鍋料理店(すき焼き・しゃぶしゃぶ・もつ鍋・ちゃんこ・水炊きなど)の移転は、ほかの飲食店の移転とは勝手が違います。多くの飲食店が厨房で調理して提供するのに対し、鍋料理店は客が各席で鍋を囲んで自分で煮るスタイルであり、それを支える二つの要素——各席の熱源(卓上IHやガスコンロ)と、鍋を囲む座敷・個室——が、移転の核心になるからです。同じ「各席で調理する」業態でも、焼肉店が各席で焼いて煙が出るのに対し、鍋は煮るため煙が出ず、各席の強力な排気ダクトより各席の熱源(電気・ガス)と蒸気・においの換気が要点になります。これらを旧店の原状回復と新店の内装を一つの予算表・スケジュールで段取りするのが、鍋料理店移転の難しさです。本記事は、鍋料理店のオーナーが移転を成功させるために、各席の熱源・座敷と個室・割り下や出汁の厨房・費用構造・行政手続き・業者選びまでを、できるだけ深く整理した発注者向けのガイドです。
移転費用の全体像を先に知りたい方へ
旧店の原状回復+新店の内装工事+二重家賃まで合算した総額の内訳と進め方は、店舗移転の費用と流れ 完全ガイドにまとめています。
30秒でわかる結論
鍋料理店移転の要点
- 鍋料理店移転=「各席の熱源(卓上IH/ガスコンロ)」と「鍋を囲む座敷・個室」を、旧店原状回復+新店内装と一括で作り直す
- 焼肉(各席で焼く・煙)と違い、鍋は煮るため煙が出ない。各席の強力な排気ダクトより、各席の熱源と蒸気・においの換気が要点
- 各席の熱源は、ガス(火気使用設備として消防の規定)かIH(火気の規定から外れる場合あり)かで、配線/配管・消防の扱いが変わる
- 費用は「旧店の原状回復」「新店の内装(各席の熱源・座敷・個室・換気)」「卓上IH/コンロ等の設備移設」の3つを1つの予算表で見る
- 移転先では飲食店営業許可の再取得が必要。各席の熱源・座敷・割り下/出汁を読める業者を複数社で比較する
⚠️ ご注意:本記事は一般的な情報提供を目的としており、正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。記載の費用相場・客単価などはあくまで一般的な目安で、業態(高級専門/カジュアル/もつ鍋・ちゃんこ等)・地域・規模・各席熱源の方式・物件条件によって大きく異なります。飲食店営業許可の再取得、火気使用設備やIHの取り扱い、消防への届出などの手続き・条件は、所管の保健所・消防署・自治体の運用によって異なります。具体的な費用は複数社の見積もりで、手続きは所管の保健所・消防署で、必ずご確認ください。
鍋料理店の移転は「各席の熱源と座敷・個室の作り直し」——一般の飲食移転・焼肉移転と別
鍋料理店の移転が他の飲食店と違うのは、「各席の熱源」と「鍋を囲む座敷・個室」という二つの要素を同時に作り直す点です。
一般的な飲食店は厨房で調理して客席に運びます。ですが鍋料理店は、客が各席で鍋を囲んで自分で煮るため、各席に熱源(卓上IHやガスコンロ)を設け、その配線・配管とテーブルの造作が要ります。そして、家族・宴会・接待で鍋をゆったり囲むための座敷・個室が、客単価と満足度を支えます。すき焼きの割り下、しゃぶしゃぶの昆布出汁、〆の雑炊やうどんなど、鍋ならではの厨房も計画します。
焼肉店の移転(各席で焼く)
調理各席で焼く・煙が出る
換気各席に強力な排気ダクト
詳細焼肉移転ガイドへ
鍋料理店の移転(各席で煮る)
調理各席で煮る・煙は出ない
換気蒸気・においの換気+各席の熱源
核熱源・座敷/個室・割り下/出汁
このため、鍋料理店の移転は「各席の熱源を物件に合わせて作り直し、鍋を囲む座敷・個室を整え、割り下や出汁の厨房を作り直す」という、鍋料理店ならではの段取りが核心になります。同じく各席で調理する焼肉店の移転は焼肉移転ガイド、座敷・個室や和の空間が近い和食・割烹(会席・料亭)の移転は和食移転ガイドも参考になります。
鍋料理店移転の費用相場——旧店の原状回復・新店の内装を1つの予算表で
鍋料理店移転の費用は、「旧店の原状回復」「新店の内装」「卓上IH/コンロ等の設備移設」の3つを、一つの予算表で見るのが基本です。
- ① 旧店の原状回復:賃貸契約の原状回復義務に従い、各席の熱源・座敷・個室造作・換気などを撤去してスケルトンに戻す。造り込んだ分だけ撤去(原状回復)も高くなりやすい
- ② 新店の内装:各席の熱源(配線/配管)・座敷・個室・換気・割り下/出汁の厨房を新設。高級店ほど個室・和の造作に投資する
- ③ 卓上IH/コンロ等の設備移設:卓上IH・ガスコンロ・冷蔵ショーケース・什器の移設・再設置。これらを移設するか、移転を機に新設するかの判断も必要
新店の費用は、店の業態によって大きく変わります。高級すき焼き・しゃぶしゃぶは個室・座敷・和の造作に、カジュアル鍋は回転・席数に重心が移ります。
具体的な金額は業態・規模・各席熱源の方式・物件で大きく変わります。本記事で固定の坪単価は示していません。各席の熱源をガスにするかIHにするか、座敷・個室をどれだけ設けるかで費用が大きく動きます。旧店・新店・設備を一つの予算表にまとめ、複数社の見積もりで実際のレンジを把握することをおすすめします。旧店と新店を別々の業者に分けると、責任の境目で抜け漏れが起きたり割高になったりするため、一括で見られる業者に相談すると安全です。
各席の熱源と換気が物件を決める——火気/IHの消防の扱いと居抜き判定
鍋料理店移転で、物件選びと費用を大きく左右するのが各席の熱源と、その消防の扱いです。各席に熱源を設けるため、ガスかIHかで配線・配管も消防の扱いも変わります。
ガス(火気)かIH(電気)かで変わる:各席の熱源にガスコンロを使う場合は、各席へのガス配管が必要で、火気使用設備として消防の規定の対象になります。一方、卓上IHを使う場合は火を使わないため、火気使用設備の規定から外れる場合があり、その代わり各席ぶんの電気容量・配線が必要になります。テーブルに埋め込むか卓上に置くかでも造作費が変わります。どちらを選ぶかは、火力・メニュー・席数・物件の電気/ガス容量・消防の扱いを踏まえて決めます。消防の扱いや要件は自治体・物件で異なるため、所管の消防署・業者に必ず確認してください。
そして、各席で煮ることで出る蒸気・においの換気も計画します。焼肉のように煙が出るわけではないため各席の強力な排気ダクトは通常不要ですが、蒸気・においがこもらない換気は必要です。
焼肉との違い(換気の考え方):焼肉店は各席で焼くため煙・油煙が出て、各席に強力な排気ダクトを設ける「個別対応」が必要で費用が高くなりやすいのに対し、鍋料理店は煮るため煙が出ず、各席の強力な排気ダクトは通常不要です。その代わり、各席の熱源(電気・ガス)の引き込みと、蒸気・においがこもらない換気が要点になります。「焼く」か「煮る」かで、換気と各席設備の考え方が変わるわけです。焼肉店の移転については
焼肉移転ガイドを参照してください。
居抜き判定——前テナントが鍋/飲食店か、各席の熱源・座敷が使えるか
居抜き(前テナントが鍋/飲食店)
流用各席の熱源・座敷・換気・給排水の躯体
確認自店の業態・熱源方式に設備が合うか
コスト抑えやすい(合えば)
スケルトン
自由度各席の熱源・座敷・個室を理想で設計
確認配線/配管・換気を一から構築
コスト高くなりやすい
居抜きでも「鍋料理店の各席の熱源・座敷・換気に使える設備か」を見極めることが大切です。元飲食店の居抜きでガス・電気・水道が整っていても、自店の業態(高級か、カジュアルか)や各席の熱源方式(ガスかIHか)に合わなければ、結局は大きな作り直しが必要になります。とくに各席のガス配管や電気容量、座敷・個室の有無は、自店の構想に合うかを確認しましょう。「居抜きだから安い」と早合点せず、内装業者に確認してもらうのが安全です。旧店の原状回復については原状回復ガイドも参考になります。
見えない急所——座敷・個室・割り下/出汁・精肉ショーケースと、相見積もりのB/C工事
鍋料理店移転で、費用や集客を大きく左右するのに見落とされやすいのが、次の急所です。
座敷・個室の構成(鍋を囲む空間):鍋料理は、家族・仲間・接待で鍋を囲んでゆっくり過ごす料理です。高級すき焼き・しゃぶしゃぶでは、個室・座敷が接待・会食・記念日の需要を取り込み、客単価を支えます。完全個室か半個室か、座敷か掘りごたつか、宴会に使える大部屋を設けるかで、必要な坪数と費用が変わります。接待・宴会の需要をどこまで取るかで部屋の構成が決まるため、移転を機にターゲットと客単価を見直して作り直すのが有効です。
割り下・出汁の厨房と精肉・冷蔵ショーケース:鍋料理の味を決めるのが、すき焼きの割り下(甘辛のタレ)やしゃぶしゃぶの昆布出汁、もつ鍋・ちゃんこのスープです。これらを仕込む厨房を計画します。また、和牛・ブランド肉を扱う高級店では、肉を見せる冷蔵ショーケースが空間の演出と品質管理を兼ねることがあります。〆の雑炊・うどん・卵かけご飯など、コースの流れに合わせた厨房・提供動線も設計します。
業態に合わせた客席設計:高級専門店は個室・座敷でゆったり、カジュアル鍋・食べ放題は回転と席数、もつ鍋・ちゃんこは宴会・大鍋を囲むテーブル/座敷など、業態によって客席の重心が変わります。「回転重視か、客単価重視か」を業態に合わせて設計で選ぶことが大切です。移転は、業態とターゲットを見直して客席を作り直す機会でもあります。
さらに、ビルやテナントに入る場合は、ビルオーナーが施工業者を指定する「B工事」と、自分で発注できる「C工事」の見極めも重要です。とくに各席へのガス配管・電気容量の増設、換気は、鍋料理店に欠かせない一方で費用も大きいため、どの工事区分に入るかを契約前に確認し、C工事の部分は相見積もりで適正価格を引きましょう。工事区分や見積もりの比較は見積もり比較ガイドが参考になります。
常連・予約を切らさない移転——飲食店営業許可・火気/IHの消防・二重家賃スケジュール
鍋料理店移転で常連客と予約を守るには、営業を切らさないスケジュール設計が欠かせません。とくに接待・宴会の予約や地元の常連が多い業態のため、移転先・告知の設計が重要です。
移転先では飲食店営業許可の再取得が必要:店舗の移転では、移転先の店舗について改めて飲食店営業許可を取得する必要があります(保健所の施設検査などを経て許可されます)。あわせて、各席にガスコンロ(火気使用設備)を設ける場合は消防の規定の対象になり、IHの場合も含めて、防火対象物使用開始届など、業態・設備に応じた手続きが必要になります。これらは所管の保健所・消防署の運用によって異なるため、早めに確認してください。
二重家賃を抑えつつ、切れ目をなくす:旧店の営業を続けながら新店を工事し、新店の準備が整ったら切り替えるのが理想ですが、その間は旧店と新店の二重家賃が発生します。一方で、旧店を早く閉めすぎると営業の空白期間ができ、接待・宴会の予約や常連を失うおそれがあります。工事期間・許可取得の期間を見込んで、二重家賃を最小限にしつつ営業の切れ目をつくらないスケジュールを組むことが重要です。とくに各席のガス配管・電気工事、座敷・個室の造作は時間がかかることがあるため、余裕を持った工程を組みます。
①物件選定(電気/ガス容量・換気・座敷)各席の熱源を引けるか現地確認
②新店の各席熱源・座敷/個室・厨房の設計業態・火気/IH・動線
③営業許可・火気/IH・消防の手続き飲食店営業許可の再取得など
④旧店原状回復+新店工事・設備移設切れ目ないスケジュールで
⑤開店・常連/予約の引き継ぎ接待・宴会の予約と常連へ告知
あわせて、接待・宴会の予約客や地元の常連への移転告知も計画します。鍋料理店は接待・会食・宴会・家族利用の常連の比重が大きいため、移転先・移転時期を丁寧に告知し、個室・座敷を引き継いだことを伝えると、客単価の高い需要を引き継ぎやすくなります。
鍋料理店移転の進め方・行政手続きと「各席の熱源・座敷・割り下を読める業者」
鍋料理店移転は、行政手続きと工事を並行で進めるのが基本です。そして工事の業者選びで重要なのが、「各席の熱源(ガス/IH・配線/配管・消防の扱い)」「鍋を囲む座敷・個室」「割り下/出汁の厨房・精肉ショーケース」を読める、飲食店(とくに鍋・和食系)の実績がある業者を選ぶことです。
- 各席の熱源(ガスの火気使用設備/IH)の配線・配管と、消防の扱いを踏まえて設計できるか
- 各席で煮ることで出る蒸気・においの換気を設計できるか(焼肉のような各席強力排気とは考え方が異なる)
- 鍋を囲む座敷・個室・宴会の大部屋を、業態・接待需要に合わせて設計できるか
- 割り下/出汁の厨房、和牛の冷蔵ショーケース、〆の提供動線を設計できるか
- 旧店の原状回復と新店の内装を、一つの予算表・スケジュールで一括管理できるか
業者選びでは相見積もりが必須です。鍋料理店は各席の熱源(ガス/IH)の引き込みや座敷・個室の造作など業態ならではの設備・造作が多く、各社の提案も金額も差が出るため、複数社を比べてはじめて適正と相性が見えてきます。各席で焼く焼肉店の移転は焼肉移転ガイド、座敷・個室や和の空間が近い和食・割烹の移転は和食移転ガイドも参考になります。
よくある質問(FAQ)
鍋料理店の移転費用はどれくらいかかりますか?
「旧店の原状回復」「新店の内装(各席の熱源・座敷・個室・換気・割り下/出汁の厨房)」「卓上IH/コンロ等の設備移設」の3つの合計で、業態(高級専門/カジュアル/もつ鍋・ちゃんこ等)・規模・各席熱源の方式(ガス/IH)・物件によって大きく変わります。とくに各席へのガス配管や電気容量、座敷・個室の造作の比重が大きいのが特徴です。本記事では固定の坪単価は示していません。旧店・新店・設備を一つの予算表にまとめ、複数社の見積もりで実際のレンジを把握することをおすすめします。
各席の熱源は、ガスとIHのどちらがいいですか?
火力・メニュー・席数・物件の電気/ガス容量・消防の扱いを踏まえて決めます。ガスコンロは火力が強い一方、各席へのガス配管が必要で、火気使用設備として消防の規定の対象になります。卓上IHは火を使わないため火気使用設備の規定から外れる場合があり、その代わり各席ぶんの電気容量・配線が必要です。テーブルに埋め込むか卓上に置くかでも造作費が変わります。消防の扱いや要件は自治体・物件で異なるため、所管の消防署・業者に必ず確認してください。
焼肉店の移転と、何が違いますか?
同じ「各席で調理する」業態でも、焼肉店は各席で焼くため煙・油煙が出て、各席に強力な排気ダクトを設ける「個別対応」が必要で費用が高くなりやすいのに対し、鍋料理店は煮るため煙が出ず、各席の強力な排気ダクトは通常不要です。その代わり、各席の熱源(ガス/IH)の引き込みと、蒸気・においがこもらない換気が要点になります。「焼く」か「煮る」かで、換気と各席設備の考え方が変わります。焼肉店の移転については焼肉移転ガイドを参照してください。
移転先の物件選びで、最も注意することは何ですか?
「各席に熱源(ガス/IH)を引けるか」と「換気・座敷の確保」です。各席にガスコンロを設けるなら各席へのガス配管とガス容量、IHなら各席ぶんの電気容量・配線が要ります。火気(ガス)を使う場合は消防の規定の対象になるため、所管の消防署の扱いも確認します。また、鍋を囲む座敷・個室を設けられる広さ・形状か、蒸気・においがこもらない換気ができるかも重要です。これらを物件契約前に業者と現地で確認することが重要です。
座敷・個室は、移転でどう考えればいいですか?
鍋料理は家族・仲間・接待で鍋を囲んでゆっくり過ごす料理のため、座敷・個室が客単価と満足度を支えます。高級すき焼き・しゃぶしゃぶでは、個室・座敷が接待・会食・記念日の需要を取り込みます。完全個室か半個室か、座敷か掘りごたつか、宴会に使える大部屋を設けるかで、必要な坪数と費用が変わります。接待・宴会の需要をどこまで取るかで部屋の構成が決まるため、移転を機にターゲットと客単価を見直して作り直すとよいでしょう。
移転先で必要な手続きは何ですか?
店舗の移転では、移転先について改めて飲食店営業許可を取得する必要があります(保健所の施設検査などを経て許可されます)。あわせて、各席にガスコンロ(火気使用設備)を設ける場合は消防の規定の対象になり、IHの場合も含めて、消防への防火対象物使用開始届など、業態・設備に応じた手続きが必要になります。これらは所管の保健所・消防署の運用によって異なるため、工事のスケジュールと並行して早めに確認してください。
接待・宴会の予約や常連を切らさずに移転するには、どうすればいいですか?
鍋料理店は接待・会食・宴会・家族利用の常連の比重が大きいため、移転先・移転時期の告知が特に重要です。旧店の営業を続けながら新店を工事し、準備が整ったら切り替えるのが理想ですが、その間は二重家賃が発生します。一方、旧店を早く閉めすぎると営業の空白ができ予約や常連を失うため、工事期間・営業許可取得の期間を見込んで、二重家賃を最小限にしつつ営業の切れ目をつくらないスケジュールを組みます。とくに各席のガス配管・電気工事や座敷・個室の造作は時間がかかることがあるため余裕を持った工程にし、個室・座敷を引き継いだことを丁寧に告知すると、常連を引き継ぎやすくなります。
業態(高級専門/カジュアル/もつ鍋等)で、移転の進め方は変わりますか?
変わります。高級すき焼き・しゃぶしゃぶは、個室・座敷・和の造作に投資し、接待・会食・記念日の需要と客単価を重視します(コース1万円超のこともあります)。カジュアル鍋・食べ放題は回転と席数、もつ鍋・ちゃんこは宴会・大鍋を囲むテーブル/座敷が中心です。移転先の物件規模も予算も業態で大きく変わるため、まず狙う業態と客単価を固めてから物件・業者を検討するのが順序です。
鍋料理店の移転は、どんな業者に頼めばいいですか?
各席の熱源(ガスの火気使用設備/IH・配線/配管・消防の扱い)、鍋を囲む座敷・個室、割り下/出汁の厨房と和牛の冷蔵ショーケースを、業態に合わせて設計・施工でき、旧店の原状回復と新店の内装を一つの予算表・スケジュールで一括管理できる、飲食店(とくに鍋・和食系)の実績がある業者が理想です。各席の熱源の引き込みと座敷・個室の造作で見積もりに差が出やすいため、1社だけでは判断が難しく、複数社に相見積もりを取り、実績と提案内容・段取り力を比較して選びましょう。
まとめ|鍋料理店移転は「各席の熱源」と「座敷・個室」を一括で段取りする
鍋料理店(すき焼き・しゃぶしゃぶ・もつ鍋・ちゃんこ等)の移転は、客が各席で鍋を囲んで煮るという特性ゆえに、一般の飲食移転とも焼肉移転とも別の段取りが要ります。①各席の熱源(卓上IH/ガスコンロ)の作り直し(ガスは火気使用設備として消防の規定、IHは火気の規定から外れる場合あり。配線/配管・テーブル造作が要点)、②鍋を囲む座敷・個室と、各席で煮ることで出る蒸気・においの換気(焼肉のような各席の強力排気は通常不要)、③割り下・出汁の厨房と和牛の冷蔵ショーケース——これらを、旧店の原状回復・新店の内装と一つの予算表・一つのスケジュールで段取りします。各席の熱源・座敷・割り下を読める、飲食店(鍋・和食系)の実績がある業者に、複数社で相見積もりを取ることが、鍋料理店移転を成功させる第一歩です。費用は複数社の見積もりで、手続きは保健所・消防署に必ずご確認ください。