1社ずつ対応できるかを確認し、対応できる会社をご紹介します。紹介先と直接相談・見積もりをして、提案を比べて自由に選べます(相談無料・会員登録不要)。
物件・広さ・中華レンジの口数・開業の時期が分かれば、そのまま相談に書けます。
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