店舗内装デザイン業者に
無料で一括見積もり相談
業種・エリア問わず対応。
全国の内装業者から最適な1社を比較できます。
※ご利用無料・ご相談だけでもOK・契約義務なし
カレー店の内装デザインは「好きな雰囲気を選ぶ」のではなく、「カレーの系統(欧風/スパイス/インド/ネパール/タイ/スリランカ)」「タンドール窯の有無」「客単価・立地」から逆算するのが正解です。本記事では代表8テイスト(立ち食い・チェーンカレー/街場の欧風カレー/スパイスカレー・南インド/インド・ネパール(ナン窯併設)/ネオカレー・SNS映え/タイ・東南アジアカレー/薬膳・グリル系/ハイエンド・ホテル系)を7軸で比較し、スパイス展示・タンドール窯の耐火設計・排気臭対策(中和消臭器)・寸胴鍋動線・カウンター寸法まで踏み込みます。5分で絞り込める独自診断フロー、20坪の予算別実装例(400万円/900万円/1,800万円)、日本独自のスパイスカレー文化/本場インド流儀の厨房差、5年後のメンテコスト比較まで網羅しました。
※本記事の坪単価・工期等は業界平均の目安レンジです。物件条件・エリア・施工業者・タンドール窯の有無・スパイス展示の規模により最終金額は変動します。最終判断は必ず複数の施工業者の現地調査・見積もりをもとに行ってください。
本記事の想定読者:8〜30坪前後のカレー店を、プロの内装業者に本格発注して開業・リニューアルを検討している方。業界データ(2026年最新版)では、カレー店の内装工事費用は居抜きで坪20〜40万円、スケルトンで坪40〜70万円、ナン窯併設・ホテル系ハイエンド仕様で坪65〜120万円が全国相場です。20坪なら居抜きで400〜800万円、スケルトンで800〜1,400万円、高級仕様で1,300〜2,400万円が内装工事費の実務レンジ(タンドール窯・排気ダクト・寸胴鍋・消臭装置は別途100〜400万円)。
カレー店の営業には飲食店営業許可(保健所)が必要で、業務用コンロ・オーブン・タンドール窯を使用する場合は消防法「火を使用する設備等の設置届」が別途必要です。タンドール窯(400〜500度の高温)は消防法上の離隔距離(周囲1〜2m・耐火建材が求められる)が厳格に定められています。また、カレーは排気臭が強く、商業地域・住宅近接物件では排気ダクトへの中和消臭器(消臭剤挿入方式)導入が近隣対策として一般的です。営業時間・深夜酒類提供の規定は都道府県条例および物件所在地の管轄行政庁により異なります。
自分の想定する客単価・カレーの系統・予算に合うカレーの事例を写真で見たい方は、店舗内装ドットコムのカレー事例ページをご覧ください。
1. カレー店の内装デザインを決める前に押さえる3つの前提
カレー店の内装テイストは「気分や好み」ではなく、「カレーの系統(欧風/スパイス/インド/ネパール/タイ/スリランカ)」「タンドール窯の有無」「誰に・いくらで・何席で売るか」から決まります。
① カレーの系統(欧風/スパイス/インド/ネパール/タイ/スリランカ)を先に決める
カレー店の設計は、まず系統で大きく変わります。欧風カレーは小麦粉ルー+ブイヨン+赤ワインで長時間煮込む日本独自の発展系、寸胴鍋が中核。スパイスカレーは大阪発祥の日本独自業態で、複数のスパイスを客前で調合する劇場性が核。インドカレー(北)は乳製品豊富でバターチキン・タンドール料理中心、タンドール窯が厨房中核。インドカレー(南)はココナッツ・米中心でミールス(定食)が主流。ネパールカレーは日本で多く見られる業態(日本のインドカレー店の多くはネパール人経営)、にんにく多用・ウラドダール(ケツルアズキ)・ディロが特徴。タイ・東南アジアカレーはグリーン・レッド・マッサマンのココナッツミルクベース。スリランカ・シンガポール系はモルディブフィッシュの出汁・ラクサ等、多民族的な融合系。系統が決まれば厨房設備・スパイス保管量・提供スタイル(プレート/ワンプレート/皿盛り)が自動的に決まります。
② タンドール窯(ナン焼き)の有無を決める
北インド・パキスタン・ネパール系業態ではタンドール窯が必要で、内装設計の最重要論点になります。タンドール窯は高温400〜500度で加熱するため、周囲1〜2mの耐火建材離隔+専用排熱ダクト+耐火床(30mm以上のレンガまたは耐火モルタル)が必要です。本格的な店では現場組立で海外から取り寄せることも。タンドール窯込みで追加100〜300万円、電気容量も+10〜20A必要です。一方、スパイスカレー・欧風・タイカレー系では不要のため、厨房を小型化でき立ち食い10〜15坪での開業も可能になります。
③ 席数/坪・カウンター構成・予算の全体像を固める
カレー店は「カウンター中心」が一般的で、ランチ主体の高回転モデルが基本です。一般的な目安として、立ち食い・チェーン系は1.8〜2.5席/坪、街場・スパイスカレー系は1.2〜1.6席/坪、ネオカレー・ネパール系は1.0〜1.4席/坪、ホテル系・ハイエンドは0.6〜1.0席/坪です。内装工事費のほか、業務用寸胴鍋(10〜30万円×複数基)・スパイスミキサー/ミル(10〜40万円)・タンドール窯(50〜150万円・ナン系業態)・業務用冷蔵庫・排気ダクト+消臭装置(100〜250万円)・グリストラップ(油分・色素対策)が別途100〜400万円必要です。
2. 【比較マトリクス】代表8テイストを7軸で徹底比較
① 立ち食い・チェーンカレー
客単価:700〜1,500円|席数:1.8〜2.5席/坪|内装費:坪20〜35万円|設備負荷:軽〜中|工期:3〜5週間|SNS映え:中|固定客化:強
駅前・ビジネス街・券売機+カウンターの高回転型。客滞在15〜30分、回転3.0〜5.0回/日。業務用寸胴鍋+簡易厨房、CoCo壱番屋・ゴーゴーカレー系のチェーン業態もここに入る。
② 街場の欧風カレー・専門店
客単価:1,200〜2,500円|席数:1.2〜1.6席/坪|内装費:坪20〜40万円|設備負荷:中|工期:4〜6週間|SNS映え:強|固定客化:非常に強
小麦粉ルー+ブイヨン+赤ワインで長時間煮込む日本独自の欧風カレー。大阪・神田・神保町の老舗系列が多く、木質感+レトロの雰囲気が固定客を呼ぶ。寸胴鍋を客から見える位置に配置する演出も。
③ スパイスカレー・南インド系
客単価:1,500〜3,000円|席数:1.1〜1.5席/坪|内装費:坪25〜45万円|設備負荷:中(スパイス設備)|工期:4〜7週間|SNS映え:非常に強|固定客化:強
大阪発祥の日本独自業態。カウンターでスパイスを計量・調合する工程を見せる「劇場型」が差別化の中核。南インドのミールス(定食)業態もここに含まれる。エリックサウス等がこのカテゴリ。
④ インド・ネパールカレー(ナン窯併設)
客単価:1,500〜3,500円|席数:1.0〜1.4席/坪|内装費:坪30〜50万円|設備負荷:強(タンドール窯)|工期:5〜8週間|SNS映え:強|固定客化:強
タンドール窯(ナン焼き)併設の本格インド・ネパール業態。日本で一般的に「インドカレー店」と呼ばれる業態の多くがネパール人経営で「インド・ネパール料理」看板を掲げる。バターチキン・ナン・タンドリーチキンが主力。
⑤ ネオカレー・SNS映え系
客単価:2,500〜4,500円|席数:1.0〜1.3席/坪|内装費:坪35〜55万円|設備負荷:中|工期:5〜8週間|SNS映え:非常に強|固定客化:中〜強
スパイスカレー×和食材/洋食材のクロスオーバー業態。黒タイル・真鍮・ネオン・モルタル打ちっぱなしで20〜30代女性に刺さる。スパイスディスプレイ+ラッシーバー併設が典型。
⑥ タイ・東南アジアカレー系
客単価:1,500〜3,500円|席数:1.0〜1.4席/坪|内装費:坪30〜50万円|設備負荷:中|工期:5〜8週間|SNS映え:強|固定客化:強
グリーン・レッド・マッサマン・プーパッポンカリー等のタイ料理+インドネシア・マレーシア・シンガポールのラクサ等。アジアン雑貨・仏像・籐椅子で「バンコクの屋台」を演出。
⑦ 薬膳カレー・グリル系(中高価格)
客単価:3,000〜5,500円|席数:0.9〜1.2席/坪|内装費:坪45〜75万円|設備負荷:強|工期:7〜10週間|SNS映え:強|固定客化:非常に強
漢方・薬膳スパイスをカレーに融合した業態、または欧風グリル料理+カレーのコース業態。素材・ストーリー性で30〜50代女性・健康志向層に訴求。
⑧ ハイエンドカレー(老舗・ホテル系)
客単価:4,000〜8,000円|席数:0.6〜1.0席/坪|内装費:坪65〜120万円|設備負荷:強|工期:10〜14週間|SNS映え:強|固定客化:非常に強
ホテル内カレー(帝国ホテル・大阪ロイヤル等)・老舗洋食店のカレー・星付きシェフ監修カレーの最高価格帯。銘木・大理石・銀食器で「最高のカレー体験」を提供。
立ち食い・チェーンは坪20〜35万円ですが、席数効率1.8〜2.5席/坪×回転3.0〜5.0×客単価1,000円で坪売上は中価格帯に肉薄します。一方、ハイエンドは内装費3〜4倍、客単価4〜8倍の構造。日本独自のスパイスカレー業態は15〜20坪の小規模で客単価2,500円を確立できる最もROIの高いポジション。
3. 【独自】自店に合うテイストを5分で絞り込む診断フロー
この5項目で2〜3候補に絞れます。客単価700〜1,500円×駅前・ビジネス街×予算400〜700万円なら「立ち食い・チェーン」1択。客単価1,200〜3,500円×商店街・住宅街×予算500〜1,000万円なら「街場欧風/スパイスカレー/インド・ネパール/タイ」の4択。客単価2,500〜5,500円×繁華街・高級商業地×予算1,000〜1,500万円なら「ネオカレー/薬膳・グリル」の2択。客単価4,000〜8,000円×ホテル・高級商業地×予算1,500〜2,500万円なら「ハイエンド」1択。
4. 立ち食い・チェーンカレー/街場の欧風カレー・専門店|カジュアル2テイスト
立ち食い・チェーンカレーの具体スペック
色パレット:白+赤(のれん)+ステンレス+木目の4色。ファストフード感と清潔感を両立。
素材:壁=塗装+タイル+メニュー写真パネル、床=タイル/長尺シート、カウンター=ステンレス+無垢木化粧、什器=ハイチェア/スチール椅子。券売機を入口に設置。
厨房・調理:業務用寸胴鍋2〜3基(100〜200L)+IH対応コンロ+炊飯器4〜8合×2〜3台。サラダ油・無塩バターでシンプルに煮込む。
照明:全体3500〜4000K、照度500〜700lxで明るく。
向いている業態:駅前・ビジネス街・8〜15坪・客単価700〜1,500円・カウンター8〜15席+立ち席。ランチ3.0〜5.0回転、オペ人数1〜2名。
街場の欧風カレー・専門店の具体スペック
色パレット:深い茶+オレンジ(欧風カレー色)+木目+白の4色。レトロ喫茶系の雰囲気。
素材:壁=漆喰/木パネル+レトロ看板+古い銅鍋の展示、床=フローリング/タイル、カウンター=無垢木(30mm厚)、什器=木製椅子・ベンチ。
厨房・調理:業務用寸胴鍋3〜5基(150〜300L)で牛肉/鶏肉をブイヨン+赤ワインで8〜24時間煮込む。小麦粉ルー自家製+スパイスブレンド。客席から寸胴鍋の煮込む様子が見える配置が人気。
照明:全体2700〜3000K+テーブル3500K、照度300〜500lx。
向いている業態:商店街・住宅街・神保町・神田・大阪心斎橋等・10〜20坪・客単価1,200〜2,500円・カウンター6〜10席+テーブル2〜4卓。30〜60代常連+観光客。
立ち食い・欧風系の事例は下記カテゴリから閲覧できます。
5. スパイスカレー・南インド系/インド・ネパールカレー(ナン窯併設)|本格アジア系2テイスト
スパイスカレー・南インド系の具体スペック
色パレット:茶+黄色(ターメリック色)+赤(チリ色)+生成りの4色。スパイスの色彩を空間に反映。
素材:壁=漆喰/モルタル+スパイスディスプレイ棚(ガラス容器に20〜30種)、床=モルタル/タイル、カウンター=ステンレス+無垢木、什器=木製椅子・スツール。スパイスの計量・調合工程を客前で見せる配置(エリックサウス方式)。
厨房・調理:業務用コンロ+中型寸胴鍋(50〜100L)×複数基、スパイスミル/ミキサー(10〜40万円)、保管庫は薄暗く遮光(スパイスの鮮度維持)。南インドのミールスは複数品を同時提供するため、盛り付けスペース2〜3㎡確保。
照明:全体2700〜3000K+カウンター3500K(スパイスの色を美しく)、照度300〜450lx、演色性Ra90以上。
向いている業態:繁華街・駅近・大阪・東京・京都等・10〜20坪・客単価1,500〜3,000円・カウンター6〜12席+テーブル2〜4卓。20〜40代のカレー愛好家・SNS経由新規。
インド・ネパールカレー(ナン窯併設)の具体スペック
色パレット:赤(インドの赤)+黄色(ターメリック)+金+緑(ネパール要素)の4色。
素材:壁=漆喰+インド布装飾(サリー柄・ブロックプリント)・ネパール工芸・ブロンズ像、床=タイル/モザイクタイル、テーブル=木製、什器=木製椅子・ベンチ。タンドール窯を客から見える位置に設置、ナンが焼き上がる工程を演出。
厨房・調理:タンドール窯(50〜150万円)+周囲耐火建材1〜2m離隔+排熱ダクト(50〜150万円)、業務用コンロ+中型寸胴鍋、炭・コークスまたはガス式の選択あり。乳製品(ヨーグルト・バター・生クリーム)の大量使用のため大型冷蔵(200〜400L)。
照明:全体3000K+タンドール3500K、照度300〜500lx、演色性Ra90以上。
向いている業態:郊外・商業施設・駅近・15〜25坪・客単価1,500〜3,500円・テーブル6〜12卓+カウンター2〜4席。ファミリー需要、ランチバイキング対応の店も。
6. ネオカレー・SNS映え系/タイ・東南アジアカレー系|中価格帯の2テイスト
ネオカレー・SNS映え系の具体スペック
色パレット:黒+真鍮+木目+アクセント(スパイスの色)の4色。
素材:壁=黒タイル/モルタル+真鍮装飾+ネオンサイン、床=モルタル/濃色フローリング、テーブル=無垢木+鉄脚、什器=インダストリアルチェア。スパイスディスプレイ+壁面に和食材/洋食材のクロスオーバーを示すストーリーボード。
厨房・調理:業務用コンロ+中型寸胴鍋、スパイスミル、ラッシーバー(ミキサー・冷蔵ジャー)併設。こめ油・バター・ヨーグルトを使い分け、ハーブも常備。
照明:全体2700K+テーブル3500K、照度250〜400lx、演色性Ra90以上。
向いている業態:渋谷・中目黒・恵比寿・京都河原町等の繁華街・10〜20坪・客単価2,500〜4,500円・カウンター4〜8席+テーブル4〜8卓。
タイ・東南アジアカレー系の具体スペック
色パレット:深緑+オレンジ(タイ色)+金+木目の4色。
素材:壁=漆喰/木パネル+タイ雑貨・仏像・仏塔モチーフ、床=タイル/無垢広板、テーブル=無垢木、什器=木製椅子・籐椅子。グリーンカレー・レッドカレー・マッサマン・ラクサ(シンガポール)のメニュー写真パネル。
厨房・調理:業務用コンロ+中華鍋+中型寸胴鍋(ココナッツミルク用)、ハーブ・レモングラス・カフィアライムリーフ・ガランガル等の冷蔵保管スペース。スリランカ系ではモルディブフィッシュの出汁用スペースも。
照明:全体3000K+テーブル3500K、照度300〜450lx。
向いている業態:繁華街・住宅街・商業施設・10〜20坪・客単価1,500〜3,500円・テーブル6〜10卓+カウンター2〜4席。
ネオカレー・タイ・アジア系の事例は下記カテゴリから閲覧できます。
7. 薬膳カレー・グリル系/ハイエンドカレー|中高〜高価格の2テイスト
薬膳カレー・グリル系(中高価格)の具体スペック
色パレット:深い茶+生成り+金+木目の4色。
素材:壁=漆喰/銘木パネル+和漢植物のイラスト・薬膳スパイスのディスプレイ、床=無垢広板/タイル、テーブル=銘木、什器=木製椅子・ベロア張り。生薬瓶のディスプレイ・薬膳の歴史解説パネル。
厨房・調理:業務用コンロ+寸胴鍋+薬膳スパイス・生薬の冷暗所保管庫、煎じ用の小型鍋も併設。低温調理器でハーブ・スパイスの風味を逃さない工夫。
照明:全体2700〜3000K+テーブル3500K、照度250〜400lx、演色性Ra90以上。
向いている業態:住宅街・高級商業地・青山・広尾等・15〜25坪・客単価3,000〜5,500円・テーブル4〜8卓+カウンター4〜6席。30〜50代女性・健康志向層・薬膳ファン。
ハイエンドカレー(老舗・ホテル系)の具体スペック
色パレット:深いボルドー+金+銘木+大理石の4色。
素材:壁=大理石/銘木パネル+モールディング+アート絵画、床=大理石/絨毯、テーブル=銘木+白いリネンクロス、什器=ベロア張り椅子、カトラリー=銀食器、サービングトレイ=銀皿。
厨房・調理:業務用コンロ+大型寸胴鍋(200〜400L)+冷蔵(ワイン・ブイヨン分離保管)、独自スパイスブレンド(長期熟成)。ホテル料理ならではの技法(コンソメスープ・フォンドヴォー)を投入。
照明:シャンデリア+調光ダウンライト、色温度2700〜3000K、照度200〜350lx、演色性Ra95以上。
向いている業態:ホテル内・銀座・丸の内・帝国ホテル級・20〜40坪・客単価4,000〜8,000円・テーブル4〜8卓+個室2〜4室。ビジネスランチ・接待・記念日需要。
8. 【独自】予算別の実装例|20坪カレーで400万/900万/1,800万円でできること
小予算シナリオ:20坪居抜き+立ち食い・チェーン/街場欧風=内装工事費400万円
坪単価20万円(T1・T2レンジ内)。駅前・ビジネス街・商店街の開業を想定。
内訳:内装仕上げ150万円/給排水・電気・ガス工事100万円/カウンター造作70万円/コンロ・排気補修60万円/照明・看板20万円=合計400万円。
設備別途:業務用冷蔵60万円+寸胴鍋・コンロ50万円+食器類30万円=140万円。開業費:内装400万+設備140万+物件取得150万+運転資金150万=約840万円。
中予算シナリオ:20坪スケルトン+スパイスカレー・インド・タイ・ネオ=内装工事費900万円
坪単価45万円(T3・T4・T6レンジ内)。繁華街・住宅街・商業施設の開業を想定。ナン窯併設の場合は設備費上乗せ。
内訳:内装仕上げ(タイル・漆喰・スパイスディスプレイ棚)340万円/給排水・電気・ガス工事200万円/カウンター・テーブル造作200万円/コンロ・(ナン窯)・排気造作(消臭装置込み)110万円/照明・看板50万円=合計900万円。
設備別途:業務用冷蔵100万円+寸胴鍋・コンロ60万円+タンドール窯(ナン系の場合)80万円+スパイスミル・容器40万円=280万円。開業費:内装900万+設備280万+物件取得250万+運転資金300万=約1,730万円。
大予算シナリオ:20坪高級スケルトン+薬膳・ハイエンド=内装工事費1,800万円
坪単価90万円(T7〜T8レンジ内)。銀座・丸の内・ホテル立地の開業を想定。
内訳:内装仕上げ(銘木・大理石)700万円/給排水・電気・空調・ガス工事350万円/カウンター・個室造作400万円/コンロ・排煙・消臭造作200万円/照明設備(調光・Ra95)150万円=合計1,800万円。
設備別途:業務用冷蔵150万円+寸胴鍋・コンロ80万円+銀食器・作家皿150万円=380万円。開業費:内装1,800万+設備380万+物件取得400万+運転資金400万=約2,980万円。
カレー店は「スパイスの初期仕入」が業態により大きく異なります。欧風カレーなら10〜30万円、本格スパイスカレー・南インドなら50〜150万円(20〜30種のホールスパイス常備)、インド・ネパール系ならさらにギー・バスマティライス・乳製品の仕入れで初月50〜100万円追加。また、カレーは排気臭が強いため、商業地域では中和消臭器の設置(30〜80万円)が近隣対策として一般的に必要です。
9. テイスト別 坪単価・工期・5年メンテコスト
5年メンテコスト(20坪換算の目安)を見ると、経年美化する素材(銘木・漆喰・大理石)を使う薬膳・グリル180〜350万円・ハイエンド250〜500万円は「味」に変わる一方、塗装壁・タイル・モルタル中心のチェーン・街場100〜220万円・スパイスカレー130〜250万円・ネパール系150〜280万円は5年以内に再塗装・張替・スパイス粉塵による壁汚れ除去・カレー色素の漂白が頻発しやすい傾向があります。タンドール窯の耐火建材補修(5〜7年・30〜80万円)・排気ダクトの消臭剤更新(年12〜40万円)・グリストラップの専用清掃(月2〜5万円)も織り込む必要があります。
カレー店はスパイスの粉塵・油煙・ターメリックの黄色素付着で、壁・天井・ダクトの汚れが進行しやすい業態です。年1回以上のダクト清掃+厨房周辺の定期清掃(年10〜25万円)が欠かせません。特に商業地では排気臭の中和消臭器メンテ(月1万〜3万円)を計上する必要があります。
10. カレー店内装デザインでよくある失敗5パターン
❌ 失敗1:スパイス粉塵対策が不十分で、調理中に粉が舞い店内にスパイス臭が染み付く
スパイスカレー・インド系業態では、スパイスの粉砕・計量時に粉塵が発生します。集塵機付きミル・密閉スパイス容器・粉塵用換気扇の導入が必要で、対策を怠ると店内全体にスパイスの匂いが染みつき、非スパイスカレーのメニューやテイクアウト商品への影響も出ます。
❌ 失敗2:タンドール窯(ナン焼き)の耐火設計・排熱ダクトを軽視
タンドール窯は内部高温400〜500度・外側表面100〜200度になるため、周囲1〜2mの耐火建材離隔・専用排熱ダクト(一般排気と別系統)が消防法上の基準として一般的に求められます。物件によっては設置不可な場合もあり、物件選定段階の確認が欠かせません。設置には100〜300万円の追加費用が発生します。
❌ 失敗3:排気臭対策(中和消臭器)を軽視し、近隣クレームで営業時間短縮
カレーは排気臭が強く、商業地域・住宅近接物件では排気ダクトに中和消臭器(消臭剤挿入方式、30〜80万円)の導入が近隣対策として一般的です。未対応だと開業後の近隣クレームで営業時間短縮・排気方向変更工事で50〜200万円の追加費用が発生するケースがあります。
❌ 失敗4:グリストラップ容量不足で、カレー色素・油分で排水管詰まり
カレーは油分・色素が強く、排水管にこびりつきやすい業態です。通常のグリストラップでは容量不足のため、業務用中大型(容量50〜100L)の設置+月1〜2回の専用清掃(各2〜5万円)が欠かせません。容量不足だと月単位で排水詰まりが発生し、厨房機能が停止するリスクがあります。
❌ 失敗5:カウンター寸法を誤り、スパイスカレーの視覚演出が伝わらない
スパイスカレー業態ではカウンターでスパイスを混ぜる工程を見せる設計が差別化の核です。カウンター高さ(客側1,050mm/調理側850mm)・奥行き(客側300mm/調理側600mm)・スパイスディスプレイの位置(客の目線上1,600〜1,800mm)の寸法計画を誤ると、視覚体験が損なわれ、一般的な定食屋との差別化が消えます。
11. カレー店開業・費用・事例の関連情報
- カレー屋の開業ガイド
- 店舗内装工事の費用相場ガイド
- 飲食店の排気ダクト工事完全ガイド
- 居抜き改装完全ガイド
- 飲食店の改装・リニューアル完全ガイド
- カフェの内装デザイン完全ガイド
- ラーメン店の内装デザイン完全ガイド:類似の高回転・小規模業態として参考に。
12. よくある質問(FAQ)
日本の「インドカレー店」は本当にインド料理ですか?
カレー店の内装デザインで、他業態と最も異なるポイントは何ですか?
タンドール窯(ナン焼き)を設置する場合、どのくらい追加費用がかかりますか?
坪単価を本当に抑えるには何から見直すべきですか?
小規模でも開業できますか?
SNS映えを重視するなら、どのテイストが強いですか?
13. まとめ|テイストは「カレーの系統+タンドールの有無+客単価」から逆算する
カレー店の内装デザインは、オーナーの好みから決めるのではなく、カレーの系統(欧風/スパイス/インド/ネパール/タイ/スリランカ/ホテル系)、タンドール窯の有無、想定客単価・客層・立地・予算の5要素から逆算するのが失敗しない基本手順です。客単価700〜2,500円なら坪20〜40万円の立ち食い・街場系、客単価1,500〜4,500円なら坪25〜55万円のスパイスカレー・インド・タイ・ネオカレー、客単価3,000〜5,500円なら坪45〜75万円の薬膳・グリル系、客単価4,000〜8,000円なら坪65〜120万円のハイエンドが、投資対効果上の整合性の高いレンジです。
さらにカレー特有の論点として、スパイス粉塵対策・タンドール窯(ナン系の耐火設計)・排気臭の中和消臭器・ターメリック色素の排水管対策・スパイスディスプレイと調合シーンの演出の5つが他業態と異なる重要ポイントです。必ず3社以上のデザイン・施工会社から相見積もりを取るのが成功の王道です。
カレーの内装は、系統・タンドール有無・テイスト・客単価・立地・スパイス演出の組合せで最適な設計が大きく異なります。
東京で飲食店舗の開業・出店をご検討の方は地域特化の業者選びガイドもご覧ください
条件にぴったりの内装業者を
無料で選定します
店舗内装の見積もり相談に特化。
店舗・予算・エリアに合った業者を提案します。
※ご利用無料・ご相談だけでもOK・契約義務なし
