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整体院・接骨院・鍼灸院の内装費用を調べると「坪20〜50万円」という答えが返ってきます。ただ、この業界には他業種にない特殊事情があります——資格によって、法律が間取りを先に決めることです。国家資格の施術所(整骨・接骨・鍼灸)には施術室6.6m²・待合室3.3m²という法定の構造基準があり、無資格で開業できる整体院にはそれがない。同じ「ベッドで施術する店」に見えて、費用の構造が根本から違います。
本ページは、業態別の坪単価の即答から始めて、構造基準を10坪の図面に落とす方法、整体と柔整・あはきの法区別、ベッド1台あたりの掛け算と個室化3段階の値段表、物理療法機器の電源、マンション1室開業の可否まで、「治療院のお金と図面」を1ページに通しました。
施工会社の選び方(見極めの技術論点・失敗例・比較の観点)は鍼灸院の内装業者の選び方で詳しく解説しています。
30秒でわかる結論
- 内装工事費の目安:整体・リラク(スケルトン)坪20〜45万円・整骨/接骨・鍼灸坪25〜50万円・同業居抜き坪10〜25万円・マンション1室開業なら総額100〜250万円から
- 国家資格の施術所は法定の構造基準(施術室6.6m²+待合室3.3m²+換気・消毒設備)が図面を先に決める。整体院は基準なし=自由設計
- 費用の単位は「ベッド1台=2〜2.5坪」。個室化は3段階(オープン0円/カーテン1室3〜8万円/壁個室1室20〜50万円)で単価が変わる
- 整骨・接骨は物理療法機器(電療・ウォーターベッド等)100〜400万円級と専用電源が別枠で乗る
- 正確な金額は現地を見た見積もりだけ。下のシミュレーター(ベッド数自動算出・業態別の基準警告つき)で概算→同一条件で2〜3社比較が最短ルート
- 【早見表】業態×物件別の坪単価と総額
- 30秒シミュレーター(ベッド数・個室化対応)
- 資格が間取りを決める──構造基準6.6m²+3.3m²
- 整体vs整骨・鍼灸──法律が正反対の2つの世界
- ベッドと個室化の値段表──1台2〜2.5坪の掛け算
- 物理療法機器と電源──整骨・接骨の別枠投資
- 待合・受付・プライバシーの設計
- 物件戦略──マンション1室・自宅・居抜き
- 坪数と総額──8坪・10坪・15坪・20坪モデル
- 見積内訳10カテゴリとチェックリスト
- ベッド数×稼働×単価──投資上限の逆算
- コストダウンの正攻法とDIYの線引き
- 工期と開業スケジュール(保健所検査)
- 内装業者の選び方と施工事例の見方
- よくある質問
- まとめ──次の一歩
【早見表】治療院の内装費用──業態×物件別の坪単価と総額
最初に結論の数字です。以下は内装工事費(造作・仕上げ・設備工事。施術ベッド・物理療法機器は別枠=s5・s6で詳述)の一般的な目安で、各カードの下段は10坪の場合の工事費目安です。
整体・リラクゼーション
- 性格基準なし・自由設計
- 10坪目安200〜450万円
整骨・接骨院
- 性格構造基準+機器電源
- 10坪目安250〜500万円
鍼灸院
- 性格構造基準+個室・落ち着き
- 10坪目安250〜450万円
同業(治療院)の居抜き
- 性格構造基準クリア済みの価値
- 10坪目安100〜250万円
マンション1室・自宅
- 性格整体向き(可否はs8)
- 内容ベッド+内装小工事+看板
機器・ベッド(別枠)
- 整体ベッド中心30〜100万
- 整骨電療等+100〜400万
この表の読み方
治療院はクリニック(診療所)より設備が軽く、飲食より水回りが小さいため、店舗系では最も低投資で開業できる業態のひとつです。幅を作るのは、①国家資格系か整体か(構造基準と機器の有無)②個室化の段階 ③物件のスタート地点——の3つ。金額はいずれも一般的な目安です。
目安をつかんだら、正確な金額は複数社の見積もりで確かめるのが確実です。
30秒・無料:治療院の内装費用シミュレーター(ベッド数・個室化対応)
「自分の院ならいくらか」を最初につかみましょう。業態・物件の状態・坪数を選ぶとベッド数を自動算出(1台2.5坪換算)し、個室化の段階と合わせて、内装工事費+個室化費+機器の別枠目安まで一度に表示します。国家資格系を選ぶと構造基準(6.6m²+3.3m²)の注意も出ます。
※金額は一般的な目安レンジに地域係数を掛けた概算です。物件の状態・仕様グレード・機器の選定で金額は変動します。正確な金額は現地調査後の見積もりでご確認ください。
資格が間取りを決める──構造基準6.6m²+3.3m²の落とし方
国家資格の施術所(柔道整復=整骨・接骨、あん摩マッサージ指圧・はり・きゅう)には、法令で定められた構造設備基準があります。坪単価の前に、まずこの枠を図面に引くのが治療院の設計手順です。
基準の骨子は、①専用の施術室6.6m²以上 ②待合室3.3m²以上 ③施術室は室面積の1/7以上を外気に開放できること(代わりに適当な換気装置でも可)④施術器具・手指等の消毒設備——です(出典:柔道整復師法・同施行規則、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律・同施行規則。運用の細部は保健所により異なります)。開設後は10日以内に保健所へ開設届を出し、構造基準の確認を受けます。
実務のポイントは2つ。第一に、10坪(約33m²)の物件なら法定枠(6.6+3.3≒10m²)だけで面積の約3割が先に消えるため、ベッドを何台置けるかの上限が物件契約の瞬間に決まること。第二に、「1/7開放または換気装置」の要件は、窓のないマンション区画や地下でも換気設備の設計でクリアできること——つまり物件の選択肢は思ったより広く、その分、換気工事の費用(十数万〜数十万円)を見込む判断になります。図面確定前の保健所事前相談を工程に入れるのが、手戻りゼロの順序です。
整体vs整骨・鍼灸──「同じ見た目で、法律が正反対」の2つの世界
看板も内装も似ていますが、整体院と国家資格の施術所は、法的にはまったく別の業態です。ここを混ぜたまま情報収集すると、整体院なのに過剰投資したり、整骨院なのに基準漏れで検査に落ちたりします。
費用への翻訳はこうなります。整体・リラクゼーションは構造基準も保健所届出も原則なく、極端に言えば施術ベッド1台から開業できます——この自由が、マンション1室・総額100万円台という最小開業を可能にする一方、「参入も自由」なので内装の世界観と体験設計が差別化のほぼ全てになります。整骨・接骨・鍼灸は構造基準・届出・広告制限という縛りと引き換えに、療養費(保険)の枠組みと国家資格の信用を持ちます。内装費は基準対応と機器(s6)のぶん重くなりますが、参入障壁そのものが投資価値です。なお、厚生労働省の衛生行政報告例では、あん摩マッサージ指圧・はり・きゅう・柔道整復の施術所は全国で約14万か所——コンビニの2倍以上が既にある市場であり、「どちらの世界で、何で選ばれるか」を内装の前に決めることが、実は最大の費用対策です。
ベッドと個室化の値段表──「1台2〜2.5坪」の掛け算
治療院の面積とレイアウトは、施術ベッド1台=2〜2.5坪(ベッド本体+施術者の立ち回り+通路の持ち分)という単位の掛け算で決まります。10坪なら現実的なベッド数は3〜4台——この掛け算に、プライバシーの段階(個室化)を掛け合わせたものが、治療院レイアウトの費用です。
ベッド本体は、昇降なしの固定式で1台3〜10万円、電動昇降式で15〜40万円が目安です。腰を守る道具として電動昇降は「施術者の労働環境投資」であり、1日8時間施術するオーナー院長ほど回収が速い——ここは中古よりも保証つき新品が定石です。個室化は図の3段階で、全室を壁個室にすると換気・照明・コンセントが室数分増えるため、「電療はオープン・手技はカーテン・自費の看板メニューだけ壁個室」という混成が、費用と単価アップを両立する定番の解になっています。
物理療法機器と電源──整骨・接骨の「別枠投資」
整骨・接骨院の費用が整体院より重くなる最大の理由が、物理療法機器です。低周波・干渉波などの電療機器、ウォーターベッド、牽引装置、超音波——構成にもよりますが、一式で100〜400万円級が別枠で乗ります(リース・中古の活用も一般的です)。
内装側で見落とされがちなのが電源計画です。機器はそれぞれ定格があり、ウォーターベッドや牽引など消費電力の大きい機器は専用回路が推奨されます。ベッドごとのコンセント(電療用に2口以上+清掃機器用)、待合のスマホ充電、受付のレセコン——を合計すると、古い物件では分電盤の増設が必要になることがあります。機器のリストを見積もり前に内装会社へ渡すことが、電気工事の後出し増額を防ぐ最短ルートです。機器を使わない整体院はこの章が丸ごと不要——それが坪単価の差の正体のひとつです。
待合・受付・プライバシーの設計
治療院の待合は「座って待つ場所」以上の仕事をしています。設計の要点を3つに絞ります。
①会話が漏れない受付——症状・保険・支払いの話は個人情報です。受付と待合の距離、カルテ棚の向き、施術室からの声の抜けを図面段階で確認します。BGMは音楽の好みではなく「会話マスキング」の設備と考えると投資判断がぶれません。②高齢の利用者を前提にした床と動線——段差の解消、滑りにくい床材、手すり、ベッドまでの直線動線。通院リハビリ層が主客の整骨院では、バリアフリーは福祉ではなくリピート率の設備です。③掲示物の場所——国家資格系は施術者名・施術所名などの掲示、保険を扱う院は受領委任に関わる掲示があり、額装と壁面を最初から設計に入れておくと、開業後に壁がテープだらけになりません。
物件戦略──マンション1室・自宅・居抜きという三つの近道
マンション1室・自宅開業(主に整体向き)
構造基準のない整体・リラクゼーションは、マンション1室や自宅の一部で総額100〜250万円から開業できます。ただし内装より先に確認すべき関門が3つ——①用途:事務所・店舗利用が可能な区画か ②管理規約:不特定の来客を伴う営業の可否(住居専用規約なら不可)③看板:共用部への掲示ルール。国家資格の施術所も、構造基準(6.6m²+3.3m²+換気)を室内で満たせれば1室開業は可能で、換気装置の設計が鍵になります(保健所の事前相談で確認を)。
居抜き──「構造基準クリア済み」という価値
同業(治療院)の居抜きは、間取りがそのまま構造基準を満たしている可能性が高く、坪10〜25万円の最安ルートです。確認は3点:①施術室・待合の面積が基準を満たした状態で引き継げるか ②換気設備の状態 ③(保険を扱うなら)前院の閉院理由と地域の患者層。エステ・ネイル等の異業種居抜きも、水回りが小さい治療院とは相性が良く、ベッドと照明の入れ替え中心で開業できるケースがあります。居抜き契約の急所(造作譲渡・原状回復の引き継ぎ)は居抜き開業の完全ガイドを参照してください。
坪数と総額──8坪・10坪・15坪・20坪モデル
スケルトンからの標準的な工事費(機器・ベッド別)と、現実的なベッド数を坪数別に整理します。
8坪(ベッド2〜3台)
- 向き1人院長の整体・鍼灸
10坪(ベッド3〜4台)
- 向き構造基準+個室1室が可能
15坪(ベッド5〜6台)
- 向き整骨の電療列+手技の混成
20坪(ベッド7〜8台)
- 向きスタッフ雇用・複数施術者
小さい坪数ほど坪単価は高く出ます(トイレ・受付・換気という固定要素の割り掛かり)。坪単価という指標の扱いは坪単価ガイドで詳述しています。
見積内訳の10カテゴリとチェックリスト
相見積もりは、各社バラバラの項目を次の10カテゴリへ仕分けし直すと横並びになります:仮設・養生・解体/軽鉄・間仕切り(個室化)/内装仕上(床壁天井)/建具・カーテンレール/電気・照明(機器の専用回路)/換気設備/給排水(手洗い・消毒)/空調/サイン・ファサード/ベッド・機器(別枠明記)。治療院で特徴的なのは、水回りが小さく、間仕切りと電気・換気に費用が寄る構成です。
治療院の見積書チェックリスト
- (国家資格系)施術室6.6m²・待合3.3m²・換気・消毒設備が図面で確認できるか
- 個室化の段階(カーテン/壁)と室数が明記され、室数分の換気・照明・コンセントが載っているか
- 物理療法機器のリストを渡し、専用回路・分電盤の要否が見積もりに反映されているか
- ベッド・機器が「含み」か「別枠」か、最初のページで確認したか
- 床材が高齢者の動線を前提にした防滑仕様か
- マンション区画の場合、管理規約の工事申請・作業時間が工期に織り込まれているか
- 解体後の追加費用の扱い(単価表・報告ルール)が契約前に明文化されているか
見積もりの取り方・比べ方の全体像は見積もり比較の完全ガイドを参照してください。
ベッド数×稼働×単価──投資上限の逆算
「いくらかかるか」を積み上げたら、「いくらまでかけてよいか」で締めます。治療院の売上は施術者の手の数で決まる労働集約型です。
月商の概算式
月商 = 施術者数 × 1日の施術枠 × 客単価 × 稼働率 × 営業日数。例えば1人院長・1日8枠・自費単価6,000円・稼働率70%・月26日なら、1×8×6,000×0.7×26 = 月商約87万円。ベッドを増やしても施術者が1人なら売上の天井は変わりません——複数ベッドは「待たせない・電療と並行する」ための装置であり、売上を増やすのはベッドではなく施術者の枠数と単価です(保険中心の整骨院は単価構造が異なるため、自費比率の計画とセットで試算を)。
この月商見込みに対し、内装+ベッド・機器の初期投資を月商の6〜10ヶ月分以内に収めるのがひとつの経験則です。月商87万円なら520万〜870万円が上限帯——10坪スケルトン(工事220〜480万円)+整体のベッド構成(30〜100万円)は余裕で枠内、整骨のフル機器(+100〜400万円)を積むなら保険・自費のミックス計画で月商の根拠を厚くする、という判断になります。公的データも小さく始める合理性を裏付けます。日本政策金融公庫総合研究所の「新規開業実態調査」(直近調査)では開業費用の中央値は500万円台、500万円未満での開業が4割超(出典:日本公庫総研「新規開業実態調査」)——治療院はまさにこのゾーンで戦える代表業態です。
コストダウンの正攻法と、DIYの線引き
正攻法:削る順番を間違えない
効果が大きい順に、①同業居抜きで「構造基準クリア済み」を買う——換気・区画・手洗いが揃った物件は、工事費の数十万〜百万円級を最初から消してくれます ②個室化を混成にする——全室壁個室をやめ、看板メニューの1〜2室だけに絞る ③世界観は照明で作る——治療院の「落ち着き」は壁材のグレードより調光・電球色・間接照明で決まり、照明計画は造作より安い投資です ④ベッド以外の家具は既製・中古——待合椅子・受付カウンターは中古市場が厚い。削ってはいけないのは、換気(法定要件かつ施術の匂い対策)、防滑の床、そして電動昇降ベッド(施術者の身体が最大の設備です)。
DIYの線引き
やってよい:壁の塗装、棚・ミラー・装飾の取付、カーテンの交換。プロ必須:電気(専用回路・分電盤は資格必須)、換気設備、間仕切りの下地、給排水。国家資格系は保健所の確認があるため、構造に関わる部分のDIYは検査リスクと考えて避けるのが安全です。
工期と開業スケジュール
施工は居抜きで2〜3週間、スケルトンで4〜8週間が目安と、店舗系では最短クラスです。治療院特有の工程は施工の外にあります。国家資格系は、図面段階での保健所事前相談→開設後10日以内の開設届→構造基準の確認、そして保険を扱う院はその後に受領委任の手続き——つまり「開業日」と「保険デビュー日」の間に空白期間が生まれます。この期間の運転資金と、自費メニューだけで回す立ち上げ計画を、内装の予算と同じ紙に書いておいてください。
内装業者の選び方と施工事例の見方
治療院の内装は「構造基準の図面経験」「機器と電源の理解」「静けさと清潔感の作り方」で会社の実力差が出ます。飲食が得意な会社と治療院が得意な会社は、同じ内装業でも別の技術です。
会社選定の確認ポイント
- 治療院(整骨・鍼灸・整体)の施工実績があるか──施術室・待合・受付の写真で確認
- (国家資格系)構造基準を前提にした図面を描いた経験があるか──「6.6と3.3」で話が通じるか
- 物理療法機器の電源計画(専用回路・分電盤)を見積もりに織り込めるか
- 保健所検査に立ち会った経験があるか
- 解体後の追加費用の扱い(単価表・報告ルール)を契約前に明文化できるか
実際の空気感は写真が一番速い判断材料です。たとえば京都府の鍼灸・美容鍼・接骨整体の内装デザイン事例や千葉県の整骨院の内装デザイン事例のように、公開されている施工事例で施術室・待合・ファサードの作り方を見比べてから相談に進むと、要望が具体的に伝わります。
見積もりは同一要件で2〜3社が基本です。要件書には、業態(整体/整骨/鍼灸)・坪数・ベッド数と個室化の段階・機器リスト・物件状態を明記して前提をそろえてください。前提がそろって初めて、金額差は「会社の実力差」として読めます。
治療院の実績がある複数の会社から、同一条件で見積もりを取りましょう。開業者側は無料で利用できます。
よくある質問
整体院の内装費用は坪いくらですか?
スケルトンからで坪20〜45万円、同業居抜きなら坪10〜25万円が一般的な目安です。整体院には法定の構造基準がないため自由設計ができ、マンション1室なら総額100〜250万円からの開業も可能です。
整骨院・接骨院の内装費用はいくらですか?
坪25〜50万円が目安で、別枠で物理療法機器100〜400万円級と専用電源の工事が乗ります。施術室6.6m²・待合室3.3m²・換気・消毒設備という構造基準を満たす図面が前提になります。
整体院と整骨院で内装の決まりは違いますか?
まったく違います。整骨・接骨・鍼灸(国家資格)は構造基準と保健所への開設届(開設後10日以内)が法定ですが、整体院は民間資格のため基準・届出とも原則ありません。整骨院向けの情報を整体院に当てはめると過剰投資になり、逆は基準漏れになります。
施術室6.6m²・待合室3.3m²とはどの法律の基準ですか?
柔道整復師法・あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律の施行規則が定める施術所の構造設備基準です。あわせて施術室は室面積の1/7以上の外気開放(または換気装置)と消毒設備が求められます。運用の細部は保健所にご確認ください。
10坪でベッドは何台置けますか?
ベッド1台=2〜2.5坪(施術者の立ち回り・通路込み)が目安のため、10坪で3〜4台が現実的です。国家資格系は待合3.3m²等の法定枠を先に引いてから逆算してください。
個室化にはいくらかかりますか?
カーテン仕切りで1室3〜8万円、壁個室で1室20〜50万円が目安です。全室個室にすると換気・照明・コンセントが室数分増えるため、自費の看板メニューだけ壁個室にする混成が費用対効果の定番です。
マンションの一室で開業できますか?
整体・リラクゼーションは、区画の用途と管理規約(不特定の来客を伴う営業の可否)をクリアすれば可能で、総額100〜250万円が目安です。国家資格の施術所も構造基準(面積・換気・消毒)を室内で満たせれば可能なため、保健所への事前相談をおすすめします。
開業費用を安く抑えるコツは?
①構造基準クリア済みの同業居抜きを選ぶ ②個室化を混成にする ③世界観は壁材でなく照明(調光・電球色)で作る ④ベッド以外の家具は中古——の順で効きます。換気・防滑床・電動昇降ベッドは削らないでください。
工期はどれくらいかかりますか?
居抜きで2〜3週間、スケルトンで4〜8週間が目安です。国家資格系は図面段階の保健所事前相談と、開設届(10日以内)→受領委任手続きの期間を開業日から逆算に入れてください。
見積もりは何社から取るべきですか?
同一要件で2〜3社が目安です。業態・ベッド数・個室化の段階・機器リストを要件書に明記し、ベッド・機器が含みか別枠かを最初に確認すると、金額差を会社の実力差として読めます。
まとめ──数字の骨格をつかんだら、相見積もりへ
治療院の内装費用は、①資格が間取りを決める(国家資格系は6.6m²+3.3m²の法定枠を先に引く)、②ベッド1台=2〜2.5坪の掛け算で規模を決め、③個室化は3段階の混成で設計し、④整骨系は機器と電源を別枠で積む——この4段で、「坪20〜50万円」という幅の中の自分の数字が取り出せます。店舗系で最も低投資で始められる業態だからこそ、浮いた資金は開業後の集客と運転資金に残すのが定石です。
最後の精度を出すのは、現地と図面を見た複数社の見積もりだけです。同一要件・2〜3社・10カテゴリ仕分けで比較すれば、金額の妥当性は自分で判定できます。
治療院の世界観づくりの主役である照明——ベッド直上を外すバウンス光、エリアごとの色温度の分け方、器具の値段表——は店舗照明の設計と費用相場ガイドで詳述しています。
施術所の換気基準(室面積の1/7開放または換気装置)を、全業種の法定横断表と工事費用で整理した店舗の24時間換気・給排気設計完全ガイドもあわせて参照してください。
自分の業種の数字がつかめたら、他業種との比較で相場感を立体化できます。店舗内装費用の相場一覧(60業種の坪単価比較・シミュレーター付き)で横断できます。
要件を入力すると、治療院の実績がある内装会社の複数見積もりを無料で比較できます。
この記事について(運営者情報)
本記事は、店舗内装ドットコム(株式会社BPBコンサルティング運営)が、当サイトに公開されている施工事例と、公的資料・法令(柔道整復師法・同施行規則、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律・同施行規則、厚生労働省「衛生行政報告例」、日本政策金融公庫総合研究所「新規開業実態調査」)を整理して作成・更新しています。
作成・検証の方法:記載レンジは、公開されている複数の施工会社・専門メディアの提示額を横断照合し、重なり合う帯を採用したうえで、法令・公的調査の数値と突合して作成しています。金額はいずれも一般的な目安であり、正確な費用は現地調査を経た見積もりでのみ確定します。構造基準・届出の運用は保健所により異なるため、事前相談のうえ進めてください。
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