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結論:買取専門店の内装費用の目安
買取専門店(リユースショップ)の内装費用は、坪単価で20〜40万円が目安です(居抜き坪15〜30万円、ブランド・貴金属の高級店で坪30〜50万円)。査定カウンター中心で造作が少ないぶん、内装は飲食店より抑えやすい一方、費用の核になるのは査定カウンター(対面査定・現金化の場)・防犯/セキュリティ(高額品を扱う=カメラ・金庫・強化ガラス)・個室/商談ブース(高額査定のプライバシーと信頼感)の3本柱です。加えて開業には古物商許可と買取資金(仕入れ用の現金)が必要です。本ページは、これらを費用構造で分解し、業態別・坪数別の費用、賢いコストダウンまでを公開相場をもとに整理したものです。
- 費用を決める3本柱=査定カウンター・防犯/セキュリティ・個室商談ブース
- 高額品を扱うため、防犯と信頼感の演出が費用の核
- 古物商許可(申請手数料19,000円〜)と買取資金が必要
- 業態別(総合リユース/ブランド貴金属/時計ほか)・坪数別(8/15/25坪)シミュ
この記事について
- 運営:株式会社BPBコンサルティング(店舗内装の一括見積もりサービス「tenponaiso.com」)
- 最終更新:2026年5月29日
- 費用・許認可の情報は、公的機関(古物営業法・関係省庁)の公開資料、および店舗内装の公開相場をもとに編集部が整理したものです。実際の費用は業態・規模・防犯仕様によって変動します。正確な金額は必ず複数社の見積もりでご確認ください。
買取専門店の内装費用は何で決まる?
結論から言うと、買取専門店の内装費用は「①査定カウンター」「②防犯・セキュリティ」「③個室・商談ブース」の3本柱で決まります。内装費の坪単価は、前の店の造作を活かせる居抜きで15〜30万円、テナント標準で20〜35万円、ブランド・貴金属を扱う高級店で30〜50万円が目安です。
買取専門店は、飲食店のように厨房や大型設備を必要としないため、内装そのものは比較的シンプルにまとまる一方、防犯と信頼感の演出に費用が集中します。一方で、ブランド品・貴金属・時計といった高額品を扱うため、安心して査定・取引できる査定カウンター、盗難を防ぐ防犯・セキュリティ、高額査定のプライバシーを守る個室——という、「信頼と安全」に関わる部分に費用がかかります。坪単価の数字だけでなく、扱う商材と業態によって、この3本柱の作り込みが総額を左右します。たとえば同じ15坪でも、日用品中心の総合リユースならオープンなカウンターと陳列でシンプルにまとめられますが、ブランド・貴金属を扱うなら厳重な防犯と複数の個室が必要になり、費用が変わります。先に扱う商材と業態を固めることが、費用設計の出発点になります。
「内装の豪華さ」より「信頼と安全」でコストが決まる
買取専門店では、坪単価や内装の見た目だけを見ても費用は読めません。査定カウンターをどう構え、防犯・セキュリティをどこまで備え、個室をいくつ設けるか——この信頼と安全に関わる仕様が総額を左右します。まずは費用の3本柱(査定カウンター・防犯/セキュリティ・個室商談ブース)を理解することが、見積もりの妥当性を判断する出発点になります。この3つが物件で実現できるか、見積もりに適切に含まれているかを押さえれば、安すぎる見積もりに潜む「防犯や個室の抜け」にも気づけます。
【最重要】費用を決める3本柱
買取専門店の内装費用は、次の3つに集約されます。いずれも「高額品を安心して買い取る」ための投資で、お客様の信頼と店舗の安全に直結します。
第一の査定カウンターは、お客様と対面で査定・交渉し、その場で現金化する、買取専門店の中心となる場所です。第二の防犯・セキュリティは、高額品や現金を扱うために欠かせない、防犯カメラ・金庫・強化ガラスなどの安全対策です。第三の個室・商談ブースは、高額査定の際にプライバシーを守り、信頼感を演出する空間で、成約率にも関わります。この3本柱を理解すると、見積もりのどこにお金がかかっているかが見えてきます。重要なのは、これらが「内装の華やかさ」ではなく「高額品を安心して買い取るための機能」だという点です。お客様は、安心して相談でき、きちんと査定してもらえると感じられる店に品物を持ち込みます。3本柱への投資は、そのまま信頼と成約につながる投資だと捉えると、優先順位が見えてきます。
査定カウンターと接客スペース
買取専門店の顔となるのが査定カウンターです。お客様が持ち込んだ品物をその場で査定し、価格を提示・交渉し、合意すれば現金化する——この一連の流れを行う場所で、対面で取引できる安心感が、来店買取の大きな価値になります。
査定カウンターは、お客様が品物を置きやすく、スタッフが査定しやすい高さ・広さに設計します。査定中にお客様が待つ接客スペースや待合も、居心地の良さが信頼感につながります。照明は、商品の色や状態を正確に確認できる明るさ・演色性が重要で、とくにジュエリーや時計など細部を見る業態では、査定用の照明にこだわると精度と説得力が高まります。来店から査定、商談、現金の受け渡しまでの動線をスムーズに設計することが、回転と顧客満足の両方を高めます。カウンターの配置は、入口から入りやすく、かつ通行人から店内の様子が見えて入店のハードルを下げる設計が効果的です。物量の多い総合リユースでは複数のカウンターで同時対応できるようにし、高額品中心の店では落ち着いて相談できる配置にする、というように業態で最適解が変わります。
防犯・セキュリティ
高額品と現金を扱う買取専門店では、防犯・セキュリティが費用の核です。盗難やトラブルを防ぎ、お客様にもスタッフにも安心を提供するため、次のような設備を組み合わせます。
防犯カメラは店内・カウンター・入口を監視し、トラブルの抑止と記録の両面で機能します。耐火・防盗の金庫は、高額な在庫や現金を安全に保管するために欠かせません。商品を展示するショーケースは強化ガラスにし、施錠やセキュリティ機器で入退室・夜間の対策を行います。買い取った高額品を保管するバックヤードや金庫室は、お客様の動線と分離して設計します。これらの防犯設備は、内装工事とは別に設備として計上されることも多く、扱う商材の単価が高いほど投資の比重が上がります。防犯は「設置して終わり」ではなく、カメラの死角をなくす配置、金庫の置き場所、夜間の施錠・警備の運用までを含めて設計することが大切です。万一に備えた防犯は、被害の抑止だけでなく、スタッフが安心して働ける環境づくりにもつながります。さらに、防犯カメラの映像はトラブル時の記録としてだけでなく、来店状況や接客の振り返りにも活用でき、運営の改善にも役立ちます。高額品を扱う以上、防犯は「コスト」ではなく事業を守る「投資」と位置づけるのが、長く続く店づくりの考え方です。
個室・商談ブース
ブランド品・貴金属・時計など高額品の査定では、個室や商談ブースが効きます。周囲を気にせず査定額を提示・交渉できる空間は、お客様の安心感を高め、落ち着いた商談につながります。プライバシーが守られることで、お客様は高額な品物も相談しやすくなり、信頼感が成約率に直結します。
業態によって個室の比重は変わります。総合リユースで日用品中心の来店買取なら、オープンなカウンターを並べて回転を重視する構成が向きます。一方、ブランド・貴金属や時計の専門店では、個室や半個室の商談ブースを設け、ゆっくり査定・交渉できる空間にすることで、客単価と信頼を取りに行けます。自店が扱う商材と客層に合わせて、オープンと個室のバランスを設計することが大切です。個室は、フルクローズの完全個室にするか、半個室の商談ブースにするかでも費用と雰囲気が変わります。完全個室は防音・プライバシーに優れますが面積とコストがかかり、半個室は開放感を保ちながら一定のプライバシーを確保できます。高額品の比率や接客スタイルに合わせて選びましょう。
業態別の費用
扱う商材によって、防犯・個室の重みと坪単価が変わります。どの商材に特化するか(あるいは総合で扱うか)によって、必要な防犯レベル・個室の数・陳列の有無が変わり、必要な投資も客単価の見込みも変わってきます。下表とグラフは代表的な業態の傾向です。
| 業態 | 坪単価の目安 | 費用に効く要素 |
|---|---|---|
| 総合リユース | 坪15〜30万円 | 来店買取・物量・オープンカウンター |
| ホビー・本・ゲーム | 坪15〜30万円 | 陳列・物量・販売も兼ねる |
| 時計専門 | 坪25〜40万円 | ショーケース・防犯・照明 |
| ブランド・貴金属 | 坪30〜50万円 | 防犯・個室・信頼感の演出 |
総合リユースやホビー系は、来店買取と物量が中心で、オープンなカウンターと陳列で構成できるため坪単価は抑えめです。時計やブランド・貴金属の専門店は、高額品を扱うぶん防犯・個室・照明の比重が上がり、坪単価も高くなります。出張買取を主体にする場合は、店舗は最小限の受付・事務で済むこともあります。自店の商材と運営形態に合わせて、どこに投資を集中させるかを決めましょう。なお、買い取った商品をその場で販売も行う「買取販売(リユース販売)」の形態にするなら、陳列スペースや販売什器も必要になり、坪数と費用が増えます。買取専門に絞るか、販売も兼ねるかで、必要な面積とレイアウトが変わるため、事業モデルを先に決めることが費用設計の前提になります。
総合リユース
- 構成オープンカウンター・陳列
- 防犯標準的な防犯対策
- 強み物量・回転・初期費用
- 個室比重は小さめ
ブランド・貴金属専門
- 構成個室・商談ブース中心
- 防犯金庫・強化ガラス・厳重
- 強み客単価・信頼感
- 個室プライバシーが要
坪数別の費用シミュレーション
坪単価(坪20〜40万円)に坪数をかけた内装費の概算が下図です。防犯設備・什器・買取資金(仕入れ用の現金)・運転資金は含みません。狭い物件でも査定カウンターと防犯の基本は変わらないため、坪数が小さいほど坪単価は割高になりやすい点に注意します。
| 坪数(タイプ) | 内装費の目安 | 想定業態 |
|---|---|---|
| 8坪(小規模・拠点) | 約160〜320万円 | 専門特化・出張併用 |
| 15坪(標準店) | 約300〜600万円 | 総合リユース・専門店 |
| 25坪(総合リユース) | 約500〜1,000万円 | 大型・物量重視 |
同じ坪数でも、商材と防犯・個室で総額は変わる
表のレンジが広いのは、総合リユースのシンプルな構成か、ブランド・貴金属の防犯・個室まで作り込むかで費用が大きく変わるためです。まず扱う商材と業態(総合リユース/ブランド貴金属/時計など)を決め、必要な防犯・個室を固めてから内装の仕様を検討すると、費用がぶれにくくなります。立地も費用と集客に影響します。駅前や商店街は集客力が高い反面家賃が高く、ロードサイドは家賃を抑えつつ駐車場で来店しやすい、という違いがあります。坪数・業態・立地のバランスを、想定する買取量と資金から逆算して決めましょう。
見積内訳の読み方
買取専門店の内装見積もりは、おおむね次の項目に分かれます。各項目が「一式」でまとめられている場合は、内訳を確認しましょう。
| 項目 | 主な内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 仮設・解体 | 養生、既存撤去、原状回復 | 居抜きは撤去範囲で変動 |
| 内装・造作 | 床壁天井、査定カウンター、待合 | カウンターの仕様・素材 |
| 個室・商談ブース | 間仕切り、個室、防音 | 個室の数・プライバシー |
| 防犯・セキュリティ | カメラ、金庫、強化ガラス、施錠 | 商材に見合う防犯レベル |
| 電気・照明 | 査定用照明、コンセント | 演色性・配線 |
| 設計・諸経費 | 設計監理、図面、現場管理費 | 含まれる範囲 |
防犯カメラ・金庫などの設備は内装見積もりとは別に計上されることもあるため、内装と設備を合算した総額で資金計画を立ててください。複数社を比べるときは、総額だけでなく「同じ項目が入っているか」「商材に見合う防犯・個室・査定用照明が含まれているか」を突き合わせます。金額・仕様・含まれる範囲の3点をそろえて比較するのがコツで、比較の進め方は相見積もりの取り方ガイドで解説しています。
「防犯と動線」への理解を確認
防犯設備の配置、在庫・現金の保管動線、査定用の照明は、買取専門店の施工経験がないと過小に見積もられがちです。安い総額でも、防犯や動線が弱いと、開業後の安全やトラブル対応に不安が残ります。金額の比較と同時に、買取専門店や物販店の施工実績がある会社かどうかを確認することが、手戻りを防ぎます。見積書を見るときは、各項目に「何が・どこまで」含まれるかを業者に確認し、防犯・個室・査定用照明が抜けていないかを突き合わせましょう。単純な総額比較ではなく、項目の網羅性と仕様の妥当性をそろえて見ることが、適正な比較になります。
見落としがちな追加費用
本体工事のほかに、買取専門店では次のような費用が後から発生しがちです。資金計画の段階で見込んでおきましょう。
- 防犯設備の費用:防犯カメラ・金庫・セキュリティ機器など。内装費とは別枠です。
- 買取資金(仕入れ用の現金):買い取った品物の代金を支払う現金で、買取業ならではの運転資金です。
- 什器・備品:査定カウンター、ショーケース、レジ、古物台帳・プレートなど。
- 古物商許可の費用:申請手数料19,000円ほか。後述します。
- 看板・集客:来店買取は立地と看板・広告が集客の要です。
- 原状回復費の積立:賃貸は退去時に原状回復が必要です。範囲を契約時に確認しましょう。
- 運転資金:開業初期は買取・販売が安定しないため、数ヶ月分の備えが必要です。
「買取資金」を内装費と分けて確保する
買取専門店では、内装・防犯に加えて、品物を買い取るための現金(買取資金)が必要です。これは仕入れにあたる費用で、内装費に予算を使い切ると買取が回らなくなります。内装・防犯・買取資金・運転資金を分けて計画することが、開業後の資金繰りを安定させる鍵です。
賢いコストダウンの考え方
買取専門店のコストダウンは「信頼と安全に関わる査定カウンター・防犯は守り、それ以外で工夫する」のが基本です。防犯やカウンターを削る節約は、安全とお客様の信頼を損ないます。買取専門店は、お客様が「安心して品物を預けられる」と感じることで成り立つ事業のため、信頼と安全の核を削るコストダウンは、結局のところ集客や成約を損なうことになりかねません。コストダウンは「安い会社を探す」のではなく、「守るべき部分を守りつつ、調達方法や商材の絞り込みで工夫する」のが正解です。
やるべきコストダウン
- 物販・店舗の居抜き物件を活用:既存の造作・什器・電気が活かせれば大きく圧縮できる
- 什器は中古・既製品も検討:カウンターや棚は既製品でも十分機能する
- 装飾のメリハリ:査定カウンター・防犯・個室は確保し、装飾は業態に合わせて調整
- 商材を絞る:扱う商材を絞り、必要な防犯・個室に投資を集中させる
- 複数社の相見積もり:買取・物販の実績がある会社を含め、同条件で比較する
削ってはいけない部分
防犯カメラ・金庫などのセキュリティ、査定用の照明、高額品を扱う場合の個室は削れません。これらは安全・信頼・成約に直結します。コストダウンは居抜き活用や什器の調達方法で行い、信頼と安全の核に関わる部分は守るのが鉄則です。具体策は店舗内装のコストダウン術もあわせてご確認ください。
資金調達と買取資金
買取専門店は、内装・防犯設備に加えて、品物を買い取るための買取資金(仕入れ用の現金)が必要です。資金調達の中心になるのは金融機関からの融資で、日本政策金融公庫の創業融資や、自治体・信用保証協会が関与する制度融資がよく使われます。審査では事業計画書の精度(立地・客層・買取/販売の見込み・採算)と自己資金の比率が重視されます。買取資金は事業の回転に直結するため、内装に予算を使い切らず、買取資金と運転資金に余裕を持たせた計画が欠かせません。自己資金は必要資金の3割程度を目安に準備できると、融資審査でも有利に働きやすくなります。買取専門店は、買い取った在庫が売れて初めて利益が確定するため、在庫が現金化されるまでの期間を見込んで、資金に余裕を持たせることが、息切れを防ぐ鍵になります。
補助金・助成金は対象や時期が限られ採択も不確実なため、当てにした資金計画は危険です。使えるものがあれば加点として検討する程度にとどめ、融資と自己資金で成立する計画を基本に据えてください。開業費用の全体像は店舗開業費用の内訳ガイド、買取専門店の居抜き活用は買取専門店の居抜き開業ガイドもあわせてご確認ください。
内装と防犯を含む概算をつかむ最短ルートは、実際の見積もりを取ることです。買取専門店の事例を見て、気になれば無料で複数社にまとめて相談できます。
工期と開業フロー
買取専門店の開業は、物件契約から開店まで約1.5〜3ヶ月が目安です。内装工事に加えて、防犯設備の設置と、古物商許可(公安委員会の審査)の取得が工程の要になります。とくに古物商許可は審査に日数がかかるため、早めに申請を進めることが、開店の遅れを防ぎます。
工期と開店日を読み違えないために、内装の設計と並行して古物商許可の申請準備を進めるのが定石です。買取・物販に慣れた施工会社なら、防犯と動線の見落としがなく、開業の段取りもスムーズに進みます。また、防犯設備や什器は内装工事と並行して選定・搬入する必要があり、カメラや金庫の設置位置を内装計画と合わせておかないと、後から配線変更や追加工事が発生します。内装会社と設備・許可申請の段取りを早めに連携させることが、二度手間と開店遅れを防ぎます。
必要な許認可・届出
買取専門店の開業には、中古品の売買を行うための「古物商許可」が必須です。古物商とは、営利目的で中古品の売買を行う、公安委員会から許可を受けた者を指します。許可は管轄の警察署を通じて申請し、申請手数料は19,000円です。この手数料は、自分で申請しても専門家(行政書士)に依頼しても必要で、審査が通らなかった場合(不許可)でも返金されません。営業開始までには、住民票・身分証明書などの書類発行手数料や、古物商プレート・古物台帳の費用(合わせて1万円程度)といった雑費も必要です。
さらに、ブランド品・貴金属など高額品の取引では、犯罪収益移転防止法(犯収法)に基づき、一定額以上の取引で本人確認が必要になります。古物営業法には、取引記録(古物台帳)の保存や、不正品の申告などの義務もあります。許可の取得には書類作成や審査に日数がかかるため、店舗の設計・準備と並行して早めに申請を進めることが、スムーズな開店につながります。建物が防火対象物にあたる場合は、消防のルールにも従います。古物商許可の運用や必要書類は管轄の警察署によって細部が異なることがあるため、申請前に管轄窓口に相談し、求められる書類や営業所の要件を確認しておくと、手続きがスムーズに進みます。営業所の所在地や代表者などに変更があった場合は、変更の届出も必要です。
買取専門店に強い内装業者の選び方
買取専門店の内装は、査定カウンター・防犯・個室を理解しているかで、費用も安全性も大きく変わります。次の観点で見極めてください。
- 買取・物販の施工実績:査定カウンター・防犯設備・個室の経験があるか。
- 防犯と動線の設計:カメラ・金庫の配置、在庫・現金の保管動線を設計できるか。
- 査定用照明の理解:商品の色・状態を正確に見せる照明を提案できるか。
- 見積もりの透明性:防犯・個室・照明を含めて項目を明示し、「一式」でぼかさないか。
- 業態への対応:総合リユースから高額品専門まで、商材に応じた設計ができるか。
買取専門店の内装は会社によって金額も提案も差が出やすいため、1社の見積もりだけで判断せず、複数社を同条件で比較することが、適正価格と安心できる店づくりにつながります。業者選びの基準は内装業者の選び方ガイドも参考にしてください。
買取専門店の開業・内装をさらに詳しく
買取専門店の査定カウンター・防犯に慣れた会社を見極めるには、まず施工事例を確認しましょう。条件を入力すれば、対応できる複数社へ無料でまとめて見積もりを依頼できます。
ありがちな失敗パターンと教訓
買取専門店の内装で起こりやすい典型的なつまずきと、その回避策をまとめます。いずれも業界で起こりうるシナリオで、知っておくだけで多くは防げます。買取専門店の失敗は「防犯・動線の見落とし」と「買取資金・古物商許可の段取り不足」に集約されます。
- 防犯が不十分:高額品を扱うのにカメラ・金庫が手薄で不安が残る。商材に見合う防犯を設計する。
- 動線の設計ミス:在庫・現金の保管とお客様の動線が交差し、安全・効率を損なう。動線を分離する。
- 査定用照明の不足:商品の色・状態が見えにくく査定に支障。演色性の高い照明を入れる。
- 買取資金を内装費に回して不足:仕入れの現金が足りず買取が回らない。買取資金を分けて確保する。
- 古物商許可の段取り遅れ:審査に時間がかかり開店が遅れる。設計と並行して早めに申請する。
- 1社の言い値で発注:相場観のないまま割高に。買取・物販の実績がある複数社で比較する。
これらに共通するのは、「坪単価だけ」「内装の見た目だけ」で判断してしまうことです。買取専門店は査定カウンター・防犯・個室という前提があり、高額品を安心して扱える設計が成否を分けます。3本柱と買取資金・古物商許可を押さえたうえで、買取・物販の実績がある会社と進めることが、確実でコストの合った開業への近道です。
開業前チェックリスト
契約・着工前に確認したい項目
- 扱う商材と業態(総合リユース/ブランド貴金属/時計など)を決めたか
- 査定カウンター・接客スペースの仕様を固めたか
- 商材に見合う防犯(カメラ・金庫・強化ガラス・施錠)を計画したか
- 高額品を扱うなら個室・商談ブースを設けるか
- 在庫・現金の保管動線をお客様の動線と分離したか
- 査定用の照明(演色性)を見込んだか
- 古物商許可(手数料19,000円〜・審査日数)の申請を早めに進めるか
- 買取資金(仕入れ用の現金)を内装費と分けて確保したか
- 買取・物販の実績がある複数社から同条件で見積もりを取り、比較したか
よくある質問(FAQ)
買取専門店の内装費用は坪いくらが目安ですか?
坪単価で20〜40万円が目安です。前の店の造作を活かせる居抜きで坪15〜30万円、テナント標準で坪20〜35万円、ブランド・貴金属を扱う高級店で坪30〜50万円が目安です。査定カウンター中心で造作が少ないぶん、内装は飲食店より抑えやすい傾向ですが、防犯設備は別途必要です。
なぜ買取専門店は内装より防犯にお金がかかるのですか?
ブランド品・貴金属・時計など高額品を扱うためです。盗難やトラブルを防ぐ防犯カメラ・金庫・強化ガラス・施錠、高額査定のプライバシーを守る個室など、信頼と安全に関わる部分が費用の核になります。内装そのものは比較的シンプルにまとまります。
査定カウンターはどんな点に気をつけて作りますか?
お客様が品物を置きやすく、スタッフが査定しやすい高さ・広さに設計します。商品の色や状態を正確に確認できる演色性の高い照明が重要で、待合の居心地も信頼感につながります。来店から査定・商談・現金受け渡しまでの動線をスムーズにすることもポイントです。
開業に必要な許可は何ですか?
中古品の売買を行うための「古物商許可」が必須です。管轄の警察署を通じて公安委員会に申請し、申請手数料は19,000円です。自分で申請しても専門家に依頼しても必要で、不許可でも返金されません。古物商プレート・古物台帳の用意も必要です。
古物商許可の費用はどれくらいですか?
申請手数料が19,000円で、個人で約20,000円前後、法人で約20,000円強が目安です。営業開始までに書類発行手数料や古物商プレート・古物台帳の費用(合わせて1万円程度)などの雑費もかかります。行政書士に代行を依頼する場合は別途4〜5万円程度が相場で、手間を省ける反面その分の費用がかかります。
高額品の取引で本人確認は必要ですか?
必要です。ブランド品・貴金属など高額品の取引では、犯罪収益移転防止法(犯収法)に基づき、一定額以上の取引で本人確認が求められます。古物営業法にも取引記録(古物台帳)の保存や不正品の申告などの義務があります。
15坪だと内装費はいくらくらいですか?
15坪で約300〜600万円が内装費の目安です(坪20〜40万円)。総合リユースなら下限寄り、ブランド・貴金属で防犯・個室を作り込むなら上限寄りになります。これに防犯設備・什器・買取資金が加わります。
買取資金とは何ですか?
買い取った品物の代金を支払うための現金で、買取業ならではの運転資金です。仕入れにあたる費用のため、内装費とは分けて確保します。内装に予算を使い切ると買取が回らなくなるため、内装・防犯・買取資金・運転資金を分けて計画することが大切で、これが資金繰りの安定に直結します。
費用を抑えるコツはありますか?
物販・店舗の居抜き物件の活用、什器の中古・既製品の利用、扱う商材を絞った投資の集中が有効です。ただし防犯(カメラ・金庫)、査定用の照明、高額品を扱う場合の個室など、信頼と安全の核に関わる部分は削れません。
開業までどれくらいかかりますか?
物件契約から開店まで約1.5〜3ヶ月が目安です。内装・防犯工事に加えて、古物商許可(公安委員会の審査)が必要で、審査には日数がかかり、開店日から逆算して早めに申請するのが安全です。店舗の設計・準備と並行して、早めに許可申請を進めることが、開店の遅れを防ぎます。
まとめ
買取専門店の内装費用は坪20〜40万円が目安ですが、本当のポイントは「査定カウンター(対面査定・現金化の場)・防犯/セキュリティ(高額品を扱う=カメラ・金庫・強化ガラス)・個室/商談ブース(高額査定のプライバシーと信頼感)」という3本柱が費用を決めることです。内装そのものは飲食店より抑えやすい一方、信頼と安全の演出が費用の核になります。総合リユースから時計・ブランド・貴金属専門まで、扱う商材によって防犯・個室の比重が変わります。開業には古物商許可と買取資金も必要です。
損をしないコツは、買取・物販の実績がある会社を含む複数社から、同条件で見積もりを取ることです。防犯と動線、査定用照明の設計は、経験のある会社ほど見落とさず的確に提案できます。買取専門店の事例を見て、気になれば無料でまとめて相談してみてください。
業態と必要な防犯・個室が決まったら、買取専門店の事例を確認し、複数社に無料で見積もりを依頼しましょう。費用の現実的なレンジが最短で見えてきます。
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