蕎麦屋・うどん屋の内装の費用相場|坪単価・内訳・見積の注意点

📅 最終更新: 2026年3月29日
そば・うどん店の内装費用は、居抜きで坪20〜45万円スケルトンで坪40〜80万円が全国的な目安です。手打ちの工房を備える本格蕎麦店やカウンターから職人の手元が見える設計では坪60〜100万円以上になることも。そば・うどん店は「製麺(打ち場)スペースの有無」と「茹で釜まわりの給排水・換気設計」が費用を大きく左右する業態です。立ち食い・セルフうどんから割烹蕎麦まで業態の幅が広く、ターゲットに合わせた空間設計が重要。本記事では坪単価の考え方からモデル予算、見積内訳、業態別(立ち食い・セルフうどん・町のそば屋・手打ち蕎麦・割烹蕎麦等)の費用差、コストダウンの優先順位、届出、失敗事例、業者選びまで──そば・うどん店開業の内装費用をこの1本で解消します。

基本そば・うどん店 内装費用の全体像──何で決まるのか

打ちたての蕎麦を目の前で——製麺スペースの“見せる化”が集客装置になる業態です。居抜きで坪20〜40万円、スケルトンで坪40〜80万円。茹で釜の排湯処理と蒸気対策の換気設備が独自のコスト要因です。

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物件の状態
居抜き(前テナントの設備を活用)か、スケルトン(ゼロから施工)かで工事費が根本的に変わります。麺類業態や飲食店の居抜きなら厨房設備・給排水・換気を流用できる可能性も。
(詳しくは厨房設備ガイドで解説しています。)
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茹で釜まわりの給排水・換気
そば・うどんの茹で釜は大量の湯を使い、大量の蒸気を発生させます。釜の排水(茹で湯の処理)、蒸気を排出する強力な換気フード──一般の飲食店より排水量・換気量が大きいのが特徴です。
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製麺(打ち場)スペースの有無
自家製麺・手打ちの場合、打ち場(製麺室)が必要。打ち台、こね台、のし板、麺棒、製麺機──スペースと設備で費用が加わります。ガラス越しに手打ちの工程を見せる演出も。
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客席の雰囲気と素材
立ち食いのカウンターから、無垢材のテーブルと障子の和空間まで。ターゲットと単価に合わせた空間のグレードが費用に直結します。
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水回りの充実度
そば・うどんは水を大量に使う業態。茹で釜、洗い場、製麺用の水栓──給排水の配管径が通常の飲食店より太くなるケースもあります。

結論として、「居抜きの立ち食いそば」と「スケルトンからつくるガラス張りの手打ち蕎麦店」では費用が 3〜5倍 開くことも珍しくありません。まずは業態と物件条件を整理しましょう。


表①坪単価の目安(居抜き/スケルトン/こだわり仕様)

施工タイプ 坪単価の目安 特徴・想定業態
居抜き物件 20〜45万円/坪 前テナントの厨房・給排水を活用。立ち食い、セルフうどん
標準スケルトン 40〜80万円/坪 厨房・客席・換気を新設。町のそば屋、うどん専門店
こだわり仕様/手打ち蕎麦 60〜100万円以上/坪 手打ち工房、和の素材、カウンター越しの臨場感。割烹蕎麦
そば・うどん店の坪単価は「製麺スペースの有無」と「客席のグレード」で大きく変わります。仕入れ麺を使う立ち食いスタイルなら厨房は最小限ですが、手打ちの工房を客席から見せる設計にすると製麺室+ガラス仕切りの費用が加わります。

表②坪数別モデル予算(8坪〜25坪)

そば・うどん店は立ち食いなら8坪でも成立。カウンター+テーブルの一般的な店なら12〜20坪が標準です。

坪数 費用目安 想定される店舗規模
8坪 約200〜450万円 立ち食いそば・うどん。カウンターのみ、回転率勝負
12坪 約350〜700万円 カウンター+小テーブル。町のそば屋、うどん専門店
18坪 約550〜1,100万円 テーブル席充実+小上がり。ファミリー対応、打ち場付きも
25坪 約750〜1,600万円 手打ち工房+広い客席+個室。割烹蕎麦、接待対応

12坪モデルの費用内訳例(関東圏・スケルトン・町のそば屋)

費目 金額目安 補足
厨房設備工事 100〜300万円 茹で釜、ガス台、シンク、冷蔵庫、製麺機(自家製麺の場合)
給排水工事 40〜120万円 茹で釜の排水(大口径)、洗い場、手洗い。麺業態は水量が多い
換気・空調工事 40〜100万円 茹で釜上の強力換気フード、客席の空調。蒸気対策が重要
内装仕上げ工事 60〜180万円 床材、壁材、天井、カウンター・テーブル造作、小上がり
電気・照明工事 20〜50万円 客席照明、厨房照明、看板電源
ファサード・サイン工事 15〜50万円 看板、暖簾、扉。和の風格を出すか、カジュアルにするか
設計費 15〜40万円 レイアウト設計、厨房動線、保健所協議
合計 約290〜840万円 坪単価換算で約24〜70万円
上記は町のそば屋の参考値です。立ち食いスタイルなら大幅に安価に、手打ち工房付き割烹蕎麦なら上振れします。(詳しくは店舗の照明設計ガイドで解説しています。)

実際にどんな予算帯でどんな仕上がりになるか知りたい方は、そば・うどん店の内装デザイン事例を写真で比較するのが近道です。


深掘りなぜ費用が変動するのか──業態・製麺・換気・客席の影響

① 業態タイプ別の費用差──最大の変動要因

業態タイプ 坪単価の傾向 費用の特徴
立ち食いそば・うどん 坪20〜40万円 カウンターのみ。回転率勝負。仕入れ麺中心で厨房コンパクト
セルフうどん(讃岐スタイル) 坪25〜50万円 セルフサービスの動線設計が肝。天ぷらコーナーも
町のそば屋・うどん屋 坪30〜60万円 テーブル+小上がり。出前対応のスペースも考慮
手打ちそば専門店 坪40〜80万円 打ち場(製麺室)が必須。ガラス越しの手打ち実演が付加価値
手打ちうどん専門店 坪35〜70万円 製麺機 or 手打ちスペース。足踏みうどんの実演スペースも
割烹蕎麦・蕎麦懐石 坪50〜100万円 和の上質空間。無垢材、障子、坪庭。接待対応の個室

② 製麺(打ち場)スペース──手打ちの「見せる化」

製麺方式 追加費用の目安 特徴
仕入れ麺(製麺なし) 追加費用なし 仕入れた麺を茹でるだけ。厨房がコンパクトに
製麺機で自家製麺 50〜200万円 製麺機(50〜150万円)の設置スペース+電源。作業スペース約2坪
手打ちスペース(バックヤード) 30〜100万円 打ち台+こね台+棚。バックヤードに設置。約2〜3坪
手打ちスペース(ガラス越し実演) 80〜250万円 ガラス仕切り+打ち場の造作+照明。「見せる手打ち」は最大の付加価値
「手打ちを見せる」は投資に値する。ガラス越しに職人が蕎麦を打つ姿は、他の飲食店にはない圧倒的な付加価値。客単価アップとSNSでの拡散力が見込めます。追加費用80〜250万円の投資が客単価500〜1,000円アップ+口コミ集客につながる業態です。

③ 茹で釜まわりの換気・排水──そば・うどん固有のコスト

設備 費用目安 備考
茹で釜上の換気フード 20〜60万円 大量の蒸気を排出。一般の飲食店より排気量が大きい
茹で釜の排水(大口径) 10〜30万円 茹で湯を一気に排水。排水管の口径が太くなるケースも
グリストラップ 10〜30万円 そば・うどんは粉が排水に混ざるため、グリストラップの清掃頻度が高い
結露対策(天井・壁) 10〜30万円 茹で釜の蒸気による天井の結露対策。防カビ塗料、換気強化

④ 客席の雰囲気──「和」の演出レベル

グレード 費用目安(12坪の場合) 内容
シンプル(立ち食い・カジュアル) 30〜80万円 カウンター、パイプ椅子 or スツール。回転率重視
スタンダード(町のそば屋) 80〜200万円 テーブル席+小上がり(畳)。木目の内装。暖簾と和の照明
こだわり(手打ち蕎麦・割烹) 200〜500万円以上 無垢材テーブル、障子、土壁風仕上げ、坪庭。上質な和の空間

⑤ 地域差・物件タイプ

条件 費用への影響
駅前・商業エリア 立ち食い・セルフに最適。回転率勝負。家賃は高めだが集客力◎
住宅街・商店街 地域の常連客がターゲット。出前対応なら動線確保も
ロードサイド うどんチェーンに多い立地。駐車場が必須。看板の視認性が生命線
古民家・蔵のリノベーション 手打ち蕎麦との相性◎。リノベ費は高いが唯一無二の空間に

実務見積の内訳──何が含まれるかを確認する

カテゴリ 含まれる主な項目
① 仮設・解体費 養生、既存内装の撤去、廃材処分
② 厨房設備工事費 茹で釜、ガス台、シンク、冷蔵庫、天ぷらフライヤー、製麺機
③ 給排水工事費 茹で釜の排水、洗い場、手洗い、グリストラップ
④ 換気・空調工事費 茹で釜上の換気フード、客席空調、結露対策
⑤ 内装仕上げ工事費 床・壁・天井、カウンター・テーブル造作、小上がり
⑥ 電気・照明工事費 客席照明、厨房照明、看板電源
⑦ ファサード・サイン工事費 看板、暖簾、扉、外壁仕上げ
⑧ 設計費 レイアウト設計、厨房動線、保健所協議
そば・うどん店特有の注意点:「製麺機」「茹で釜」は施主別途購入のケースも。また換気フードの排気量は一般の飲食店より大きくなるため、ダクト工事の費用が見積もりに含まれるかを確認してください。

▶ 蕎麦屋・うどん屋に強い内装会社から提案を受ける(無料)と、同じ要件で複数社から見積もりが届くため比較がしやすくなります。


注意追加費用が出る典型パターンと回避策

パターン なぜ起こるか 回避策
換気不足で店内が蒸気でこもる 茹で釜の蒸気量を過小評価し換気フードの排気量が不足 「麺を茹でる蒸気量」を前提に排気量を設計。一般飲食店の1.5〜2倍を目安に
排水管の詰まりが頻発 そば粉・うどん粉が排水に混ざりグリストラップや配管が詰まる グリストラップの清掃頻度を高め、排水管の口径に余裕を持たせる
手打ちスペースが狭すぎて作業不能 客席を優先して打ち場を最小限に。のし板を広げるスペースがない 手打ちスペースは最低2坪(のし台+こね台+動線)を確保
天井の結露でカビが発生 茹で釜の蒸気が天井で結露し、開業数か月でカビが発生 天井に防カビ塗料+換気強化。結露しやすい箇所に断熱材
予備費のすすめ:そば・うどん店は換気と排水で想定外が起きやすいため、総予算の 10〜15% を予備費として確保しましょう。

節約予算を抑えるコツ──優先順位の付け方

◎ 削りやすい箇所
  • 飲食店の居抜き:厨房設備・給排水・換気を流用できれば最大の削減効果
  • 仕入れ麺でスタート:製麺スペースが不要で厨房がコンパクトに
  • カウンター中心のレイアウト:テーブル・小上がりの造作費を削減
  • 壁は塗装+木の腰板:和の雰囲気を安価に演出
  • 天井はスケルトン仕上げ:ダクトを見せるインダストリアル+和のミックス
✕ 削ると後悔する箇所
  • 換気フードの排気量:蒸気がこもる店は「息苦しい」と客足が遠のく
  • 排水管の口径:茹で湯の大量排水に耐える口径を
  • 厨房の作業動線:茹で→洗い→盛り付けの動線が悪いとオペレーション崩壊
  • 暖簾・看板:「ここはそば屋だ」と一目でわかるファサードは集客の基本
  • 床材の防滑性:厨房は水浸しになりやすい。防滑の業務用床を

コストダウン策の優先順位まとめ

優先度 施策 削減効果の目安
★★★ 飲食店の居抜きを選ぶ スケルトン比で30〜50%削減も
★★★ 仕入れ麺でスタート(製麺なし) 製麺スペース50〜250万円を回避
★★☆ カウンター中心のレイアウト テーブル・小上がりの造作費を20〜40%削減
★★☆ 厨房機器は中古品を活用 新品比で40〜60%削減
★☆☆ 看板はシンプルな木製+暖簾 看板費を30〜50%削減

資金融資・助成金・補助金の基礎知識

方法 概要 ポイント
日本政策金融公庫の融資 飲食業の新規開業者向け融資制度 飲食業での勤務経験が重要。事業計画書の精度が審査の鍵
自治体の制度融資 各自治体の金融機関連携融資 創業融資の枠組みが利用可能
小規模事業者持続化補助金 販路開拓等の経費の一部を補助 内装費が対象になるかは年度・類型による
厨房機器のリース 茹で釜、製麺機等をリースで導入 初期費用を月額に分散
自己資金 開業資金の核 立ち食い・セルフなら500万円以下での開業も。手打ち蕎麦は1,000万円以上を見込む

契約原状回復・退去時コストの注意点

  • 原状回復の範囲は賃貸借契約書で決まる:「スケルトン返し」か「現状返し」かで費用が大きく異なる
  • 費用の目安:飲食店の原状回復は坪あたり5〜12万円程度が目安。厨房設備・グリストラップの撤去が主な費用
  • 厨房機器の売却:茹で釜、製麺機、冷蔵庫は中古市場で売却可能
  • 「居抜き退去」で大幅削減:飲食店から飲食店への居抜き需要は高い

届出届出・許認可──そば・うどん店の開業手続き

そば・うどん店は飲食店に共通する飲食店営業許可が必須です。追加で必要な届出はメニューや営業形態によります。

必須の届出・許可

届出・許可 届出先 備考
飲食店営業許可 保健所 必須。厨房の構造基準(二槽シンク、手洗い等)を満たすことが条件
食品衛生責任者の設置 保健所 1店舗に1名。養成講習会(1日)で取得可能
防火対象物使用開始届 消防署 内装工事着工の7日前までに提出
個人事業の開業届出 or 法人設立届 税務署 開業後1か月以内に提出

条件によって追加で必要な届出

条件 必要な届出・資格 届出先
酒類を提供する場合 深夜酒類提供飲食店営業届出(深夜0時以降に酒類提供の場合) 警察署
収容人数30名以上 防火管理者の選任 消防署
出前・テイクアウト 営業許可の範囲で対応可能。ただし容器包装の表示義務に注意 保健所に確認
保健所への事前相談は「必須」。飲食店営業許可の構造基準(二槽シンク、手洗い、扉付き食器棚等)を満たさなければ許可が下りません。設計段階(図面の段階)で保健所に事前相談し、基準適合を確認してから施工に入りましょう。

DIYDIY──そば・うどん店で自分でやれる範囲

そば・うどん店は和の雰囲気を活かしたDIYと相性が良い業態です。手作りの温もりが「町のそば屋」の魅力になります。

◎ DIYしやすい作業
  • 壁の塗装:漆喰風や土壁風の塗料で和の雰囲気をDIYで
  • 腰板の設置:市販の杉板やヒノキ板を腰高に張るだけで和の風格
  • テーブル・カウンターの仕上げ:無垢材の天板にオイルを塗って仕上げ
  • 暖簾の発注・設置:オーダー暖簾は1〜3万円。店の顔になる
  • メニュー板・看板:木製の手書きメニュー板は和の店にぴったり
  • 照明器具の取り付け:和紙のペンダントライト等(配線はプロに)
✕ プロに任せるべき作業
  • 厨房設備の設置:茹で釜、ガス配管、換気フードは専門業者に
  • 給排水工事:茹で釜の排水、グリストラップの設置は専門業者に
  • 換気・空調工事:大量の蒸気を処理する換気設計は専門知識が必要
  • 電気工事:照明の配線、200V電源は電気工事士に
  • 小上がりの造作:床の嵩上げ+畳敷きは精度が必要
そば・うどん店のDIYで最も効果的なのは壁の塗装+腰板の設置+暖簾・看板の3点セット。この3つをDIYするだけで20〜60万円程度の削減が見込め、「手作りの温もり」がそのまま店の個性になります。

工期工期の目安と進め方

フェーズ 目安期間 やること
相談・要件整理 1〜2週間 コンセプト・メニュー・製麺方式を整理。施工会社の選定・相見積もり
設計・プランニング 1〜3週間 レイアウト設計、厨房動線、見積もり確定。保健所への事前相談
施工 3〜6週間 解体→給排水→ガス→電気→内装仕上げ→厨房設備搬入→照明→クリーニング
備品搬入・最終確認 数日 食器・備品搬入、厨房機器の動作確認、保健所の検査
トータル 約1.5〜3か月 居抜きなら最短3〜4週間で開業も
製麺機の納期に注意。自家製麺を行う場合、製麺機は受注生産のメーカーもあり納期が1〜2か月かかるケースも。設計初期に製麺機を選定・発注しておきましょう。

失敗例失敗・トラブル事例3選──先人の後悔から学ぶ

事例①
換気フードの排気量不足──店内が蒸気で曇り「サウナ状態」

一般的な飲食店と同じ排気量の換気フードを設置。ピーク時に茹で釜をフル稼働させると店内が蒸気で真っ白に。窓が結露し、客席まで湿気が充満。「サウナみたい」という口コミが広がり、換気フードの増強と追加ダクト工事で約45万円。

→ 教訓:そば・うどん店の換気は一般飲食店の1.5〜2倍の排気量が目安。茹で釜のフル稼働時の蒸気量を前提に設計する。「換気は過剰なくらいでちょうどいい」がこの業態の鉄則。

事例②
手打ちスペースが狭くて「のし」ができない──結局仕入れ麺に

客席を広くするため、手打ちスペースを1坪で設計。実際に営業を始めるとのし板を広げるスペースが足りず、まともに蕎麦が打てない。結局、仕入れ麺に切り替えたが、「手打ち蕎麦」を看板にしていたため常連客が離れる結果に。

→ 教訓:手打ちスペースは最低2〜3坪。のし台(90cm×120cm以上)+こね台+動線が必要。手打ちを看板にするなら打ち場のスペースは「削減対象外」と割り切る。

事例③
排水管の詰まりが月2回──グリストラップとそば粉の相性問題

一般的な飲食店と同じ排水管の口径で設計。茹で湯に溶けたそば粉が配管内で固まり、月に2回以上の排水管詰まりが発生。業者を呼ぶたびに1回2〜3万円。グリストラップの清掃頻度も想定の3倍に。排水管の口径拡大工事で約15万円。

→ 教訓:そば・うどん店は排水にでんぷん質が多く混ざる業態。排水管の口径は一般飲食店より太めに設計し、グリストラップの清掃は毎日〜週2回を標準に。排水ネットの使用も効果的。

選び方内装業者の選び方・相見積のコツ

🍜
麺類業態・和食店の施工実績
茹で釜まわりの換気設計、製麺スペースのレイアウト──麺類業態の施工経験があるか。
🌬️
換気設計の提案力
茹で釜の蒸気を処理する換気フードの排気量設計。結露対策を含めた提案ができるか。
📋
見積もりの透明性
厨房設備、換気ダクト、給排水の費用が明確に分離されているか。
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和の空間づくりの提案力
暖簾、木、障子、小上がり──そば・うどん店ならではの和の空間を提案できるか。
📌 5つ目:相見積もりは最低2〜3社

同じ条件で複数社から見積もりを取り、金額だけでなく換気設計の提案力・厨房動線・和の空間づくりも比較しましょう。

店舗内装ドットコムでは 7,000件超の内装事例を写真で比較 できるため、そば・うどん店の施工実績がある会社を見つけやすくなっています。気になる会社があれば、そば・うどん店の内装デザイン事例・会社一覧からチェックしてみてください。


準備要件整理チェックリスト(そのまま相談に使える)

内装会社への相談前に以下を整理しておくと、見積もりの精度が格段に上がります。このリストはそのまま印刷・スクショして初回打ち合わせに持参できます。

📝 そば・うどん店 内装相談チェックリスト
  • 物件の状態:居抜き(前テナントの業態も記載)or スケルトン
  • 坪数・間取り:図面があればベスト。ガスの引込み、排水管の口径も確認
  • 業態タイプ:立ち食い / セルフうどん / 町のそば屋 / 手打ち蕎麦 / 割烹蕎麦
  • 製麺方式:仕入れ麺 / 製麺機で自家製麺 / 手打ち(バックヤード)/ 手打ち(ガラス越し実演)
  • 座席タイプ:カウンターのみ / カウンター+テーブル / テーブル+小上がり / 個室
  • 想定座席数:ピーク時の回転数も含めて
  • 茹で釜の仕様:ガス or 電気。サイズ(口径)
  • 天ぷらの有無:天ぷらフライヤーを設置するか
  • 出前・テイクアウトの有無:出前の動線・梱包スペースの確保
  • 酒類の提供:日本酒等を提供するか(蕎麦前メニューの有無)
  • ファサードの方向性:暖簾・木の看板の和風 / モダン / カジュアル
  • 客席の雰囲気:シンプル / 木目の和 / 上質な和 / 古民家風
  • 予算の上限:内装工事+設計の合計(厨房機器別途の場合も。予備費10〜15%は別枠)
  • 開業希望時期:居抜きなら最短3〜4週間、スケルトンなら1.5〜3か月が目安
  • デザインのイメージ:参考写真を3〜5枚用意(好きなそば屋・うどん屋の写真も有効)
  • 賃貸借契約の原状回復条件:スケルトン返し or 現状返し

事例事例でイメージを固める

費用相場やコストダウン策を理解したら、次は「どんなそば・うどん店にしたいか」を具体的にビジュアルで固めるステップです。

店舗内装ドットコムのそば・うどん店の内装デザイン事例・会社一覧では、業態別・規模別・予算帯別にさまざまな施工事例を写真で比較できます。

  • ガラス越しの手打ちが魅力の蕎麦店の事例
  • 讃岐スタイルのセルフうどん店の事例
  • 古民家をリノベーションした隠れ家蕎麦店の事例
  • モダン和で仕上げた都市型うどん専門店の事例
  • 居抜きを活用しコストを抑えた町のそば屋の事例

FAQよくある質問

Q1. そば・うどん店の内装費用の相場はどのくらいですか?
居抜きで坪20〜45万円、スケルトンで坪40〜80万円が目安です。12坪の町のそば屋なら290〜840万円前後。立ち食いなら安価に、手打ち蕎麦は上振れします。

Q2. 手打ちスペースの追加費用はどのくらいですか?
バックヤードの打ち場で30〜100万円、ガラス越しの実演型で80〜250万円。「手打ちを見せる」設計は客単価アップとSNS集客の効果が大きい投資です。

Q3. 換気で特に気をつけるポイントは?
茹で釜から大量の蒸気が出るため、一般飲食店の1.5〜2倍の排気量が必要です。換気フードの排気量と天井の結露対策は設計段階で重点的に検討してください。

Q4. 排水で気をつけるポイントは?
そば粉・うどん粉のでんぷん質が配管で固まり詰まりやすいのがこの業態の特徴。排水管の口径は一般飲食店より太めに設計し、グリストラップの清掃は毎日〜週2回を標準にしましょう。

Q5. 立ち食いそばは最低いくらで開業できますか?
飲食店の居抜き+仕入れ麺+カウンターのみなら200〜450万円で開業可能です。8坪あれば成立します。回転率勝負の業態なので立地選定が最重要。

Q6. 小上がり(畳席)の費用はどのくらいですか?
床の嵩上げ+畳敷きで1坪あたり5〜15万円。4〜6人が座れる小上がり(2〜3坪)なら10〜45万円程度。掘りごたつにするとさらに加算。そば屋の定番で、ファミリー層の集客に有効です。

Q7. 工期はどのくらいかかりますか?
スケルトンで1.5〜3か月、居抜きなら最短3〜4週間が目安。製麺機を導入する場合は納期(1〜2か月)を見込みましょう。

Q8. 「蕎麦前」メニューを出す場合に追加で必要な設備は?
日本酒やつまみ(板わさ、焼き味噌等)を出す「蕎麦前」は単価アップに有効。追加設備は冷蔵ケース(酒用)程度で比較的安価。深夜0時以降に酒類を提供する場合は警察への届出が必要です。

Q9. セルフうどん(讃岐スタイル)の設計で気をつけることは?
「注文→受け取り→天ぷら選択→会計→席へ」のセルフ動線が最重要。カウンターの流れが滞ると回転率が落ちます。天ぷらコーナーの配置、トレーの動線、会計位置を設計段階で綿密にシミュレーションしましょう。

Q10. 予算オーバーを防ぐ最も効果的な方法は?
飲食店の居抜き物件を選ぶこと(厨房・給排水・換気の流用で30〜50%削減)。仕入れ麺でスタートし製麺スペースを省略すれば50〜250万円を回避。換気は過剰なくらいで設計。予備費は10〜15%確保。


次の一歩まずは事例を見て、相場感をつかみましょう

そば・うどん店の内装費用は、製麺方式・客席のグレード・換気設備で大きく変わります。後悔しないためには──

理想のそば・うどん店を実現する3ステップ

1相場感をつかむ → 2事例でイメージを固める → 3複数社の見積もりを比較

そば・うどん店内装の事例・会社一覧を見る

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