寿司屋の内装を無料で一括見積もり
寿司屋に対応できる会社へ、一度の入力でまとめて依頼できます。
公開:2026年6月2日/更新:2026年8月19日/編集:店舗内装ドットコム編集部(運営:株式会社BPBコンサルティング)。許認可・法規は所轄の保健所でご確認ください。掲載写真は当サイト登録施工会社の公開事例(掲載許諾済み・出典明記)。
- 30秒・無料:寿司・海鮮店の内装費用シミュレーター
- 費用を決める「2つの軸」(業態×カウンター素材)
- 費用相場・坪単価(業態で激変・高い理由)
- 業態別の違い(回転寿司・立ち食い・街場・高級江戸前)
- 寿司・海鮮店の内装事例7選(登録施工会社の実写真)
- つけ場・カウンター(杉・檜・欅と防水)
- ネタケースと生もの設備(冷蔵・高演色・水回り)
- 回転寿司の設備(レーン・タッチパネル・配膳)
- 個室・小上がり・座敷(宴会・接待)
- 物件・居抜きの見極めと立地
- 客席レイアウトと採算(回転率・客単価)
- 内装の世界観(白木の格式・大衆の活気)
- 内装業者の選び方
- 開業までの流れと工期・よくある失敗
- よくある質問とまとめ
- 寿司・海鮮店内装の目的別ガイド
30秒・無料:寿司・海鮮店の内装費用シミュレーター
「自分の寿司店、内装にいくらかかる?」を最初につかみましょう。業態・カウンター素材(または回転設備)・坪数・個室小上がり・物件を選ぶと、業態に応じた主役費目を中心にした開業総額の目安が、47都道府県の地域係数つきで出ます。寿司は汎用飲食と違い、業態で投資先がまるで逆になるのが特徴です。
金額はあくまで概算ですが、業態で総額も投資先も大きく開くことが分かります。とくに寿司は業態で投資先が真逆で、回転寿司はレーン・タッチパネルの自動化設備に、高級江戸前は白木・檜のカウンターとネタケースに費用が振れます。まずは自分の構想に近い条件で動かし、主役費目とカウンター素材の段差を確かめてください。
寿司・海鮮店の内装費用シミュレーター
30秒・無料業態・カウンター素材から、業態で投資先が真逆になる開業総額の目安がわかります。
この条件での開業総額の目安
―〜―万円
つけ場・ネタケース・内装・物件・運転資金の合計概算
坪数別の早見表(現在の条件・―)
この試算の前提と注意事項
※金額は概算です。実額は業態・カウンター素材・物件の状態(同じ寿司の居抜きか)で変わるため、最終的には複数社の見積もりで確定してください。費用の詳しい内訳は寿司屋の内装費用相場ガイド、開業全体の流れは寿司店の開業ガイドもどうぞ。
費用を決める「2つの軸」(業態×カウンター素材)
寿司の内装は「どんなデザインにするか」から考え始めがちですが、費用を本当に動かしているのはその前段です。「業態」と「カウンター素材/回転設備」の2軸で、費用と設計の大枠はほぼ決まります。シミュレーターも、この2軸を入力させて金額の段差を見せる仕組みです。数字で大枠をつかんでから、細部のデザインに進むのが効率的です。
軸1:業態(投資先が真逆)
回転寿司・立ち食いか、街場(カウンター+小上がり)か、高級江戸前かで、投資先がまるで逆になります。回転寿司はレーン・タッチパネル・配膳の自動化設備と大箱に投資して低単価で数を回し、高級江戸前は白木・檜の一枚板カウンター(つけ場)とネタケースに投資してカウンターだけ・少席・高単価で勝負します。同じ寿司でもお金のかけどころが違うのが、寿司最大の特徴です。同じ坪数でも、回転寿司と高級江戸前ではまるで違う店になります。
軸2:カウンター素材/回転設備
カウンター系なら、つけ場の天板を合板・杉・檜・欅のどれにするかで費用が大きく変わります。檜は80〜250万円、欅は100〜300万円と段差が大きいのが特徴。回転系なら、レーン・タッチパネル・配膳の自動化設備をどの規模にするかで変わります。これが寿司の費用を左右する2つ目の軸です。素材や設備は後から大きく変えにくいので、業態とあわせて最初に方向を決めます。
寿司は「業態で主役が入れ替わる」
一般の飲食店も業態で費用が変わりますが、寿司は業態で主役の費目そのものが入れ替わるのが特徴。だから費用は「業態 × カウンター素材/回転設備 × 坪数 × 個室 × 物件」で決まります。坪単価だけ見ても、業態による投資先の違いが抜け落ちると見積もりが大きくずれます。まず業態を決めることが、ぶれない予算づくりの出発点になります。
まずは業態を入れて、複数社の見積もりで費用配分を見比べてみましょう。
費用相場・坪単価(業態で激変・高い理由)
寿司の費用は「つけ場/回転設備・ネタケース・内装・物件・運転資金」の合計です。業態で主役が入れ替わるのが寿司の特徴。まずは費目の全体像と坪単価をつかみましょう。
檜カウンター材の価格や坪数別の総額詳細は寿司屋の内装工事費用相場(シミュレーター付き)で解説しています。
つけ場/回転設備は業態で主役が入れ替わる費目、ネタケース・生もの設備は寿司屋の生命線で冷蔵・水回り、内装・客席は業態別の坪単価と小上がり・個室、物件取得は保証金・礼金、運転資金は開業後しばらくの家賃・人件費の余力です。坪単価だけで資金計画を立てると不足しがちなので、合計で見るのが基本です。とくにつけ場カウンターとネタケースは業態で大きく動くため、坪単価だけでは読めません。
業態別・物件別の坪単価の目安
寿司の内装坪単価は30〜50万円で、一般飲食より明らかに高め。その理由はつけ場の防水処理・ネタケース・冷蔵設備・一枚板カウンターの造作費にあります。10坪のスケルトンで300〜500万円、居抜きは前業態次第で坪15〜50万円。業態別では次のように開きます。立地や規模、こだわりでこの幅の中で動くと考えてください。
回転・立ち食い
- 主役自動化設備・大箱
街場
- 主役カウンター+小上がり
高級江戸前
- 主役白木カウンター・ネタケース
※厨房機器(ネタケース・冷蔵冷凍・炊飯設備など)は100〜300万円程度別途。詳しい費用内訳は寿司屋の内装費用相場ガイド、費用の全体像は店舗内装の費用相場ガイドもどうぞ。
「どの寿司をやるか」で投資先が真逆
🍣 業態で主役費目が入れ替わる
寿司の内装費は、汎用飲食と違って業態で投資先がまるで逆になります。回転寿司はレーン・タッチパネル・配膳の自動化設備と大箱に投資して低単価で数を回し、高級江戸前は白木・檜の一枚板カウンター(つけ場)とネタケースに投資してカウンターだけ・少席・客単価2〜3万円で勝負します。さらに生ものを扱うので冷蔵・水回り・衛生はどの業態にも必須。上のシミュレーターは、業態を切り替えると主役費目がつけ場カウンター⇄回転設備に入れ替わります。
寿司の費用はここが特徴
- 業態で投資先が真逆(回転=自動化設備/江戸前=白木カウンター)
- つけ場(カウンター内側)の防水処理・一枚板カウンターの造作費で坪単価が高い
- ネタケースは寿司屋の生命線(一体型80〜200万円)。冷蔵・水回りが要る
- 前テナントが寿司の居抜きなら、カウンター・ネタケース・水回りを流用でき安い
まずは複数社の見積もりを取って、相場と費用配分を見比べてみましょう。
▶ さらに詳しく:寿司・海鮮店の内装デザイン|テイスト比較
業態別の違い(回転寿司・立ち食い・街場・高級江戸前)
寿司は業態で投資先・客単価・客席がまったく違います。シミュレーターと同じ2グループで、業態ごとの要点を見ていきましょう。
回転・大衆(自動化設備に投資)
自動化設備と大箱で、低単価・大量回転をねらう業態です。
回転寿司
レーン(ベルトコンベア)・タッチパネル・配膳レーンの自動化設備で、少人数でも効率的に回す業態。皿の色で値段が分かれ、低単価で家族・大衆をつかみます。漁港・海沿い・郊外ロードサイドの大箱が多く、内装より自動化設備と大箱の確保が投資の中心です。席数と提供スピードで設備規模が決まり、家族向けの導線や駐車場も重要になります。
立ち食い・大衆
簡素なカウンターで回転を重視する業態。初期費用を抑えやすく、気軽な価格と立地・回転がカギです。駅近の小さな区画でも成立しやすく、開業のハードルが低い入り口になります。回転を上げるため、提供の速さと立地の人通りが売上を左右します。
カウンター・高級(白木カウンターに投資)
白木のカウンターとネタケースに投資し、体験と単価で選ばれる業態です。
街場(カウンター+小上がり)
つけ場のカウンターに加え、小上がり・座敷で家族・宴会・接待をつかむ中単価の業態。地域に根ざした使い勝手と、握りの実力で常連を増やします。カウンター素材は杉・檜が中心です。握りの実力と居心地で、地域の常連と宴会需要の両方を取り込めます。
高級江戸前
白木・檜の一枚板カウンターとネタケースに投資し、カウンターのみで少席・客単価2〜3万円超。おまかせ中心で、別空間のVIP個室を設けて接待・記念日の高単価層に対応する店もあります。素材は檜・欅が選ばれます。一席あたりの体験価値が高いため、内装・食器・器の一貫性が単価を支えます。予約制やおまかせ中心の運営が、仕入れと仕込みの効率を高め、ロスを抑えます。
どの業態でも共通するのは、まず「どの寿司をやるか」を固めること、それに合った投資先(自動化設備か白木カウンターか)を選ぶこと、そして生ものを扱う冷蔵・水回り・衛生を確保することです。業態を途中で変えると設備も内装もやり直しになるため、初期設計の精度がそのまま費用に直結します。迷ったら、開きたい寿司の業態を絞り、同じ業態の内装事例を10件以上見比べて方向を固めるのが確実です。
業態に合った投資先は、寿司の実績がある会社に相談するのが近道です。
寿司・海鮮店の内装事例7選|登録施工会社の実写真(江戸前・回転寿司・町の鮨屋・海鮮居酒屋)
当サイトの登録施工会社3社(corf・タカハシアートプランニング株式会社・株式会社サライデザインルーム)が公開している寿司・海鮮店の事例を7件並べます。corfの2件は施工会社提供の坪数(10坪・12坪)・工期(1ヶ月半)・概算(坪50〜70万円)を記載、他は公式記載がないため「非公開」としています。写真は各社の掲載許諾済みです。
鮨屋(新宿区・10坪)
白木のカウンターを一枚で通し、天井と壁は木目で包んで間接照明だけで照らした10坪の鮨屋。施工会社提供の記載では新装・工期1ヶ月半・概算坪50〜70万円。
鮨屋の費用は「つけ場(カウンター)と照明」に集中します。10坪でも客席を詰めず、カウンター1枚と照明の質に投資するのが江戸前の王道です。
造作の量:多い/家具・什器:全部造作/照明:作り込む/物件:新装
鮨屋(新宿区・12坪)
一枚板のカウンターと棚に並べた酒瓶、壁面は木と左官。12坪・新装・工期1ヶ月半・概算坪50〜70万円(施工会社提供)。
同じ施工会社の10坪・12坪を並べると、坪数が2割増えても坪単価帯(50〜70万円)は変わらず、席数と酒の見せ方に差が出ることがわかります。小箱の鮨屋の尺度として参考になります。
造作の量:多い/家具・什器:全部造作/照明:作り込む/物件:新装
食事処寿し安
赤い壁と木の格子で区切った座敷・テーブル席、白木の大テーブル。宴会にも使える「食事処」型の寿司店です。
宴会需要があるなら座敷の区画割りと個室感に投資し、つけ場は白木1枚で締める配分が王道です。
造作の量:標準/家具・什器:一部造作/照明:装飾灯あり/物件:ビル
すし銚子丸 ひばりが丘店
レーンを囲むカウンターとボックス席、写真付きメニューの壁面、路面の大きなサイン。回転寿司の標準型です。
回転寿司は「レーン・配膳・席の回転」が設計の核。内装は明るく、席数と動線を優先し、意匠はサインとメニュー表示に集中させる配分です。
造作の量:少ない/家具・什器:一部造作/照明:基本のみ/物件:路面
すし銚子丸 東大和店
レーンとカウンター席、ボックス席を組み合わせた回転寿司。天井は明るく、木目で温度感を出しています。
同ブランドの複数店で「レーン×席種の型」を共通化し、物件ごとに席数だけを変える。多店舗の内装費を下げる考え方です。
造作の量:少ない/家具・什器:一部造作/照明:基本のみ/物件:路面
呉竹鮨 鳥取店
町の鮨屋の白木カウンター。施工会社提供の写真は1枚ですが、カウンターと照明に投資を集めた小規模店の典型です。
小規模な鮨屋ほど「カウンター1枚」で店の格が決まります。壁・天井は抑え、木口の処理と照明の当て方に予算を寄せます。
造作の量:標準/家具・什器:全部造作/照明:装飾灯あり/物件:路面
炭火焼鳥と秋田海鮮居酒屋 福ト屋
焼鳥と海鮮を二本柱にした秋田の居酒屋。店頭の暖簾と提灯で業態を宣言し、中は木質の客席(施工会社提供の複数カット)。
海鮮を扱う店は冷蔵・生け簀と排煙(炭火)の両方が要るため、厨房面積を先に確保してから客席を割る順序が要点です。
造作の量:標準/家具・什器:一部造作/照明:装飾灯あり/物件:路面
もっと見たい方は寿司屋・海鮮料理の内装事例一覧(97件)へ。気になる事例のテイストは、そのまま見積もり依頼の要望として伝えられます。複数社の見積もりを取る(無料)
つけ場・カウンター(杉・檜・欅と防水)
カウンター寿司の費用を最も大きく左右するのが、つけ場・カウンターの天板素材です。合板から欅まで段差が大きく、ここが高級寿司の価値を決めます。カウンターは客と職人が向き合う場所であり、素材の質感がそのまま店の格になります。
素材グレードと造作費
ヒノキは抗菌・防虫効果があり寿司屋のカウンター材として最も人気で、一枚板(幅450mm×長さ4,000mmクラス)で材料費は80〜250万円。ケヤキは重厚な木目と耐久性で高級寿司店に好まれ、同サイズで100〜300万円。杉は柔らかく温かみのある風合いで60〜150万円と比較的手頃です。杉・檜・欅は色味や香り、耐久性も異なるため、店の世界観に合わせて選びます。天板は経年で味わいが増す一方、傷や水じみへの手入れも必要です。コストを抑えたい場合は、天板のみ無垢材で土台はLGS(軽量鉄骨)+ボード貼りにする方法もあります。高級店ほど一枚板の存在感が空間の格を決めるため、素材は妥協しにくい投資先です。
カウンター天板の素材と費用の目安
- 合板:手頃。天板のみ無垢材+土台はLGS(軽量鉄骨)で抑える手も
- 杉:60〜150万円。柔らかく温かみのある風合いで比較的手頃
- 檜:80〜250万円。抗菌・防虫効果があり、寿司屋のカウンター材で最も人気
- 欅:100〜300万円。重厚な木目と耐久性で高級寿司店に好まれる
🪵 一枚板は「乾燥」と「つけ場の防水」が肝心
カウンター寿司の内装費用を最も大きく左右するのが、カウンター天板の素材選定です。一枚板になると材料費に加えて加工費(鉋仕上げ・面取り・オイル塗装など)が20〜50万円、設置工事費が10〜30万円かかります。一枚板は乾燥不足だと反りや割れが出るため、含水率12%以下まで十分に乾燥した材を選びます。大工による造作カウンターは墨出し(位置決め)から取り付けまで3〜5日。さらに、つけ場(板前が作業するカウンター内側)の防水処理も寿司屋ならではの費用です。上のシミュレーターで素材を切り替えると、合板から欅まで段差が大きいことが分かります。
一枚板カウンターの設計は、寿司の実績がある会社に図面を引いてもらうと安心です。
ネタケースと生もの設備(冷蔵・高演色・水回り)
つけ場と並ぶ寿司の核が、ネタケースと生もの設備です。ネタケースは寿司屋の生命線で、鮮度を保ちつつ見せる役割を担います。ネタケースの位置と高さは、握りの動線と客からの見え方の両面で決めます。
ネタケースの相場と冷気方式
ネタケースはショーケース内の温度を0〜5℃に保ちつつ、客席側からネタの鮮度感が伝わるディスプレイ機能を両立させる必要があります。カウンター一体型は80〜200万円、据え置き型は50〜120万円が相場です。カウンターの長さに合わせて幅を決めるため、設計段階で寸法を詰めます。ショーケースの見え方は、ネタの彩りをそのまま店の魅力に変えます。冷気循環は直冷式と間冷式(ファン式)があり、それぞれに乾燥・温度ムラの一長一短があります。ネタの鮮度が伝わる見せ方は、客の信頼と注文の動きに直結します。
ネタケース・生もの設備で押さえる点
- ネタケースは寿司屋の生命線。カウンター一体型80〜200万円・据え置き型50〜120万円
- 温度0〜5℃に保ちつつ、客席側からネタの鮮度感が伝わるディスプレイを両立
- ショーケース照明はRa90以上・色温度3000〜3500Kで赤身・白身を忠実に再現
- 活魚水槽・製氷・急速冷凍・衛生・水回りが、生ものを扱う寿司には必須
❄️ 冷気方式と「見せる照明」を両立
ネタケースの冷気循環には直冷式と間冷式(ファン式)があり、直冷式はネタが乾燥しにくい反面、温度ムラが出やすい弱点があります。間冷式は均一に冷えますがファンの風でネタが乾燥しやすいため、湿度管理機能付きの上位モデルが推奨です。ショーケース内の照明はRa90以上の高演色LEDが不可欠で、赤身の色味・白身の透明感を忠実に再現するには色温度3000〜3500Kが最適。生魚を扱う寿司は、鮮度を保つ冷蔵・活魚・製氷・急速冷凍と、衛生的な水回りが欠かせません。
ネタケースの選定と配置も、寿司に強い会社に相談すると失敗が減ります。
回転寿司の設備(レーン・タッチパネル・配膳)
回転系の主役が、レーン・タッチパネル・配膳の自動化設備です。少人数で大箱を回す仕組みで、カウンター系とは投資先がまるで逆になります。回転設備は規模や方式で費用に幅があり、提供方法から逆算して選びます。
自動化設備のしくみ
回転寿司はベルトコンベアのレーンで少人数でも効率的に店を回す仕組みから生まれました。今ではタッチパネル注文や席まで届ける配膳レーン、皿の裏のICタグ/QRで時間が経った皿を自動排除する鮮度管理などが導入され、注文データの活用も進んでいます。漁港・海沿い・郊外ロードサイドの大箱が多く、家族・大衆を数でつかみます。設備の規模は席数と提供スピードで決まり、大箱ほど投資も大きくなります。提供スピードと衛生管理が、回転寿司の満足度を支える要になります。レーンや配膳の方式は、店の規模と回転の狙いに合わせて選び、過不足のない設備にします。
回転寿司の設備で押さえる点
- レーン(ベルトコンベア)・タッチパネル注文・配膳レーンの自動化設備
- ICタグ/QRで皿を管理し、時間が経った皿を自動で排除して鮮度を保つ
- 少人数で大箱を回す設計。皿の色で値段が分かれ、低単価で数を回す
- 漁港・海沿い・郊外ロードサイドの大箱が多く、家族・大衆をつかむ
🚄 回転寿司は「自動化×大箱」、高級は回さない
回転寿司は職人不足・人件費高騰への解として、ベルトコンベアのレーンで少人数でも効率的に店を回す仕組みから生まれました。今ではタッチパネル注文や新幹線を模した配膳レーン、需要予測などの技術が導入され、注文データはビッグデータとして活用されています。一方で、高級路線はレーン上で回転させない方がメリットが大きいとされ、近年はフルオーダー制に移行する店も増えています。つまり「回すか・回さないか」も業態で分かれ、投資先がまるで変わります。なお店名は伏せますが、グルメ志向の回転寿司では店内にいけすを設け、目の前でさばく演出で成功した例もあります。
回転寿司の設備計画も、実績のある会社に相談すると規模に合った提案が得られます。
個室・小上がり・座敷(宴会・接待)
寿司の魅力はつけ場のライブ感ですが、家族連れや宴会・接待には個室・小上がりが効きます。業態と立地に合わせて、客席の作り方を決めます。カウンターと個室・小上がりの比率は、想定する客層と予約の入り方で決めます。
用途で使い分ける客席
街場の寿司屋はカウンターに加え、小上がり・座敷で家族・宴会・接待をつかみます。高級江戸前はカウンターのみが基本ですが、別入口・別内装のVIP個室を設けて記念日・接待の高単価層に対応する店もあります。個室・小上がりは坪あたりの席効率は下がるものの、単価と用途の幅を広げます。宴会や記念日の予約をどれだけ見込めるかが、個室・小上がりを入れる判断材料になります。
個室・小上がりで押さえる点
- 街場の寿司屋は小上がり・座敷で家族・宴会・接待をつかむ
- 高級江戸前は別入口・別内装のVIP個室で記念日・接待の高単価層に対応
- 個室・小上がりは坪あたりの席効率は下がるが、単価と用途の幅が広がる
- カウンターのライブ感と、個室のプライベート感を使い分ける
🍶 「カウンターのライブ感」と「個室の特別感」
寿司の魅力は、つけ場のカウンターで握りたてを味わうライブ感ですが、家族連れや宴会・接待には小上がり・座敷や個室が向きます。事例では、メイン客席をけやきの一枚板カウンターで温かみのある和の雰囲気にし、別入口のVIP席を黒の墨モルタル左官とL型カウンター・間接照明で品のある別空間にした店もあります。顔の違う2つの空間を1店舗に持つことは、接待・記念日など高単価の客層にも対応できる設計として有効です。費用は上がりますが、それぞれに明確なコンセプトを持たせることで単価帯を支える空間価値につながります。
カウンターと個室の使い分けは、寿司の実績がある会社に相談しましょう。
物件・居抜きの見極めと立地
寿司の初期費用は物件で大きく変わります。とくに「前テナントが寿司の居抜き」かどうかが、カウンター・ネタケース・水回りを流用できるかを左右します。
居抜きとスケルトン
前テナントが寿司なら、カウンター・ネタケース・冷蔵・水回りを活かせて坪15〜50万円まで下がる可能性があります。ただし「可能性がある」のは、前業態や設備の状態によって差が大きく開くため。スケルトンはゼロから理想の寿司空間を作れる反面、自然素材のカウンターや床は素材費・施工費が上がりやすく、費用は大きくなります。どちらを選ぶ場合も、生ものの冷蔵・水回りが確保できるかを基準に物件を見ます。内見時に図面や管理会社で、給排水・排気・電源の容量を確かめておくと安心です。
物件・契約前に確認すること
- 前テナントが寿司なら、カウンター・ネタケース・水回りを流用できるか
- 給排水・冷蔵設備の電源容量、活魚水槽の設置条件
- 業態に合う立地か(回転=郊外の大箱/江戸前=駅近・路地の小箱)
- 居抜きは前業態や設備の状態で費用差が大きいので現地で確認
立地と商圏
回転寿司は漁港・海沿い・郊外ロードサイドの大箱、高級江戸前は駅近や路地の小箱(数坪〜20坪の事例)が向きます。業態によって必要な広さも立地もまるで違うため、ターゲットと客単価から物件を選びましょう。生ものを扱うため、給排水や冷蔵の電源容量は内見の段階で確認しておくと安心です。活魚水槽を置くなら、重量や排水の条件も契約前に確かめます。
居抜きの設備が自分の業態に合うかの見極めは、寿司に強い会社の現地チェックが確実です。
客席レイアウトと採算(回転率・客単価)
寿司は業態で採算の作り方が真逆です。回転は席数と回転、高級江戸前は少席と高単価。レイアウトと採算を理解すると、内装の判断がぶれません。数字を先に置くと、内装にどこまで投資できるかが見えてきます。
回転型と単価型
回転寿司は席数を多く取り回転を上げて、低単価で数をさばきます。高級江戸前はカウンターのみで少席にし、客単価2〜3万円超で体験に投資します。街場はカウンター+小上がりで中単価、家族・宴会も取り込みます。業態で席数・客単価・回転の設計がまるで違うのが寿司の特徴です。
寿司の採算の考え方
- 回転寿司:席数を多く・回転を上げ、低単価で数をさばく
- 高級江戸前:少席(カウンターのみ)・客単価2〜3万円で体験に投資
- 街場:カウンター+小上がりで中単価、家族・宴会も取り込む
- 業態で席数・客単価・回転の設計が真逆。投資はその範囲で回収する
高単価で少席の江戸前は、一席あたりの体験価値が売上を支えます。回転寿司は大箱と自動化で数を回す構造です。内装投資は、想定する客単価と席数から無理なく回収できる範囲に収めるのが基本。シミュレーターで出た総額を、見込める月商と照らして判断しましょう。少席の高単価店は一組あたりの満足度が、回転型は提供スピードと回転が利益を左右します。席数・客単価・回転のどれで稼ぐかを業態で定め、無理のない計画にします。投資は想定の客単価と席数から、無理なく回収できる範囲に収め、開業後の安定につなげます。
業態に合った採算設計は、複数社の見積もりで見極めるのが確実です。
内装の世界観(白木の格式・大衆の活気)
寿司は業態に合った世界観が集客を左右します。高級江戸前の白木の格式、回転・大衆の活気、街場の和モダン——コンセプトに沿って一貫させます。
業態で変わる世界観
高級江戸前は白木・左官・間接照明で静かな格式と清潔感を演出、回転・大衆は明るく賑やかにし色使いや写真映えで新しい客層も取り込む、街場は和モダンで親しみやすくカウンターと小上がりを両立——というように、業態ごとに目指す世界観が異なります。コンセプトを先に決め、それに沿って素材・色・照明を一貫させましょう。世界観は客単価と客層に合わせて決めると、過不足のない投資になります。
業態別の内装の世界観
- 高級江戸前:白木・左官・間接照明で静かな格式と清潔感を演出
- 回転・大衆:明るく賑やかに。色使いや写真映えで新しい客層も
- 街場:和モダンで親しみやすく、カウンターと小上がりを両立
- 生ものを扱うため、清潔感と衛生的に保てる素材が共通の条件
立ち上げ時は、全面を作り込むより、カウンター・ネタケース・照明など「効く場所」に投資を集中させるのが費用対効果の高いやり方です。寿司は清潔感が信頼に直結するため、世界観と、衛生的に保てる素材・掃除のしやすさを両立できる設計が、長く愛される店をつくります。清潔感は寿司の信頼に直結するため、見た目と衛生のしやすさは必ず両立させます。効く場所に投資を集中させると、限られた予算でも印象の強い店になります。照明の色と明るさは、ネタの色や白木の質感を引き立てる、とても大切な要素です。
世界観を形にできる会社かは、過去の寿司事例を見比べるのが一番です。
寿司屋の外観・ファサード|暖簾・看板・木格子で「業態を宣言」する
寿司屋の外観は、入店前にお客が価格帯と過ごし方を判断する「業態の宣言」です。高級・江戸前の外観は情報を絞るのが定石——木格子や杉板・左官の落ち着いた面に、小さな看板と暖簾だけを置き、あえて価格を見せない構えが「おまかせの店」であることを伝えます。街場・大衆店の外観は逆に見える化が正解で、品書き・価格・活気が伝わる照明とガラス面が入店の心理障壁を下げます。回転寿司はファミリーに向けた大きなサインと駐車場からの視認性が主役です。暖簾は「営業中の合図」と入口誘導を兼ねる機能部材なので、掛け位置と高さは動線設計とセットで決めます。
実務上の注意は2点。①外装・ファサード工事はビルの共用部や外部に触れるため工事区分でB工事扱いになりやすく、着手前に区分表の確認が必要です(A工事・B工事・C工事の違い完全ガイド)。②突き出し看板や壁面看板は自治体の屋外広告物条例・道路占用の対象になる場合があるため、サイズ・位置は所在自治体の基準を確認してください。
▶ さらに詳しく:寿司・海鮮店の内装業者の選び方
内装業者の選び方
寿司の内装は、寿司の実績があり、一枚板カウンター・つけ場の防水・ネタケース・冷蔵・回転設備まで見通せる会社を選ぶのが近道です。一般の飲食店中心の会社だと、つけ場や生もの設備で提案が弱いことがあります。
会社のタイプで選ぶ
設計事務所
- 強みデザイン・世界観
- 向き高級・差別化
施工会社
- 強み費用・工期・現場力
- 向きコスト重視
ワンストップ
- 強み設計〜施工〜設備
- 向き手間を減らす
いずれの場合も、寿司の実績があるかが第一条件です。とくに一枚板の手配や防水・冷蔵の納まりは、経験のある会社ほど仕上がりに差が出ます。見積もりを比べるときは、つけ場・ネタケース・内装のどこまでを含むかも必ず確認します。複数社の提案を比べると、自分の寿司に本当に必要な仕様が見えてきます。
見るべき3つのチェック
業者選びの3チェック
- 寿司(できれば同じ業態)の施工実績があるか
- 一枚板カウンター・つけ場の防水・ネタケース・冷蔵・回転設備に対応できるか
- 見積もりの内訳が明朗で、つけ場・ネタケース・内装の区分が明確か
一枚板カウンターやネタケースは経験差が出やすい領域です。1社で決めず、複数社から相見積もりを取り、実績・対応・金額を比べて選ぶと失敗が減ります。居抜きの設備を活かせるかの判断も、実績のある会社ほど的確です。寿司は開業後もネタケースや冷蔵の保守で長く付き合うため、アフター対応も見ておくと安心です。
寿司・海鮮に強い会社を複数社、無料で比べてみましょう。
開業までの流れと工期・よくある失敗
物件決定から開業までは、業態の確定・設計・工事・カウンターやネタケースの設置・検査の順で進みます。一枚板やネタケースがある分、設計と素材手配が寿司のコツです。とくに一枚板や活魚水槽など手配に時間がかかるものは、早めに段取りします。段取りが早いほど、開業時期と費用の両方を守りやすくなります。
物件を契約したら家賃が発生し始めます。寿司はまず業態を固め、つけ場カウンターの素材やネタケース、回転設備を含めて設計。一枚板は乾燥した材の手配に時間がかかることもあり、工事に入ってからの変更は費用と工期に響きます。設計・見積もりの段階で詰め切るのがコツです。スケルトンは工期が長く、居抜きでも設備の入れ替えが入ると延びます。
よくある失敗
このパターンに注意
- 業態を決めきれず、投資先(自動化設備か白木カウンターか)がぶれる
- 坪単価だけで予算を組み、ネタケース・冷蔵・つけ場の防水が抜ける
- 一枚板の乾燥が不十分で、後から反り・割れが出る
- ネタケースの冷気方式を確認せず、ネタが乾燥する・温度ムラが出る
- 居抜きの設備が今の業態に合わず、結局入れ替えで割高に
- 給排水・電源容量を確認せず、冷蔵や活魚水槽が置けない
厨房レイアウトの決め方(4型比較・坪数逆算シミュレーター・汚染/清潔区域・保健所図面)はこちら
いずれも、業態を設計初期に固めること、坪単価ではなくつけ場・ネタケース・冷蔵を含めた総額で予算を組むこと、相見積もりによる費用の見える化で防げます。古い建物や居抜きでは想定外が出ることもあるため、総予算の1割程度を予備費に見ておくと安心です。開業日から逆算して、業態確定・設計・工事・設備・検査の各期間を押さえ、余裕のあるスケジュールを組みます。つけ場やネタケースを含めた総額で資金計画を立て、予備費を持っておくと安心です。数字で根拠を持って判断すれば、過剰投資も資金不足も避けられ、開業後の経営も見通しやすくなります。
工程とスケジュールも、複数社に出してもらうと現実的な計画が立ちます。
よくある質問とまとめ
寿司屋の内装費用はいくらかかりますか?
寿司の内装坪単価は30〜50万円で、一般飲食より明らかに高めです。理由はつけ場の防水処理・ネタケース・冷蔵設備・一枚板カウンターの造作費。10坪のスケルトンで300〜500万円、居抜きは前業態次第で坪15〜50万円。厨房機器(ネタケース・冷蔵冷凍・炊飯)は100〜300万円程度別途です。業態でも大きく開き、上のシミュレーターで業態・素材を入れると総額が出ます。
回転寿司と高級江戸前で何が違いますか?
投資先がまるで逆です。回転寿司はレーン・タッチパネル・配膳の自動化設備と大箱に投資し、皿の色で値段が分かれる低単価で家族・大衆を数でつかみます。高級江戸前は白木・檜の一枚板カウンター(つけ場)とネタケースに投資し、カウンターのみで少席・客単価2〜3万円超。同じ寿司でもお金のかけどころが真逆です。
カウンターはどの素材がいいですか?
ヒノキは抗菌・防虫効果があり寿司屋のカウンター材として最も人気で、一枚板で材料費80〜250万円。ケヤキは重厚な木目と耐久性で高級店向け、100〜300万円。杉は柔らかく温かみがあり60〜150万円と手頃です。加工費20〜50万円・設置10〜30万円が別途。コストを抑えるなら天板のみ無垢材で土台はLGSにする方法もあります。
ネタケースはいくらくらいですか?
ネタケースは寿司屋の生命線で、カウンター一体型80〜200万円、据え置き型50〜120万円が相場です。温度0〜5℃でネタの鮮度感を見せます。冷気方式は直冷式(乾燥しにくいが温度ムラ)と間冷式(均一だが乾燥しやすく湿度管理付き上位推奨)があり、照明はRa90以上・3000〜3500Kで赤身・白身を忠実に再現します。
居抜きとスケルトン、どちらが得ですか?
前テナントが寿司の居抜きなら、カウンター・ネタケース・冷蔵・水回りを流用でき坪15〜50万円まで下がる可能性があります。ただし前業態や設備の状態で差が大きいので現地確認が必須。スケルトンはゼロから理想を作れる反面、自然素材のカウンターや床で素材費・施工費が上がりやすくなります。
個室・小上がりは必要ですか?
業態と立地によります。街場の寿司屋は小上がり・座敷で家族・宴会・接待をつかめ、高級江戸前は別空間のVIP個室で記念日・接待の高単価層に対応できます。ただし個室・小上がりは坪あたりの席効率が下がるため、宴会・接待需要が見込めるかで判断します。回転寿司は席数と回転を優先する設計が向きます。
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寿司・海鮮店内装の目的別ガイド
本ページは寿司・海鮮店の内装の総合ガイドです。テーマ別の詳細は以下から。
30秒で結論
- 寿司の費用は業態で投資先が真逆。回転寿司は自動化設備、高級江戸前は白木カウンターに振れる。上のシミュレーターで業態を切り替えると主役費目がつけ場カウンター⇄回転設備に入れ替わります
- 坪単価は回転・立ち食い坪18〜35万円・街場坪30〜48万円・高級江戸前坪45〜80万円(一般飲食より高い)。10坪スケルトン300〜500万円・居抜き坪15〜50万円。費用は「業態 × カウンター素材/回転設備 × 坪数 × 個室 × 物件」で決まります
- ★カウンター天板で費用が大きく動く:杉60〜150/檜80〜250/欅100〜300万円。ネタケースは寿司屋の生命線(一体型80〜200万円・0〜5℃・高演色LED)。生ものの冷蔵・水回り・衛生はどの業態にも必須
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この記事について(運営者情報)
本記事は、店舗内装ドットコム(株式会社BPBコンサルティング運営)が、当サイトに公開されている施工事例と、公的資料・法令(食品衛生法にもとづく飲食店営業の許可制度・HACCPに沿った衛生管理、生食用鮮魚介類に関する規格基準(食品、添加物等の規格基準)、日本政策金融公庫総合研究所「新規開業実態調査」)を整理して作成・更新しています。最終更新:2026年7月23日。
作成・検証の方法:記載レンジは、公開されている複数の施工会社・専門メディアの提示額を横断照合し、重なり合う帯を採用したうえで、法令・公的調査の数値と突合して作成しています。金額はいずれも一般的な目安であり、正確な費用は現地調査を経た見積もりでのみ確定します。動物取扱業の登録・数値基準の運用は自治体で異なるため、図面段階での事前相談をおすすめします。




















