店舗の電気工事費用の完全ガイド|業種別・坪数別の相場30〜200万円・容量設計と業者選び

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結論:20坪の飲食店なら電気工事は80万〜200万円。差を生むのは「動力」と「容量の増設」です

  • 20坪の目安は、軽飲食80万〜150万円、物販60万〜120万円、オフィス60万〜100万円(当サイトの早見表)。
  • 動力(三相200V)を使う重飲食は20坪で120万〜200万円。動力の新規引込は1社の公開例で1か所8.5万円〜(税別)。
  • 電気容量の増設は、契約の変更やブレーカーの交換で済めば0円〜数万円、幹線(店まで電気を送る太い配線)の張り替えや単相3線式(100Vと200Vを両方使える方式)への切り替えまで要ると10万〜25万円超、分電盤を替えて大きく上げると40万〜80万円(どちらも東京の電気工事会社の例)、キュービクル(ビルが高圧で受けた電気を下げる設備)の取替や幹線の引き直しまで要ると100万〜300万円(当サイトの目安)。
  • 判断の軸は3つ:①物件の契約容量と配線方式(100Vだけの単相2線式か、200Vも使える3線式か、動力の有無) ②ビル側の指定業者が行うB工事の範囲 ③同時に使う機器の一覧。

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店舗内装ドットコムは、店舗の内装工事の相談窓口です。一度の入力で、事務局が候補の内装会社へ1社ずつ対応できるかを確認し、対応できる会社をご紹介します。紹介先と直接、現地の確認や見積もりの相談をして、提案を比べて自由に選べます(相談無料・会員登録不要)。

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業種別×坪数別の電気工事費用の相場(早見表)

20坪なら、軽飲食80万〜150万円、重飲食120万〜200万円、美容室100万〜180万円、物販60万〜120万円、オフィス60万〜100万円が目安です。同じ広さでも、三相200Vの機器があるか、容量を上げる工事が要るかで、電気工事の相場は上下します。

店舗の電気工事は、何も無い区画に分電盤・配線・コンセントを新しく入れる「新設」、今の設備に回路やコンセントを足す「増設」、建物側の容量を上げる「容量アップ」の3つに分かれます。下の表は内装工事に合わせて行う新設・増設の目安で、キュービクルの取替や幹線の引き直しなどの容量アップの費用は表の幅に入っていません(電気容量の増設にかかる費用で別に示します)。

業種
10坪
20坪
30坪以上
飲食店(軽飲食)
40万〜80万円
80万〜150万円
150万〜250万円
上げる要因:エアコン・製氷機・コーヒーマシンなどの専用回路(例:カリタ KW-17 は100V・1,420W)
飲食店(重飲食)
60万〜120万円
120万〜200万円
200万〜350万円
上げる要因:三相200Vの厨房機器と動力の引込・動力盤(例:ホシザキの食器洗浄機 JWE-680C は三相200V・6.2kVA)
美容室・サロン
50万〜100万円
100万〜180万円
180万〜300万円
上げる要因:ドライヤーの回路(セット面2〜3席で1回路が目安)と、給湯を電気温水器にする場合の単相200Vの回路
物販(アパレル・雑貨)
30万〜60万円
60万〜120万円
120万〜200万円
上げる要因:照明の器具の数とスポット照明の配線(一体型LEDベースライトは1台26.3〜31.9Wの機種がある)
オフィス・事務所
30万〜60万円
60万〜100万円
100万〜180万円
上げる要因:OAコンセントの専用回路(1か所3万円〜・税別・15mまでの公開価格の例)とLANの配線
クリニック・診療所
80万〜150万円
150万〜250万円
250万〜400万円
上げる要因:医療機器の電源と専用回路(X線装置には100Vコンセント仕様と200V仕様の機種がある)

※ 金額は当サイトの目安で、外部の統計ではありません。照明器具や機器の本体、送配電会社に払う工事費負担金、ビル側の指定業者が行うB工事は、この目安に入っていないことがあります(電気工事会社の公開価格の多くは「器具は別」、工事費負担金は送配電会社が設計の後に算定して請求、B工事はビル側の指定業者が施工)。

見積書の電気工事の行は、次の章の電気工事会社の公開価格と1行ずつ見比べられます。たとえば専用回路は1回路9,500円〜(店舗の単相200Vは35,000円〜)、動力を新しく引き込む工事は1か所85,000円〜(配線40mまで・税別)、分電盤の交換の工事費は4回路15,400円〜16回路30,800円(税込・盤の代金は別)です。

この表の「上げる要因」の出典と、数字の性格

早見表の金額は当サイトが示してきた目安で、施工の記録や見積書を集計した統計ではありません。店舗の電気工事一式の総額を、電気工事会社が自社の価格として公開している例は見つかりませんでした。そのため、行ごとの公開価格は費目別の単価に、容量の増設は電気容量の増設にかかる費用に、出典つきで分けて示しています。

外部の公開の数値は各社の記載をそのまま引いたものです。最新の値は各社の公式ページで確かめてください。

この早見表を基準に、業種と広さを伝えて相談する

電気工事の範囲(動力・容量の増設の有無)は、紹介先の会社の現地の確認で決まります。物件が決まる前の段階からご相談いただけます。

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費目別の単価|電気工事会社の公開価格

公開価格の例は、コンセントの増設が1か所3,500円〜、専用回路が1回路9,500円〜(店舗の単相200Vは35,000円〜)、動力(三相200V)の回路が1か所55,000円〜です。どれも条件つきの最低の額(「〜」)なので、配線の長さ・天井や壁の状態・器具代・税の扱いで上がります。

見積書の行と見比べるときの物差しとして、電気工事会社が自社のサイトで公開している価格を、工事種類ごとに条件と税の扱いをそのまま添えて並べました。会社名のあとの地名は所在地で、引用は各社の公開ページの値です(当サイトの紹介先かどうかとは関係ありません)。

費目
目安と公開価格の例
分電盤(新設・交換)
店舗用で10万〜50万円(当サイトの目安。回路の数と動力盤の有無で変わる)。店舗で容量を上げる分電盤の交換では、盤の本体が概ね15万〜30万円(N・bright・東京都足立区)。公開価格の例:交換の工事費は4回路15,400円〜16回路30,800円で、盤の代金は別(エイト・仙台・税込)。分電盤の増設(2回路+空き2回路)18,700円(ウエダデンキ・茨城・税込)。ブレーカーを足すだけなら1つ16,000円〜、漏電遮断器は24,000円〜(丸仁・千葉)
見積書で確かめる:回路の数と空き、主幹の容量(A)、動力盤が別にあるか
コンセント
1か所 数千円〜1万円台(当サイトの目安)。公開価格の例:100Vの増設3,500円〜(10m以内・丸仁)、交換6,000円〜(総合デンキサービス・埼玉・税別)
見積書で確かめる:口数と位置、壁の中に通すか露出の配線か
専用回路(エアコン・厨房機器・OA機器)
単相100V 9,500円〜・単相200V 12,000円〜(1回路・丸仁)。エアコンの専用回路は単相18,000円〜・三相200V 21,600円〜(10m以内・総合デンキサービス・税別)。店舗の単相200Vコンセント35,000円〜(20mまで・さつき電気商会・名古屋・税別)
見積書で確かめる:機器ごとの電圧(100V・単相200V・三相200V)と、分電盤からの配線の長さ
動力(三相200V)
既設の動力盤から1か所55,000円〜、動力を新しく引き込んで1か所85,000円〜(配線40mまで・店舗・さつき電気商会・税別)。動力の増設・減設の申請19,800円(ウエダデンキ・茨城・税込)
見積書で確かめる:今の動力の契約の有無と、送配電会社の工事費負担金が別にかかるか
照明
店舗の照明器具の取替8,000円〜(高さ3mまで・器具は別・さつき電気商会・税別)、LEDダウンライトの取替15,000円〜(ボード開口を含む・丸仁)
見積書で確かめる:器具の代金が入っているか、天井の高さと台数、調光の有無
業務用エアコン(本体+電気工事)
本体30万〜60万円+電気工事10万〜20万円で、総額40万〜80万円。10〜20坪で40万〜55万円、20〜40坪で55万〜75万円が目安(N・bright・東京都足立区)
見積書で確かめる:馬力と台数、室外機までの配管の長さ、専用回路の電圧
LAN・インターホン(弱電)
LAN配線1か所15,000円〜(Cat5e・20mまで)、インターホンの増設35,000円〜(機器は別)(さつき電気商会・税別)。LANケーブルの配線は1mあたり1,430円(ウエダデンキ・税込)
見積書で確かめる:口数、ルーターやHUBの置き場、光回線の引込の配管
ほかの費目(スイッチ・換気扇・防犯カメラ・接地・幹線・申請)の公開価格を見る
費目
目安と公開価格の例
スイッチ
増設・移設5千〜2万円(当サイトの目安)。公開価格の例:増設・移設12,000円〜(丸仁)、交換6,000円〜(総合デンキサービス・税別)
換気扇
天井換気扇の取付6,800円〜、有圧換気扇の取付12,000円〜(本体は別・丸仁)
厨房のレンジフードと排気ダクトは別の工事です(飲食店のダクト工事費用)
防犯カメラ
設置40,000円〜(機材は別・中西電気工業・京都府・税別)。カメラ・録画装置・配線・電源まで含めた店舗の工事は、4台の構成で30万〜50万円が目安(N・bright・東京都足立区)
台数・録画機・屋外の配線の有無で変わります(店舗の防犯対策ガイド)
接地(アース)
D種接地の新設8,800円〜(ウエダデンキ・税込)、アース工事18,000円〜(総合デンキサービス・税別)
幹線(メーターから店の分電盤まで)
幹線設備工事23,000円〜(20kVA・幹線ケーブルCV8SQ・丸仁)、幹線の入替30,800円〜(エイト・税込)。長さで上がる(15mを超えると1mごとに2,500円・コヤナギ電器・税別)
外壁がコンクリートやタイルだと、引き込み口の工事が5割増しになる例があります(コヤナギ電器)
電力会社への申請・図面
申請と図面作成19,800円(ウエダデンキ・税込)。東京電力への設計申請20,000円、小売電気事業者が東京電力以外なら30,000円(コヤナギ電器・税別)

空調・換気・厨房機器の本体と取付は、それぞれの工事として見積もられ、電気工事の部分は上の「専用回路」「動力」の行にあたります。店全体の空調の台数と換気の計画は店舗の空調設計完全ガイド、給排気は店舗の換気・給排気設計ガイド、照明の計画と器具の費用は店舗照明の設計・工事費用で確かめられます。

公開価格の出典(会社・所在地・税の表示・条件)

閲覧は2026年10月8日〜9日。価格は各社の記載のまま引いたもので、当サイトの見積価格ではありません。最新の値と条件は各社のページで確かめてください。

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電気容量の増設にかかる費用|契約の変更から高圧受電まで

容量の増設は、建物側の設備にどこまで手を入れるかで、契約の変更やブレーカーの交換なら0円〜数万円、幹線の張り替えや単相3線式への切り替えで10万〜25万円超、分電盤を替えて大きく上げると40万〜80万円、キュービクルの取替や幹線の引き直しまでなら100万〜300万円と段階で変わります。高圧受電は、電力会社から6,600Vで受け、キュービクルで100V・200Vに下げる方式です(一般に契約電力50kW以上の建物)。契約の変更だけで済むか、分電盤・幹線・引込線・受電設備のどこまで替えるかを、電気工事会社の現地調査で確かめてから見積もります。

段階
費用の例(出典)
① 契約の変更だけ
東京電力エナジーパートナーは、10〜60Aの範囲の変更を無料としています(家庭向けの案内)。設備によっては電気工事店の工事が要り、その費用はお客さまの負担です
建物の設備に余裕がある場合。60Aを超える契約は、電気工事店の屋内配線工事が必要とされています(同社)
② 分電盤・ブレーカーの交換
店舗で分電盤を替えて大きく容量を上げる工事は40万〜80万円(うち分電盤の本体が概ね15万〜30万円で、配線・検査・電力会社への申請の費用も含む)、今の設備を生かして一部だけ容量を広げる工事は20万〜40万円が目安(N・bright の店舗向けの解説)。小規模の店なら分電盤の交換+数回路の増設で5万〜10万円台になることが多く、50A→60Aで3万〜10万円前後、40A→50Aで1万〜5万円前後(N・bright)。ブレーカーだけの交換は税込33,000〜55,000円ほど(エイト・1世帯の目安)
主幹や子ブレーカーを替え、回路を足す工事
③ 幹線の張り替え・単相3線式への切り替え
60A→100Aなど幹線の張り替えまで要ると10万〜25万円超(N・bright)。単相3線式への切り替えの公開価格は、税別22万円〜(太内田電設・札幌・戸建住宅向けの2026年6月時点の概算)、税別12.98万円〜(コヤナギ電器・家庭向けで40〜50Aにする例)、税込9.9万円〜(ウエダデンキ)
建物側から店の分電盤までの電線を太くし、200Vを使えるようにする工事。電線の入れ替えは半日〜1日かかる例があります(エイト)
④ 動力(三相200V)の新設
動力を新しく引き込んで1か所85,000円〜(さつき電気商会・税別)。動力の増設の申請は19,800円(税込)で受ける例があり、別にかかります(ウエダデンキ)
居抜きの動力設備をそのまま使うための電力の申請を35,000円(税込・現地調査費は別)で受ける例もあります(シンエイ電機・大阪府堺市)
⑤ 引込線・送配電会社の工事
有償の工事になる場合、送配電会社が設計の後に工事費負担金を算定して請求します(東京電力パワーグリッド)
額は設計が終わるまで分かりません。引込線などの取替で停電をお願いされることがあり、土日祝日・夜間の指定は希望に添えないことがあるとされています(同社)
⑥ 高圧受電(キュービクル)
新規の受変電設備工事は50〜100kVAで120万円〜、100〜300kVAで160万円〜(丸仁・参考価格)。区分開閉器(PAS)の更新だけで税込143万円の例(東京電力パワーグリッドのパートナーズ・ナビに載るテプコカスタマーサービスの参考価格)
電灯と動力を合わせた契約電力が50kW以上になる場合などに検討します。PASの143万円は「日中の工事・近くの公道を使える・停電5時間」などの条件つきで、申込みから完了まで約3カ月(PAS)〜8カ月(キュービクル)が目安です

キュービクルの取替・幹線の引き直し・契約電力の増設まで要る「容量アップ工事」は、当サイトでは100万〜300万円を目安にしています。上の公開価格の例(受変電設備120万円〜・PASの更新143万円)はこの幅の下側にあたり、工事の時間帯や停電の条件、設置場所で上がります。増設の申込みの手順と期間は店舗の電気容量・電気工事完全ガイド、必要な容量の見当は電気容量の計算チェッカーで確かめられます。

見積書に「幹線工事」「主幹ブレーカーの交換」「分電盤の増設・交換」「キュービクル」の行が並んでいたら、容量の増設が含まれている合図です。容量の増設が要りやすいのは、次のような典型パターンです。

  • 居抜きで、軽飲食だった店を電気の厨房機器(IH・電気フライヤーなど)の多い業態に変える
  • エアコンの台数を増やすのに、幹線を今のまま使おうとしている
  • 美容室で席を増やし、ドライヤーを同時に使う数が増える

増設すると、毎月の基本料金も上がります。東京電力エナジーパートナーの規制料金(税込)では、従量電灯B(10Aあたり)と、kVAで契約する従量電灯C(1kVAあたり)はともに月311円75銭、動力(低圧電力)は1kWあたり月1,098円05銭で、2026年11月1日からは従量電灯B・Cが392円06銭、動力が1,190円83銭です。料金は小売電気事業者と料金プランで違うので、契約先の料金表で確かめてください。

増設の費用の出典と、約款・申込みの細部

電気容量の増設も含めて、電気工事を相談する

今の契約(分かれば)と入れたい機器を書いていただくと、紹介先の会社が現地の確認と見積もりの範囲を決めやすくなります。

容量の増設も含めて無料で相談する →

業種別の電気工事|回路の数え方と金額が増える機器

回路は、エアコンは1台に1回路、美容室のドライヤーはセット面2〜3席で1回路、食洗機・製氷機はできれば専用回路が目安です(東京都足立区の電気工事会社 N・bright)。天井や壁の中に配線を通すと1回路あたり1万〜3万円程度かかりやすい(N・bright)ので、数えた回路の数に掛けると、見積書の回路の行の桁を確かめられます。

機器
回路の目安
ブレーカーと注意
エアコン(店舗用)
1台ごとに専用回路
20A前後。同じ回路にコンセントを混ぜない
電子レンジ・オーブン
厨房で2〜3台なら2回路以上
各20A。同時に使う前提で分ける
美容機器(ドライヤーなど)
セット面2〜3席で1回路
20A。席が多い店は回路も増やす
食洗機・製氷機
できれば専用回路
20A。連続で動く機器は専用に
レジ・PC・POS
弱電系で1回路を分ける
15〜20A。厨房系と分けて止まりにくく

たとえば天井や壁の中に通す専用回路が8回路なら、8×1万〜3万円で8万〜24万円が、見積書の回路の行を確かめる目安になります(配線の長さや天井・壁の状態で変わります)。

出典:N・bright(東京都足立区)の店舗の電気容量アップの解説の「機器の種類別の推奨回路構成」の表と、天井や壁の中に配線を通す場合の配線工事費(1回路あたり1万〜3万円程度)の記載。最終的な回路の数と契約の容量は、機器の一覧と同時に使う時間帯から電気工事会社が負荷を計算して決めます。計算の手順は電気容量の計算チェッカーへ。

業種ごとの主な電気工事の項目と、配線を決める前に決めておくことは次のとおりです。

業種
主な電気工事の項目
先に決めること
飲食店
幹線・厨房機器の配線(三相200Vの動力を含む)・照明・換気扇との連動・コンセント
厨房機器の一覧(電圧と容量)
美容室・サロン
セット面のコンセントとドライヤーの回路・シャンプー台の給湯・空調・照明
セット面とシャンプー台の数、同時に使う機器(ドライヤー・アイロン・スチーマー)
物販店
照明(ダウンライト・スポットライト・ダクトレール)・レジのコンセント・防犯カメラ・空調
照明の配置と点灯の分け方、商品の見え方(演色性)
オフィス・事務所
OAフロアの下の配線・LAN・照明・空調・間仕切りの電源
席の数と、将来のレイアウト変更
クリニック・診療所
医療機器の専用回路・X線装置の電源・照明・空調
医療機器の機種と電源(100V・200V)

飲食店の電気工事

厨房の機器ごとに、電源の欄(電圧と容量)を一覧にします。例えばホシザキの食器洗浄機 JWE-680C は三相200V・6.2kVA、IH調理器 HIH-5CE-1 は三相200V・5.4kVA、HIH-11RE-1 は単相200V・3.2kVA、冷蔵庫 HR-150B は単相100V・0.55kVA です。三相200Vの機器が1台でもあれば、動力の契約と動力盤・回路の工事が加わります。厨房の設計は業務用厨房設計の完全ガイド、グリストラップ設置費用の完全ガイドと一緒に進めてください。

美容室・サロンの電気工事

セット面のドライヤーとエアコンを同じ回路にすると、夏と冬だけブレーカーが落ちる、という典型パターンがあります(N・bright)。ドライヤーの回路はセット面2〜3席で1回路を目安に、席の数に合わせて増やします。シャンプー台の給湯を電気温水器にする場合は単相200Vの回路が要ります(例:日本イトミックの小型電気温水器 ESN50BLX231E0 は単相200V・3.1kW)。前テナントが物販だった物件では、回路と容量が足りないことがあるので、契約前に分電盤の回路表を見せてもらいましょう。

物販店の電気工事

物販は照明が中心で、器具の数と点灯の分け方が回路を決めます。一体型LEDベースライトは、蛍光灯器具の66Wに対して31.9W・26.3Wの機種があり(パナソニック)、LEDにすると、同じ回路の容量の中で器具の数に余裕が出ます。商品の色の見え方(演色性)とスポット照明の配置は店舗照明の設計・工事費用で。

オフィス・事務所の電気工事

オフィスはOA機器の専用回路とLANが中心です。公開価格の例は、OAコンセントの専用回路1か所30,000円〜(15mまで)、LAN配線1か所15,000円〜(20mまで)です(さつき電気商会・税別)。席の数と将来のレイアウト変更を見込んで、床下や天井の配線のルートを決めておくと、あとから回路を足すときの工事を小さくしやすくなります。

クリニック・診療所の電気工事

医療機器は機種ごとに電源が違います。例えばキヤノンメディカルシステムズの診療所向けX線装置には、100Vコンセント仕様と200V仕様の機種があります。機種を決めてから電源と専用回路を設計し、見積書には機器ごとの回路を分けて書いてもらいます。

業種別の機器の電源の出典(メーカーの製品ページ・仕様書)

業種を選んで、電気工事も含めて相談する

業種を選ぶと、相談フォームの業種の欄に入った状態で始まります。飲食店はフォームで業態を選んでください。

美容室 →オフィス・事務所 →クリニック →飲食店・そのほか →

テナント物件の電気工事|B工事になる範囲で費用が変わる

ビルや商業施設の区画では、容量を増やす変更などがビル側の指定業者のB工事になり、費用は出店者が払う、という決め方が見られます。B工事の部分は業者を選びにくいので、物件の契約前に工事区分表で範囲を確かめると、電気工事の総額の見通しが立ちます。

例として、文京区が公開している施設の飲食区画の「工事負担区分表」(別紙3)では、電気設備工事が次のように分けられています。

区分
費用の負担
施工する者
A工事
事業主
事業主
電灯コンセント・動力:基準容量・基準配置の主開閉器盤と分岐盤の設置まで(メーター・主幹ブレーカーの設置と集中検針へのつなぎ込みを含む)
B工事
テナント
事業主、または事業主が指定する業者
C工事の設計が原因になる追加・変更の工事
C工事
テナント
テナント、またはテナントが指定する業者
A・B工事より先の全工事(テナント盤と、空調・換気への電源の配線を含む)

出典:文京区が公開している工事負担区分表(別紙3・PDF)。区画ごとに区分は違うので、自分の物件の区分表で確かめてください。区分の考え方とB工事の見積もりの確かめ方はA工事・B工事・C工事の違いにまとめています。

契約の前に、次の書類で電気の条件を確かめておきます(1〜3つ目は N・bright の「必ず見る項目」の表から、4つ目は上の文京区の区分表のメーターと集中検針の記載から)。

  • 募集要項・図面の「最大電気容量」(「目安」「応相談」とだけ書かれていたら、数字を出してもらう)
  • 賃貸借契約の電気工事の事前承諾の条項(承諾の基準が書かれているか)
  • 設備図面の幹線の太さと経路(幹線の情報が無ければ、管理会社に確かめる)
  • 電気のメーターが店ごとか(子メーター・集中検針か)と、B工事の範囲

物件の条件を伝えて、電気工事も含めて相談する

工事区分表や募集図面があれば、ご相談のあとに紹介先の会社と一緒に確かめられます。

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居抜き物件の電気工事|流用できるかは業種と点検で決まる

前テナントと業種が違うと、回路・動力・容量が足りず、配線のやり直しや容量の増設が要ることがあります。同じ業種でも、配線の状態を測定で確かめてから流用を決めます。

1. 業種が違うと、回路と動力が合わない

前テナントが物販で、次に美容室や飲食店を入れると、ドライヤーや厨房機器の専用回路、三相200Vの動力が足りないことがあります。前テナントの機器の一覧と分電盤の回路表を見せてもらい、足りない回路と動力の要否を電気工事会社に判断してもらいます。

2. 動力をそのまま使うにも、申請が要ることがある

居抜きの動力設備をそのまま使うための電力の申請を、35,000円(税込・現地調査費は別)で受ける電気工事会社の例があります(シンエイ電機・大阪府堺市)。契約の名義と容量を確かめてから、使うか撤去するかを決めます。

3. 配線の状態と、蛍光灯の器具

前テナントが営業中に足した配線や、古くなって劣化した配線、今の規格に合わない配線が見つかると、是正工事の費用が加わります。配線の絶縁の状態は、測定で確かめます(家庭向けの例では、東京電力パワーグリッドの有料の安全点検サービスが13,000円〜)。蛍光灯の器具が残る場合、直管形の蛍光ランプは2028年1月1日から(ハロりん酸塩を使うものは2027年1月1日から)製造と輸出入が禁止されるとされています(環境省。使用と販売は禁止されないとしています)。LEDへの交換を見積もりに入れるかを、先に決めておくと安心です。

出典:シンエイ電機(大阪府堺市)の動力工事の料金、東京電力パワーグリッド「安全点検サービス」(13,000円=平日日中・17,000円=土日祝日と夜間)、環境省「一般照明用の蛍光ランプの規制について」。居抜き物件の選び方は店舗居抜き物件の選び方完全ガイドへ。

電気工事の見積書の読み方と、高くなる条件

電気工事の金額は「材料費+労務費(人工×単価)+経費」で積み上がります。「電気工事一式」だけの見積書は、回路の数・器具の数・配線の長さが見えないので、内訳を出してもらって行ごとに比べます。

労務費の目安には、国の公共工事の積算に使う「公共工事設計労務単価」があります。令和8年3月から使う単価では、東京の電工は1日(8時間)34,300円です。この単価には、法定福利費の事業主の負担分や会社の経費は含まれておらず、公共工事の積算では現場管理費などとして別に計上されます(国土交通省)。見積書の「人工」の単価を読むときの目安にしてください。

出典:東京都「工事設計単価表(一部改定版・令和8年3月)」、国土交通省「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について」。

同じ工事でも、次の条件で金額が上がります。

条件
公開されている例
配線の長さ
公開価格の多くは「10m以内」「20mまで」「40mまで」の条件つき。幹線は15mを超えると1mごとに2,500円の例(コヤナギ電器・税別)
建物の構造
外壁がコンクリートやタイルだと、引き込み口の工事が5割増しの例(コヤナギ電器)
停電・夜間・休日
引込線などの取替では停電をお願いされることがあり、土日祝日・夜間の指定は希望に添えないことがある(東京電力パワーグリッド)。幹線の張り替えはビル全体の停電を伴う夜間工事になることもある(N・bright)
高い所の作業
引込口が2階だと2段梯子の工事で5,000円加算の例(コヤナギ電器)。照明の取替は「高さ3mまで」の条件つきの例(さつき電気商会)
申請と負担金
電力会社への申請と図面19,800円(ウエダデンキ・税込)。送配電会社の工事費負担金は設計の後に算定(東京電力パワーグリッド)
器具と機器
公開価格の多くは照明器具・インターホン・防犯カメラなどの本体が別

見積書は、次の点を確かめてから比べます。

  • 「電気工事一式」が、回路・器具・配線の数量と単価に分かれているか
  • 照明器具や機器の本体が入っているか(「器具は別」か)
  • 動力の引込と申請、送配電会社の工事費負担金の扱い
  • B工事の部分が、別の見積書になっているか
  • 夜間・休日・停電の作業の割増し
  • 電気工事業の登録番号と、作業する人の資格の種類(次の章)

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頼む前に確かめる資格と登録|電気工事士法・電気工事業法

店舗の電気工事の作業は電気工事士の資格を持つ人が行い、電気工事業を営む業者は登録などを受けるとされています。見積もりの段階で、業者の登録番号と、作業する人の資格の種類を確かめておくと安心です。

工事の対象
必要な資格
住宅や小規模店舗など(一般用電気工作物等)
第一種または第二種電気工事士
小規模工場やビルなど(最大電力500kW未満の需要設備)
第一種電気工事士

出典:経済産業省「電気工事士」(根拠は電気工事士法 第3条第1項・第2項)。高圧で受電しているビル(キュービクルのある建物)の区画の工事がどちらにあたるかは、ビルの電気主任技術者や施工会社に確かめてください。

罰則も定められています。電気工事士法では、資格の無い人は電気工事の作業(保安上支障がないとして省令で定める作業を除く)に従事してはならないとされ(第3条)、違反すると3月以下の拘禁刑又は3万円以下の罰金とされています(第14条)。電気工事業法(電気工事業の業務の適正化に関する法律)では、電気工事業を営む人は都道府県知事または経済産業大臣の登録などを受けるとされ(第3条)、登録を受けずに営むと1年以下の拘禁刑若しくは10万円以下の罰金、又はその両方とされています(第36条)。

電気工事業者は、営業所と施工する場所ごとに、名称や登録番号などを書いた標識を見やすい場所に掲げるとされています(電気工事業法 第25条)。現地調査や工事の日に、標識の登録番号を見せてもらうと確かめやすくなります。

条文の要点(e-Gov法令検索で確認・2026年10月9日)
  • 電気工事士法 第3条:第一種電気工事士でなければ自家用電気工作物に係る電気工事の作業に、第一種又は第二種電気工事士でなければ一般用電気工作物等に係る電気工事の作業に、従事してはならない(保安上支障がないと認められる作業で経済産業省令で定めるものを除く)
  • 電気工事士法 第14条:第3条第1項から第3項に違反した者は、3月以下の拘禁刑又は3万円以下の罰金
  • 電気工事業法 第3条:電気工事業を営もうとする者は、経済産業大臣又は都道府県知事の登録を受ける(自家用電気工事のみの業者は第17条の2の通知、建設業者は第34条の特例)
  • 電気工事業法 第21条・第37条:電気工事業者は電気工事士でない者を電気工事の作業に従事させてはならない。違反は3月以下の拘禁刑若しくは3万円以下の罰金、又は併科
  • 電気工事業法 第25条:営業所と電気工事の施工場所ごとに、氏名又は名称・登録番号などを書いた標識を掲げる
  • 電気工事業法 第36条:登録を受けないで電気工事業を営んだ者は、1年以下の拘禁刑若しくは10万円以下の罰金、又は併科

出典:電気工事士法(e-Gov法令検索)、電気工事業の業務の適正化に関する法律(e-Gov法令検索)。個別の工事が資格のどの区分にあたるかは、施工会社や管轄の産業保安監督部・都道府県に確かめてください。

店舗の電気工事で失敗しやすい5つのパターン

典型的な失敗パターンは、物件の契約前に容量を確かめないことと、機器の一覧が決まらないまま配線を決めることです。どれも「契約の前に現地を見る」「機器の一覧を先に決める」「内訳で比べる」で防げます。

PATTERN 01

物件の契約前に容量を確かめない

前テナントと同じ業種だからと確かめずに契約し、あとから容量の増設が要るケース。ブレーカーの交換なら数万円ですが、幹線の張り替えで10万〜25万円超(電気工事会社の公開例)、キュービクルの取替まで要ると100万〜300万円(当サイトの目安)になることがあります。回避:契約前に電気工事会社の現地調査を受ける。

PATTERN 02

機器の一覧が遅れる

厨房機器や美容機器の機種が決まらないまま配線を決め、あとから専用回路を足すケース。回避:設計の段階で、機器ごとの電圧と容量(kVA・W)の一覧をつくる。

PATTERN 03

同時に使う機器を見落とす

ランチの時間だけ主幹ブレーカーが落ちる、夕方だけエアコンの回路が落ちる、といった時間帯の偏り(N・bright)。回避:同時に動く機器の合計で容量を計算し、回路を分ける。

PATTERN 04

「電気工事一式」で契約する

内訳が分からないまま契約し、あとから追加の請求になるケース。回避:回路・器具・配線の数量と単価の明細を出してもらい、器具の代金と申請・負担金の扱いを確かめる。

PATTERN 05

1社の見積もりだけで決める

比べる相手が無いと、金額と工事の範囲が妥当か判断しにくいケース。回避:同じ機器の一覧と図面を渡して、2〜3社の見積もりを行ごとに比べる。

業者選びと相見積もりの5つの軸

資格と登録、同じ業種の施工の経験、内装と一体で進められるか、見積書の分かりやすさ、同じ条件で比べられるかの5つで選びます。

  • ① 資格と登録:電気工事業の登録番号(標識)と、作業する人の資格の種類(第一種・第二種)。
  • ② 同じ業種の施工の経験:厨房の動力、美容室の回路、クリニックの医療機器など、業種ごとの機器の電源を知っているか。
  • ③ 内装と一体で進められるか:電気工事は天井・壁・厨房・空調と工程が重なります。内装会社にまとめると工程の調整が一本になり、電気工事会社に直接頼むと電気の内訳が見えやすくなります。
  • ④ 見積書の分かりやすさ:回路・器具・配線の数量と単価、器具の代金、申請と負担金の扱いが分かるか。
  • ⑤ 同じ条件で比べられるか:同じ機器の一覧・同じ図面・同じ範囲(B工事を除くかどうか)で、2〜3社の相見積もりを比べる。

内装の依頼先の選び方は内装業者の比較・選び方完全ガイド、依頼先のタイプの違いは内装リフォームはどこに頼む?依頼先7タイプの選び方完全ガイドへ。

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よくある質問

店舗電気工事の費用はどれくらい?

当サイトの目安では、20坪で軽飲食80万〜150万円、重飲食120万〜200万円、美容室100万〜180万円、物販60万〜120万円、オフィス60万〜100万円です。10坪の物販・オフィスなら30万円から、30坪以上のクリニックでは250万〜400万円を見込みます。照明器具や機器の本体、送配電会社の工事費負担金、ビル側のB工事、キュービクルの取替などの容量アップは別になることがあります。

業種別で電気工事費用はどう違う?

三相200V(動力)の厨房機器を使う重飲食(焼肉店・ラーメン店など)と、医療機器のあるクリニックが高くなりやすく、照明が中心の物販とOA機器が中心のオフィスは抑えやすい傾向です。機器ごとの電圧と容量(例:ホシザキの食器洗浄機 JWE-680C は三相200V・6.2kVA)を一覧にすると、回路の数と動力の要否が決まります。

美容室の電気工事で何回路必要?

美容室の必要回路数は、主にセット面の席の数とエアコンの台数で決まります。東京都足立区の電気工事会社 N・bright の目安では、ドライヤーなどの美容機器はセット面2〜3席で1回路(20A)、エアコンは1台ごとに専用回路です。たとえばセット面6席・エアコン2台を想定すると、ドライヤーの回路が2〜3、エアコンの回路が2になり、これに照明・レジ・給湯(電気温水器なら単相200V)などの回路を足します。席の数と同時に使う時間帯から、電気工事会社に負荷を計算してもらいます。

居抜き物件なら電気工事は不要?

不要とは限りません。前テナントと業種が違うと、専用回路や三相200Vの動力が足りないことがあります。同じ業種でも配線の状態を測定で確かめ、動力をそのまま使う場合も電力の申請が要ることがあります(申請を35,000円で受ける大阪府堺市の電気工事会社の例)。

電気工事は誰に依頼する?

作業は電気工事士の資格を持つ人が行うとされ(電気工事士法 第3条)、住宅や小規模店舗などは第一種または第二種、ビルなどの需要設備は第一種の資格が要るとされています(経済産業省)。電気工事業を営む業者は登録などを受けるとされているので(電気工事業法 第3条)、標識の登録番号を確かめましょう。内装と一緒に頼む場合は、内装会社がどの電気工事会社に施工させるかも確かめます。

1社の見積もりだけで決めても大丈夫?

比べる相手が無いと、金額と工事の範囲が妥当か判断しにくくなります。同じ機器の一覧と図面を渡して2〜3社の相見積もりを取り、回路・器具・配線の数量と単価で行ごとに比べてください。「電気工事一式」だけの見積書は、内訳を出してもらいます。

物件契約前に何を確認すべき?

①今の契約容量と配線方式(単相2線式・3線式・動力の有無)、②分電盤の主幹の容量と空き回路、③募集要項や図面の最大電気容量、④賃貸借契約の電気工事の承諾の条項、⑤工事区分表でのB工事の範囲、の5点です。業種が変わる場合は、電気工事会社の現地調査で容量の増設が要るかを判断してもらいます。

開店後にブレーカーが落ちる原因は?

同じブレーカーが決まった時間帯だけ落ちるなら、契約容量か回路の分け方が足りていない合図です。N・brightは、ランチの時間の主幹ブレーカー、夕方のエアコンの回路、揚げ物機・食洗機・冷蔵庫が同じ回路、エアコンとドライヤーが同じ回路といった例を挙げ、専用回路を分けるだけで容量を上げるより効く場合もあるとしています。

電気工事と内装工事は別業者に頼むべき?

どちらにも利点があります。内装会社にまとめると、天井・壁・厨房・空調との工程の調整が一本になり、電気工事会社に直接頼むと、電気の内訳が見えやすくなります。テナントでB工事の範囲がある場合、その部分はビル側の指定業者になります。店舗内装ドットコムでは、電気工事を含む内装の相談を受け、事務局が候補の会社へ1社ずつ対応できるかを確かめてご紹介します。

居抜きで「電気容量足りない」と言われた場合は?

どこまでの工事が要るかで費用が変わります。電気工事会社の公開例では、ブレーカーの交換などで済めば数万円(40A→50Aで1万〜5万円前後)、幹線の張り替えや単相3線式への切り替えで10万〜25万円超、店舗で分電盤を替えて大きく容量を上げると40万〜80万円、動力を新しく引き込むなら1か所8.5万円〜(税別)です。キュービクルの取替や幹線の引き直しまで要る容量アップは100万〜300万円が当サイトの目安です。現地調査で範囲を決めてから、同じ条件で見積もりを比べてください。

電気容量を増やすと、毎月の電気代はいくら上がる?

基本料金が上がります。東京電力エナジーパートナーの規制料金(税込)では、従量電灯B(10Aあたり)と、kVAで契約する従量電灯C(1kVAあたり)はともに月311円75銭、動力(低圧電力)は1kWあたり月1,098円05銭で、2026年11月1日からは従量電灯B・Cが392円06銭、動力が1,190円83銭です。料金は小売電気事業者と料金プランで違うので、契約先の料金表で確かめてください。

まとめ|店舗の電気工事は内装と一緒に、内訳で比べる

店舗の電気工事の費用は、20坪の飲食店で80万〜200万円が当サイトの目安です。差を生むのは、三相200Vの動力の有無と、電気容量の増設がどこまで要るかです。容量の増設は、ブレーカーの交換なら数万円、幹線の張り替えや単相3線式への切り替えで10万〜25万円超が電気工事会社の公開例で、キュービクルの取替や幹線の引き直しまで要ると100万〜300万円が当サイトの目安です。

物件の契約前に、契約容量・配線方式・B工事の範囲を確かめ、機器の一覧を先に決めてから、同じ条件で見積もりを比べると、あとからの追加を防ぎやすくなります。業種と広さが決まったら、店舗内装費用シミュレーターで内装全体の概算を出し、電気工事の行を見積書で確かめる順が分かりやすい進め方です。

店舗内装ドットコムに、電気工事も含めて相談する

店舗内装ドットコムは、店舗の内装工事の相談窓口です。一度の入力で、事務局が候補の内装会社へ1社ずつ対応できるかを確認し、対応できる会社をご紹介します。紹介先と直接、現地の確認や見積もりの相談をして、提案を比べて自由に選べます(相談無料・会員登録不要)。電気工事を含む内装の相談も、業種・広さ・物件の状況を伝えるところから始められます。

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