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アパレル・物販店(服屋・雑貨店)の移転は、商品を新しい場所に運ぶ引っ越しではなく、旧店を原状回復し、新店で照明とVMDと試着室を作り直す二重工事です。アパレル・物販には医療や飲食と決定的に違う特徴があります。核となるのは照明(VMD・演色性)で商品を映えさせる「光で売る」ことと、試着室で「買う・買わない」を後押しすることで、給排水や厨房や医療配管がほぼ不要なため工事も原状回復も軽く、許認可も新品ならほぼ要りません。このガイドは、アパレル・物販移転の総額・照明とVMDと試着室・什器の可動性・居抜き・行政手続き・照明とVMDを読める物販系業者の選び方を、退店(廃業)と開店を一つにつないで整理します。
30秒でわかる結論
- 移転の正体:旧店の原状回復(軽い)+新店の内装(照明・VMD・試着室・什器・レジ)=二重工事
- 照明で「光で売る」:スポット照明・間接照明・試着室照明・ショーウィンドウ照明が売上に直結。演色性Ra90以上・色温度3,500K前後が業界標準
- 試着室が購買率を左右:鏡・照明の品質が「買う・買わない」を決める最後の接点。什器は可動式でレイアウト変更が柔軟(移転で再構成しやすい)
- 工事も原状回復も軽い:給排水・厨房・医療配管が不要なため坪単価が低く、退店時の原状回復も敷金の範囲で収まることも(飲食/医療と真逆)
- 許認可は軽い:新品の販売は特別な許可が不要。中古(古着・リサイクル)のみ古物商。移転=廃業届+開業届
アパレルの移転は「照明とVMDと試着室の作り直し」——医療/飲食と真逆で工事が軽い
移転は「旧店の原状回復」と「新店の内装」の二つ
アパレル・物販移転は、旧店を契約どおりの状態に戻す原状回復と、新店をゼロまたは居抜きから立ち上げる内装が並行します。世の中の情報は、退店側だけの原状回復・解体の解説か、開業側だけの服屋の内装の解説のどちらか一方に偏りがちですが、それでは移転の半分しか見えません。アパレルは照明とVMDと試着室が工事の土台なので、両側を合わせて初めて総額と工事の重さが見えてきます。
照明(VMD・演色性)が商品を映えさせ売上を左右する=「光で売る」
アパレル・物販は医療や飲食と決定的に違います。核となるのは照明で、商品を美しく見せるスポット照明・空間演出の間接照明・試着室の照明・ショーウィンドウ照明が、それぞれ売上に直結します。業界標準の推奨値は演色性Ra90以上・色温度3,500K前後で、これを外すと商品の色がくすんで見えて「買う気」が下がります。さらにVMD(ビジュアルマーチャンダイジング=陳列で売る)が客単価・購入率・リピート率を動かします。医療がユニットやレーザー、飲食が厨房ダクトで間取りが決まったのに対し、物販は照明とVMDで売場が決まります。移転は、照明計画とVMDをゼロから作り直す絶好の機会です。
原状回復への影響は、間仕切りや試着室の戻しでこれだけ変わります(公開相場の目安。専用設備不要で飲食・医療より大幅に安い)。
アパレルを”医療/飲食のように設備を移す”で見ると外す
医療はユニットや医療配管、飲食は厨房ダクトが核ですが、アパレルは照明とVMDと試着室が核です。専用設備が不要なため工事も原状回復も軽く、効くのは照明(演色性)・VMD・試着室の動線です。医療や飲食の感覚で見積もると合いません。
アパレル移転の費用相場——旧店の原状回復・新店の内装を1つの予算表で見る
アパレル移転の総額は「旧店をいくらで畳むか」と「新店の内装をいくらでつくるか」の合算です。なお特注什器や一部の什器は内装と別発注になることもあります(業態次第)。まず3つの要素を押さえます。
旧店の原状回復費用
内訳は、什器(ハンガーラック・棚・陳列台・マネキン)の撤去(搬出)/試着室・間仕切りの撤去/造作・特殊照明の撤去/内装(床・壁・天井)の撤去や修繕/防犯・POSの配線の撤去/原状確認の立会いです。原状回復の範囲はスケルトン戻しか居抜き退去かで変わりますが、アパレル・物販は専用設備(厨房・医療配管)がなく構造がシンプルなため、原状回復は契約時の敷金の範囲で収まることもあります。ただし造作什器や特殊照明を作り込んでいた場合は、その戻しで坪3〜5万円程度まで上がります。
新店の内装費用
新店の主役は照明と試着室です。照明(スポット・間接・試着室・ショーウィンドウ。演色性Ra90以上・色温度3,500K前後)、試着室(軽鉄で間取りを作る・1室15〜40万円)、什器・VMD・レジ・バックヤードが必要です。坪単価は居抜き20〜30万・スケルトン標準30〜40万・高級/ハイブランド仕様40〜65万円が目安で、物販・アパレルのスケルトン坪単価は中央値で約47万円と飲食より安く済みます。特注什器や一部の什器・照明は業態によって別計上になることもあります。設計やグレード別の坪単価は服屋の内装ガイド、雑貨・小物店は雑貨・小物店の内装ガイドが参考になります。
移転総額の考え方とシミュレーション
総額=旧店の原状回復+新店の内装+什器・照明(業態次第で別計上もある)+付帯(引越・什器移設・造作譲渡・在庫移送)です。下のシミュレーターは内装工事分の概算で、旧店の規模と原状回復の区分、新店の規模と内装グレード、什器量、試着室数を入れるとレンジが出ます(特注什器などは別計上もある)。内装グレード・什器量・試着室数で上がるのが分かります。
旧店の坪数:坪 / 新店の坪数:坪
什器量: / 試着室数:室
新店の内装グレード:
旧店の原状回復:
規模別の目安は次のとおりです(スケルトン標準グレード・標準什器・試着室2室・公開されている坪単価の目安で機械的に計算した内装工事の概算。特注什器・付帯費用は含みません)。
| 規模(旧店/新店) | 旧店の原状回復 | 移転総額の目安(新店内装込み) |
|---|---|---|
| 10坪/10坪 | 約20〜40万円 | 約400〜640万円 |
| 15坪/15坪 | 約30〜60万円 | 約560〜860万円 |
| 20坪/20坪 | 約40〜80万円 | 約720〜1,080万円 |
| 30坪/30坪 | 約60〜120万円 | 約1,040〜1,520万円 |
新店を同業種の居抜きにできれば総額は下限側、高級グレードや什器量・試着室数の増で上限側に振れます。これに特注什器・照明(業態次第で別計上)が加わることがあります。新店グレード・什器量・試着室数別の内訳は上のシミュレーターで確認できます。
見落としやすい付帯費用と敷金の扱い
総額には工事費以外の付帯も乗ります。旧店からの引越し・什器の移設・新店の特注什器(別発注もある)・新店の保証金や敷金・在庫の移送・顧客やポイントの移転告知などです。新店を居抜きにする場合は造作譲渡(前借主や所有者に内装・設備の利用料として支払う費用)も関わります。什器は可動式が多く中古を活用すれば抑えられます。さらに防犯タグゲート(EAS)・POS・Wi-Fiの配線や、照明の電気容量の増設といった追加費用が乗ることがあります。一方でアパレル・物販は原状回復が軽く、旧店の敷金(保証金)の範囲で原状回復をまかなえることもあります。新店契約でフリーレント(賃料無料期間)を取れれば、その期間を照明・試着室の工事に充てることで実質的な二重家賃を圧縮できます。
照明とVMDと試着室が売場を決める——居抜きは照明レール/什器レール/試着室躯体が使えるか
アパレル・物販移転で総額と物件選びを最も大きく動かすのが、照明とVMDと試着室です。照明は電気容量・配線を、試着室は間取りを、VMDは什器レイアウトを縛るため、これらが新物件で成立するかがそのまま物件の可否を決めます。
照明(VMD・演色性)と電気容量・配線
照明は、商品を美しく見せるスポット照明・空間演出の間接照明・試着室の照明・ショーウィンドウ照明に分かれ、それぞれへの投資が売上に直結します。推奨値は演色性Ra90以上・色温度3,500K前後で、これがVMD(陳列で売る)の効果を支えます。照明は電気容量・配線計画に直結するため、移転先選びでは想定する照明スペック(Ra値・色温度・ルクス)に電気容量が耐えるかを確認します。スペックを着工前に固めておかないと、後から配線をやり直すことになります。
試着室(購買率の最後の接点)と什器の可動性
もう一つの核が試着室(フィッティングルーム)です。試着室の鏡・照明の品質が「買う・買わない」を決める最後の接点になり、室数・動線・コンセントがピーク時の機会損失を左右します。試着室は1室あたり15〜40万円が目安で、カーテン仕切りの簡易型から造作個室まで幅があり、新設するには軽鉄工事で間取りを変更します。一方で物販の什器(ハンガーラック・棚・陳列台・マネキン)は可動式が多くレイアウト変更が柔軟で、これは医療の固定設備や飲食の造作と大きく違う物販の強みです。移転で売場を再構成しやすく、可動什器は新店へ移設できることもあります。下の比較で新店の作り方を整理します。
スケルトンで作る
同業種アパレル居抜き
電気容量・ファサード演出・試着室の動線を満たさない物件は内装前に判明させる
照明スペックに対する電気容量、ショーウィンドウ・ファサードの演出可否、試着室を設けられる広さと動線は、内装の設計に入る前に確認すべき物件の前提です。契約してから「電気容量が足りず照明を落とす」「ファサードを演出できずブランドが弱くなる」「試着室の動線が取れない」と判明すると、VMDが作れず計画が狂います。内見・契約の段階で、照明と試着室の計画を業者と確認してください。
見えない急所——防犯/POS/Wi-Fi配線・モール内装規定・電気容量と、相見積もりのB/C工事
アパレル・物販移転で見落とされがちなのが、配線計画とモールの内装規定です。アパレルは防犯タグゲート(EAS)・防犯カメラ・POS・BGM・Wi-Fiの配線が要り、これらを着工前に確定しないと後付け工事が発生します。さらに商業施設テナントはビルの内装規定があり、什器設置が中心でデザインの自由度が低い一方、路面店は自由度が高い分ファサード演出に費用がかかります。だから比較すべきは「配線計画とモール規定を読める物販系の業者か」です。
防犯/POS/Wi-Fi配線・モール内装規定・電気容量
防犯タグゲート・防犯カメラ・POS・BGM・Wi-Fiは、電源とLAN配線の位置を着工前に確定しておかないと、後から床や壁を開ける後付け工事になります。モールテナントはビルの内装規定(使える素材・看板の制約・什器の高さなど)に従う必要があり、路面店はショーウィンドウ・看板サインの自由度が高い分(20〜80万円規模)演出に投資できます。電気は照明・POS・防犯・Wi-Fiの合計に耐える容量が要ります。これらは売場の運営と防犯を支えるもので、物販の施工実績がない業者だと配線や規定で詰まることがあります。
A・B・C工事の基本(アパレルでの例)
A工事は躯体・共用部・防災設備など建物側(貸主負担)、B工事は専有部でも電気本管容量・換気など建物に関わる部分(ビル指定業者)、C工事は専有部の什器・試着室・照明・VMD・レジ・防犯/POS(自由に選定可)です。移転での相見積もりの効きは次のとおりです。
| 工事区分 | 業者を選べるか | 相見積もりの役割 |
|---|---|---|
| A工事 | 選べない(貸主手配) | 基本は対象外 |
| B工事 | 選べない(指定業者) | 電気本管・換気の金額の妥当性を検証して交渉 |
| C工事 | 選べる(自由選定) | 什器・照明・試着室・VMD込みで物販系業者を競わせる |
工事区分の詳細はA工事・B工事・C工事の違いで確認できます。商業施設テナントでは指定業者制度(B工事)に特に注意します。
旧店は什器・試着室撤去の数量検証用、新店は照明・VMD・試着室・配線設計込みの業者選定用
旧店の原状回復は共用設備のB工事が混じり業者を選べない部分がありますが、アパレルは原状回復が軽く金額は小さめです。相見積もりは指定業者の金額が妥当か(什器・試着室の撤去の数量・単価)を検証する用途です。新店の什器・照明・試着室・VMD・配線はC工事=自由選定なので、複数の物販系業者を競わせ、照明スペック・VMD・試着室の動線・防犯/POS配線まで含めて選ぶ主戦場になります。
飲食専門の業者に頼むと照明VMD・試着室の物販ノウハウがずれる
アパレル・物販は照明(演色性)・VMD・試着室の動線・防犯/POS配線という物販固有のノウハウが要ります。飲食店を専門とする業者に頼むと、厨房は得意でも照明設計やVMD、試着室の動線で詰まることがあります。アパレル・物販の施工実績がある業者かを、見積もり段階で確認してください。
在庫・什器を切らさない移転——段取りと二重家賃スケジュール
移転で資金を最も無駄にするのが、旧店と新店の家賃が重なる二重家賃です。アパレルは原状回復が軽く短期で済む一方、新店の照明・VMD・試着室・配線で工期がかかるため、両側を設計しないと重複が膨らみます。あわせて在庫の移送やセールでの処分のタイミングも絡みます。
工期の非対称と、新店竣工からの逆算
新店は照明・VMD・試着室・配線で工期がかかり、旧店は専用設備がないため原状回復は数日〜1週間ほどで済むことが多いです。旧店を先に畳めば二重家賃はほぼ回避できますが営業空白で顧客が離れやすく、新店を先に作れば営業空白は最小ですが二重家賃が発生します。理想は、新店の竣工日を起点にオープン→数日〜1週間で旧店の原状回復→明渡し、と重ねる形で、賃貸借契約の解約予告(3〜6ヶ月前が一般的)はこの逆算カレンダーの出発点になります。照明・試着室の工事は内装グレード次第で工期が変わるので、見積もりで工期が固まってから予告を出すのが安全です。あわせて在庫を旧店で売り切るセールのタイミングも組み込みます。
逆算の流れと、押さえるチェックリストは次のとおりです。
- 移転先の電気容量が照明・POS・防犯・Wi-Fiの合計に耐えるかを確認した
- 移転先で試着室を設けられる広さと動線、ファサードの演出可否を確認した
- 解約予告の期限を賃貸借契約書で確認した
- 防犯(EAS)・POS・BGM・Wi-Fiの配線計画を着工前に確定した
- 旧店家賃と新店家賃の重複期間を最小化できているか試算した
アパレル移転の進め方・行政手続きと「照明とVMDと試着室を読める物販系業者」
移転は、旧店の契約確認から新店の開店、旧店の明渡しまでが一本の流れです。全体像を押さえると、相見積もりと工程の重ね方を判断しやすくなります。
届出は「旧店の廃業」+「新店の開業」——医療/飲食より軽い
移転は同じ屋号でも、行政上は「旧店を廃業し、新店を新規開業する」扱いになります。ただしアパレル・物販は新品の販売に飲食店営業許可や診療所開設届のような特別な許可が不要なため、手続きは医療や飲食より大幅に軽いのが特徴です。中古(古着・リサイクル品)を扱う場合のみ古物商許可が必要で、移転すると営業所の変更手続きが要ります。期限のあるものもあるので、漏れと遅れに注意してチェックリストで管理します。
旧店の廃業で必要な手続き
- 税務署へ廃業届(個人事業の場合)/法人は別途手続き
- テナントの解約予告(3〜6ヶ月前が一般的)と原状回復(什器・試着室・照明の戻し)
- 什器・什器レールのリース契約の精算/什器の売却・移設
- (中古品を扱っていた場合)古物商許可の営業所変更の手続き
- 電気・ガス・水道などライフラインの解約
- 在庫の移送・セールでの処分/顧客・ポイントの移転告知
新店の開業で必要な手続き
- 税務署へ開業届(新店で営業開始後)
- (中古=古着・リサイクルを扱う場合のみ)古物商許可の取得・営業所の届出
- 収容人数や面積によっては防火管理者の選任・消防検査
- 電気容量・照明スペック・試着室の動線が計画どおりか確認
- モールテナントは内装規定の遵守を確認
- 防犯(EAS)・POS・Wi-Fiの配線・設定
新品の販売であれば特別な営業許可は不要なため、手続きは医療や飲食に比べて軽く済みます。退店側の手続き全般は閉店・撤退の手続きも参考になります。
「照明とVMDと試着室を読める物販系業者」の評価軸
移転では旧店の解体業者と新店の内装業者を別々に頼みがちです。だが旧店の什器・照明の撤去と新店の什器・照明・試着室を1社が握ると、電源・配線・VMD・動線のズレと、可動什器の移設計画の抜けを一気通貫で防げます。次の観点で複数社を比較します。
- アパレル・物販の内装実績があるか
- 照明(VMD・演色性)・試着室・什器を扱えるか
- 防犯(EAS)・POS・Wi-Fiの配線、モールの内装規定を読めるか
- 旧店の原状回復と新店の内装の工程を重ねて管理できるか
- 旧店の原状回復から新店の内装までを一括で見積もれるか
複数の物販系業者に「旧店の原状回復から新店の内装まで」をまとめて見積依頼すると、各社の総額・工程・照明やVMD・試着室の提案・責任分界点の考え方が横並びで比較でき、価格の安さでなく「照明とVMDと試着室を読んで作り込む能力」で選べます。雑貨・小物店の場合は雑貨・小物店の内装ガイド、壁材・クロスは壁材・クロスの費用ガイドも参考になります。
照明・什器と内装を分けるとVMDと電源と動線がずれる
照明・什器を担う業者と内装の業者を別に動かすと、照明のVMDと電源、試着室の動線が噛み合わないことがあります。さらに旧店の照明・配線の図面が新店の業者に渡らず、照明計画や配線を一から検討し直すロスも起きやすくなります。
よくある質問
むしろ安いことが多いです。アパレル・物販は飲食店のような厨房設備や医療配管がなく構造がシンプルなため、退店時の原状回復は什器・照明・床の撤去が中心で、契約時の敷金の範囲で収まることもあります。ただし造作什器や特殊照明を作り込んでいた場合は、その戻しで坪3〜5万円程度まで上がります。
基本は作り直しになります。アパレルは照明で商品を映えさせる「光で売る」ことが売上に直結するため、スポット・間接・試着室・ショーウィンドウの照明を新店で計画します。推奨値は演色性Ra90以上・色温度3,500K前後で、照明は電気容量・配線に直結するので、スペックを着工前に固めて電気容量が耐えるかを確認してください。
増やせます。試着室は軽鉄工事で間取りを作り、1室あたり15〜40万円が目安です。鏡・照明の品質が「買う・買わない」を決める最後の接点になり、室数・動線・コンセントがピーク時の機会損失を左右します。移転先で試着室を設けられる広さと動線があるかを確認してください。
持っていけることが多いです。物販の什器(ハンガーラック・棚・陳列台・マネキン)は可動式が多く、医療の固定設備や飲食の造作と違ってレイアウト変更が柔軟です。移転で売場を再構成しやすく、状態の良い可動什器は新店へ移設できます。レールや造作什器は流用可否を業者に確認してください。
新品のアパレル・雑貨の販売には、飲食店営業許可や診療所開設届のような特別な許可は不要です。中古(古着・リサイクル品)を扱う場合のみ古物商許可が必要で、移転すると営業所の変更手続きが要ります。収容人数や面積によっては防火管理者の選任・消防検査が必要になることがあります。
前店が同業種のアパレルなら、照明レール・什器レール・試着室の躯体をそのまま活用できて工事費を大きく抑えられます(坪20〜30万円)。ただし前店のレイアウトが自店のVMDに合うか、照明スペックや電気容量が合うかを確認します。異業種の居抜きだと照明も試着室も一からになり利点が薄れます。
頼めます。旧店の什器・照明の撤去と新店の什器・照明・試着室を一括で扱える物販系の会社なら、電源・配線・VMD・動線のズレと、可動什器の移設計画の抜けを一気通貫で防げます。
アパレル・物販店の移転は、照明とVMDと試着室を新店で作り直すことで総額が決まります。医療や飲食と違い専用設備が不要なため工事も原状回復も軽く、新品なら許認可もほぼ要らないので、旧店の原状回復と新店の内装を別々に頼まず、まず移転先が照明の電気容量・試着室の動線・ファサードの演出を満たせるかを確認したうえで、照明とVMDと試着室を読める物販系の業者にまとめて相見積もりを出すところから始めるのが、最も無駄の少ない進め方です。
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