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「自分の和食・割烹店、内装にいくらかかる?」を最初につかみましょう。格(しつらえのグレード)・坪数・板前カウンター・個室・物件を選ぶと、内装・和の造作を主役にした開業総額の目安が、47都道府県の地域係数つきで出ます。和食はフレンチと並んで内装費が高く、格で投資先がまるで変わるのが特徴です。まずは概算を押さえてから、具体的な相談に進むと話が早くなります。
金額はあくまで概算ですが、格で総額が大きく開くことが分かります。とくに和食・割烹は格が上がるほど和の造作が積み重なる業種で、大衆和食から料亭まで坪単価・カウンター・個室・厨房がまとめて跳ね上がります。まずは自分の構想に近い条件で動かし、格による段差を確かめてください。
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この条件での開業総額の目安
―〜―万円
和の造作・カウンター・個室・厨房・物件・運転資金の合計概算
坪数別の早見表(現在の条件・―)
この試算の前提と注意事項
※金額は概算です。実額は格(大衆和食・割烹・会席・料亭)、和の造作の仕様、物件の状態(同じ和食の居抜きか)で変わるため、最終的には複数社の見積もりで確定してください。費用の詳しい相場・節約術は和食・割烹料理店の内装費用ガイド、開業全体の流れは和食店の開業ガイドもどうぞ。
費用を決める「2つの軸」(格×坪数)
和食・割烹の内装は「どんなデザインにするか」から考え始めがちですが、費用を本当に動かしているのはその前段です。「格」と「坪数」の2軸で、費用と設計の大枠はほぼ決まります。シミュレーターも、この2軸を入力させて金額の段差を見せる仕組みです。数字で大枠をつかんでから、細部のデザインに進むのが効率的です。
軸1:格(投資が一斉に動く)
大衆和食か、割烹か、会席・懐石か、料亭かで、投資先がまるで変わります。格が上がるほど、一枚板カウンター・格子・障子・土壁・畳・床の間・坪庭といった和の造作が積み重なり、坪単価が跳ね上がります。大衆和食はテーブルで気軽に、料亭は数寄屋・銘木・庭まで——同じ和食でも、格によってお金のかけどころがまったく異なります。同じ坪数でも、大衆和食と料亭ではまるで違う店になります。格は店のコンセプトそのものなので、誰にどんな体験を届けたいかから考えます。
軸2:坪数(規模)
坪数が広いほど、和の造作・客席・厨房が増えます。和食・割烹は造作がすべてオーダーメイドのため、坪数に比例して造作費が積み上がるのが特徴。格と坪数の掛け算で、内装・和の造作の費用が決まります。坪数は後から変えられないので、席数と用途から必要な広さを見積もります。和食は個室や厨房で坪を使うため、客席だけでなく裏方の広さも見込みます。
和食・割烹は「和の造作が主役」
一般の飲食店も格で費用が変わりますが、和食・割烹は格が上がるほど和の造作が積み重なるのが特徴。だから費用は「格 × 坪数 × カウンター × 個室 × 物件」で決まります。坪単価だけ見ても、格による和の造作の違いが抜け落ちると見積もりが大きくずれます。まず格を決めることが、ぶれない予算づくりの出発点になります。
まずは格と坪数を入れて、複数社の見積もりで費用配分を見比べてみましょう。
費用相場・坪単価(格で激変・高い理由)
和食・割烹の費用は「内装・和の造作・カウンター・個室・厨房・物件・運転資金」の合計です。内装・和の造作が主役なのが特徴。まずは費目の全体像と坪単価をつかみましょう。
内装・和の造作は格と坪数で跳ね上がる主役の費目、板前カウンターは割烹以上で一枚板を見せる核、個室・座敷造作は1室30〜100万円、厨房・活魚は焼き場・揚げ場・刺身・活魚水槽、物件取得は保証金・礼金、運転資金は開業後しばらくの家賃・人件費の余力です。坪単価だけで資金計画を立てると不足しがちなので、合計で見るのが基本です。とくに和の造作とカウンターは格で大きく動くため、坪単価だけでは読めません。
坪単価の目安
和食・割烹の坪単価は居抜きで坪20〜55万円、スケルトンで坪35〜90万円が全国目安。高級割烹・懐石では坪60〜130万円以上にもなります。一般和食レストランは坪30〜50万円ですが、高級日本料理店・割烹はその倍。和食はフレンチと並んで内装費が高い業態です。立地や仕様によってこの幅の中で動くと考えてください。高級になるほど坪単価の上振れ幅が大きく、仕様次第で青天井になりがちです。
🎋 和食の内装が高い理由=和の造作
和食・割烹の内装費が高い最大の理由は「和の造作」です。カウンターの一枚板、格子・障子・襖、土壁の左官、畳の小上がり・個室、床の間、坪庭——これらはすべてオーダーメイドが基本で、既製品で代替できません。職人の手仕事が費用を押し上げるため、フレンチと並んで内装費が高くなります。上のシミュレーターは、この内装・和の造作を主役に、格を上げると坪単価・カウンター・個室・厨房がまとめて跳ね上がるのを表示します。
和食・割烹の費用はここが特徴
- 内装・和の造作が主役。格と坪数で跳ね上がる
- 一枚板カウンター(無垢材40〜180万円)、個室・座敷造作(30〜100万円/室)
- 厨房は焼き場・揚げ場・刺身、活魚水槽(生け簀)も和食の特徴
- 前テナントが和食の居抜きなら、造作を流用でき安い
※100坪級の大型和食店は7,000万〜1.2億円規模になることも。詳しくは100坪和食店の内装費用ガイド、費用の全体像は店舗内装の費用相場ガイドもどうぞ。
まずは複数社の見積もりを取って、相場と費用配分を見比べてみましょう。
格(業態)別の違い(大衆和食・割烹・会席懐石・料亭)
和食・割烹は格で投資先・客単価・しつらえがまったく違います。シミュレーターと同じ4つの格で、それぞれの要点を見ていきましょう。
大衆和食(坪25〜45万円)
定食・小鉢・一品料理を気軽に楽しめる業態。テーブル席が中心で、和の造作は軽めにまとめ、坪単価を抑えやすいのが特徴です。回転と日常使いで売上をつくり、清潔感のある親しみやすい空間が向きます。和食・割烹の入り口となる格です。回転を高めるため、席数と配膳の動線を効率よく設計します。テーブルの間隔や配膳のしやすさが、忙しい時間帯の回転を支えます。
割烹(坪40〜65万円)
カウンターで板前が調理を見せる小料理・割烹。一枚板カウンターを核に、板前の手元を眺めるライブ感が魅力です。中〜高単価で常連をつかみ、カウンターと小上がりを組み合わせる店も多い格。和の造作にしっかり投資する最初の段階です。カウンター越しの会話が常連を生むため、席の配置と板前との距離が大切です。カウンターの高さや奥行きは、板前の作業と客の見やすさの両方で決めます。
会席・懐石(坪60〜90万円)
コース料理を個室・座敷でゆっくり味わう格。床の間・坪庭・畳の個室など和の造作が増え、接待・会食・記念日の高単価層をつかみます。静かで品のある空間づくりが求められ、坪単価も大きく上がります。個室の数と質が、接待・記念日の予約の入りやすさを左右します。静けさと余白を大切にし、料理に集中できる落ち着いた上質な空間に仕上げます。
料亭・高級(坪90〜140万円超)
最高級のしつらえで、数寄屋造り・銘木・聚楽壁・離れ・庭まで備える格。坪単価は数寄屋住宅(坪80〜150万円)に迫ることもあります。一見の客より紹介・常連が中心で、特別な体験と空間そのものが価値になります。庭や離れ、設えの一つひとつが、ほかにない体験価値をつくります。
どの格でも共通するのは、まず「どの格でやるか」を固めること、それに合った和の造作を選ぶこと、そして焼き場・揚げ場・刺身の和の総合厨房を確保することです。格を途中で変えると造作も内装もやり直しになるため、初期設計の精度がそのまま費用に直結します。迷ったら、目指す格を絞り、同じ格の和食事例を10件以上見比べて方向を固めるのが確実です。格が決まれば、必要な造作・客席・厨房の規模もおのずと見えてきます。
格に合ったしつらえは、和食・割烹の実績がある会社に相談するのが近道です。
格と坪単価(グレード連動)
和食・割烹最大の特徴が、格による費用の連動です。格を一段上げると、坪単価だけでなく、カウンター・個室・厨房までまとめて跳ね上がります。だからこそ、最初に格を決めることが何より大切です。
大衆和食
- 核テーブル・気軽
割烹
- 核一枚板カウンター
会席・懐石
- 核個室・座敷・坪庭
料亭・高級
- 核数寄屋・銘木・庭
格を上げると一斉に動くもの
- 坪単価:和の造作のグレードが上がり、坪あたりの工事費が跳ねる
- 板前カウンター:割烹以上で一枚板(無垢材40〜180万円)が核になる
- 個室・座敷:会席・懐石以上で床の間・坪庭付きの個室が増える
- 厨房・活魚:刺身・焼き場が充実し、活魚水槽(生け簀)を備える
📈 格は「一斉に動く」から段差が大きい
和食・割烹の費用が読みにくいのは、格を一段上げると複数の費目が同時に動くからです。割烹から会席・懐石に上げると、坪単価が上がるだけでなく、個室・座敷の造作が増え、厨房も充実し、カウンターのグレードも上がります。だから「坪単価いくら」だけで考えると、格が上がったときの跳ね上がりを見誤ります。上のシミュレーターで格を切り替えると、坪単価・カウンター・個室・厨房がまとめて動くのが分かります。目指す格を先に決めることが、ぶれない予算づくりの出発点です。
目指す格での費用は、複数社の見積もりで具体的につかむのが確実です。
和の造作(一枚板・格子障子・土壁・畳・床の間・坪庭)
和食・割烹の内装費を最も大きく左右するのが、和の造作です。一枚板から坪庭まで、和の造作はすべてオーダーメイドが基本で、既製品が効きません。
和の造作の中身
カウンターの一枚板は無垢材で40〜180万円、こだわると高額になります。木の種類や木目、仕上げによって価格も表情も変わります。予算が限られるなら、見える場所の造作に絞って効かせるのが賢い方法です。和の造作は店の格と世界観を決める投資なので、優先順位をつけて配分します。迷ったら、まずカウンターと客席に投資し、装飾は段階的に足す手もあります。後から足せる装飾と、最初に作り込むべき骨格を分けて考えると無駄がありません。格子・障子・襖といった和の建具、土壁の左官(本聚楽は高価で新聚楽で代替・漆喰)、畳の小上がり・個室、床の間・床框、坪庭・枯山水。最高級の料亭では数寄屋造り(坪80〜120万円、銘木使用で120〜150万円超)・格天井・丸太の化粧梁まで及びます。どの造作にどこまで投資するかで、同じ予算でも仕上がりの印象が大きく変わります。
和の造作の主な要素
- 一枚板カウンター:無垢材40〜180万円。割烹以上の核
- 格子・障子・襖:和の間仕切り・建具で空間に和の表情を
- 土壁の左官:本聚楽は高価で新聚楽で代替、漆喰など
- 畳の小上がり・個室、床の間・床框、坪庭・枯山水
🪵 和の造作はすべてオーダーメイド
和食・割烹の内装が高いのは、和の造作が量産品で代替できないからです。一枚板のカウンターは木を選び、乾燥させ、削り出して仕上げる一点もの。格子・障子・襖は建具職人、土壁は左官職人、畳は畳職人、坪庭は庭師——それぞれの手仕事が積み重なります。だから同じ坪数でも、洋食系よりも費用が高くなりがちで、フレンチと並ぶ水準に。コストを抑えたい場合は、カウンターの天板だけ無垢材にして他は標準仕様にする、聚楽を新聚楽で代替する、といった工夫があります。どこに和の造作を効かせるかで、費用も印象も変わります。
和の造作の設計は、和食・数寄屋の実績がある会社に図面を引いてもらうと安心です。
個室・座敷・茶室(接待・会食)
和食・割烹の高単価を支えるのが、個室・座敷・茶室です。接待・会食・記念日といった特別な利用をつかむ、和食ならではの客席です。
個室・座敷で高単価をつかむ
個室・座敷造作は1室あたり30〜100万円が目安。掘りごたつ・床の間を備えた個室は、接待・会食・記念日の高単価層に向きます。掘りごたつにするか座敷にするかでも、造作の手間と費用が変わります。個室は一度に多くの人数を受けられるため、宴会需要のある立地で効きます。個室は造作費がかかる分、稼働率を高く保てる客層がいるかを見極めます。稼働しない個室は固定費になるため、規模は控えめから始めるのも一案です。坪あたりの席効率は下がりますが、客単価と用途の幅が広がります。会席・懐石以上では個室が中心になり、料亭は離れ・茶室・庭まで備えます。個室の数と広さは、想定する宴会・接待の規模から逆算して決めます。
個室・座敷で押さえる点
- 個室・座敷造作は1室30〜100万円。掘りごたつ・床の間で和の格を
- 接待・会食・記念日の高単価層をつかむ
- 坪あたりの席効率は下がるが、用途と単価の幅が広がる
- 料亭は離れ・茶室・庭まで備え、特別な体験をつくる
🍵 個室は「坪効率」と「高単価」のバランス
個室・座敷は大人数で料理を囲めて接待・会食に向きますが、壁や襖で仕切る造作費がかかり、坪あたりの席効率は下がります。一方で、個室は記念日・接待・法事など高単価の利用をつかめ、客単価を押し上げます。会席・懐石や料亭は個室・座敷を中心に据え、割烹はカウンターと小上がりを組み合わせる、というように格で客席の作り方が変わります。宴会・接待の需要が見込める立地かどうかも、個室をどれだけ設けるかの判断材料になります。
個室・座敷の配分は、和食・割烹の実績がある会社に相談しましょう。
板前カウンターと厨房(焼き場・揚げ場・刺身・活魚)
割烹の核が、板前カウンターと和の総合厨房です。カウンターで板前が調理を見せるライブ感と、焼き・揚げ・煮・刺しを担う厨房が、和食の味と魅力を支えます。
板前カウンターと和の厨房
割烹は一枚板カウンターで板前の手元を見せるのが核。厨房は焼き場(炭火・グリラー)・揚げ場・煮方・刺身と多彩で、生もの冷蔵も要ります。焼き場・揚げ場・刺身の配置は、提供のスピードと盛り付けの質を左右します。活魚水槽は見せ場になる一方、設置と維持の手間も踏まえて判断します。和食は工程が多いぶん、厨房の動線設計が日々のオペレーションを左右します。見せる部分とバックヤードのメリハリが、限られた厨房を活かすコツです。盛り付け台や受け渡し口の位置も、提供の速さを左右する要素です。新鮮な食材をアピールする活魚水槽(生け簀)も和食・料亭の特徴です。先付・八寸の仕込みスペースや冷蔵・冷凍も含めて設計します。カウンターの席数と厨房の広さのバランスが、ライブ感と効率を左右します。
板前カウンター・厨房で押さえる点
- 割烹は一枚板カウンターで板前の手元を見せるライブ感が核
- 厨房は焼き場(炭火)・揚げ場・煮方・刺身と多彩
- 活魚水槽(生け簀)で新鮮な食材をアピールする店も
- 先付・八寸の仕込み、冷蔵・冷凍も含めて設計する
🐟 板前カウンターは「見せる厨房」
割烹のカウンターは、客が板前の手元を眺めながら料理を待つ「見せる厨房」です。だから一枚板の天板はもちろん、その奥の作業空間や盛り付け、活魚水槽の見え方までが演出の一部になります。カウンター越しに会話が生まれ、常連がつく——これが割烹の強みです。厨房は焼き場・揚げ場・煮方・刺身と工程が多く、和食は調理の幅が広いため、動線と設備配置を丁寧に設計する必要があります。活魚水槽を置くなら、重量・給排水・ろ過の条件も確認しておきましょう。
板前カウンターと厨房の設計は、和食・割烹の実績がある会社に相談しましょう。
物件・居抜きの見極めと立地(エリア格差)
和食・割烹の費用は物件で大きく変わります。とくに「和食の居抜き」かどうかと、エリアによる坪単価・家賃の格差が効きます。
居抜きとスケルトン、エリア格差
前テナントが和食なら、カウンター・畳・座敷などの造作を活かせて大きく抑えられます。スケルトンはゼロから理想の和空間を作れる反面、和の造作はすべてオーダーメイドのため高額。さらに和食は東京などでエリア格差が極めて大きく、銀座のハイグレードは坪40〜77万円以上+家賃も高額で、同じ都内でも郊外とは数倍の差が出ます。高家賃エリアは集客力も高い反面、固定費が重くなる点も踏まえて選びます。和食は紹介や常連で成り立つ面もあり、立地より格と信頼が効く業態でもあります。出店エリアの客層と価格帯が、目指す格と合っているかも確かめておきます。賃料は売上の一定割合に収まるのが理想で、立地選びの目安になります。
物件・契約前に確認すること
- 前テナントが和食なら、カウンター・畳・座敷の造作を流用できるか
- 焼き場・活魚水槽のガス・給排水・電源容量が足りるか
- エリアで坪単価・家賃が大きく変わる(銀座と郊外で数倍差)
- 居抜きは前業態や造作の状態で差が大きいので現地確認
立地と商圏
大衆和食は駅前やオフィス街の回転重視、割烹・会席は落ち着いた立地で常連・接待、料亭は紹介中心で立地より格。格と客単価に合った立地を、家賃と売上見込みから選びましょう。ガスや給排水の容量は、内見の段階で図面や管理会社に確かめておくと安心です。
物件のガス・給排水が和の厨房に足りるかの見極めは、和食に強い会社の現地チェックが確実です。
客席レイアウトと採算(席数・客単価)
和食・割烹は格で採算の作り方が違います。大衆和食は席数・回転、料亭は少席・高単価。レイアウトと採算を理解すると、内装の判断がぶれません。
格で変わる採算
大衆和食は席数を多く取り回転で日常使いの売上をつくります。割烹はカウンター中心の中〜高単価で常連が支え、会席・懐石は個室・少席の高単価で接待・記念日をつかみます。料亭は紹介・常連中心の最高単価で、空間そのものが価値です。格で席数・客単価・回転の設計がまるで変わります。格を上げるほど一席あたりの単価は上がりますが、席数は減る傾向があります。高単価で少席の店は一組あたりの満足度が、回転型は提供スピードが利益を左右します。投資は想定の客単価と席数から、無理なく回収できる範囲に収めるのが基本です。
和食・割烹の採算の考え方
- 大衆和食:席数・回転で日常使いの売上をつくる
- 割烹:カウンター中心の中〜高単価、常連で支える
- 会席・懐石:個室・少席の高単価、接待・記念日をつかむ
- 料亭:紹介・常連中心の最高単価、空間そのものが価値
回転型なら席数と動線、高単価型なら個室・カウンターのゆとり、と格に合わせてレイアウトを設計します。和の造作への投資は、想定する客単価と席数から無理なく回収できる範囲に収めるのが基本。席数と単価の組み合わせを変えながら、現実的な売上計画を立てます。客単価を上げるほど、接客やサービス、器など料理以外の質も合わせて問われます。シミュレーターで出た総額を、見込める月商と照らして判断しましょう。席数で稼ぐか単価で稼ぐかを格で定め、無理のない投資に収めます。
格に合った採算設計は、複数社の見積もりで見極めるのが確実です。
内装の世界観(数寄屋・侘び寂び・モダン和・照明)
和食・割烹は世界観と照明が格を決めます。数寄屋・侘び寂びの静けさ、モダン和の洗練、そして「暗さ」の演出——コンセプトに沿って一貫させます。
世界観と照明で格をつくる
数寄屋・侘び寂びは銘木・土壁・余白の美で静かな格を、モダン和は和と現代を融合して若い層にも届きます。和の素材は経年で味わいが増す一方、手入れのしやすさも考えて選びます。全体の世界観と照明がそろって、はじめて和の格が立ち上がります。照明計画は専門性が高いため、和食に慣れた設計者に任せると失敗が減ります。和の照明は陰影が命なので、明るさを落とす勇気も大切です。器や料理がいちばん映える明るさを、実際の什器や器で確かめながら詰めていきます。そして和食で決定的に重要なのが照明です。暗めの全体照明+料理だけを照らすスポットライト、色温度2700K前後の暖色、演色性Ra90以上が基本。明るすぎると居酒屋のような印象になり、高級割烹ほど「暗さ」が格を上げます。照明は和の造作と並んで、格を決める重要な投資先です。
和の世界観と照明のポイント
- 数寄屋・侘び寂び:銘木・土壁・余白の美で静かな格を演出
- モダン和:和と現代を融合し、若い層にも届く空間に
- 照明は暗め・色温度2700K・演色性Ra90以上で料理を引き立てる
- 明るすぎると居酒屋に。高級割烹ほど「暗さ」が格を上げる
💡 高級割烹ほど「暗さ」が格を上げる
和食の照明設計は、洋食と発想が違います。全体を明るく照らすのではなく、全体は意図的に暗めにし、料理や床の間、いけばなだけをスポットライトで浮かび上がらせます。色温度は2700K前後の暖色、演色性はRa90以上で、料理の色を忠実に美しく見せます。明るすぎると居酒屋のような大衆的な印象になり、せっかくの和の造作も活きません。高級割烹ほど「暗さ」を上手に使い、陰影で格と落ち着きを演出します。照明は後から変えにくいので、設計段階でしっかり計画しましょう。
世界観と照明を形にできる会社かは、過去の和食・割烹事例を見比べるのが一番です。
内装業者の選び方(和の造作・数寄屋)
和食・割烹の内装は、和の造作の実績があり、一枚板・左官・畳・建具・坪庭・数寄屋まで見通せる会社を選ぶのが近道です。一般の飲食店中心の会社だと、和の造作で提案や手配が弱いことがあります。
会社のタイプで選ぶ
設計事務所
- 強み数寄屋・世界観
- 向き料亭・高級
施工会社
- 強み費用・工期・現場力
- 向きコスト重視
ワンストップ
- 強み設計〜施工〜厨房
- 向き手間を減らす
いずれの場合も、和食・割烹や和の造作の実績があるかが第一条件です。とくに一枚板の手配や左官・数寄屋の納まりは、経験のある会社ほど仕上がりに差が出ます。見積もりを比べるときは、和の造作・カウンター・個室・厨房のどこまでを含むかも必ず確認します。複数社の提案を比べると、自分の店に本当に必要な造作が見えてきます。和の造作は完成後の修正が難しいので、事前のすり合わせを丁寧に行います。
見るべき3つのチェック
業者選びの3チェック
- 和食・割烹(できれば同じ格)の施工実績があるか
- 一枚板・左官・畳・建具・坪庭など和の造作(数寄屋)に対応できるか
- 見積もりの内訳が明朗で、和の造作・カウンター・個室・厨房の区分が明確か
一枚板や左官、数寄屋の造作は経験差が出やすい領域です。1社で決めず、複数社から相見積もりを取り、実績・対応・金額を比べて選ぶと失敗が減ります。和食の居抜きを活かせるかの判断も、実績のある会社ほど的確です。和食は開業後も畳や建具の手入れで長く付き合うため、アフター対応も見ておくと安心です。
和食・割烹や数寄屋に強い会社を複数社、無料で比べてみましょう。
開業までの流れと工期・よくある失敗
物件決定から開業までは、格の確定・設計・工事・和の造作や厨房の設置・検査の順で進みます。和の造作がすべてオーダーメイドの分、設計と職人の手配が和食のコツです。とくに一枚板や坪庭など手配に時間がかかるものは、早めに段取りします。
物件を契約したら家賃が発生し始めます。和食・割烹はまず格を固め、和の造作(一枚板・左官・畳・建具・坪庭)と厨房・照明を含めて設計。一枚板や左官など和の造作は職人の手配と工期がかかるため、工事に入ってからの変更は費用と工期に響きます。設計・見積もりの段階で詰め切るのがコツです。図面の段階で素材サンプルや色味を確認しておくと、仕上がりのズレを防げます。スケルトンは工期が長く、居抜きでも造作の入れ替えが入ると延びます。
よくある失敗
このパターンに注意
- 格を決めきれず、和の造作の投資がぶれる
- 坪単価だけで予算を組み、和の造作・カウンター・個室が抜ける
- 一枚板や左官など和の造作の手配・工期を甘く見る
- 照明が明るすぎて、高級感が出ず居酒屋のような印象に
- 活魚水槽のガス・給排水・電源を確認せず置けない
- 居抜きの造作が今の格に合わず、結局やり直しで割高に
いずれも、格を設計初期に固めること、坪単価ではなく和の造作・カウンター・個室・厨房を含めた総額で予算を組むこと、相見積もりによる費用の見える化で防げます。古い建物や居抜きでは想定外が出ることもあるため、総予算の1割程度を予備費に見ておくと安心です。開業日から逆算して、格の確定・設計・工事・造作・検査の各期間を押さえ、余裕のあるスケジュールを組みます。和の造作を含めた総額で資金計画を立て、予備費を持っておくと安心です。きちんと数字で根拠を持って判断すれば、過剰投資も資金不足も避けられ、開業後の経営も見通しやすくなります。
工程とスケジュールも、複数社に出してもらうと現実的な計画が立ちます。
よくある質問とまとめ
和食・割烹店の内装費用はいくらかかりますか?
和食・割烹の坪単価は居抜きで坪20〜55万円、スケルトンで坪35〜90万円が全国目安です。高級割烹・懐石では坪60〜130万円以上にもなります。格別では大衆和食 坪25〜45万、割烹 坪40〜65万、会席・懐石 坪60〜90万、料亭・高級 坪90〜140万超。一般和食レストランの倍になることも珍しくありません。上のシミュレーターで格・坪数を入れると総額が出ます。
大衆和食と割烹・料亭でどれくらい違いますか?
格が上がると、坪単価だけでなくカウンター・個室・厨房がまとめて跳ね上がります。同じ18坪でも、大衆和食なら総額1,000万円台、割烹なら2,000万円前後、会席・懐石なら2,500万円超、料亭なら3,000万円超といった具合に、格で大きく開きます。和食・割烹は「格が一斉に投資先を動かす」のが特徴です。
和食の内装はなぜ高いのですか?
最大の理由は「和の造作」です。カウンターの一枚板、格子・障子・襖、土壁の左官、畳の小上がり・個室、床の間、坪庭——これらはすべてオーダーメイドが基本で、既製品で代替できません。木・建具・左官・畳・庭それぞれの職人の手仕事が積み重なるため、フレンチと並んで内装費が高くなります。
一枚板カウンターはいくらくらいですか?
カウンターの一枚板(無垢材)は40〜180万円が目安で、樹種やサイズ、こだわりによって幅があります。割烹以上では一枚板カウンターが店の核になります。コストを抑えたい場合は、天板だけ無垢材にして土台は標準仕様にする方法もあります。設計段階でカウンターの長さ・樹種を決めておきましょう。
個室は必要ですか?
格と立地によります。会席・懐石や料亭は個室・座敷が中心で、接待・会食・記念日の高単価層をつかめます。個室・座敷造作は1室30〜100万円で、掘りごたつ・床の間を備えます。ただし坪あたりの席効率は下がるため、接待・宴会の需要が見込めるかで判断します。割烹はカウンターと小上がりの組み合わせが向きます。
居抜きとスケルトン、どちらが得ですか?
前テナントが和食の居抜きなら、カウンター・畳・座敷などの造作を流用でき大きく抑えられます。ただし状態や前業態によって差があるので現地確認が必須。スケルトンはゼロから理想の和空間を作れる反面、和の造作はすべてオーダーメイドのため高額になります。和食はエリアでも坪単価・家賃の差が大きいので、立地とあわせて検討しましょう。
見積もりや相談は無料ですか?
店舗内装ドットコムでは、相談・見積もりは無料です。47都道府県・和食・割烹や数寄屋、和の造作に対応する会社が見つかり、しつこい営業もありません。
30秒で結論
- 和食・割烹の費用は格で投資先が一斉に動く。大衆和食→割烹→会席→料亭で坪単価・カウンター・個室・厨房がまとめて跳ねる。上のシミュレーターで格を切り替えると総額がすぐ出ます
- 坪単価は居抜き20〜55万・スケルトン35〜90万、高級割烹・懐石60〜130万超。大衆和食坪25〜45/割烹40〜65/会席60〜90/料亭90〜140万。費用は「格 × 坪数 × カウンター × 個室 × 物件」で決まります
- ★和の造作はすべてオーダーメイド:一枚板カウンター40〜180万、個室造作30〜100万/室、聚楽は新聚楽で代替。フレンチと並んで内装費が高い。高級割烹ほど暗めの照明(2700K・Ra90)が格を上げます
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