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30秒・無料:天ぷら・天丼店の内装費用シミュレーター
「自分の天ぷら店、内装にいくらかかる?」を最初につかみましょう。業態・カウンター/内装グレード・坪数・揚げ場/排気グレード・物件を選ぶと、天ぷら揚げ場・対面カウンター・上質内装設備を主役にした開業総額の目安が、47都道府県の地域係数つきで出ます。天ぷら店は和食店や寿司店とも違い、天ぷら専用の揚げ場、揚げたてを目の前で出す対面カウンター、そして高温油の大風量排気が費用の主役になるのが特徴です。
金額はあくまで概算ですが、業態やカウンター/内装グレードで総額が開くことが分かります。とくに天ぷらは業態でカウンターと揚げ場の重さが変わり、専門店なら対面カウンター・上質内装、天丼定食なら効率的な揚げ場・回転に費用が動きます。揚げ場や排気を本格にするかどうかでも変わります。まずは自分の構想に近い条件で動かし、業態やグレードによる差を確かめてください。
天ぷら・天丼店の内装費用シミュレーター
30秒・無料業態・カウンター/内装グレードから、天ぷら揚げ場・対面カウンター・上質内装設備が主役の開業総額の目安がわかります。
この条件での開業総額の目安
―〜―万円
天ぷら揚げ場・対面カウンター・上質内装設備・内装/付帯・物件取得・運転資金の合計概算
坪数別の早見表(現在の条件・―)
この試算の前提と注意事項
※金額は概算です。実額は業態(専門店・天丼定食・テイクアウト)、カウンター/内装グレード、揚げ場/排気グレード、物件の状態で変わるため、最終的には複数社の見積もりで確定してください。和食店は和食店の内装ガイドもどうぞ。
費用を決める「2つの軸」(業態×カウンター/内装グレード)
天ぷら店の内装は「どんなデザインにするか」から考え始めがちですが、費用を本当に動かしているのはその前段です。「業態」と「カウンター/内装グレード」の2軸で、費用と設計の大枠はほぼ決まります。シミュレーターも、この2軸を入力させて金額の段差を見せる仕組みです。
軸1:業態(専門店/天丼定食/テイクアウト)
天ぷら専門店(カウンター割烹)か、天ぷら定食・天丼か、天丼テイクアウトかで、内装が根本的に変わります。専門店は対面カウンター・銅鍋の揚げ場・上質な和の空間が中心、天ぷら定食・天丼は効率的な揚げ場・テーブル・回転重視、天丼テイクアウトは小規模・効率厨房・テイクアウト窓口が中心。業態によって、対面カウンターが主役か、回転が主役か、効率厨房が主役かという費用の前提が変わります。
軸2:カウンター/内装グレード(主役)
天ぷら店で費用を大きく動かすのが、対面カウンターと内装のグレードです。天ぷら、とくに専門店は、カウンター越しに揚げたてを目の前で提供する江戸前・割烹のスタイルが価値の中心。対面カウンターを設け、木・石・隠れ家のような上質な和の空間にするほど、客単価が上がります。これらを上質にするほど、また揚げ場・排気を本格にするほど費用が上がります。この業態に合ったカウンターと内装の質が費用の中心です。
天ぷらは「業態×カウンター/内装グレード」
和食店は調理場と座敷・テーブルが中心ですが、天ぷら店は業態で決まる天ぷら揚げ場・対面カウンター・上質内装が圧倒的に主役。だから費用は「業態 × カウンター/内装グレード × 坪数 × 揚げ場/排気グレード × 物件」で決まります。坪単価だけ見ても、揚げ場や対面カウンター、高温油の排気が抜け落ちると見積もりがずれます。
まずは業態とカウンター/内装グレードの条件を入れて、複数社の見積もりで費用配分を見比べてみましょう。
費用相場・坪単価
天ぷら店の費用は「天ぷら揚げ場・対面カウンター・上質内装設備・内装/付帯・物件取得・運転資金」の合計です。業態でカウンターと揚げ場の重さが変わるのが特徴。まずは費目の全体像と坪単価をつかみましょう。
天ぷら揚げ場・対面カウンター・上質内装設備は揚げ場(フライヤー/銅鍋・油温・天種)・対面カウンター/客席・高温油の排気脱煙・上質な和の内装で主役の費目、内装・付帯は床・壁・天井・サイン・基本照明、物件取得は保証金・礼金、運転資金は開業後の家賃の余力です。なお、専用フライヤーなどの厨房機器の本体や、天ぷら職人の人件費、天種(食材)の原価は、内装費とは別に必要です。
坪単価と規模の目安
天ぷら店の内装は、業態で大きく変わります。飲食店の内装は一般に坪20〜80万円程度の幅があり、高級な寿司店では坪80万円を超えることも珍しくありません。天ぷらも、対面カウンターで揚げたてを提供する高級なカウンター割烹なら、上質な和の内装と相まって坪単価が高めになります。一方、大衆的な天ぷら定食・天丼の店や、天丼テイクアウトは、効率を重視して坪単価を抑えやすい業態。たとえば、小さな居酒屋の居抜きを活かし、カウンター越しに揚げたてを安く提供するカジュアルな天ぷら店を、8坪規模・低コストで開業した例もあります。業態別では、専門店は対面カウンター・銅鍋の揚げ場・上質内装・大風量排気、天丼定食は効率的な揚げ場・回転、テイクアウトは小規模・効率厨房が中心。坪単価はカウンター/内装と揚げ場/排気のグレードで大きく変わるため、坪単価だけで判断しないことが大切です。同じ飲食・天ぷら/とんかつ系の居抜きで、揚げ場・排気ダクト・カウンターを活かせれば、大きくコストを抑えられることもあります。
🍤 業態でカウンターと揚げ場の重さが変わる
天ぷら・天丼店の内装費用は、同じ和食でも、天ぷら専用の揚げ場、揚げたてを提供する対面カウンター、そして高温油の大風量排気という、固有の要素が費用の中心になります。飲食店の内装費用は、業態や物件の状態によって大きく変動し、一般に坪単価20〜80万円程度の幅があります。カフェなら坪30〜50万円で済むこともあれば、高級な寿司店では坪80万円を超えるケースも珍しくありません。天ぷらも同様で、対面カウンターで揚げたてを一品ずつ提供する高級なカウンター割烹(江戸前天ぷら)であれば、木や石を使った上質で落ち着いた和の空間づくりと相まって、坪単価は高めになります。一方、定食・天丼を提供する大衆的な天ぷら店や、天丼をテイクアウトで提供する業態は、効率を重視した設計で、坪単価を抑えやすくなります。実際に、小さな居酒屋の居抜き物件を上手に活用し、カウンター越しに揚げたての天ぷらを低価格で提供するカジュアルな天ぷら店を、8坪程度の小規模・低コストで開業し、人気店になった例もあります。天ぷら店ならではの重要な設備として、第一に揚げ場(専用フライヤーや天ぷら鍋、専門店では銅鍋、そして油温を管理する設備、天種=ネタの冷蔵・仕込み、衣を打つ台)、第二に提供スタイルを決める客席(対面カウンターか、テーブル・座敷か)、第三に高温の油から出る大量の油煙を排出する、大風量の排気・脱煙・グリスフィルターがあります。なお、専用フライヤーなどの厨房機器の本体価格や、天ぷらを揚げる職人の人件費、天種などの食材原価は、内装費とは別に必要です。上のシミュレーターは、この天ぷら揚げ場・対面カウンター・上質内装設備を主役に、工事費の何%かも表示します。
天ぷら店の費用はここが特徴
- 天ぷら専用の揚げ場(フライヤー・銅鍋・油温管理)が中心
- 専門店は対面カウンター・上質な和空間で高単価
- 高温油の大風量排気・脱煙が固有かつ重要
- 厨房機器本体・職人の人件費・食材原価は内装費とは別
※和食店は和食店の内装ガイド、寿司店は寿司店の内装ガイドもどうぞ。
まずは複数社の見積もりを取って、相場と費用配分を見比べてみましょう。
業態別の違い(専門店カウンター割烹/天ぷら定食・天丼/天丼テイクアウト)
天ぷら店は業態でカウンター・揚げ場・世界観の中心が変わります。シミュレーターと同じ業態で、それぞれの内装の要点を見ていきましょう。
天ぷら専門店(カウンター割烹)
カウンター越しに、揚げたての天ぷらを一品ずつ提供する、江戸前・割烹スタイルの高単価業態です。内装の中心は、職人とお客様が向き合う対面カウンター、油温を繊細に管理する揚げ場(専門店では銅鍋を使うことも)、そして木・石・和紙などを使った、落ち着いた上質な和の空間。揚げたての音・香り・職人の所作という臨場感(ライブ感)と、おもてなしの体験が、価値の中心です。お酒とのコース提供で客単価が高く、特別な食事の場として選ばれます。大風量の排気で、油煙を抑えた快適な空間にすることも重要。上質な和の世界観を、内装でいかに表現するかが、専門店の鍵です。
天ぷら定食・天丼
天ぷら定食や天丼を、リーズナブルに、効率よく提供する大衆的な業態です。内装の中心は、多くの注文を素早くさばく効率的な揚げ場と、回転を重視したテーブル・カウンターの客席。ランチを中心に、多くのお客様に手頃な価格で天ぷらを楽しんでもらいます。明るく、入りやすく、清潔感のある空間が、幅広い客層を呼びます。注文から提供までのスピードと、席の回転率が、収益を左右する業態。揚げ場と客席・配膳の動線を効率よく設計することが大切です。専門店ほどの上質な内装でなくても、おいしさと手頃さ、清潔感で勝負できます。
天丼テイクアウト
天丼などを、テイクアウト(持ち帰り)中心で提供する、小規模な業態です。内装の中心は、コンパクトで効率的な厨房(揚げ場)と、注文・受け渡しを行うテイクアウト窓口。イートインの客席を最小限にするか、持たないことで、小さなスペース・低コストで開業できます。駅前や商店街、オフィス街など、人通りが多く、手軽に天丼を買える立地が有利。揚げたてを手早く提供する効率と、持ち帰りやすい商品設計がポイントです。小規模でも、揚げたての天丼という価値で、しっかり集客できます。デリバリーとの組み合わせも、近年は有効です。
どの業態でも共通するのは、まず「どの業態か」を固めること、それに合った揚げ場・客席・排気・世界観を決めること、そして揚げ場と配膳の動線を効率よく設計することです。業態を途中で変えると揚げ場もカウンターもやり直しになるため、初期設計の精度がそのまま費用に直結します。
業態に合った揚げ場・カウンター・世界観は、飲食店・天ぷら店の実績がある会社に相談するのが近道です。
天ぷら揚げ場
天ぷらの心臓部が、揚げ場です。油温管理ができる専用の揚げ場を押さえましょう。
天ぷらの心臓部
天ぷら店の内装で、最も重要で核となるのが、揚げ場です。天ぷらは、揚げの技と食材が命と言われ、その技を支えるのが揚げ場の設備。中心となるのは、天ぷらを揚げる専用フライヤーや天ぷら鍋で、専門店では、熱伝導がよく繊細な温度調整に向く銅鍋を使うこともあります。そして、天ぷらの仕上がりを左右する油温を、適切に管理できることが何より重要です。あわせて、天種(てんだね=海老・魚・野菜などのネタ)を新鮮に保つ冷蔵設備、仕込みのスペース、衣を打つ(衣をつける)ための台も、揚げ場に必要です。専門店では、お客様の目の前で揚げる対面カウンターと一体になった、美しく機能的な揚げ場が求められます。大衆的な天丼定食の店では、多くの注文を効率よくさばける揚げ場が中心。揚げ場は、火(ガス)と高温の油を扱うため、ガス容量、耐熱・防火、そして後述する排気との一体的な設計が欠かせません。揚げ場の使いやすさが、天ぷらの品質と提供スピード、ひいてはお店の評価を左右します。業態と提供スタイルに合った揚げ場を計画しましょう。シミュレーターで「揚げ場/排気グレード 本格」を選ぶと、銅鍋・大風量排気を含めた費用感が分かります。
天ぷら揚げ場のポイント
- 専用フライヤー・天ぷら鍋(専門店は銅鍋も)
- 油温管理が天ぷらの仕上がりを左右
- 天種の冷蔵・仕込み・衣打ちの台
- ガス容量・耐熱・防火、排気との一体設計
🔥 揚げ場が天ぷらの品質と提供を決める
天ぷら・天丼店の内装において、揚げ場は費用の中心であり、お店の品質と提供スピードを支える心臓部です。「天ぷらは揚げの技と食材が命」と言われるように、その繊細な技術を支える揚げ場の設備は、天ぷら店づくりの要となります。揚げ場の中心となるのは、天ぷらを揚げるための設備で、業務用の専用フライヤーや、天ぷら鍋を使います。とくに高級な専門店では、熱伝導率が高く、油の温度を繊細にコントロールしやすい銅製の鍋(銅鍋)が好まれることもあります。天ぷらの仕上がり(サクッとした衣、素材の火の通り)は、油の温度管理に大きく左右されるため、安定した火力と、温度を適切に保てる設備が何より重要です。加えて、揚げる食材である天種(てんだね=海老、キス、イカなどの魚介類、かぼちゃ、なす、れんこんなどの野菜)を、新鮮な状態で保つための冷蔵庫、これらの下ごしらえ(仕込み)を行うスペース、そして揚げる直前に衣をつける(衣を打つ)ための作業台が必要です。高級な専門店では、お客様がカウンター越しに揚げる様子を眺められるよう、対面カウンターと一体化した、清潔で美しく、機能的な揚げ場が求められます。一方、大衆的な天丼・天ぷら定食店では、ランチタイムなどに集中する多くの注文を、効率よく素早くさばける揚げ場のレイアウトが重視されます。揚げ場は、火(ガス)と高温の油を扱うため、十分なガス容量の確保、周囲の耐熱・防火対策、そして油煙を排出する排気設備との一体的な設計が、安全と快適な作業環境のために欠かせません。上のシミュレーターで、揚げ場/排気グレード(標準・本格)による費用の違いを確認できます。
揚げ場の計画は、飲食店・天ぷら店の厨房実績がある会社に相談するのが最も確実です。
対面カウンター・客席
天ぷらの提供スタイルを決めるのが、対面カウンター・客席です。揚げたてを目の前で出す江戸前・割烹の演出を押さえましょう。
揚げたてを目の前で
天ぷら店の提供スタイルと客単価を左右するのが、客席のつくり方です。高級な専門店(江戸前・割烹)の象徴が、対面カウンターです。職人がお客様の目の前で、一品ずつ揚げたての天ぷらを提供するスタイルは、揚げる音・立ちのぼる香り・職人の所作という臨場感(ライブ感)と、一対一のおもてなしを生み、特別な体験になります。揚げたての一番おいしい瞬間を味わえることが、何よりの価値。このカウンターでの体験が、高い客単価を支えます。カウンターは、揚げ場と一体で美しく設計し、お客様が職人の手元を見やすく、心地よく過ごせる配置が大切です。一方、大衆的な天ぷら定食・天丼の店では、テーブル席・座敷を中心に、多くのお客様を効率よく迎え、席の回転を重視します。家族連れやグループにも対応しやすく、ランチで多くの来店を見込めます。カウンターを設けつつ、テーブルも備える折衷型もあります。対面カウンターで上質な体験を売るのか、テーブルで回転を重視するのか。業態と客単価の方針に合わせて、客席を設計することが大切です。
対面カウンター・客席で押さえる点
- 対面カウンター=揚げたてを目の前で(江戸前・割烹)
- 臨場感・おもてなしが高い客単価を支える
- 揚げ場と一体で、手元が見やすい美しい配置
- 大衆店はテーブル・座敷で回転重視
対面カウンター・客席の計画も、天ぷら店の実績がある会社に相談すると体験価値が高まります。
高温油の排気・脱煙
天ぷら固有の重要設備が、高温油の排気・脱煙です。油煙を強力に排出する大風量の設備を押さえましょう。
天ぷら固有の重要設備
天ぷら店で、他の飲食店以上に重要なのが、高温油の排気・脱煙です。天ぷらは、高温の油で大量に揚げるため、油を含んだ煙(油煙)や、においが多く発生します。これを店内にこもらせないためには、大風量の排気・換気設備が欠かせません。排気が不十分だと、店内が油っぽくなり、お客様の衣服ににおいがついたり、壁や天井が油で汚れたり、職人の作業環境が悪化したりします。とくに、上質な空間で食事を楽しんでもらう専門店では、油煙を抑えたクリーンな空間が、価値に直結します。排気設備には、油分を捕集するグリスフィルターを設け、定期的な清掃でダクト内に油がたまるのを防ぎます(油の蓄積は、ダクト火災の原因にもなります)。また、強力に排気する分、同時に新鮮な空気を取り入れる給気のバランスも重要です。脱煙・消臭の装置を備えることもあります。これら排気・脱煙は、お客様の快適さ、店内の清潔の維持、そして火災予防(防火)に関わる、天ぷら店の重要な設備。揚げ場とセットで、十分な能力の排気を計画することが大切です。物件選びの段階で、大風量の排気ダクトを設けられるか、確認しておきましょう。
高温油の排気・脱煙のポイント
- 天ぷらは油煙・においが多い=大風量の排気が必須
- グリスフィルターで油を捕集・ダクト火災を予防
- 強力な排気には新鮮な給気のバランスも重要
- 専門店は油煙を抑えたクリーンな空間が価値に直結
高温油の排気・脱煙の計画も、天ぷら店の厨房実績がある会社に相談すると安心です。
内装・世界観(割烹/大衆)
客層と単価を決めるのが、内装・世界観です。業態に合った空間づくりを押さえましょう。
業態で世界観が変わる
天ぷら店の内装・世界観は、業態によって大きく変わり、客層と客単価を決めます。高級な専門店(カウンター割烹)では、木・石・和紙・土壁などの自然素材を使い、落ち着いた照明で、静かで上質な、隠れ家のような和の空間をつくります。職人の所作が映え、お客様が特別な時間を過ごせる、洗練された雰囲気が、高い客単価にふさわしい世界観。木のカウンター、坪庭、暖簾(のれん)、間接照明などが、江戸前・割烹の趣を演出します。一方、大衆的な天ぷら定食・天丼の店では、明るく、清潔感があり、入りやすい雰囲気が大切。木目を基調にした親しみやすい内装や、活気のある空間が、幅広い客層を呼びます。天丼テイクアウトでは、清潔感と、商品が見やすく注文しやすい、機能的な店頭づくりが中心。いずれの業態でも、外観・サイン・暖簾・看板は、お店の第一印象を決め、コンセプトを伝える重要な要素です。天ぷらという日本の食文化にふさわしい、和の意匠を効かせつつ、業態と客層に合った世界観を表現することが、選ばれる天ぷら店をつくります。コンセプトを明確にし、内装に統一感を持たせることが大切です。
内装・世界観のポイント
- 割烹=木・石・和紙・隠れ家の上質な和空間
- 大衆=明るく清潔感があり入りやすい雰囲気
- 外観・サイン・暖簾・看板が第一印象を決める
- 業態と客層に合った世界観・和の意匠で統一
内装・世界観は、天ぷら店の客層と単価を決める要素。割烹なら上質な和の趣、大衆店なら明るい親しみやすさ。業態に合った世界観の表現が、選ばれる天ぷら店の鍵です。
世界観を形にできる会社かは、過去の天ぷら・和食店の事例を見比べるのが一番です。
衛生・消防・防火
火と油を扱う天ぷら店で欠かせないのが、衛生・消防・防火です。安全と信頼を支える要点を押さえましょう。
火と油を扱う安全
天ぷら店は、高温の火(ガス)と大量の油を扱うため、衛生・消防・防火への配慮が、他の業態以上に欠かせません。まず、消防・防火。火と高温の油は、火災のリスクが高いため、消火器や、厨房の状況によっては消火設備の設置が求められます。とくに、油煙を排出する排気ダクトには、油分(グリス)がたまりやすく、これがダクト火災の原因になるため、グリスフィルターの設置と、定期的な清掃が重要です。揚げ場まわりの壁・天井の不燃化(不燃材の使用)など、防火に配慮した内装も必要。店舗の規模や火を使う設備によっては、消防署への届出や、防火管理者の選任が求められることもあります。次に、衛生。飲食店として、食品衛生法に基づく飲食店営業許可が必要で、厨房(揚げ場・仕込み場)の構造・設備、手洗い、食材の保管などに、保健所の基準があります。天種(生鮮食材)を扱うため、適切な冷蔵・温度管理と、清潔な調理環境が大切です。これら衛生・消防・防火は、お客様と従業員の安全、そしてお店の信頼を支える土台。火・油を扱う天ぷら店だからこそ、設計の段階から、所轄の消防署・保健所に確認しながら、基準を満たす計画を立てることが重要です。
衛生・消防・防火で押さえる点
- 火・油は火災リスク大=消火器・消火設備
- 排気ダクトのグリスフィルター・定期清掃(ダクト火災予防)
- 揚げ場まわりの不燃化、規模により消防届出・防火管理者
- 飲食店営業許可・保健所基準(厨房・手洗い・冷蔵)
衛生・消防・防火は、火と油を扱う天ぷら店の安全と信頼の土台。要件は、規模・設備・地域によって異なるため、設計の早い段階から、所轄の消防署・保健所や専門家に確認しておくことが大切です。
衛生・消防・防火の計画も、飲食店・天ぷら店の実績がある会社に相談すると安心です。
物件・居抜き・立地
天ぷら店の費用は物件で大きく変わります。とくに「飲食・天ぷら系の居抜きか」と「大風量排気・ガスを設けられる物件か」が効きます。
居抜きか、スケルトンか
前テナントが飲食店、とくに天ぷらやとんかつなど揚げ物の店だった居抜きなら、揚げ場・排気ダクト・グリスフィルター・カウンター・客席などの設備を流用でき、費用を大きく抑えられることがあります。とくに、大風量の排気ダクトや、ガス設備は、設置に費用と工事がかかるため、それが残る物件は大きなメリット。実際に、居酒屋の居抜きを活かして、低コストでカジュアルな天ぷら店を開業した例もあります。ただし、残っている設備(揚げ場・排気・ガス容量)が、自分の業態や提供スタイルに合うかは要確認です。スケルトンは自由度が高い反面、揚げ場・排気・内装をゼロから作るため費用がかかります。天ぷら店ならではの物件選びの確認点は、まず大風量の排気ダクトを設けられるか(ビルの場合、排気ルートの確保)。次に、揚げ場に必要なガス容量があるか。そして、専門店なら対面カウンターを設けられる間口・奥行きか、大衆店なら必要な席数をとれる広さか。火・油を扱うため、消防の要件を満たせるかも確認しましょう。
物件・契約前に確認すること
- 飲食・天ぷら/揚げ物系の居抜きなら揚げ場・排気・カウンターを流用できるか
- 大風量の排気ダクトを設けられるか(排気ルート)
- 揚げ場に必要なガス容量があるか
- 対面カウンター/席数をとれる広さ、消防の要件、退去時の原状回復
立地と客層
天ぷら店は、業態によって向く立地が変わります。高級な専門店(カウンター割烹)は、落ち着いて食事を楽しめる立地(繁華街の上質なエリア、ビルの上階の隠れ家など)が向き、必ずしも一等地でなくても、味と体験で集客できます。接待・記念日・大人の食事の需要を捉えます。天ぷら定食・天丼の店は、ランチ需要のあるオフィス街、商店街、駅前など、多くの人が手頃に利用できる立地が有利。天丼テイクアウトは、人通りが多く、手軽に買える駅前・商店街・オフィス街が向きます。いずれも、ターゲットとする客層(高単価のディナー客か、手頃なランチ客か)と、賃料のバランスを踏まえて立地を選ぶことが大切。天ぷらは、揚げたてのおいしさという明確な価値があるため、業態に合った客層が来やすい立地を選びましょう。
🏮 「飲食・天ぷら系の居抜き」と「大風量排気・ガスを設けられる物件」が鍵
天ぷら店の物件選びでは、揚げ場・排気・ガスという設備があることを踏まえると、費用を大きく左右します。まず、居抜き物件を活かせるかどうか。前のテナントが飲食店、とくに天ぷら店やとんかつ店など、同じく揚げ物を扱う店だった場合、業務用の揚げ場(フライヤー)、大風量の排気ダクト、グリスフィルター、ガス設備、カウンターや客席などが残っていれば、それらを流用することで、初期費用を大きく抑えられる可能性があります。とくに、排気ダクトの設置やガス工事は、費用と手間がかかるため、これらが活かせる物件は大きなメリットです。実際に、小さな居酒屋の居抜き物件を上手に使い、低コストでカジュアルな天ぷら専門店を開業し、人気店になった事例もあります。ただし、残っている揚げ場や排気の能力、ガス容量が、自分の目指す業態・提供スタイル・規模に合うかは、しっかり確認する必要があります。スケルトン物件からの場合は、自由度が高い反面、これらをゼロから整えるため費用がかかります。天ぷら店ならではの物件選びの最重要ポイントは、第一に、高温の油から出る大量の油煙を排出する、大風量の排気ダクトを設置できるか(とくにビルテナントの場合、屋上などへの排気ルートを確保できるか)。第二に、揚げ場のフライヤーに必要な、十分なガス容量を引き込めるか。第三に、専門店であれば対面カウンターを美しく設けられる間口・奥行きがあるか、大衆店であれば目標の席数を確保できる広さか、です。加えて、火と油を扱うため、消防法上の要件(消火設備・防火)を満たせる物件かも確認しましょう。立地は、高級専門店なら落ち着いた上質なエリアや隠れ家的な場所、大衆店ならランチ需要のあるオフィス街・駅前・商店街と、業態と客層に合わせて選びます。
物件が天ぷら店に合うか・排気やガスを設けられるかの見極めは、実績のある会社の現地チェックが確実です。
採算とランニングコスト(客単価・回転・コース)
天ぷら店は、客単価・回転・コースが採算を左右します。業態別の収益の考え方を押さえましょう。
専門店
- 収益高単価・コース
- 鍵体験・おもてなし
天丼定食
- 収益回転・客数
- 鍵スピード・席回転
テイクアウト
- 収益点数・効率
- 鍵立地・提供スピード
採算と収益の考え方
天ぷら店の収益は、業態で大きく変わります。高級な専門店(カウンター割烹)は、お酒とのコース提供で客単価が高く、1組あたりの単価で勝負。対面カウンターでの揚げたての体験と、職人のおもてなしという価値が、高単価を支えます。席数は限られますが、高い客単価と、特別な日のリピートが収益の柱。一方、天ぷら定食・天丼の店は、1食あたりの単価は手頃なため、客数×回転が収益の中心。ランチタイムにいかに多くのお客様を、素早く回せるか(提供スピードと席の回転率)が鍵です。天丼テイクアウトは、点数×効率と、立地による集客力が収益を左右します。いずれの業態も、ランニングコストは、家賃・人件費(とくに専門店は職人の技術料)・食材原価(天種・油)が中心。とくに、天ぷらは油を多く使うため、油のコスト管理も大切です。専門店は高い技術を持つ職人の確保、大衆店は効率的なオペレーションが、それぞれの採算を左右します。内装・設備の初期投資と、人件費・食材原価を含む運営費の両方を見据えた計画が大切。厨房機器本体・職人の人件費・食材原価は内装費とは別です。
天ぷら店の採算の考え方
- 専門店は高単価・コース、大衆店は回転・客数
- 専門店は体験・おもてなし、大衆店はスピードが鍵
- ★厨房機器本体・職人の人件費・食材原価は内装費とは別
- 油を多く使うため油のコスト管理も大切
業態に合った採算設計は、複数社の見積もりと事業計画づくりで見極めるのが確実です。
内装業者の選び方
天ぷら店の内装は、揚げ場・大風量排気・対面カウンター・上質な和の内装に精通した会社を選ぶのが近道です。揚げ物の経験が浅い会社だと、排気やガス、油煙対策で提案が弱いことがあります。
会社のタイプで選ぶ
和食・割烹系設計
- 強みカウンター・和の世界観
- 向き専門店・割烹
飲食店/厨房系施工
- 強み揚げ場・排気・動線
- 向き天丼定食・大衆
店舗系施工
- 強み小規模・コスト
- 向きテイクアウト
いずれの場合も、天ぷら・揚げ物店(できれば近い業態)の実績と、揚げ場・大風量排気・対面カウンター・上質な和の内装への提案力があるかが第一条件です。
見るべき3つのチェック
業者選びの3チェック
- 天ぷら・揚げ物店(できれば近い業態)の施工実績があるか
- 揚げ場・大風量排気・対面カウンター・和の内装を提案できるか
- 見積もりの内訳(揚げ場・カウンター・排気・内装・物件)が明朗か
とくに揚げ場とガス、高温油の大風量排気・脱煙、そして専門店なら対面カウンターと上質な和の世界観は、経験差が大きく出る領域です。1社で決めず、複数社から相見積もりを取り、実績・提案・金額を比べて選ぶと失敗が減ります。油煙対策や消防の要件を踏まえた提案ができる会社が心強いです。
天ぷら店や揚げ場・排気・対面カウンターに強い会社を複数社、無料で比べてみましょう。
開業の流れ・許可・よくある失敗
物件決定から開業までは、業態の確定・許可確認・設計・揚げ場/排気/カウンター・内装/消防・許可の順で進みます。揚げ場・排気と、飲食店営業許可が、天ぷら店のコツです。
物件を契約したら家賃が発生し始めます。天ぷら店はまず業態(専門店・天丼定食・テイクアウト)を固め、必要な許可を確認し、設計・見積もりへ進みます。揚げ場・排気・対面カウンターを施工し、内装・消防設備を整え、許可申請を行って開業します。とくに、大風量の排気ダクトやガス工事、消防設備には時間とコストがかかります。許可については、飲食店として食品衛生法に基づく飲食店営業許可が必須で、厨房(揚げ場)の構造・設備、手洗いなどに保健所の基準があります。火・油を扱うため、消防への届出や防火管理者が必要な場合も。要件は、設計の早い段階から、所轄の保健所・消防署に確認するのがコツ。地域・規模・最新の法令によって異なるため、必ず確認しましょう。厨房機器の本体は内装費とは別の準備のため、あわせて計画しておくのがコツです。
よくある失敗
このパターンに注意
- 排気が不十分で、店内が油っぽくなり、においがこもる
- ガス容量が足りず、目指す揚げ場の火力を出せない
- 排気ダクトの清掃を怠り、ダクト火災のリスクが高まる
- 揚げ場と配膳の動線が悪く、提供が遅れ回転が落ちる
- 世界観が客層・単価に見合わない(割烹なのに安っぽい等)
- 飲食店営業許可・消防の要件を確認せず、開業前に慌てる
いずれも、業態と揚げ場・排気・カウンターを設計初期に固めること、大風量排気・ガス容量を物件選びで確認すること、設計段階から保健所・消防に相談すること、揚げ場と配膳の動線を効率よく設計すること、坪単価ではなく設備込みの総額で予算を組むこと、相見積もりによる費用の見える化で防げます。天ぷら店は揚げたての品質・体験・清潔感で選ばれるので、ここを外さない計画が大切です。
工程・揚げ場・許可・スケジュールも、複数社に出してもらうと現実的な計画が立ちます。
よくある質問とまとめ
天ぷら店の内装費用はいくらかかりますか?
業態と規模で大きく変わります。飲食店の内装は一般に坪20〜80万円程度の幅があり、対面カウンターで揚げたてを提供する高級なカウンター割烹は、上質な和の内装と相まって坪単価が高めに(高級寿司店では坪80万円超も)。一方、大衆的な天ぷら定食・天丼や、天丼テイクアウトは、効率重視で坪単価を抑えやすく、居酒屋居抜きを活かした8坪規模・低コストの開業例もあります。業態(専門店・天丼定食・テイクアウト)とカウンター/内装グレードで変わります。上のシミュレーターで業態・グレードを入れて確認してください。
天ぷら店で一番費用がかかるのは何ですか?
業態によりますが、揚げ場と、高温油の大風量排気、そして専門店では対面カウンター・上質な和の内装です。揚げ場は、専用フライヤーや天ぷら鍋(専門店は銅鍋も)、油温管理、天種の冷蔵・仕込み、衣打ちの台が必要。天ぷらは油煙が多いため、大風量の排気・脱煙・グリスフィルターが固有かつ重要です。高級な専門店は、対面カウンターと木・石を使った上質な和の空間が、客単価を支える価値になります。なお、厨房機器の本体・職人の人件費・食材原価は内装費とは別です。上のシミュレーターで業態・グレードによる違いを確認できます。
天ぷら店の開業に必要な許可は何ですか?
飲食店として、食品衛生法に基づく飲食店営業許可が必須です。厨房(揚げ場・仕込み場)の構造・設備、手洗い、食材の保管などに、保健所の基準があります。また、火(ガス)と高温の油を扱うため、消防法上の要件(消火設備・防火)があり、店舗の規模や火を使う設備によっては、消防署への届出や、防火管理者の選任が必要になる場合もあります。これらの要件は、内装の設計(揚げ場・排気・不燃化など)に関わるため、設計の早い段階から確認するのが確実。要件は地域・規模・最新の法令によって異なるため、必ず管轄の保健所・消防署や専門家に確認してください。
天ぷらの排気はなぜ重要なのですか?
天ぷらは、高温の油で大量に揚げるため、油を含んだ煙(油煙)やにおいが多く発生するからです。排気が不十分だと、店内が油っぽくなり、お客様の衣服ににおいがついたり、壁・天井が油で汚れたり、職人の作業環境が悪化したりします。とくに上質な空間で食事を楽しむ専門店では、油煙を抑えたクリーンな空間が価値に直結します。そのため、大風量の排気・換気設備と、油分を捕集するグリスフィルターが欠かせません。グリスフィルターと排気ダクトは、定期的に清掃しないと油がたまり、ダクト火災の原因にもなります。天ぷら店では、揚げ場とセットで、十分な能力の排気を計画することが重要です。
対面カウンターは必要ですか?
業態によります。高級な専門店(江戸前・割烹)では、対面カウンターが象徴であり、価値の中心です。職人がお客様の目の前で、一品ずつ揚げたての天ぷらを提供するスタイルは、揚げる音・香り・職人の所作という臨場感と、一対一のおもてなしを生み、揚げたての一番おいしい瞬間を味わえる特別な体験になります。これが高い客単価を支えます。一方、大衆的な天ぷら定食・天丼の店では、テーブル席・座敷を中心に、席の回転を重視するため、必ずしも対面カウンターは必要ありません。対面カウンターで上質な体験を売るのか、テーブルで回転を重視するのか、業態と客単価の方針に合わせて選びます。上のシミュレーターでカウンター/内装グレードによる費用の違いを確認できます。
居抜き物件で開業すると安くなりますか?
前テナントが飲食店、とくに天ぷらやとんかつなど揚げ物の店だった居抜きなら、揚げ場・排気ダクト・グリスフィルター・ガス設備・カウンター・客席などを流用でき、費用を大きく抑えられることがあります。とくに、大風量の排気ダクトやガス設備は設置に費用がかかるため、それが残る物件は大きなメリットです。実際に、居酒屋の居抜きを活かして低コストでカジュアルな天ぷら店を開業した例もあります。ただし、残っている揚げ場・排気・ガス容量が、自分の業態・提供スタイルに合うかは、契約前に必ず確認しましょう。条件が合わないと、かえって費用がかかることもあります。
見積もりや相談は無料ですか?
店舗内装ドットコムでは、相談・見積もりは無料です。47都道府県・専門店や天丼定食・テイクアウト、揚げ場・大風量排気・対面カウンター・和の内装に対応する会社が見つかり、しつこい営業もありません。
30秒で結論
- 天ぷら店の費用は業態でカウンターと揚げ場の重さが変わる。天ぷら揚げ場・対面カウンター・上質な和の内装が主役。上のシミュレーターで業態・カウンター/内装グレードを切り替えると総額がすぐ出ます
- ★専門店は対面カウンターで揚げたてを目の前に出す江戸前・割烹で高単価、天ぷらは油煙が多く大風量の排気が固有かつ重要。費用は「業態 × カウンター/内装グレード × 坪数 × 揚げ場/排気グレード × 物件」で決まります
- 大風量排気・ガス容量の確認が重要。飲食店営業許可が必須・火/油を扱うため消防の要件に注意(要件は保健所・消防・専門家に確認)。厨房機器本体・職人の人件費・食材原価は内装費とは別に用意します
- 費用も仕上がりも会社で大きく変わります。店舗内装ドットコムなら、天ぷら店や揚げ場・排気・カウンターに強い会社から無料で複数社の見積もりを取れます(しつこい営業なし)
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